8ヶ月も要しただと!?
(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)
本来はこの曲2023年に録ろうとしてたんだよね……。
2023年は、歌い初めで『断罪の花』をやって
よーし、今年は前田尚紀の年にするぞー!!! ってことで5月には『シナリオ』も録ったからね。
そしたら次は、『チカラ』とか『ヒマワリ』とか『☆shining☆』だよなぁ〜ってなるじゃん!?!?
もしくは『WE ARE』とか『ESCAPE TO THE SKY★彡』って話じゃん!!!?!?!?
そしたら9月頃からあれよあれよと歌が歌えなくなっていって、歌えば歌うほどどんどん手応えを失っていくようで
まるで自分が自分じゃなくなっていくみたいだった。
2024年6月に手術をして、8月後半から本格的に歌のリハビリを始めたけど、手術では治せない発声障害があったことが
却って明らかになるというか、証明されていくような展開になった。
手術が終わって声を出して良いことになったからと言って声が出るようになってはいなかった……。
特にその症状を強く感じるのが、こういう地声を張る曲。
声を張ろうとしても声帯が閉じてくれなくて、空気がダダ漏れになってしまうので
声という音を形成できないし、息も続かない。
今は自分の中では、その症状の正体がかなり詳しく咀嚼されているけど、症状が強まっていく中や
リハビリに苦戦している頃は
「なんで何も考えずにできていたようなことが、考えてもできなくなってるんだ!?」
という感じだった。
2024年11月に、「そこそこリハビリが進んできたと思う! 喋っていて声があまり裏返らなくなったし!」
と思って『チカラ』を録り始めてみたものの、出したい声にならなかったり、相変わらず息が無駄に漏れていく感じもあったり。
「今日はここまでにしといてやる!」で日を改めるのを繰り返して、
何日にも亘って収録を試みたけど、ずっと「採用だ!」っていうテイクが出なかった。
特に、オ段の音が混じると途端に声が篭りだして、響きが悪くなるのだった。
舌の位置が悪いのや、抜くべき場所で力が抜けていないのが原因で。
それって、意識してそうしてるのではなくて、脳みそが過剰学習してそうなってしまっている。
数ヶ月かけて無意識レベルでそういう悪いクセがついてしまったのを、
また数ヶ月かけて上書きしていくというリハビリをしたわけだけど。
風呂場や台所・寝室など、「普通の反響がある場所」で篭りがちになる音をロングトーンで出したり、
スタッカート気味にアタック強く「ハッ! ホッ!」みたいな感じで出してみたり色々やっていると
ある瞬間声色が変わることがあった。
「ォォォォォオオオオオ!!」
みたいな。
「あ、今声色が”プツン”という感じで突然切り替わった!」
という具合に。まさにスイッチが切り替わる感じ。
それを繰り返していって、徐々に「声を出した瞬間から響きの取れた声が出る」ようになるまで訓練しなおした。
大変だった……。
元は、考えなくてもできていたことだったので。
11月から3月にかけて、とにかくずっと上り調子で来てはいたのだけど、4月と5月はアトピー咳嗽という
別の理由で喋ったり唄ったりが満足にできなくなって、進んでいたリハビリがロールバックしたけど
アトピー咳嗽を抜けた後は、なんだか急に(これまた人が変わったように)3月までに苦戦していたことが
できるようになっていたりもした。
声の篭りやすい音や文字が決まっていたんだけど、それらのほとんどが突然通るようになっていた。
アトピー咳嗽の間は、ロングトーンが2秒も伸ばせない状態の咳の酷さだったから、
吸入薬を吸ってなるべく安静にするよりほか、できることはなかったんだけどw
強いて言えばイメトレくらいかw
それが、咳が収まってきて喋りだすようになったら、憑き物が取れたようになっていた。
咳が邪魔だっただけで、発声そのものは発声障害を出す前の状態になっていて
「2ヶ月黙ってたらなんか治ったわ。リハビリなんだったんや……」
みたいなw
そんなわけで、しっかりアトピー咳嗽の症状が収まって、唄ったからと言ってむせることもなくなったところで
再度『チカラ』収録に戻ったら、なんとか1日で完成した。
11月からこれまでの間に比喩でもなんでもなく数百テイク録ってあったけど全部当然ボツで
すべて今日(6月21日)録った音声のみで5時間で完成したw
元々、1曲カバー音源作るのに平均4時間くらい収録+MIXして、そのあとちょっと動画エンコードしてアップする
