2024/6/1に切除手術を受けてから5日目までの記事

それ以降の経過とか、過ごしていた時間について書いていく。

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・6月6日

術後2度目の診察。
この日の声帯の腫れチェックを通れば、完全沈黙療法を終了して、ハミング療法に入れるとのことだった。

1時間早く着いたので、近くで見つけた大きな神社にちゃんとお参りしてきた。
6月3日に来たときは、こういう神社があったのかーと思ってチラっと見ただけでお参りはしなかったので。




声を出せないので、スマホのメモ帳にて
「声帯の手術後なので一時的に声が出せず筆談で失礼します。

病気の良好な回復をお祈りする御守が欲しいのですが、ありますか?
予算は1000円程度、持ち歩けるようなものがよいです。」
というようなことを書いて読んでもらったら、
「でしたら、こちらが条件にぴったりだと思います」
とのことだったから、素直にそれを買った。

これが買ってきたお守り。「病気平癒御守」。
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神聖なアイテムなので、畏怖の念を感じながら開封。
これを開けた状態で枕元に祀る、という使い方をするそうな。
大きなものではないから、箱に入れた状態でカバンに入れて持ち歩いても良いかもしれない。
とりあえず、枕元に、これをしっかりと祀っておけるスペースというか祭壇のようなものを用意して安置しよう。
こう、「推しの祭壇」みたいな感じで。
そうだ実際、アテムとかタジャドルのアクリルスタンドと一緒に祀ろう。

神社の裏手にある稲荷参道は、上に貼った動画でわかるように、赤い鳥居がみっしりと並んで
これまた神聖で厳かな雰囲気がある。
これが、表から入ったら気づきにくい場所にあるため、私は自分が表側の階段を上がっていったときに
エスカレーターで上がってきた海外旅行客の一団を、境内略図のところに手招きで呼んで、
スマホで稲荷参道の写真を見せつつ、地図のこの場所に行くとこれが見られるよ、ということをジェスチャーで教えておいた。
気付かないで、表から入って表から出ていくともったいないしね。
声が出せるときだったら英語で説明したんだけど、ジェスチャーと地図の指差しだけで言いたいことは伝わったのでよかった。
ぜひとも日本探訪を楽しんでほしい。


神頼みは、自分にできることをちゃんとすべてやった暁に行うことで最も意義が感じられるのではないかと思う。
もう自分でできることはすべて手を尽くした、というときの「人事を尽くして天命を待つ」、
その天命を待つ間にお参りするのがよかろう。
何も自分では努力や対策を講じることなく、とにかく神頼みだけをしてもダメだと思う。
カイジも、兵頭会長とのくじ対決のときに「あろうことか、俺は、神に祈ってしまったッ……!」って後悔していたしな。
まだ考えられることとか、できることがあったのに、それをしないで運否天賦に任せた
だから負けた、という展開だった。
これを他山の石とするべく、できることはすべてやってから神頼みをしようと思ったw


診察で、発作的に喉がチクチクすることがあるが咳払いをとにかく我慢しているというのを
筆談で先生に伝えた。
「お疲れ様でしたw」
と言われたw
前回は最初から鼻、今回は一旦口からスコープを入れてみたけど、声がうまく出ないものだから
力んだ際にオエッとなってしまうので、結局経鼻に切り替え。
鼻からカメラを入れて「いーー」と言って録画。
腫れがないことが確認できたので、ハミング発声のリハビリを開始できるということになった。
よかった。
毎日ちゃんと決められた用量・用法でおくすりを投与して、安静に過ごしていてよかった。
あと、可能な限りすべての咳とくしゃみを我慢し、一切声を発することなく5日間過ごした! がんばった。
本当にお疲れ様だったw

ということで、ハミング発声についての説明を受けた。
口を閉じず、軽くぽかんと開けたような感じで、力まず「ふんー」という感じ。
高すぎず、低すぎずで軽く出す。
それから、頷くときの「うんうん」くらいの発声は、コミュニケーションで使っても良いということになった。
まだ「ことば」を発することは出来ないがw
このハミングを、毎日30分おきに、1分程度「ふんーーー ふんーーー」と出すように、とのことだった。
いざ、手術が終わって初めてまともに発声してみると、今まで生きてきた中でもトップクラスにハスキーな
カッスカスの声だった。
でも、これはまだ声帯が皮一枚分剥がれて露出している部分があり、声帯全体としては硬くなっているためで
3週間後とか3ヶ月後とか、とにかく時間が経過するごとに、かすれた感じがなくなってクリアになっていくらしい。
その、「声帯を柔らかくしていく」という目標のためにも、沈黙療法を終了して、ハミングからリハビリを始めるのだそうだ。
ずっと黙っておくよりも、手術から5日ほど経過したら、少しずつ発声開始した方が
声帯が早く柔らかくなる、という統計データがあるらしい。

