この記事のタイトルを公開時に「2ヶ月〜全快まで」と書き換えられる展開になるよう願うw
※3ヶ月までに全快しませんでしたw 悔しい!
※3ヶ月までに全快しませんでしたw 悔しい!
・8月7日
今日も声出しを台所で少しやってからカラオケに行った。
カラオケルームそのものにも反響があるし、マイクを通した声にもリバーブを乗せて調整できるから。
家でウォーミングアップはしたので、カラオケではすぐに何曲か歌を歌った。
ただ、歌詞そのままで歌おうとするとやっぱり息漏れがある自覚があって、音程も安定感に欠けたので
どのような曲もあいうえおと、らりるれろのみを使って唄うことにした。
今日は機種がJOYSOUNDだったんだけど、デフォで採点されるのな。
らりるれろしか使わずに歌って92〜93点出るのでなんか可笑しかったw
「あなたは天性の歌声の持ち主です! 歌で多くの人を感動させられます!」
「感情の込め方が素晴らしかったです!」
みたいな講評が表示されるたびに
「歌詞の通り歌ってないけどマジで?w」と思ったw
まぁ、確かに歌詞がなくても旋律と発声だけで琴線に触れてぞわぁっと鳥肌が立つ曲もあるけどw
ベルベットルーム(全ての人の魂の詩)とかさ。
らりるれろのみで歌っていても、時々ブレス明けでバランスを崩すことがあったので、
一旦歌はやめて、基礎練に戻った。
声出しは「ドレミファソファミレド〜」を転調させて上げたり下げたりしながら、色々な母音でやっているけど、
今日カラオケボックスで色々な子音つきでやっていてわかったことがある。
まず、子音なしで「あいうえお」の母音のみで「ドレミファソファミレド」するのは何も苦じゃないし声も響いている実感がある。
歌の歌詞の中に出てくると息が漏れる文字は、「ドレミファソファミレド」でやってもプスプスいう感じがある。
例えばカ行を「コケキクカコケコカ〜♪」と歌ったとする。
子音のたびにプスプスいうし、息が足りなくなることもあった。
音程的には低めの方が症状が出やすかった。ファルセットだと楽だ。
次に試したタ行も同様だった。
「とーてとーてとーてとーてとーー」や、逆の「てーとてーとてーとてーとてーー」をやってみると
伸ばした後の文字のほうでよくプスプスなった。
「すでに声を出し始めていて、子音を途中で挟もうとすると症状が出ている」ことがわかる。
それからサ行をやってみたら、これはちょっと違う現象があった。
サ行でも「ドレミファソファミレド」の音階で「ソセシスサソセソサ〜♪」と歌った。
時々、子音に混じって、鼻と喉のぶつかるあたりから「ズッ」という濁った音が出る感じだった。
言うなれば、いびきのような音で鼻が鳴っているみたいな雑音が混じるのだ。
そういえば、去年、台本を読んでいてよく「作業に鼻鳴りみたいなのが混ざる頻度が上がってきた」と感じた時期があった。
どんな音の高さで「ドレミファソファミレド」をやっても、時折それが発生するのがわかった。
多分、これが鳴らないようにすると、通る声が出るようになるはずだ! と思い、
サ行に関してはテンポを落としてゆっくりと「そーーせーーしーーすーー…」と一音ずつ注意深く出してみた。
鼻なのか口蓋垂なのかわからないけど、雑音が鳴っているということは、ぶつかるべきでない箇所がぶつかっているはずだ。
そこで、よく合唱の指導で言われるような、「軟口蓋を上げる」を意識しつつ、カラオケルームの壁にぴったりと背中をつけて立ち
身長を測る時みたいに後頭部が壁から離れない状態を維持したまま、声出しした。
なぜかというとこういう風にしないと、無意識に顔や顎が正面にどんどん突き出していってしまうから。
顎を強く引かないまでも、真っ直ぐな姿勢で声を出したいところ。
また、うなじのあたりに糸をつけて後ろから引っ張られているようなイメージで、
鼻鳴りみたいな音が発生する箇所がぶつかり合わないよう慎重に何度も「ソセシスサソセソサ〜」と繰り返した。
そのうちに、サ行で鼻鳴りが発生しない声の出し方を掴めた!
多分、以前できていたのに、いつの間にか忘れてしまった声の出し方のひとつなんだと思う。
カ行に戻ってみると、サ行に比べるとまだ少し無駄な息漏れがあるにはあったが、
とにかくこの鼻鳴りをなくすことも重要だと確信したので、鼻鳴りが発生しない声の出し方を掴んでいる今の状態のまま
もう一度歌に戻ろう、と思ってGARNET CROWの『Call My Name』を歌ってみた。
これはベンチマークを取りたいから、あいうえおとからりるれろだけで唄うんじゃなくて、元の歌詞のまま歌ってみることにした。
その結果、「サ行で鼻鳴りが発生しない発声法を意識したまま歌った」ことで、
息漏れが1曲全体で2回くらいしかなかった。
今日歌ったどの曲よりも声が抜けて、伸びて、通って、響いた!!
私はまだ全てを取り戻せてはいないけど、何かをひとつ取り戻しかけているのかもしれないと思い
嬉しくてちょっと泣いた。油断はできないけど!
これを読んでいる人は、私が不調に陥ってからの、「不調な歌いっぷり」を実際に聞いたことはないのだから
酷い時がどのくらい酷くて、今日の『Call My Name』がそれと比べてどのくらいマシかわからないと思うw
だからスランプで例えるけど、『魔女の宅急便』で全く箒で飛べなくなった状態から
デッキブラシなら上空へ行けるようになった(まだちょっと不安定さはある)くらいが今なのかなと思う。
でも多分、この感覚をまたすぐに無響音室では忘れてしまうのだと思う。
よって、毎日「鼻が鳴らないように心がけながらサ行の声出し」をしてみようと思う。
カ行やタ行も、テンポを落とすと安定して聞こえるので、ゆっくりめでトレーニングしてから
徐々にスピードを上げていこうと思う。
私が思うに、サ行は少なくとも鼻鳴りしない発声を維持できれば、息漏れの方もしなくなると思う。
毎日、サシスセソだけで『全ての人の魂の詩』を歌うというトレーニングをセットに組み込もうと思ったw
・8月8日
本日は自宅台所でのウォーミングアップで喉を温めたあと、リバーブありの返しを聞きながらマイクで歌唱した。
録音も一応したので、あとで手術後の経過比較動画に組み込もうと思う。
前日にカラオケに行った時の感触として、息漏れが減ってきてはいるがBPMが高く
「早口」という程でないにしてもある程度のスピードで歌詞を言う必要がある曲だとコントロール不全がまだ見られる
という状態だったことを踏まえて、今日はバラードに注力した。
「少し出来ること」を「ちゃんと出来ること」にしていくことで、
「全くといっていいほど出来ないこと」が順次「少し出来ること」になっていくと思う。思いたいw
というわけで、歌唱としては、昨日カラオケで最後にすごく声が出て気持ちよくなってきた『Call My Name』と
『月光』を何度か歌って調整していった。
GARNET CROWや鬼束ちひろ楽曲というのは、本家歌唱が「鼻腔に声を響かせる発声をしている」と思うので
それを真似するような感覚、つまり原曲コピーのつもりでやると鼻鳴りが減らせてすごく良いと思う。
ここ最近、ボイトレに行ってから気付いて特に気をつけているのが、「息」。
今の息漏れの症状が出始めてからもう1年経とうとしているが、
症状が出る→治そうとする→却って悪化していく
という経過を辿る中で、特に悪循環を起こしていたのが呼吸法だと思う。
自分では、「腹式呼吸をして、その息をちゃんと腹の中にとどめて、効率よく使うつもり」で、
腹にそれなりの力を入れて吸ったり吐いたりしていた。
でも、それが実は胸式呼吸になっていて、ちゃんと必要な量の空気を体に取り込めておらず、
息が漏れるので息が保たず、それを腹筋で力ずくで留めようとするため疲れる……という状況に陥っていたのではないか
と今は思う。
ボイトレで息をどこにどう入れて、どう使っていくかを改めて教わったので、
「そういえば、そうだった!」
と腹式呼吸を思い出せた感覚がある。
これによって急激に息の持続力が戻った感じがあるが、実際は持続する「力がついた」のではなくて
「そのコツを思い出した」なのだろう。
同時に、鼻腔の方へ息が流れるようなイメージや意識、また実際に体の中でそれに必要な随意筋を
動かす感覚も取り戻せてきたみたいで、ここ数ヶ月間ずっと声の抜けが悪く感じていた
チェストボイスの音域で、抜けの良い声が出るようになってきた。
というか、「前は私この声で歌っていたよな」という感じで、自分で久しぶりに自分の本来の歌声に
再会出来たという気持ちになっているw
ファルセットは元々、この失調症になって以後もチェストよりは息が漏れず音程も取りやすい状態だったが
チェストになると途端に
「これ、前とそんなに声の出し方違うのか? 変えてるつもりないのに出ない」
という感じだった。
なまじっかファルセットの方で問題があまり感じられないため、
「なぜ高音で出来ることが低音でできない!?」
という困惑も強かった。
それがようやく、チェストボイスの方でも、息を無駄に使うことなく声を響かせられるところへ
音を送り込めるようになってきた感じだから、それに伴って息の流量も減った。
悪循環で「息の効率も悪く声も響かない」だったのが、「声が響かせられるから息の無駄がない」という
相乗効果の方へシフトしていってる実感があり、とても嬉しい。
しかし、環境要因によりこの症状が出たことを考えると、作業部屋の反響量を変えていない以上
油断したらおそらく再発したり、また悪化傾向になったりということがあるかもしれない。
今は、どちらかといえば快方に向かっていると言えるが、ここで油断はできないと考えている。
このまま毎日良い方へだけ向かっていけば、ナレーション業務への復帰は近いと思うが
良くなったり悪くなったりということを繰り返さないように、
症状がなぜ引き起こされるのかや、どうやったら確実に回避できるのかを体と頭に叩き込みながら復活していきたいところ。
・8月11日
前日よく休んだので今日はバリバリに声出し。
台所でウォーミングアップして、軽食を摂ってから、作業部屋でマイクに向かってうた……
おや?
