発声障害を克服しつつある。再発しないように慎重にやっているので、歌も慎重に録ったw
(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)
声帯結節の診断が下った日に、診察室で、鼻から経鼻内視鏡を突っ込まれた状態でワンコーラス唄った歌を録ったw
まぁ診察室で唄った頃は、症状が徐々に悪化していく最中で、まだ発声障害的には軽度だったから
これを唄っても
「発声障害をきたしている人に比べると、問題があるようには思えない」
という話だったんだけどね。
そのあと手術までの数ヶ月の間に障害の度合いが進行して、この曲もどんどん歌えなくなっていったわけだね。
元々この曲は2007年頃にも一度収録していて、前のバージョンが「過去曲地獄その1」に入っているので
今回のバージョンは「改」にあたる。
私が、声の調子がおかしいと思い始めた頃に、丸い人さんとこんなやり取りをした。
それがきっかけで、12月から今に至るまで毎日のようにこの曲を唄ってその日の調子を確かめている。
丸い人さんがこのときにこの楽曲を挙げたのも、確か11月に丸い人さんのニコ生に出演したときに番組OPで
2007年版のこの音源を丸い人さんが流した……という文脈があったと思う。
その生放送でこれをOPに選んだ理由は、丸い人さんが2007年版の私の音源では、私が
「すごくリラックスしてのびのびと声を出しているように感じるから好き」
ということだった。
だから、私が10月くらいから
「今まで通りにやっているつもりなのに、従来と同じように声を出せている感じがしない」
という状態になったのに対して、
「リラックスしてのびのびと声を出せるあの曲ならどうか!」
と曲を挙げた……という展開だったはず。
このときTwitterでは「いとぐちを掴めたかも」と返しているけど、結局どんどんおかしくなっていっちゃったんだよね。
手術の後は発声を根本から見直した結果、唄えば唄うほど良くなっていくのを感じているけど。
曲の雰囲気やコンセプトや、場合によってはオリジナル楽曲歌唱アーティストの歌い方などを踏まえた上で
歌声を「作る」ときもあるけど、GARNET CROWの楽曲なら原曲を真似ようとか考えないで
ただ「素直に」声を出すのが一番歌いやすいと感じている。
だから、ベンチマークを取るのにも、リハビリとしても、この曲を繰り返し唄うのは適切だと感じている。
他にも、手術後に宅録を試みている楽曲はあるにはあるけれど、それはまだ完成に至っていない。
この曲に比べるとまだ思い通りにならない箇所があって、「こうしたい」と思った通りのテイクが口から出てこないので
仕方なく作りかけになっている感じ。
長時間声を張り上げていても喉には良くないしね。
トレーニングとして適切な範囲で切り上げて、ケアして日を改めたほうが結果的には完成も早いし
喉にも悪くないよねw
とはいえ、今回は1日で頭から全部とコーラスまで録り終えた。
こういうところからも回復を感じる……。
他のある曲では1日かけてもAメロBメロあたりにずっと納得のテイクが出ない場所があって終わらなかったりしたのに
この曲は、以前よりテイク数はちょっと多めに必要とはいえ、1日で完成したものなぁ。
必要テイク数もここを起点に徐々に減っていくのだろうし。
今回は「改」である上「病み上がり」だから、
「2007年版よりも安定感の高い品質を目指しつつ、素直な発声(華美な演出をしない)」
というのをコンセプトに作った。
――品質については、2007年と比較すると自分という存在が唄っているということ以外はすべてが異なっているから
自ずと高い品質になったとも言えるけどw
マイクが違うし、2007年のときはオーディオインターフェースが存在すらしていなかったけど今はあるし、
プリアンプもあるし、PCの性能も違うし(これはあまり関係ないけど)、ミックスに使ったソフトも違うし
使用したVSTエフェクトも違うし、動画編集ソフトも違う。
ちなみに一部環境については、2007年どころか「手術前」とも違うw
手術をしてリハビリをしている間に、オーディオインターフェースにApolloを導入できることになったし、
ミックスするのにKRISTALではなくACIDを使用してVST3を使うようになったし、
動画編集はAdobe Premiere Proを使った。
だから、「音質」は機材・環境に関係で上げることが容易だった。
問題は歌としての品質で、これは素直な発声でストレートに唄いながら、音程やフレーズ終わりの歌い切り方を丁寧にして
安定感が増すよう心がけた。
ビブラートとかしゃくりとかがなりとか、そういう技巧による演出をとにかく減らしているから、
もしかしたらすごく淡々としているように聞こえるかもしれないけど、
「ビブラートをかけながらデクレッシェンドする」とか、フレーズ終わりをキレイにするために必要なことは全部やっている。