これについては、毎日1回、どこかの1分間のハミングを収録し続けていってみる。
声に雑音が混ざるほど低いところまで下げてはダメとのことだったので、
一定の低すぎず高すぎない音域を上がったり下がったりしながらふんふん言ってる。


また、喉のチクチク発作は、今日は起こらずに済んだ!
やはり、絶えず飲み物をちびちびと飲み続けて、喉が絶対に渇かないようにするのが良さそう。
あと、ここ1週間で気付いたのは、普通に安静めに生活する日常の動作や習慣の中で
もっともくしゃみが出やすいのは風呂上がりだということだw
だから、風呂上がりの鼻むずむずには警戒している。
温まって出てくると体温が下がっていくにつれ、その温度変化で鼻がむずむずするんだろうね。
アレルギーのとは違うから、鼻をつまめば止まる程度のくしゃみだし我慢は余裕だけど、
「くしゃみをしてはいけない」
という意識が薄れているときは対応が遅れそうだから、
「風呂上がりはくしゃみに注意 風呂上がりはくしゃみに注意」
と念じているw


・6月7日

高くも低くもない、自分的に普通の音域から、半音ずつ下げて行ったり、上げていったりして
喋っているときに自然と使いそうな音域の中でのハミングを試みるが、喉が乾燥気味のときに
下げていったせいか、ちょっと喉にチクチク発作が発生してしまって、むせそうになる。
これは声帯ではなくて、気道の傷のような気がする。

なんとかむせ返ることだけは我慢したが、吐き気を催す呼吸困難に陥るので辛い。
またそのあと、痰も大量にたまる。
そのため、本来30分おきくらいに少しずつ声を出すリハビリであるが、痰が出なくなるまでまた沈黙で安静にした。
痰が切れたあとに、また少しふんふん言って今日はおしまい。

宅配便が来た時に、インターホンで「はい」というくらいの発声は許容範囲内なので助かったw


・6月8日

昨日よりも慎重を期して、少し高めの力まない音域からハミングに入る。
特に、寝起きは喉をよく潤すまでは沈黙を保った。
高めから開口ハミングを開始して、また半音ずつ下げていくが、今回4音だけ下がってまた上がったり、
とても狭い声域に絞って上下しながらのハミングを試みた。

6日の、ハミング療法開始時点よりもハスキーさがなくなってきている。
ただ、油断するとまた喉がチクチクしそうなので、恐る恐るの発声である。
毎日のハミングを録音していってるので、あとで経過を並べて比較して聞くことができるだろう。


・6月10日

診察のときに、喉チクチク発作について報告しておいた。
声帯の状態はとても良いらしい。鼻からスコープ入れて毎回先生と一緒に見ている。

喉チクチクは、多分喉というよりも、手術時に気道挿管によって受けた気道のダメージによるもので
すごく浅いところで喘息発作のようなものが起きている感じがする。
通常喘息が起こるとしたら気管支とかが多いけど。
軽い炎症というか、腫れやむくみなのだろうか?
それとも、切り傷になっていて血痰でも出ているんだろうか? 口から痰を出していないのでわからないけど。
そういう、ふさがりかけの傷口が開いてしまっているような、チクチクざわざわした感じがして
咳でチクチクを散らさない限りは、1分ほど呼吸困難に近い状態になってしまう。
ハミングは、「ド・シ・ラ・ソ・ラ・シ・ド」くらいの音程の動きしかしていないのだけど
どちらかというと下がっていく時にチクチクし始めることが多い感じ。
それというのも、低い音は声帯の奥の方を使うから、そのあたりの筋肉が刺激されることによって
気道も刺激されてしまっているのかもしれない。

レルベアを1日1回吸っているが、「声帯に極力ダメージの少ない吸入薬にしよう」ということで
別の吸入薬が処方された。

東京は薬不足らしい。
手術前の診察(5/13)のときにエナジアを出してもらって、声のクリニック近くの調剤薬局2個所に寄ったが
いずれも在庫不足だったし、今回は先生が
「飲み薬の入荷数がとても少なくて、10日分ずつしか処方できない」
と言っていた。
(普段は、窓口で診察の会計をする時に、一緒に調剤もしてくれるクリニック)