オーディオインターフェースUA-4FX2が認識されないぞ……。
これじゃないとリバーブつけて歌えないから困るなぁ……。
と、色々調べたり試したりしていたんだけど、このデバイスはUSBケーブルをPCにさしたら
ドライバは自動的に適用されるから手動でいれる必要すらないから、
「ドライバ再インストール」とかをしてもあまりトラブルシューティングにならない。(OSがWin10/11の場合)
それに、毎日使ったり抜いたりしているのに、なぜ今日は認識されないのか…。
よくわからないけど、PCのUSB端子側で抜いたり挿したりしてもダメだったのが、
IF側のUSB端子を抜き差ししたらいきなり認識されたw
ハラハラさせやがって……。
ご飯を食べてすぐだったので、最初は痰がからみがちだったけど、時間をかけてじっくり温めていって
最終的には『RED ZONE』でほとんど息漏れがない状態まで持っていけた。
文字としては、「だ」「づ」とある程度の高さの「い・え段」あたりがまだダメそうなので、これはもう歌の流れに沿ってではなく
文字単位で発声練習したほうが良さそうだ。
なので、あとで風呂で体や頭を洗っている間中、「あめんぼあかいなあいうえお」を唱え続けて、
息が漏れるたびにそのセンテンスをゆっくり繰り返して、声の響きを調整していった。
歌としては今日は色々試したけど、おっホイ楽曲はキーにも無理がなく、テンポも速すぎず
良いリハビリになりそうだったので『2億4千万の瞳』や『ギンギラギンにさりげなく』を歌ってみたりした。
特に郷ひろみは、本人が息漏れと無縁な発声をしているので良いな。おっくせんまん!!
それから、高音は、『あなた』(小坂明子)を熱唱してしまった。
このくらいの速度で、ファルセットメインの曲だとむしろ安定している。
2023年に自分が宅録した歌の音源を聞き直してみた。
今と比較すると、とんでもなく安定した歌唱に聞こえる。
音源にピッチ補正をかけていないから時々音程がふわふわしている部分があるけど
それでも今に比べると、とにかく声がよく伸びている。
自分の歌なのに自分で妬ましくなってしまった。
なぜ、私はこの人じゃないんだ!!? おかしい、私はこの人のはずなのに!!
違うのか!? もしかして私はこの人じゃなかったのか! 私は誰だ!?(アイデンティティの崩壊)ってなった。
でも時々、自分の喉から知っている(V)・∀・(V)の声が出ている実感がするタイミングが増えてきたから
少しずつ取り戻しているのかもしれない。
・8月12日
前日、発声練習+歌に結構な時間を割いたので寝起きそこそこの声嗄れがあったので歌は休むことにした。
ただ、声自体は出したいと思って、夜になってから本を読むのに際して、その本を読み上げながら読んでいくことにした。
ちなみに読んでいるのは声とは全然関係ないプログラミングの本なんだけどw
本が中学生向けなので、カラフルで図が多めの構成になっていて読みやすい。
話しかけるような口調に翻訳されているのも良いところかも。
それを読み上げるに際して、
「以前、もしこれがナレーション原稿だったとしたらどう読み上げていたか」
と思い出し、再現しようとすると息が漏れてしまう。
前日に風呂場であめんぼの歌を1文字1文字丁寧に暗唱している時に、
「抑揚をつけたり、アクセントに注意してピッチを上下させると、特に下がり目のときに息が抜けてしまう」
というのが強いと思ったので、抑揚ゼロ、ピッチアクセントガン無視で棒読みしたら
息があまり抜けないことに気付いた。
そこで、本の読み上げも、
「ワレワレハ、ウチュージンダ」
くらい抑揚ナシでやってみたら、
「あれ? これって小学生(低学年)がこくごの授業で教科書を読み上げろって先生に当てられた時の棒読みに近くね?」
と思った。
そこで、小学生の真似をしながら読み上げたら息漏れが減った。
ナレーションとしてどう読み上げていたかを思い出そうとするより、もっとプリミティブというか、
「特に深く考えずに、先生に教科書を読み上げろと言われたから漫然と読む」
みたいな無頓着さの方が、今の症状から脱するのには必要なことなのかもしれない。
これはマイクを通して、声にリバーブがついた状態でイヤモニに却って来る環境にしてやっていたが
時々どうしても子音が濁る(鼻が鳴る)ところがあった。
例えば、「たとえば」の頭の「たと」もそうだし、「修正」などの「しゅ」「せ」などで「ズッ」という感じに
鼻の奥でノイズが発生してしまうのだ。
またはモスキート音に近い超音波で鼻から「スピッ」と空気の音がしてしまう。
これはどちらもナレーションとしてはよくないことである。
(これが原因でNGが出ることは少なかったが、これが原因で朗読系の仕事が不採用になったことはあった)
このとき、大抵は息漏れも同時に発生しがちだ。
だから鼻が鳴らないように声を出せれば、同時に息漏れも減る。
息が漏れたり、子音にノイズが混ざる時には、鼻が詰まっているような感じがするので
多分無意識に鼻と喉のぶつかるあたりを狭くしてしまっている。
あとは、
「音は鼻の方に響かせたいけど、空気自体は口から出したい」のに、
鼻に響いてほしいなという意識から、空気を鼻に沢山送りすぎている感じがする。
鼻にかけて喋っている結果、空気が喉と鼻のぶつかる付近で乱気流になっているようなw
鼻に声をかけて喋るのではなく、空気を口から自然に、必要最低限量出しながら
音は鼻の方に送りたい。
これを成立させるのが(一度やり方を忘れてしまうと)難しい。
特に、反響の少ない部屋では難しい。
なぜなら、反響の少ない部屋では、「ただそこにいるだけで、なんとなく鼻が少し詰まっている感覚」がするからだ。
すると、本来は詰まっていなかったとしても、
「鼻が詰まっているのに、鼻にかかった声で喋ろうとする」
感じになるのだと思われる。
まぁ実際に、鼻の中が物理的に狭くなっている可能性ももちろんあるのだが、それは見えないので確認できない。
上咽頭ケアの「ミサトール・リノローション」を時々使っているし、スチーム吸入の「鼻づまりモード」もするし、
ハナノアで鼻うがいもするので、強い副鼻腔炎ということはないんだけど、とにかく反響の少ない部屋では
鼻と耳が「ちゃんと抜けていない感覚」になってしまうのだ。
その感覚につられて、実際に鼻が狭くなっている感じがする……。
それを、意識的に広げるというのはかなり難しいけど、
「鼻に無駄に息を送らず、子音を形成するために必要な吐息は口から出るようにする」には、
ボイトレで先生から教わった呼吸法を忘れないようにするのと、
「回復を目指している間は抑揚やピッチを無視する」「小学生の読み上げを真似る」
というのは効果があるっぽかった!
今までの数ヶ月間、ダ行やバ行のような多少の破裂を用いる子音が息の漏れるポイントだった。
しかし、本来これらの音はむしろ、語頭にあればアタック強く声を出すのに使えるはずなのだ。
そういう音が、なぜか全部アタックを強くするのには使えず、腹に留めておきたい息を漏れさせる文字になっていた。
そのせいで『ハナマル☆センセイション』が歌えなくなっていた。
『ハナマル☆センセイション』には、こういう語頭の文字でアタックを利かせるべきポイントが沢山あり
それでメリハリをつけたり、呼吸の流量を調整して早口+高音でも効率よく息を使って唄うことに活かすことができたのに
今の発声障害では、何もかもが逆!
本来アタック強く出せるはずの文字では全部声が出ないのに息がダダ漏れになって、
腹に留めておきたい息が無駄に漏出してしまい、ブレスから次のブレスまでのひとつのまとまりを
一度のブレスで歌いきれない原因になっていた。
文字で書くと
げっちゅ!ルールにしばってピンチ!泣いたたたー
げんなりがっつりぷっつりCで飛んだかな (V)
食べたいならオススメ 天然だよー (V) どっきんハナマル笑顔がぶっぶっぶー
赤太文字で書いたところが、「アタックを強く出してメリハリに使えるポイント」であり、
同時に発声障害中は息漏れするポイントとなるw
そして、ブレス位置が青で書いた(V)のところなんだけど、赤文字を発音するたびに息が漏れていたら
この2回のブレスだけでこの3行を歌い切るのは不可能であるw
この他のパートを見渡してみても、息の効率がすごく高くないと気持ちよく歌えない曲の筆頭という感じがするw
しかし、「小学生の読み上げ」の真似をすることによって、徐々に喋り・読み上げの方でも息漏れが減ってきたから
次の歌唱練習ではハナマルに着手してみようと思う。
実はこういう「呼吸効率を重視しなければ気持ちよく歌えない曲」と、
「ナレーションで通る声を出す」のは根底で繋がっているので、どちらかができればもう片方も復活するはずだ。
両面から攻めていき、両方を同時攻略して、仕事に復帰するのと歌収録再開を同じタイミングで出来るようにしたい。
そうしたら、歌は趣味でも録れるし、歌案件も解禁出来ると思う。
声帯結節が確定したタイミングでは、主な取引先から
「歌案件の需要が高まっていて、ナレーターのみなさんに歌を受注可能か確認したい」
という問い合わせが来ていた時期だったので、
「声帯結節や、この声の不調がなければいくらでも請けるんだよなぁ…悔しいなあ」
と思っていた。
ナレーションに安心して復帰出来るときには、歌も録れるようになっているといいし、
そうなるように引き続き頑張る!