そしてビブラートが「あって然るべき」と思わないところは、ビブラートしていない。
だから、これはすべて取捨選択した結果、調整した結果だ。
そうやって、自分で歌い方を選んで、正しい音程で声を出すこと自体が困難な期間が1年8ヶ月くらいあったので
やっとそれが「できる」状態で歌の録音に臨めるようになったのだと思うと、よくここまで回復できたなと思う。
もう一生、まともに人前にお出しする歌を録れないで生きていくのかと考えたこともあったから、
少なくとも、またひとつ、新たに歌を録って完品として人前にお出しできたのは良かった……。
それからもっとシンプルな面で、2007年版になかったものとしてコーラス・ハモりがある。
今回はこれも自分で録って足したので、サビあたりで厚みが増しているはず。
2007年版は本当に主旋律だけを唄っていて一切ハモったりしていないw
人は、若い時にはエネルギーや情熱に満ちていてやりたいことが沢山あるけれど、
ある程度年を取ってくるとどちらも減衰していくので、やりたいことを後回しにしているうちに
「それほどやりたいとも思わなくなってくる/体力的にできなくなってくる」
という話をよくTwitterで見る。
だから、一定の年齢を超えてもまだやりたいことが沢山ある人は、それだけでまだ精神が若いと思う。
まして、そのやりたいことが「自分にとって新しいこと」だと更に若いのだと思う。
私にはまだやりたいことがあるし、リハビリの最中にはハード面ソフト面で色々な新しい技術を導入した。
こういうのが億劫になってきたときが本当の老化のスタートだと思っているので、
やりたいことがある状態であり、新しいことに挑戦するエネルギーや情熱を失わないようにしたいと思う。
今は「病気のせいで、前はできていたのにできなくなってしまったこと」を、再びこの手に取り戻すのが先だけど、
そのあとにはまた「これまでの人生で挑戦してしなかったことや、できていなかったこと」に挑めるようでありたい……。
常に、昨日の自分よりもすごい自分で今日を迎えたい。
というわけで、ずっと歌いたかった歌や、「改」音源を作りながら失ったアビリティを取り戻していく予定。
声を「作って」も、どんな曲でも無理なく唄えるようになったら大体元通りかなw
今日はその第1歩を形に残せたと思う。
声帯結節の診断が下った日に、診察室で、鼻から経鼻内視鏡を突っ込まれた状態でワンコーラス唄った歌を録ったw
まぁ診察室で唄った頃は、症状が徐々に悪化していく最中で、まだ発声障害的には軽度だったから
これを唄っても
「発声障害をきたしている人に比べると、問題があるようには思えない」
という話だったんだけどね。
そのあと手術までの数ヶ月の間に障害の度合いが進行して、この曲もどんどん歌えなくなっていったわけだね。
元々この曲は2007年頃にも一度収録していて、前のバージョンが「過去曲地獄その1」に入っているので
今回のバージョンは「改」にあたる。
私が、声の調子がおかしいと思い始めた頃に、丸い人さんとこんなやり取りをした。
カラオケでは最近よくGARNET CROWをリハビリ用で唄ってみてるけど、やっぱり無理なんだよな!
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) December 14, 2023
でも今、いとぐちを掴めたかもしれん
それがきっかけで、12月から今に至るまで毎日のようにこの曲を唄ってその日の調子を確かめている。
丸い人さんがこのときにこの楽曲を挙げたのも、確か11月に丸い人さんのニコ生に出演したときに番組OPで
2007年版のこの音源を丸い人さんが流した……という文脈があったと思う。
その生放送でこれをOPに選んだ理由は、丸い人さんが2007年版の私の音源では、私が
「すごくリラックスしてのびのびと声を出しているように感じるから好き」
ということだった。
だから、私が10月くらいから
「今まで通りにやっているつもりなのに、従来と同じように声を出せている感じがしない」
という状態になったのに対して、
「リラックスしてのびのびと声を出せるあの曲ならどうか!」
と曲を挙げた……という展開だったはず。
このときTwitterでは「いとぐちを掴めたかも」と返しているけど、結局どんどんおかしくなっていっちゃったんだよね。
手術の後は発声を根本から見直した結果、唄えば唄うほど良くなっていくのを感じているけど。
曲の雰囲気やコンセプトや、場合によってはオリジナル楽曲歌唱アーティストの歌い方などを踏まえた上で
歌声を「作る」ときもあるけど、GARNET CROWの楽曲なら原曲を真似ようとか考えないで
ただ「素直に」声を出すのが一番歌いやすいと感じている。
だから、ベンチマークを取るのにも、リハビリとしても、この曲を繰り返し唄うのは適切だと感じている。