というのを毎日のようにやっていた人間としては、
「1曲に足掛け8ヶ月もかかってしまった」
と思ったけど、結局完成した際に使ったテイクは同日内の5時間の中で録ったものでできているのだから
ほとんど全回復に近いと言ってもいいだろう。
足掛け1ヶ月半かけて、その間に録ったテイクを古いのも新しいのも混ぜたというのがかつてあったけど
それは『謳う丘』だったので、もうこれは「曲が曲」っていうことで別次元だと思うしw
リハビリ中、『チカラ』の歌詞に何度も励まされた。
歌いながら
「どんなに長い道だっていつかはたどりつけるんだ!」
と自分に言い聞かせることができるよね。
「8ヶ月かかっても何度も挑戦していればいつかは完成するはずなんだ!♪(前は4時間でできてたんだから!♪)」
と思いながらずっと唄ってた。
(一方、『STARLIGHT』を唄うときは「Ah どうして こんなに苦しいの♪」と歌いながら脳内では
「それは病気だからだよ〜♪」と思っていた)
ようやくたどり着いた。長かった。
もうこんなことは二度とごめんだなぁw
今もボイトレはずっと続けているし、また新たに別の収録を始めたりと、声と向かい合う生活の中で
「急にあの症状がぶり返したらどうしよう」
と怖くなる。
でも、今となっては一番調子が良いのは、リラックスして何も思い悩まずに声を素直に出せるときだから
今回培った「発声障害からどうしたら回復できるか」という知識と経験は頭に入れておきつつ
変に意識しすぎないで自然体で発声することを大事にしたい。
あと、反響のある環境を大事にしたいw
声の調子が悪くなったのは、ほとんど「部屋の反響を殺しすぎているから」だと思うしw
でも業務上環境側を変えられないので、この環境に身を置きながらも障害を引き起こさない工夫が大事だ。
『チカラ』を11月に録り始めたものの、症状が一番きつく出る楽曲の方向性だったのもあって、
後から録り始めた『君の思い描く夢集メルHEAVEN』と『schwarzweiβ〜霧の向こうに繋がる世界〜』の方が先に完成してしまったが
ここからまた「リハビリ中にいっぱい唄った曲」を動画化前提で録ったり、
前田尚紀の曲を録ったり……色々する!!
あと、仕事がやっと「受注可」ステータスになったので、仕事めっちゃ請けたい!
仕事来い!!!
本来はこの曲2023年に録ろうとしてたんだよね……。
2023年は、歌い初めで『断罪の花』をやって
よーし、今年は前田尚紀の年にするぞー!!! ってことで5月には『シナリオ』も録ったからね。
そしたら次は、『チカラ』とか『ヒマワリ』とか『☆shining☆』だよなぁ〜ってなるじゃん!?!?
もしくは『WE ARE』とか『ESCAPE TO THE SKY★彡』って話じゃん!!!?!?!?
そしたら9月頃からあれよあれよと歌が歌えなくなっていって、歌えば歌うほどどんどん手応えを失っていくようで
まるで自分が自分じゃなくなっていくみたいだった。
2024年6月に手術をして、8月後半から本格的に歌のリハビリを始めたけど、手術では治せない発声障害があったことが
却って明らかになるというか、証明されていくような展開になった。
手術が終わって声を出して良いことになったからと言って声が出るようになってはいなかった……。
特にその症状を強く感じるのが、こういう地声を張る曲。
声を張ろうとしても声帯が閉じてくれなくて、空気がダダ漏れになってしまうので
声という音を形成できないし、息も続かない。
今は自分の中では、その症状の正体がかなり詳しく咀嚼されているけど、症状が強まっていく中や
リハビリに苦戦している頃は
「なんで何も考えずにできていたようなことが、考えてもできなくなってるんだ!?」
という感じだった。
2024年11月に、「そこそこリハビリが進んできたと思う! 喋っていて声があまり裏返らなくなったし!」
と思って『チカラ』を録り始めてみたものの、出したい声にならなかったり、相変わらず息が無駄に漏れていく感じもあったり。
「今日はここまでにしといてやる!」で日を改めるのを繰り返して、
何日にも亘って収録を試みたけど、ずっと「採用だ!」っていうテイクが出なかった。
特に、オ段の音が混じると途端に声が篭りだして、響きが悪くなるのだった。
舌の位置が悪いのや、抜くべき場所で力が抜けていないのが原因で。
それって、意識してそうしてるのではなくて、脳みそが過剰学習してそうなってしまっている。
数ヶ月かけて無意識レベルでそういう悪いクセがついてしまったのを、
また数ヶ月かけて上書きしていくというリハビリをしたわけだけど。