・8月13日
今日は歌。
ベンチマークを取るために何曲か一発録りをしながら進めた。
それでわかったこと。
・一昨日の声嗄れがまだ全快していない
・RED ZONEは日によってまだムラがある(最悪のときよりはマシ)
・月光とCall my nameはかなり安定して歌える
・「それでも明日はやってくる」はまだやってきてない(超不安定)
・「それでも明日は〜」より速くて高いのに「ハナマル☆センセイション」はまぁまぁ歌えた
ある程度キーの高いアニソンの方が声が張れる分マシになってきている感じがする。
「それでも明日はやってくる」は、キーは高くないし、テンポもそう速くないのだが
原曲ボーカル鈴木結女さんの発声が若干ハスキーなのが頭に残っているため
無意識に喉を開き気味で歌ってしまうらしく、息漏れがものすごいから全然ブレス足りなかったw
「ハナマル〜」も、最も調子が良い時に比べれば息の保ちは悪いが、「それでも明日は〜」よりかなりマシっていう。
これだと、「それでも明日はやってくる」よりも、「IN MY DREAM」を歌えるようになる方が先かもしれない。
逆転現象w
あと、アニソンといえば、水樹奈々さんの曲にはまだ耐えられないけど、林原さんの曲はそろそろ行けるのもあるかも
と思い数曲挑戦してみた。
これもまぁまぁいけた。
声量を出そうとすると疲れて普通に息切れしてしまうので、必要な筋力がつくまでのしばらくの間は
「声を響かせるけど、ボリュームは上げすぎない発声」
というのを心がけたほうがいいかもしれない。
でも、カ行・サ行・ダ行で無条件に喉から息がブホッと漏れて声が形成できないということがなくなってきたので
すごい進歩だと思う。
全く息が漏れないわけじゃないけど、頻度や強度がだいぶ下がっているのと、
不安定になる箇所は大体「音程が下がっていくところ」であり、歌詞を無視してラララ・ナナナで歌っていても
音程の下がり目は不安定になりがちだから、そっちの補強を先にやろうと思う。
ほぼ母音だけで歌っているのに不安定になるところは、子音を発する以前の問題だと思うので。
・8月17日
まぐさんから、短めのナレーション頼める? と訊かれていたので打ち合わせでDiscord通話した。
多分まぐさんと前回喋ったのは5年以上前だ!
でも、まぐさんは喋り出しからいきなりうるさかったから、相変わらずで安心した。
しかし、防音室でのみ歌っていたら声が伸びなくなったと言っていたので、
多分私と同じ症状にかかっていたと思う。
天井の吸音材を剥がして、上から自分の声が跳ね返って戻って来るようにしたら、
それだけで改善されたらしいが。
うちは環境を変えるわけにはいかないので、台所で声の響きを調整してから作業部屋の入口で
少し反響を減らして声出しして……ってやってるw
預かった台本のアクセント確認をして、通話打ち合わせが終わったあとに早速読み上げを試したけど
今まさに息漏れが多発する子音が沢山使われているので、ものすごく良いリハビリになりそうだと思った。
最初は、息が漏れて全然読み上げられなかったw(息が足りなくなる)
そこで、台所で立って読み続けた。
このときに、「小学生の棒読み」からスタートした。
これをやると、息漏れをかなり減らせる。(ナレーションとしての品質は低いがw)
一般的な女性ナレーションのつもりで読むと、カ行、タ行、シャシュショなどで息がどばっと漏れてしまうし
エ・オ段の時は特に顕著だ。
「小学生の棒読み」にすると、なぜかこれを回避できるw
だからまずはそのやり方で声を出して、
「声帯がピンと張っているときの声の出し方」
を体に思い出させる。
それから、声の出し方は変えずに少しずつ声色だけを変えていき、女性ナレーションの声色に持っていく感じだ。
作業部屋に入って、同じように声を出しているつもりでも、気がつくと息が漏れている。
録音にも、息のノイズが入ってしまうことがあり、普通にNG。
特に、「せ」「け」あたりは抜けやすいと感じる。
単純に、ケ・コ・セ・ソ・ショ・ジョあたりの音でロングローンをすると、
チェストボイスの方がすぐに声がぷるぷるしてくるから
どこか筋肉の足りない部分もありそうで、これは集中的にその文字を発声して鍛えるのが早そうだと思っている。
今まで「コケキクケコカコカ」とかで発声していたのを、「ケケケケケケケケケ」にすればいいw
しかし、まぐさんとの通話打ち合わせでは
「こうして話していると、手術前の印象と全然変わらない」
という感想をもらったので、かなり素の話し声は元通りになってきていると思う。
声を出すリハビリ開始直後だったら、弱々しい声しか出なかったから
「いかにも病み上がりって感じだねw」
くらいの感想になっていそうだけど、ここ1ヶ月頑張っている成果が出てると思う。よかった。
・8月23〜25日
まぐさんの案件が終わった後、喉を少し休めてからJapanese Restreamの司会進行ボランティアに復帰した。
前回が3月のFrost Fatalesだったと思う。
その頃にはなんかもう喋っていてコロコロ声が裏返ってしまう感じだった。
喉への負担は感じないけれど、症状としてはそれまでに比べて日常会話レベルにも影響が及んできているな
と強く感じていた。
そのあと、リストリームで配信自体はあったけれど手術&リハビリの期間は休んでいたため
5ヶ月ぶりのボランティア参加になった。
今の方が、3月のボランティア時よりも声が裏返らないくらいに復活しているので
やはり手術を受けて良かったと思う。
もちろんトレーニングも。
シフトはいつも通り3〜4時間ずつ3日入った。
1日に3〜4時間くらい「普通に喋る」というのも大事だ。
そのくらいの負荷は気にしなくていいところまで復活しているので、心配もない。
使わないままだと鈍るから、声は毎日出しておきたいし司会進行はそういう自分の状況に対してちょうどいいと思う。
イベントに関しては別途ブログ記事を立てた。
今の課題は、「ぜ」「ジ・ジュ・ジョ」と、オ段の軽い息抜けなので、明日からここを重点的に発していこうと思う。
・8月27日
朝から早速歌で声出し。
何曲かは録音もしながら1曲頭から最後まで通した。
編集する前提なら、部分部分を区切りなら歌って録ってつなぎ合わせることもできるが、
今は喉の復調具合を確認するために、「生歌としてフルサイズ一発で通して歌ったらどうなるか」が知りたい。
今日びっくりしたのは、ここまでずーっと歌ってきた『I'm here saying nothing』のAメロ最初の2行が
息継ぎなしで1フレーズとして歌えるようになっていたこと。
突然、そうなっていたw
前回歌を録りながらボイトレしたのがちょうど2週間前の8/13だったのだけど、その時点ではまだ
息が漏れて1フレーズとして歌いたいのに歌えない部分がある楽曲はいくつかあった。
その筆頭がこれだったんだけど、特に苦しさもなく普通に歌えてびっくり。
毎日みっちり歌っていたわけじゃないんだけど、ここ2週間で大幅に変化があったのは
やっぱりまぐさんの案件の台本が、息漏れ地獄スタートだったのが大きいと思う。
そして、それをなんとか息漏れさせずに読み上げるため、台本を暗記する勢いで繰り返し読む中で、
ただ漫然と読むのではなく、声の通り・伸びを意識して自分に”強制”していったらだんだん”矯正”されてきた。
大学生の頃に合唱団で教わった、響かせるべきところに響かせる練習をまた一からやりなおす感じだったけど
それによって声帯の無意識の緩みがなくなってきたみたいだ。
息漏れする文字がまだ完全にはなくなっていないのだけど、「1フレーズとして歌べき場所」を
1フレーズで歌えるか歌えないかというのは大きな差だと思う。
歌えないってことは息漏れする文字が多いわけで、それが歌えるようになったということは
息漏れ対象の文字が確実に減少しているということだ!
効率の良い発声を取り戻せてきているという実感もある。
『月光』なんかはもうほとんどなんの問題も感じない。
ただ、同じようなスローテンポの楽曲でも『Call my name』は安定感に欠けるところがあるので要練習という感じ。
今日はラップに復帰してみた。
『ココロオドル』を歌ってみた。
歌えた!!