他にも、手術後に宅録を試みている楽曲はあるにはあるけれど、それはまだ完成に至っていない。
この曲に比べるとまだ思い通りにならない箇所があって、「こうしたい」と思った通りのテイクが口から出てこないので
仕方なく作りかけになっている感じ。
長時間声を張り上げていても喉には良くないしね。
トレーニングとして適切な範囲で切り上げて、ケアして日を改めたほうが結果的には完成も早いし
喉にも悪くないよねw
とはいえ、今回は1日で頭から全部とコーラスまで録り終えた。
こういうところからも回復を感じる……。
他のある曲では1日かけてもAメロBメロあたりにずっと納得のテイクが出ない場所があって終わらなかったりしたのに
この曲は、以前よりテイク数はちょっと多めに必要とはいえ、1日で完成したものなぁ。
必要テイク数もここを起点に徐々に減っていくのだろうし。
今回は「改」である上「病み上がり」だから、
「2007年版よりも安定感の高い品質を目指しつつ、素直な発声(華美な演出をしない)」
というのをコンセプトに作った。
――品質については、2007年と比較すると自分という存在が唄っているということ以外はすべてが異なっているから
自ずと高い品質になったとも言えるけどw
マイクが違うし、2007年のときはオーディオインターフェースが存在すらしていなかったけど今はあるし、
プリアンプもあるし、PCの性能も違うし(これはあまり関係ないけど)、ミックスに使ったソフトも違うし
使用したVSTエフェクトも違うし、動画編集ソフトも違う。
ちなみに一部環境については、2007年どころか「手術前」とも違うw
手術をしてリハビリをしている間に、オーディオインターフェースにApolloを導入できることになったし、
ミックスするのにKRISTALではなくACIDを使用してVST3を使うようになったし、
動画編集はAdobe Premiere Proを使った。
だから、「音質」は機材・環境に関係で上げることが容易だった。
問題は歌としての品質で、これは素直な発声でストレートに唄いながら、音程やフレーズ終わりの歌い切り方を丁寧にして
安定感が増すよう心がけた。
ビブラートとかしゃくりとかがなりとか、そういう技巧による演出をとにかく減らしているから、
もしかしたらすごく淡々としているように聞こえるかもしれないけど、
「ビブラートをかけながらデクレッシェンドする」とか、フレーズ終わりをキレイにするために必要なことは全部やっている。
そしてビブラートが「あって然るべき」と思わないところは、ビブラートしていない。
だから、これはすべて取捨選択した結果、調整した結果だ。
そうやって、自分で歌い方を選んで、正しい音程で声を出すこと自体が困難な期間が1年8ヶ月くらいあったので
やっとそれが「できる」状態で歌の録音に臨めるようになったのだと思うと、よくここまで回復できたなと思う。
もう一生、まともに人前にお出しする歌を録れないで生きていくのかと考えたこともあったから、
少なくとも、またひとつ、新たに歌を録って完品として人前にお出しできたのは良かった……。
それからもっとシンプルな面で、2007年版になかったものとしてコーラス・ハモりがある。
今回はこれも自分で録って足したので、サビあたりで厚みが増しているはず。
2007年版は本当に主旋律だけを唄っていて一切ハモったりしていないw
人は、若い時にはエネルギーや情熱に満ちていてやりたいことが沢山あるけれど、
ある程度年を取ってくるとどちらも減衰していくので、やりたいことを後回しにしているうちに
「それほどやりたいとも思わなくなってくる/体力的にできなくなってくる」
という話をよくTwitterで見る。
だから、一定の年齢を超えてもまだやりたいことが沢山ある人は、それだけでまだ精神が若いと思う。
まして、そのやりたいことが「自分にとって新しいこと」だと更に若いのだと思う。
私にはまだやりたいことがあるし、リハビリの最中にはハード面ソフト面で色々な新しい技術を導入した。
こういうのが億劫になってきたときが本当の老化のスタートだと思っているので、
やりたいことがある状態であり、新しいことに挑戦するエネルギーや情熱を失わないようにしたいと思う。
今は「病気のせいで、前はできていたのにできなくなってしまったこと」を、再びこの手に取り戻すのが先だけど、
そのあとにはまた「これまでの人生で挑戦してしなかったことや、できていなかったこと」に挑めるようでありたい……。
常に、昨日の自分よりもすごい自分で今日を迎えたい。
というわけで、ずっと歌いたかった歌や、「改」音源を作りながら失ったアビリティを取り戻していく予定。
声を「作って」も、どんな曲でも無理なく唄えるようになったら大体元通りかなw
今日はその第1歩を形に残せたと思う。
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