風呂場や台所・寝室など、「普通の反響がある場所」で篭りがちになる音をロングトーンで出したり、
スタッカート気味にアタック強く「ハッ! ホッ!」みたいな感じで出してみたり色々やっていると
ある瞬間声色が変わることがあった。
「ォォォォォオオオオオ!!」
みたいな。
「あ、今声色が”プツン”という感じで突然切り替わった!」
という具合に。まさにスイッチが切り替わる感じ。
それを繰り返していって、徐々に「声を出した瞬間から響きの取れた声が出る」ようになるまで訓練しなおした。
大変だった……。
元は、考えなくてもできていたことだったので。
11月から3月にかけて、とにかくずっと上り調子で来てはいたのだけど、4月と5月はアトピー咳嗽という
別の理由で喋ったり唄ったりが満足にできなくなって、進んでいたリハビリがロールバックしたけど
アトピー咳嗽を抜けた後は、なんだか急に(これまた人が変わったように)3月までに苦戦していたことが
できるようになっていたりもした。
声の篭りやすい音や文字が決まっていたんだけど、それらのほとんどが突然通るようになっていた。
アトピー咳嗽の間は、ロングトーンが2秒も伸ばせない状態の咳の酷さだったから、
吸入薬を吸ってなるべく安静にするよりほか、できることはなかったんだけどw
強いて言えばイメトレくらいかw
それが、咳が収まってきて喋りだすようになったら、憑き物が取れたようになっていた。
咳が邪魔だっただけで、発声そのものは発声障害を出す前の状態になっていて
「2ヶ月黙ってたらなんか治ったわ。リハビリなんだったんや……」
みたいなw
そんなわけで、しっかりアトピー咳嗽の症状が収まって、唄ったからと言ってむせることもなくなったところで
再度『チカラ』収録に戻ったら、なんとか1日で完成した。
11月からこれまでの間に比喩でもなんでもなく数百テイク録ってあったけど全部当然ボツで
すべて今日(6月21日)録った音声のみで5時間で完成したw
元々、1曲カバー音源作るのに平均4時間くらい収録+MIXして、そのあとちょっと動画エンコードしてアップする
というのを毎日のようにやっていた人間としては、
「1曲に足掛け8ヶ月もかかってしまった」
と思ったけど、結局完成した際に使ったテイクは同日内の5時間の中で録ったものでできているのだから
ほとんど全回復に近いと言ってもいいだろう。
足掛け1ヶ月半かけて、その間に録ったテイクを古いのも新しいのも混ぜたというのがかつてあったけど
それは『謳う丘』だったので、もうこれは「曲が曲」っていうことで別次元だと思うしw
リハビリ中、『チカラ』の歌詞に何度も励まされた。
歌いながら
「どんなに長い道だっていつかはたどりつけるんだ!」
と自分に言い聞かせることができるよね。
「8ヶ月かかっても何度も挑戦していればいつかは完成するはずなんだ!♪(前は4時間でできてたんだから!♪)」
と思いながらずっと唄ってた。
(一方、『STARLIGHT』を唄うときは「Ah どうして こんなに苦しいの♪」と歌いながら脳内では
「それは病気だからだよ〜♪」と思っていた)
ようやくたどり着いた。長かった。
もうこんなことは二度とごめんだなぁw
今もボイトレはずっと続けているし、また新たに別の収録を始めたりと、声と向かい合う生活の中で
「急にあの症状がぶり返したらどうしよう」
と怖くなる。
でも、今となっては一番調子が良いのは、リラックスして何も思い悩まずに声を素直に出せるときだから
今回培った「発声障害からどうしたら回復できるか」という知識と経験は頭に入れておきつつ
変に意識しすぎないで自然体で発声することを大事にしたい。
あと、反響のある環境を大事にしたいw
声の調子が悪くなったのは、ほとんど「部屋の反響を殺しすぎているから」だと思うしw
でも業務上環境側を変えられないので、この環境に身を置きながらも障害を引き起こさない工夫が大事だ。
『チカラ』を11月に録り始めたものの、症状が一番きつく出る楽曲の方向性だったのもあって、
後から録り始めた『君の思い描く夢集メルHEAVEN』と『schwarzweiβ〜霧の向こうに繋がる世界〜』の方が先に完成してしまったが
ここからまた「リハビリ中にいっぱい唄った曲」を動画化前提で録ったり、
前田尚紀の曲を録ったり……色々する!!
あと、仕事がやっと「受注可」ステータスになったので、仕事めっちゃ請けたい!
仕事来い!!!
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