ラップなんて、肺活量めちゃくちゃ要求されるから、息がちょいちょい漏れているようでは話にならんのだけど、一応成立しているw
もっとダメかと思った。
思ったよりは歌えるしラップ自体は、訓練に良いので明日から毎日口ずさもうと思う。
今日は恋サーやローリンガールやオーディエンスを沸かすやつなんかも歌っておいた。
お腹が空気でいっぱいに膨れ上がってしまったので、NPには余力あるけど本日の声出しは終了だ。
・8月30日
セッションと診察と、術後3ヶ月の機能検査をした。
しめて16000円以上かかった!w
歌が上手くなって復活しなければ……。
手術や交通費なども全部合わせれば、これまでにかなりの出費をしているし、転んでもただでは起きたくないw
セッションでは、横隔膜の使い方を教わった。
次から次に色々な器具が出てきて、「これ、そうやって使うと横隔膜の使い方が良くなるんだ!」と驚いたw
リングフィットのリングコンみたいなやつもあったので、
「これリングコン使って家でもできるな」
と思った。
発声練習はリップロール「プルルルルル」から開始になったけれど、
私は口の端を指で押さえないとリップロールを維持できないのであった。
押さえてないと「ぷううう」になってしまう。
しかし、リップロールは横隔膜でしっかり息を支えながら吸ったり吐いたりする練習に良いらしい。
これが引いては声帯をピンと張るのにも効いてくるということなので、これから毎日リップロールの練習もしようと思う。
指で押さえなくてもプルルルルルと言い続けられるようになるべきだと思う。
(口のサイズとか歯並びによっては絶対不可能なケースもあるのかもしれんけどw)
そのあとは色々な音階の動き方で声出しをしたり、指導を受けたりした。
歌唱は、前回『Amazing Grace』が課題曲で出されて、まずは母音のみで歌おう! ということだったので
家で引き続きやっていた。
今日は、日本語で唄う段階に進むということで『翼をください』を歌った。
ここでもまずは母音のみで歌ってみたあとに、子音をつけて歌って弱点を洗い出して矯正していった。
「なぜだかわからないけど、こういう文字のところでうまくいかない」
というのは自分でもわかっているので、先生に該当する歌詞や音階のところでお手本を見せてもらいながら直していった。
例えば、「ウ」の音は、声が通るときと息が抜けるとき、音程が下がり気味になってしまうときがある。
特に「ず」や「じょ」のように舌先を一度前に出すような子音と組み合わさると酷い。
それは、音が上咽頭や鼻腔の方へ響いておらず、口の中で響いている、またはそこに響かせようとして
舌の根本を下げてしまっているために声帯が張らないから、ということだった。
そこで、「う」や「お」のような口先を窄め気味にするような母音でも、
声の響く場所をもっと後ろ+上の方へ持っていくよう修正をかけた。
どんな音を出しているときでも、鼻がビリビリ振動しているような状態が
「響きが取れている状態」だと合唱団でも言われた。
「う」や「お」は口の中に響かせる方が簡単なのもあって、そっちに響かせがちだけど
母音ごとに音を響かせる場所がコロコロ変わるのは歌としては良くないので、鼻腔めがけて音を飛ばす形に統一するべきだろう。
こうした小さな悪い癖をひとつずつ潰していって、また自分の声を自在に操れるようになりたい。
それから、特定の筋肉の筋トレなどはするべきか先生に尋ねてみたけど、
歌いながら歌の中で自然と歌に使う筋肉を鍛えていく方がいいと仰ってた。
あとは水泳が良い、とも。
ちょうど自分としても「またプールに通おうかな」と思っていたので、「やっぱプールだよな!」となったw
診察では一応声帯の状態をチェックして問題なし。
先生は「時間も遅くなっちゃったから次回にしようかな」とか言ってたけど
私から全然問題ないので今日やりましょうと言って録音の検査も行うことにした。
「200未満が正常値」とされている「呼気流率」の変化がすごい。
術前→術後1ヶ月→術後3ヶ月の順に書くと
・楽な発声1 234.7→191.8→151.6
・楽な発声2 243.5→179.0→148.4
・大きな発声 307.3→243.5→118.4
・小さな発声 150.0→143.2→101.6
・高い発声 210.7→165.3→91.1
・低い発声 197.6→156.9→166.1
全てが減少傾向だ。つまり息の効率(Efficiency)が向上している。
唯一「低い発声」の1ヶ月→3ヶ月では上昇しているが、ここを「声の高さ」「強さ」で比較すると
1ヶ月は109.2Hzを64.9dB、3ヶ月は70.9Hzを67.3dBで出していることがわかった。
今回の録音ではなんとなく1ヶ月時点よりかなり低い声で、少し強めに出したみたい。
ちなみにこの部分、術前は85Hzを67.3dBで出して197.6だったようだ。
特に「大きな発声」の減少具合がすごい。
手術前日は、大声(139Hz、79.8dB)を出すには307.3ml/sの息を90.7daPaという圧で吐き出していたようだが
今日は242.5Hz、72.7dBの声を出すのに118.4ml/sの息を42.8daPaという圧でしか使っていない。
手術前は同じ声量を出そうとしても3倍近く多くの息を使う必要があったのだから、そりゃ疲れるし、
息がもたなくなることもしばしばあるに決まっている。
力いっぱい息を吸って、なるべく息が無駄に漏れてしまわないよう力を込めても、結節のせいで息がダダ漏れだから
本来必要とするものの3倍にも及ぶ息を吐いていたなんて。
逆に肺活量つきそうだよ!!!
高い発声のほうも100を割っているので、それだけ「息を効率よく使って発声できている」ということだ。
声帯がしっかり閉じているということだ。
今は、「どんな子音がくっついたとしても、この効率を維持できるようにする」というのが課題だ。
表の最下部を見比べても変化がわかりやすい。
菱形の横幅が広いほど「息効率が悪い」。
1枚目の手術前日の菱形に比べて、2枚目の術後3ヶ月のグラフは横幅が狭くて細い菱形になっているのがわかる。
楽な発声では、35%近く効率が向上したことになる。大きな声ではなんと61%の向上だ!
実際に、日常会話の中で確実に息漏れが減っている実感はある。
読み上げや、歌においてはまだ漏れることがあるが、そもそも一番症状が強かったときは
日常会話ですら常時息が漏れ続けるような状態だったのだ。
それに比べれば格段に良くなっているし、今日は機能検査で数字にも表れたといえよう。
夜は弟とテラリアのプレイを収録した。
色々と謎なことが起こって面白かったw
・8月31日
自宅ボイトレ。
前日セッションだったので喉がちょっと疲れていたが、主にファルセットのトレーニングをした。
『翼をください』も歌ったけれど、ファルセットを課題ということにしたので初期サンホラにも挑戦した。
『恋人を射ち堕とした日』『澪音の世界』『緋色の花』だ。
いずれも曲中に語りパートがあることが共通するが、語りにはあまり力を入れないようにした。
使う声域が違いすぎるので。
今日は一旦、ファルセットで歌っているときにも時折発生する息漏れ・フラット箇所を重点的に潰すことにしたのだ。
症状が強いかも? と感じるときは横隔膜はどうなってるか、上咽頭の方に声をぶつけているかを見直したり
『翼をください』歌唱に戻ったりした。
『翼をください』も完璧ではないけれど、ゆったり歌えるので1文字1文字確認ができる。
最初は
このおおぞらに つばさをひろげ
のあたりで音がフラットしてしまったり、声の響きがなくなったりしていたが繰り返し歌って矯正した。
それに伴って、サンホラの方も歌えるようになってきた。
以前は普通に歌えていたのだから「歌い方を思い出してきた」と言ったほうが妥当なのかもしれないw
今でも
「なんで前はあんなに苦労なく歌えていたんだろう? 今が続かなかったり
音程も全然取れなかったりするのに」
と不思議に思って仕方がないが、なってしまったものはしょうがない。
最近、寝ているときや寝起きに咳き込んでしまうことがあるので、やはり濡れマスクも着用して寝ようと思う。
真夏はさすがに暑苦しくて睡眠が妨害されてしまうからつけていられなかったんだけど、
喉のためにはやはり着けた方が良いのだろう。
何はともあれ、歌のトレーニングが終わったので生放送で喋ることにした。
結果として7時間の配信になった。
これについては記事を別で立てることにする。
・9月1日
前日、沢山声を使ったので、今日は無理をしない範囲でボイトレ。
まだ「も」とか「ぼ」とか「ぼ」のあとの「く」とか、「づ」とかが弱いので、
それらの文字のみの発声を集中トレーニングした。
1日中ぼぼぼぼぼとかづづづづづとかで発声してたw
発声っていうか発狂かと思われるわw
手術前は、「声を出そうと思えば思うほど、疲れるだけで声が出なくなっていく」という感覚だったが、
今は逆で、声を使えば使うほど喉の感覚が戻ってくるという感じがする。
手術後もなかなか通らなかったファルセットの特定音域もかすれることは一切なくなったし、
地声の喋りの方も、ゆっくり読み上げるということを繰り返すことでだんだん無理なく出るようになってきた。
やはり、一番影響していたのは結節だったのだろう。
結節があることにより、どんなに意識で「このように声を出すと声が通るはず」ということを実行しても
物理的に声帯が適切な動きをしてくれなかったのだから、何をやってもダメなわけだ。
その期間が半年以上続いていたので、声帯を制御する喉の周りの様々な筋肉が衰えたり
本来使うべき筋肉と違うところが刺激されちゃったり……ということがあったんだろう。
それが積み重なって、術後もしばらく正常な発声方法を取り戻せていなかったわけだが、
病変を取り除いたことで、「このように声を出すと声が通るはず」ということをすれば
ちゃんと声が通るようになったことは大きいと思う。
人間は、自分の動作に伴う結果を感覚でフィードバックとして受け取って学習し、次の動作に繋げるから
「コレをやったらこうなるはず」→「なりませんでした」→「じゃあそのやり方は間違い」
って学習しちゃうんだよな。
仮に正しかったとしても、病変のせいで結果が伴わないから誤った学習をしてしまうっていう感じがした。
なので、「こうなるはず」→「なった」になるだけで、もう悪循環は避けられるので回復は早い気がする。
あと、コルセットを(キツくなく)巻くのがサポート用品としては効果が高い気がする。
近々競泳用の水着やキャップ、ゴーグルなども買い直してプールに通う。
今日も声出しを台所で少しやってからカラオケに行った。
カラオケルームそのものにも反響があるし、マイクを通した声にもリバーブを乗せて調整できるから。
家でウォーミングアップはしたので、カラオケではすぐに何曲か歌を歌った。
ただ、歌詞そのままで歌おうとするとやっぱり息漏れがある自覚があって、音程も安定感に欠けたので
どのような曲もあいうえおと、らりるれろのみを使って唄うことにした。
リハビリに来た
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) August 6, 2024
歌詞を無視してらりるれろだけで歌っている
圧巻のらりるれろ pic.twitter.com/BXZhBsJWjK
今日は機種がJOYSOUNDだったんだけど、デフォで採点されるのな。
らりるれろしか使わずに歌って92〜93点出るのでなんか可笑しかったw
「あなたは天性の歌声の持ち主です! 歌で多くの人を感動させられます!」
「感情の込め方が素晴らしかったです!」
みたいな講評が表示されるたびに
「歌詞の通り歌ってないけどマジで?w」と思ったw
まぁ、確かに歌詞がなくても旋律と発声だけで琴線に触れてぞわぁっと鳥肌が立つ曲もあるけどw
ベルベットルーム(全ての人の魂の詩)とかさ。
らりるれろのみで歌っていても、時々ブレス明けでバランスを崩すことがあったので、
一旦歌はやめて、基礎練に戻った。
声出しは「ドレミファソファミレド〜」を転調させて上げたり下げたりしながら、色々な母音でやっているけど、
今日カラオケボックスで色々な子音つきでやっていてわかったことがある。
まず、子音なしで「あいうえお」の母音のみで「ドレミファソファミレド」するのは何も苦じゃないし声も響いている実感がある。
歌の歌詞の中に出てくると息が漏れる文字は、「ドレミファソファミレド」でやってもプスプスいう感じがある。
例えばカ行を「コケキクカコケコカ〜♪」と歌ったとする。
子音のたびにプスプスいうし、息が足りなくなることもあった。
音程的には低めの方が症状が出やすかった。ファルセットだと楽だ。
次に試したタ行も同様だった。
「とーてとーてとーてとーてとーー」や、逆の「てーとてーとてーとてーとてーー」をやってみると
伸ばした後の文字のほうでよくプスプスなった。
「すでに声を出し始めていて、子音を途中で挟もうとすると症状が出ている」ことがわかる。
それからサ行をやってみたら、これはちょっと違う現象があった。
サ行でも「ドレミファソファミレド」の音階で「ソセシスサソセソサ〜♪」と歌った。
時々、子音に混じって、鼻と喉のぶつかるあたりから「ズッ」という濁った音が出る感じだった。
言うなれば、いびきのような音で鼻が鳴っているみたいな雑音が混じるのだ。
そういえば、去年、台本を読んでいてよく「作業に鼻鳴りみたいなのが混ざる頻度が上がってきた」と感じた時期があった。
どんな音の高さで「ドレミファソファミレド」をやっても、時折それが発生するのがわかった。
多分、これが鳴らないようにすると、通る声が出るようになるはずだ! と思い、
サ行に関してはテンポを落としてゆっくりと「そーーせーーしーーすーー…」と一音ずつ注意深く出してみた。
鼻なのか口蓋垂なのかわからないけど、雑音が鳴っているということは、ぶつかるべきでない箇所がぶつかっているはずだ。
そこで、よく合唱の指導で言われるような、「軟口蓋を上げる」を意識しつつ、カラオケルームの壁にぴったりと背中をつけて立ち
身長を測る時みたいに後頭部が壁から離れない状態を維持したまま、声出しした。
なぜかというとこういう風にしないと、無意識に顔や顎が正面にどんどん突き出していってしまうから。
顎を強く引かないまでも、真っ直ぐな姿勢で声を出したいところ。
また、うなじのあたりに糸をつけて後ろから引っ張られているようなイメージで、
鼻鳴りみたいな音が発生する箇所がぶつかり合わないよう慎重に何度も「ソセシスサソセソサ〜」と繰り返した。
そのうちに、サ行で鼻鳴りが発生しない声の出し方を掴めた!
多分、以前できていたのに、いつの間にか忘れてしまった声の出し方のひとつなんだと思う。
カ行に戻ってみると、サ行に比べるとまだ少し無駄な息漏れがあるにはあったが、
とにかくこの鼻鳴りをなくすことも重要だと確信したので、鼻鳴りが発生しない声の出し方を掴んでいる今の状態のまま
もう一度歌に戻ろう、と思ってGARNET CROWの『Call My Name』を歌ってみた。
これはベンチマークを取りたいから、あいうえおとからりるれろだけで唄うんじゃなくて、元の歌詞のまま歌ってみることにした。
その結果、「サ行で鼻鳴りが発生しない発声法を意識したまま歌った」ことで、
息漏れが1曲全体で2回くらいしかなかった。
今日歌ったどの曲よりも声が抜けて、伸びて、通って、響いた!!
私はまだ全てを取り戻せてはいないけど、何かをひとつ取り戻しかけているのかもしれないと思い
嬉しくてちょっと泣いた。油断はできないけど!
これを読んでいる人は、私が不調に陥ってからの、「不調な歌いっぷり」を実際に聞いたことはないのだから
酷い時がどのくらい酷くて、今日の『Call My Name』がそれと比べてどのくらいマシかわからないと思うw
だからスランプで例えるけど、『魔女の宅急便』で全く箒で飛べなくなった状態から
デッキブラシなら上空へ行けるようになった(まだちょっと不安定さはある)くらいが今なのかなと思う。
でも多分、この感覚をまたすぐに無響音室では忘れてしまうのだと思う。
よって、毎日「鼻が鳴らないように心がけながらサ行の声出し」をしてみようと思う。
カ行やタ行も、テンポを落とすと安定して聞こえるので、ゆっくりめでトレーニングしてから
徐々にスピードを上げていこうと思う。
私が思うに、サ行は少なくとも鼻鳴りしない発声を維持できれば、息漏れの方もしなくなると思う。
毎日、サシスセソだけで『全ての人の魂の詩』を歌うというトレーニングをセットに組み込もうと思ったw
・8月8日
本日は自宅台所でのウォーミングアップで喉を温めたあと、リバーブありの返しを聞きながらマイクで歌唱した。
録音も一応したので、あとで手術後の経過比較動画に組み込もうと思う。
前日にカラオケに行った時の感触として、息漏れが減ってきてはいるがBPMが高く
「早口」という程でないにしてもある程度のスピードで歌詞を言う必要がある曲だとコントロール不全がまだ見られる
という状態だったことを踏まえて、今日はバラードに注力した。
「少し出来ること」を「ちゃんと出来ること」にしていくことで、
「全くといっていいほど出来ないこと」が順次「少し出来ること」になっていくと思う。思いたいw
というわけで、歌唱としては、昨日カラオケで最後にすごく声が出て気持ちよくなってきた『Call My Name』と
『月光』を何度か歌って調整していった。
GARNET CROWや鬼束ちひろ楽曲というのは、本家歌唱が「鼻腔に声を響かせる発声をしている」と思うので
それを真似するような感覚、つまり原曲コピーのつもりでやると鼻鳴りが減らせてすごく良いと思う。
ここ最近、ボイトレに行ってから気付いて特に気をつけているのが、「息」。
今の息漏れの症状が出始めてからもう1年経とうとしているが、
症状が出る→治そうとする→却って悪化していく
という経過を辿る中で、特に悪循環を起こしていたのが呼吸法だと思う。
自分では、「腹式呼吸をして、その息をちゃんと腹の中にとどめて、効率よく使うつもり」で、
腹にそれなりの力を入れて吸ったり吐いたりしていた。
でも、それが実は胸式呼吸になっていて、ちゃんと必要な量の空気を体に取り込めておらず、
息が漏れるので息が保たず、それを腹筋で力ずくで留めようとするため疲れる……という状況に陥っていたのではないか
と今は思う。
ボイトレで息をどこにどう入れて、どう使っていくかを改めて教わったので、
「そういえば、そうだった!」
と腹式呼吸を思い出せた感覚がある。
これによって急激に息の持続力が戻った感じがあるが、実際は持続する「力がついた」のではなくて
「そのコツを思い出した」なのだろう。
同時に、鼻腔の方へ息が流れるようなイメージや意識、また実際に体の中でそれに必要な随意筋を
動かす感覚も取り戻せてきたみたいで、ここ数ヶ月間ずっと声の抜けが悪く感じていた
チェストボイスの音域で、抜けの良い声が出るようになってきた。
というか、「前は私この声で歌っていたよな」という感じで、自分で久しぶりに自分の本来の歌声に
再会出来たという気持ちになっているw
ファルセットは元々、この失調症になって以後もチェストよりは息が漏れず音程も取りやすい状態だったが
チェストになると途端に
「これ、前とそんなに声の出し方違うのか? 変えてるつもりないのに出ない」
という感じだった。
なまじっかファルセットの方で問題があまり感じられないため、
「なぜ高音で出来ることが低音でできない!?」
という困惑も強かった。
それがようやく、チェストボイスの方でも、息を無駄に使うことなく声を響かせられるところへ
音を送り込めるようになってきた感じだから、それに伴って息の流量も減った。
悪循環で「息の効率も悪く声も響かない」だったのが、「声が響かせられるから息の無駄がない」という
相乗効果の方へシフトしていってる実感があり、とても嬉しい。
しかし、環境要因によりこの症状が出たことを考えると、作業部屋の反響量を変えていない以上
油断したらおそらく再発したり、また悪化傾向になったりということがあるかもしれない。
今は、どちらかといえば快方に向かっていると言えるが、ここで油断はできないと考えている。
このまま毎日良い方へだけ向かっていけば、ナレーション業務への復帰は近いと思うが
良くなったり悪くなったりということを繰り返さないように、
症状がなぜ引き起こされるのかや、どうやったら確実に回避できるのかを体と頭に叩き込みながら復活していきたいところ。
・8月11日
前日よく休んだので今日はバリバリに声出し。
台所でウォーミングアップして、軽食を摂ってから、作業部屋でマイクに向かってうた……
おや?
オーディオインターフェースUA-4FX2が認識されないぞ……。
これじゃないとリバーブつけて歌えないから困るなぁ……。
と、色々調べたり試したりしていたんだけど、このデバイスはUSBケーブルをPCにさしたら
ドライバは自動的に適用されるから手動でいれる必要すらないから、
「ドライバ再インストール」とかをしてもあまりトラブルシューティングにならない。(OSがWin10/11の場合)
それに、毎日使ったり抜いたりしているのに、なぜ今日は認識されないのか…。
よくわからないけど、PCのUSB端子側で抜いたり挿したりしてもダメだったのが、
IF側のUSB端子を抜き差ししたらいきなり認識されたw
ハラハラさせやがって……。
ご飯を食べてすぐだったので、最初は痰がからみがちだったけど、時間をかけてじっくり温めていって
最終的には『RED ZONE』でほとんど息漏れがない状態まで持っていけた。
文字としては、「だ」「づ」とある程度の高さの「い・え段」あたりがまだダメそうなので、これはもう歌の流れに沿ってではなく
文字単位で発声練習したほうが良さそうだ。
なので、あとで風呂で体や頭を洗っている間中、「あめんぼあかいなあいうえお」を唱え続けて、
息が漏れるたびにそのセンテンスをゆっくり繰り返して、声の響きを調整していった。
歌としては今日は色々試したけど、おっホイ楽曲はキーにも無理がなく、テンポも速すぎず
良いリハビリになりそうだったので『2億4千万の瞳』や『ギンギラギンにさりげなく』を歌ってみたりした。
特に郷ひろみは、本人が息漏れと無縁な発声をしているので良いな。おっくせんまん!!
それから、高音は、『あなた』(小坂明子)を熱唱してしまった。
このくらいの速度で、ファルセットメインの曲だとむしろ安定している。
2023年に自分が宅録した歌の音源を聞き直してみた。
今と比較すると、とんでもなく安定した歌唱に聞こえる。
音源にピッチ補正をかけていないから時々音程がふわふわしている部分があるけど
それでも今に比べると、とにかく声がよく伸びている。
自分の歌なのに自分で妬ましくなってしまった。
なぜ、私はこの人じゃないんだ!!? おかしい、私はこの人のはずなのに!!
違うのか!? もしかして私はこの人じゃなかったのか! 私は誰だ!?(アイデンティティの崩壊)ってなった。
でも時々、自分の喉から知っている(V)・∀・(V)の声が出ている実感がするタイミングが増えてきたから
少しずつ取り戻しているのかもしれない。
・8月12日
前日、発声練習+歌に結構な時間を割いたので寝起きそこそこの声嗄れがあったので歌は休むことにした。
ただ、声自体は出したいと思って、夜になってから本を読むのに際して、その本を読み上げながら読んでいくことにした。
ちなみに読んでいるのは声とは全然関係ないプログラミングの本なんだけどw
本が中学生向けなので、カラフルで図が多めの構成になっていて読みやすい。
話しかけるような口調に翻訳されているのも良いところかも。
それを読み上げるに際して、
「以前、もしこれがナレーション原稿だったとしたらどう読み上げていたか」
と思い出し、再現しようとすると息が漏れてしまう。
前日に風呂場であめんぼの歌を1文字1文字丁寧に暗唱している時に、
「抑揚をつけたり、アクセントに注意してピッチを上下させると、特に下がり目のときに息が抜けてしまう」
というのが強いと思ったので、抑揚ゼロ、ピッチアクセントガン無視で棒読みしたら
息があまり抜けないことに気付いた。
そこで、本の読み上げも、
「ワレワレハ、ウチュージンダ」
くらい抑揚ナシでやってみたら、
「あれ? これって小学生(低学年)がこくごの授業で教科書を読み上げろって先生に当てられた時の棒読みに近くね?」
と思った。
そこで、小学生の真似をしながら読み上げたら息漏れが減った。
ナレーションとしてどう読み上げていたかを思い出そうとするより、もっとプリミティブというか、
「特に深く考えずに、先生に教科書を読み上げろと言われたから漫然と読む」
みたいな無頓着さの方が、今の症状から脱するのには必要なことなのかもしれない。
これはマイクを通して、声にリバーブがついた状態でイヤモニに却って来る環境にしてやっていたが
時々どうしても子音が濁る(鼻が鳴る)ところがあった。
例えば、「たとえば」の頭の「たと」もそうだし、「修正」などの「しゅ」「せ」などで「ズッ」という感じに
鼻の奥でノイズが発生してしまうのだ。
またはモスキート音に近い超音波で鼻から「スピッ」と空気の音がしてしまう。
これはどちらもナレーションとしてはよくないことである。
(これが原因でNGが出ることは少なかったが、これが原因で朗読系の仕事が不採用になったことはあった)
このとき、大抵は息漏れも同時に発生しがちだ。
だから鼻が鳴らないように声を出せれば、同時に息漏れも減る。
息が漏れたり、子音にノイズが混ざる時には、鼻が詰まっているような感じがするので
多分無意識に鼻と喉のぶつかるあたりを狭くしてしまっている。
あとは、
「音は鼻の方に響かせたいけど、空気自体は口から出したい」のに、
鼻に響いてほしいなという意識から、空気を鼻に沢山送りすぎている感じがする。
鼻にかけて喋っている結果、空気が喉と鼻のぶつかる付近で乱気流になっているようなw
鼻に声をかけて喋るのではなく、空気を口から自然に、必要最低限量出しながら
音は鼻の方に送りたい。
これを成立させるのが(一度やり方を忘れてしまうと)難しい。
特に、反響の少ない部屋では難しい。
なぜなら、反響の少ない部屋では、「ただそこにいるだけで、なんとなく鼻が少し詰まっている感覚」がするからだ。
すると、本来は詰まっていなかったとしても、
「鼻が詰まっているのに、鼻にかかった声で喋ろうとする」
感じになるのだと思われる。
まぁ実際に、鼻の中が物理的に狭くなっている可能性ももちろんあるのだが、それは見えないので確認できない。
上咽頭ケアの「ミサトール・リノローション」を時々使っているし、スチーム吸入の「鼻づまりモード」もするし、
ハナノアで鼻うがいもするので、強い副鼻腔炎ということはないんだけど、とにかく反響の少ない部屋では
鼻と耳が「ちゃんと抜けていない感覚」になってしまうのだ。
その感覚につられて、実際に鼻が狭くなっている感じがする……。
それを、意識的に広げるというのはかなり難しいけど、
「鼻に無駄に息を送らず、子音を形成するために必要な吐息は口から出るようにする」には、
ボイトレで先生から教わった呼吸法を忘れないようにするのと、
「回復を目指している間は抑揚やピッチを無視する」「小学生の読み上げを真似る」
というのは効果があるっぽかった!
今までの数ヶ月間、ダ行やバ行のような多少の破裂を用いる子音が息の漏れるポイントだった。
しかし、本来これらの音はむしろ、語頭にあればアタック強く声を出すのに使えるはずなのだ。
そういう音が、なぜか全部アタックを強くするのには使えず、腹に留めておきたい息を漏れさせる文字になっていた。
そのせいで『ハナマル☆センセイション』が歌えなくなっていた。
『ハナマル☆センセイション』には、こういう語頭の文字でアタックを利かせるべきポイントが沢山あり
それでメリハリをつけたり、呼吸の流量を調整して早口+高音でも効率よく息を使って唄うことに活かすことができたのに
今の発声障害では、何もかもが逆!
本来アタック強く出せるはずの文字では全部声が出ないのに息がダダ漏れになって、
腹に留めておきたい息が無駄に漏出してしまい、ブレスから次のブレスまでのひとつのまとまりを
一度のブレスで歌いきれない原因になっていた。
文字で書くと
げっちゅ!ルールにしばってピンチ!泣いたたたー
げんなりがっつりぷっつりCで飛んだかな (V)
食べたいならオススメ 天然だよー (V) どっきんハナマル笑顔がぶっぶっぶー
赤太文字で書いたところが、「アタックを強く出してメリハリに使えるポイント」であり、
同時に発声障害中は息漏れするポイントとなるw
そして、ブレス位置が青で書いた(V)のところなんだけど、赤文字を発音するたびに息が漏れていたら
この2回のブレスだけでこの3行を歌い切るのは不可能であるw
この他のパートを見渡してみても、息の効率がすごく高くないと気持ちよく歌えない曲の筆頭という感じがするw
しかし、「小学生の読み上げ」の真似をすることによって、徐々に喋り・読み上げの方でも息漏れが減ってきたから
次の歌唱練習ではハナマルに着手してみようと思う。
実はこういう「呼吸効率を重視しなければ気持ちよく歌えない曲」と、
「ナレーションで通る声を出す」のは根底で繋がっているので、どちらかができればもう片方も復活するはずだ。
両面から攻めていき、両方を同時攻略して、仕事に復帰するのと歌収録再開を同じタイミングで出来るようにしたい。
そうしたら、歌は趣味でも録れるし、歌案件も解禁出来ると思う。
声帯結節が確定したタイミングでは、主な取引先から
「歌案件の需要が高まっていて、ナレーターのみなさんに歌を受注可能か確認したい」
という問い合わせが来ていた時期だったので、
「声帯結節や、この声の不調がなければいくらでも請けるんだよなぁ…悔しいなあ」
と思っていた。
ナレーションに安心して復帰出来るときには、歌も録れるようになっているといいし、
そうなるように引き続き頑張る!
・8月13日
今日は歌。
ベンチマークを取るために何曲か一発録りをしながら進めた。
それでわかったこと。
・一昨日の声嗄れがまだ全快していない
・RED ZONEは日によってまだムラがある(最悪のときよりはマシ)
・月光とCall my nameはかなり安定して歌える
・「それでも明日はやってくる」はまだやってきてない(超不安定)
・「それでも明日は〜」より速くて高いのに「ハナマル☆センセイション」はまぁまぁ歌えた
ある程度キーの高いアニソンの方が声が張れる分マシになってきている感じがする。
「それでも明日はやってくる」は、キーは高くないし、テンポもそう速くないのだが
原曲ボーカル鈴木結女さんの発声が若干ハスキーなのが頭に残っているため
無意識に喉を開き気味で歌ってしまうらしく、息漏れがものすごいから全然ブレス足りなかったw
「ハナマル〜」も、最も調子が良い時に比べれば息の保ちは悪いが、「それでも明日は〜」よりかなりマシっていう。
これだと、「それでも明日はやってくる」よりも、「IN MY DREAM」を歌えるようになる方が先かもしれない。
逆転現象w
あと、アニソンといえば、水樹奈々さんの曲にはまだ耐えられないけど、林原さんの曲はそろそろ行けるのもあるかも
と思い数曲挑戦してみた。
これもまぁまぁいけた。
声量を出そうとすると疲れて普通に息切れしてしまうので、必要な筋力がつくまでのしばらくの間は
「声を響かせるけど、ボリュームは上げすぎない発声」
というのを心がけたほうがいいかもしれない。
でも、カ行・サ行・ダ行で無条件に喉から息がブホッと漏れて声が形成できないということがなくなってきたので
すごい進歩だと思う。
全く息が漏れないわけじゃないけど、頻度や強度がだいぶ下がっているのと、
不安定になる箇所は大体「音程が下がっていくところ」であり、歌詞を無視してラララ・ナナナで歌っていても
音程の下がり目は不安定になりがちだから、そっちの補強を先にやろうと思う。
ほぼ母音だけで歌っているのに不安定になるところは、子音を発する以前の問題だと思うので。
・8月17日
まぐさんから、短めのナレーション頼める? と訊かれていたので打ち合わせでDiscord通話した。
多分まぐさんと前回喋ったのは5年以上前だ!
でも、まぐさんは喋り出しからいきなりうるさかったから、相変わらずで安心した。
しかし、防音室でのみ歌っていたら声が伸びなくなったと言っていたので、
多分私と同じ症状にかかっていたと思う。
天井の吸音材を剥がして、上から自分の声が跳ね返って戻って来るようにしたら、
それだけで改善されたらしいが。
うちは環境を変えるわけにはいかないので、台所で声の響きを調整してから作業部屋の入口で
少し反響を減らして声出しして……ってやってるw
預かった台本のアクセント確認をして、通話打ち合わせが終わったあとに早速読み上げを試したけど
今まさに息漏れが多発する子音が沢山使われているので、ものすごく良いリハビリになりそうだと思った。
最初は、息が漏れて全然読み上げられなかったw(息が足りなくなる)
そこで、台所で立って読み続けた。
このときに、「小学生の棒読み」からスタートした。
これをやると、息漏れをかなり減らせる。(ナレーションとしての品質は低いがw)
一般的な女性ナレーションのつもりで読むと、カ行、タ行、シャシュショなどで息がどばっと漏れてしまうし
エ・オ段の時は特に顕著だ。
「小学生の棒読み」にすると、なぜかこれを回避できるw
だからまずはそのやり方で声を出して、
「声帯がピンと張っているときの声の出し方」
を体に思い出させる。
それから、声の出し方は変えずに少しずつ声色だけを変えていき、女性ナレーションの声色に持っていく感じだ。
作業部屋に入って、同じように声を出しているつもりでも、気がつくと息が漏れている。
録音にも、息のノイズが入ってしまうことがあり、普通にNG。
特に、「せ」「け」あたりは抜けやすいと感じる。
単純に、ケ・コ・セ・ソ・ショ・ジョあたりの音でロングローンをすると、
チェストボイスの方がすぐに声がぷるぷるしてくるから
どこか筋肉の足りない部分もありそうで、これは集中的にその文字を発声して鍛えるのが早そうだと思っている。
今まで「コケキクケコカコカ」とかで発声していたのを、「ケケケケケケケケケ」にすればいいw
しかし、まぐさんとの通話打ち合わせでは
「こうして話していると、手術前の印象と全然変わらない」
という感想をもらったので、かなり素の話し声は元通りになってきていると思う。
声を出すリハビリ開始直後だったら、弱々しい声しか出なかったから
「いかにも病み上がりって感じだねw」
くらいの感想になっていそうだけど、ここ1ヶ月頑張っている成果が出てると思う。よかった。
・8月23〜25日
まぐさんの案件が終わった後、喉を少し休めてからJapanese Restreamの司会進行ボランティアに復帰した。
前回が3月のFrost Fatalesだったと思う。
その頃にはなんかもう喋っていてコロコロ声が裏返ってしまう感じだった。
喉への負担は感じないけれど、症状としてはそれまでに比べて日常会話レベルにも影響が及んできているな
と強く感じていた。
そのあと、リストリームで配信自体はあったけれど手術&リハビリの期間は休んでいたため
5ヶ月ぶりのボランティア参加になった。
今の方が、3月のボランティア時よりも声が裏返らないくらいに復活しているので
やはり手術を受けて良かったと思う。
もちろんトレーニングも。
シフトはいつも通り3〜4時間ずつ3日入った。
1日に3〜4時間くらい「普通に喋る」というのも大事だ。
そのくらいの負荷は気にしなくていいところまで復活しているので、心配もない。
使わないままだと鈍るから、声は毎日出しておきたいし司会進行はそういう自分の状況に対してちょうどいいと思う。
イベントに関しては別途ブログ記事を立てた。
今の課題は、「ぜ」「ジ・ジュ・ジョ」と、オ段の軽い息抜けなので、明日からここを重点的に発していこうと思う。
・8月27日
朝から早速歌で声出し。
何曲かは録音もしながら1曲頭から最後まで通した。
編集する前提なら、部分部分を区切りなら歌って録ってつなぎ合わせることもできるが、
今は喉の復調具合を確認するために、「生歌としてフルサイズ一発で通して歌ったらどうなるか」が知りたい。
今日びっくりしたのは、ここまでずーっと歌ってきた『I'm here saying nothing』のAメロ最初の2行が
息継ぎなしで1フレーズとして歌えるようになっていたこと。
突然、そうなっていたw
前回歌を録りながらボイトレしたのがちょうど2週間前の8/13だったのだけど、その時点ではまだ
息が漏れて1フレーズとして歌いたいのに歌えない部分がある楽曲はいくつかあった。
その筆頭がこれだったんだけど、特に苦しさもなく普通に歌えてびっくり。
毎日みっちり歌っていたわけじゃないんだけど、ここ2週間で大幅に変化があったのは
やっぱりまぐさんの案件の台本が、息漏れ地獄スタートだったのが大きいと思う。
そして、それをなんとか息漏れさせずに読み上げるため、台本を暗記する勢いで繰り返し読む中で、
ただ漫然と読むのではなく、声の通り・伸びを意識して自分に”強制”していったらだんだん”矯正”されてきた。
大学生の頃に合唱団で教わった、響かせるべきところに響かせる練習をまた一からやりなおす感じだったけど
それによって声帯の無意識の緩みがなくなってきたみたいだ。
息漏れする文字がまだ完全にはなくなっていないのだけど、「1フレーズとして歌べき場所」を
1フレーズで歌えるか歌えないかというのは大きな差だと思う。
歌えないってことは息漏れする文字が多いわけで、それが歌えるようになったということは
息漏れ対象の文字が確実に減少しているということだ!
効率の良い発声を取り戻せてきているという実感もある。
『月光』なんかはもうほとんどなんの問題も感じない。
ただ、同じようなスローテンポの楽曲でも『Call my name』は安定感に欠けるところがあるので要練習という感じ。
今日はラップに復帰してみた。
『ココロオドル』を歌ってみた。
歌えた!!
ラップなんて、肺活量めちゃくちゃ要求されるから、息がちょいちょい漏れているようでは話にならんのだけど、一応成立しているw
もっとダメかと思った。
思ったよりは歌えるしラップ自体は、訓練に良いので明日から毎日口ずさもうと思う。
今日は恋サーやローリンガールやオーディエンスを沸かすやつなんかも歌っておいた。
お腹が空気でいっぱいに膨れ上がってしまったので、NPには余力あるけど本日の声出しは終了だ。
・8月30日
セッションと診察と、術後3ヶ月の機能検査をした。
しめて16000円以上かかった!w
歌が上手くなって復活しなければ……。
手術や交通費なども全部合わせれば、これまでにかなりの出費をしているし、転んでもただでは起きたくないw
セッションでは、横隔膜の使い方を教わった。
次から次に色々な器具が出てきて、「これ、そうやって使うと横隔膜の使い方が良くなるんだ!」と驚いたw
リングフィットのリングコンみたいなやつもあったので、
「これリングコン使って家でもできるな」
と思った。
発声練習はリップロール「プルルルルル」から開始になったけれど、
私は口の端を指で押さえないとリップロールを維持できないのであった。
押さえてないと「ぷううう」になってしまう。
しかし、リップロールは横隔膜でしっかり息を支えながら吸ったり吐いたりする練習に良いらしい。
これが引いては声帯をピンと張るのにも効いてくるということなので、これから毎日リップロールの練習もしようと思う。
指で押さえなくてもプルルルルルと言い続けられるようになるべきだと思う。
(口のサイズとか歯並びによっては絶対不可能なケースもあるのかもしれんけどw)
そのあとは色々な音階の動き方で声出しをしたり、指導を受けたりした。
歌唱は、前回『Amazing Grace』が課題曲で出されて、まずは母音のみで歌おう! ということだったので
家で引き続きやっていた。
今日は、日本語で唄う段階に進むということで『翼をください』を歌った。
ここでもまずは母音のみで歌ってみたあとに、子音をつけて歌って弱点を洗い出して矯正していった。
「なぜだかわからないけど、こういう文字のところでうまくいかない」
というのは自分でもわかっているので、先生に該当する歌詞や音階のところでお手本を見せてもらいながら直していった。
例えば、「ウ」の音は、声が通るときと息が抜けるとき、音程が下がり気味になってしまうときがある。
特に「ず」や「じょ」のように舌先を一度前に出すような子音と組み合わさると酷い。
それは、音が上咽頭や鼻腔の方へ響いておらず、口の中で響いている、またはそこに響かせようとして
舌の根本を下げてしまっているために声帯が張らないから、ということだった。
そこで、「う」や「お」のような口先を窄め気味にするような母音でも、
声の響く場所をもっと後ろ+上の方へ持っていくよう修正をかけた。
どんな音を出しているときでも、鼻がビリビリ振動しているような状態が
「響きが取れている状態」だと合唱団でも言われた。
「う」や「お」は口の中に響かせる方が簡単なのもあって、そっちに響かせがちだけど
母音ごとに音を響かせる場所がコロコロ変わるのは歌としては良くないので、鼻腔めがけて音を飛ばす形に統一するべきだろう。
こうした小さな悪い癖をひとつずつ潰していって、また自分の声を自在に操れるようになりたい。
それから、特定の筋肉の筋トレなどはするべきか先生に尋ねてみたけど、
歌いながら歌の中で自然と歌に使う筋肉を鍛えていく方がいいと仰ってた。
あとは水泳が良い、とも。
ちょうど自分としても「またプールに通おうかな」と思っていたので、「やっぱプールだよな!」となったw
診察では一応声帯の状態をチェックして問題なし。
先生は「時間も遅くなっちゃったから次回にしようかな」とか言ってたけど
私から全然問題ないので今日やりましょうと言って録音の検査も行うことにした。
「200未満が正常値」とされている「呼気流率」の変化がすごい。
術前→術後1ヶ月→術後3ヶ月の順に書くと
・楽な発声1 234.7→191.8→151.6
・楽な発声2 243.5→179.0→148.4
・大きな発声 307.3→243.5→118.4
・小さな発声 150.0→143.2→101.6
・高い発声 210.7→165.3→91.1
・低い発声 197.6→156.9→166.1
全てが減少傾向だ。つまり息の効率(Efficiency)が向上している。
唯一「低い発声」の1ヶ月→3ヶ月では上昇しているが、ここを「声の高さ」「強さ」で比較すると
1ヶ月は109.2Hzを64.9dB、3ヶ月は70.9Hzを67.3dBで出していることがわかった。
今回の録音ではなんとなく1ヶ月時点よりかなり低い声で、少し強めに出したみたい。
ちなみにこの部分、術前は85Hzを67.3dBで出して197.6だったようだ。
特に「大きな発声」の減少具合がすごい。
手術前日は、大声(139Hz、79.8dB)を出すには307.3ml/sの息を90.7daPaという圧で吐き出していたようだが
今日は242.5Hz、72.7dBの声を出すのに118.4ml/sの息を42.8daPaという圧でしか使っていない。
手術前は同じ声量を出そうとしても3倍近く多くの息を使う必要があったのだから、そりゃ疲れるし、
息がもたなくなることもしばしばあるに決まっている。
力いっぱい息を吸って、なるべく息が無駄に漏れてしまわないよう力を込めても、結節のせいで息がダダ漏れだから
本来必要とするものの3倍にも及ぶ息を吐いていたなんて。
逆に肺活量つきそうだよ!!!
高い発声のほうも100を割っているので、それだけ「息を効率よく使って発声できている」ということだ。
声帯がしっかり閉じているということだ。
今は、「どんな子音がくっついたとしても、この効率を維持できるようにする」というのが課題だ。
表の最下部を見比べても変化がわかりやすい。
菱形の横幅が広いほど「息効率が悪い」。
1枚目の手術前日の菱形に比べて、2枚目の術後3ヶ月のグラフは横幅が狭くて細い菱形になっているのがわかる。
楽な発声では、35%近く効率が向上したことになる。大きな声ではなんと61%の向上だ!
実際に、日常会話の中で確実に息漏れが減っている実感はある。
読み上げや、歌においてはまだ漏れることがあるが、そもそも一番症状が強かったときは
日常会話ですら常時息が漏れ続けるような状態だったのだ。
それに比べれば格段に良くなっているし、今日は機能検査で数字にも表れたといえよう。
夜は弟とテラリアのプレイを収録した。
色々と謎なことが起こって面白かったw
・8月31日
自宅ボイトレ。
前日セッションだったので喉がちょっと疲れていたが、主にファルセットのトレーニングをした。
『翼をください』も歌ったけれど、ファルセットを課題ということにしたので初期サンホラにも挑戦した。
『恋人を射ち堕とした日』『澪音の世界』『緋色の花』だ。
いずれも曲中に語りパートがあることが共通するが、語りにはあまり力を入れないようにした。
使う声域が違いすぎるので。
今日は一旦、ファルセットで歌っているときにも時折発生する息漏れ・フラット箇所を重点的に潰すことにしたのだ。
症状が強いかも? と感じるときは横隔膜はどうなってるか、上咽頭の方に声をぶつけているかを見直したり
『翼をください』歌唱に戻ったりした。
『翼をください』も完璧ではないけれど、ゆったり歌えるので1文字1文字確認ができる。
最初は
このおおぞらに つばさをひろげ
のあたりで音がフラットしてしまったり、声の響きがなくなったりしていたが繰り返し歌って矯正した。
それに伴って、サンホラの方も歌えるようになってきた。
以前は普通に歌えていたのだから「歌い方を思い出してきた」と言ったほうが妥当なのかもしれないw
今でも
「なんで前はあんなに苦労なく歌えていたんだろう? 今が続かなかったり
音程も全然取れなかったりするのに」
と不思議に思って仕方がないが、なってしまったものはしょうがない。
最近、寝ているときや寝起きに咳き込んでしまうことがあるので、やはり濡れマスクも着用して寝ようと思う。
真夏はさすがに暑苦しくて睡眠が妨害されてしまうからつけていられなかったんだけど、
喉のためにはやはり着けた方が良いのだろう。
何はともあれ、歌のトレーニングが終わったので生放送で喋ることにした。
結果として7時間の配信になった。
これについては記事を別で立てることにする。
・9月1日
前日、沢山声を使ったので、今日は無理をしない範囲でボイトレ。
まだ「も」とか「ぼ」とか「ぼ」のあとの「く」とか、「づ」とかが弱いので、
それらの文字のみの発声を集中トレーニングした。
1日中ぼぼぼぼぼとかづづづづづとかで発声してたw
発声っていうか発狂かと思われるわw
手術前は、「声を出そうと思えば思うほど、疲れるだけで声が出なくなっていく」という感覚だったが、
今は逆で、声を使えば使うほど喉の感覚が戻ってくるという感じがする。
手術後もなかなか通らなかったファルセットの特定音域もかすれることは一切なくなったし、
地声の喋りの方も、ゆっくり読み上げるということを繰り返すことでだんだん無理なく出るようになってきた。
やはり、一番影響していたのは結節だったのだろう。
結節があることにより、どんなに意識で「このように声を出すと声が通るはず」ということを実行しても
物理的に声帯が適切な動きをしてくれなかったのだから、何をやってもダメなわけだ。
その期間が半年以上続いていたので、声帯を制御する喉の周りの様々な筋肉が衰えたり
本来使うべき筋肉と違うところが刺激されちゃったり……ということがあったんだろう。
それが積み重なって、術後もしばらく正常な発声方法を取り戻せていなかったわけだが、
病変を取り除いたことで、「このように声を出すと声が通るはず」ということをすれば
ちゃんと声が通るようになったことは大きいと思う。
人間は、自分の動作に伴う結果を感覚でフィードバックとして受け取って学習し、次の動作に繋げるから
「コレをやったらこうなるはず」→「なりませんでした」→「じゃあそのやり方は間違い」
って学習しちゃうんだよな。
仮に正しかったとしても、病変のせいで結果が伴わないから誤った学習をしてしまうっていう感じがした。
なので、「こうなるはず」→「なった」になるだけで、もう悪循環は避けられるので回復は早い気がする。
あと、コルセットを(キツくなく)巻くのがサポート用品としては効果が高い気がする。
近々競泳用の水着やキャップ、ゴーグルなども買い直してプールに通う。
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