以前は、「これを1ヶ月飲み続けてください」ってことで20〜28日分だとかも一気に出せていたそうなのだが。
そういえば、ツイッターで医療従事者(知らない人)が、薬局での薬不足について
警鐘を鳴らしているのを複数回見たことがある。
コロナ真っ盛りだった頃とかに。
ちょっと調べてみると
>2020年以降に複数のメーカーで品質不正や法令違反が相次ぎ、出荷停止になったことがきっかけ
と書いてある記事があった。
そこから今も継続して薬は不足しているので、記事は2024年5月のもので、「最近もまだまだ問題なんだ」と思った。

エナジアのときは、結局処方箋を持ってつくばまで戻ってきて、
普段通っている内科でおくすりが出た時にもらいに行く薬局へ立ち寄ったら、普通に出してもらえた。
「東京では在庫不足だった」
と話してみると、
「ここではそこまででもない」
とのことだった。不思議そうに首を傾げられてしまったw

そこで、今日先生が「ここでは今、飲み薬を10日分までしか出せない」というので、
「20日分の処方箋を出してもらって、地元へ帰ってから普段の薬局に行ってみたら
普通にもらえるかもしれません。エナジアのとき、結果的にそうするしかなかったので云々」
という話をして、窓口では診療代だけ払ってつくばに戻ってきてから普段の薬局でもらったら
やっぱり普通に飲み薬の在庫あった。
ただ、「声帯に悪影響の少ない吸入薬」については、たまたま在庫切れだったらしくて
後日入荷したあとに取り置きされているのを貰いに行くことになった。
これも別に「今薬不足で〜」みたいなことは言われなかった。
たまたま入荷待ちのタイミングにかぶってしまっただけのようだ。
東京は特に人口過密なので、薬の需要に対して供給が追いついていないのかもしれない?
まぁ、薬不足の記事を見るに、去痰薬みたいな「風邪症状の対症療法で出る薬」が結構打撃の中核っぽいから
私が出されてる薬がそのストライクから若干外れているという可能性もあるのかな。
今までに聞いたこともないような薬が出てるしw

ともかく、6日の診察以降、ゆっくりハミング療法をしてきて、今日からは「軽い日常会話」が解禁された。
と言っても、「話す必要があるときに声を出してもいいよ」ということであって、
積極的に話せということではない。
例えばコンビニで「袋お願いします」と言うのすらも、昨日まではアウトだったんだけど、
そのくらいの「必要に応じての会話」は可ということ。
そもそも、まだ強く声を発することが出来ないので、蚊の鳴くようなか細い声でへろへろと喋ることしかできないわけで、
こういう「袋お願いします」だとか「はい/いいえ」くらいの訊かれたことに最低限反応することが、どうせ限界のようにも感じるw
これ以上の長い文章や、しっかりとした会話を試みたときの、気道の発作が怖いし無理はしたくない。
喉を大きく開いて、息を多めに吸ったり吐いたりするだけでもチクチクしてくることがある。
あくび、歯磨き、うがいとかもそう。
なので、気道がびっくりしなくなるまでは、しばらくハミングメインで行こうと思う。
まぁそもそも、一人暮らしだと、独り言以外に喋ることはないので心配はないけどw
(薬局から薬入荷の電話がかかってくると思うので、そこは最低限の意思疎通で済ませようと思う)

今は、声帯表面の薄皮を(一部とはいえ)うっすら剥がした状態だが、これがまた上皮で覆われて修復されるのに3週間は必要らしい。
一番早くて6/22頃ということになる。
よくビタミンを摂取して、日光浴しながら散歩したり、しっかり睡眠を摂ったりして
自然治癒力が最大限発揮されるようにしたい……。
自然治癒力は年齢でどんどん衰えていくから、若い頃と同じくらいのスピード感で治ると思わない方がいいしなぁ。
2016年12月の骨折なんかは、骨がくっつくのにかなり時間がかかったのを覚えている。


・6月11日

気道チクチクが頻発したのでハミングもほとんどできず……というか、
「しないほうが良いだろうな……」
という判断に落ち着く。
チクチクすると、かなり苦しい思いをして咳を堪えないといけないし、堪えられない場合もある。
それは結果的に声帯のダメージになるとも思う。
落ち着いて気道修正(!)と声帯の上皮再生に専念しよう。

ちなみに、ハミングはかなり加減して弱く出しているが、かといってウィスパーボイスやささやきのようということもない。
ヒソヒソ声は、今一番出してはいけない声なので、ハミングするときもちゃんと有声音になるよう意識しつつ
力を込めすぎないよう、高すぎず・低すぎないよう心がけている。
それでも、気道がひとたびミシッと言ったら、もうだめ。
そこからは息を止めようが、吸おうが吐こうが、気道粘膜が痙攣みたいな状態になるので
収まるまではひたすら耐えるしかない。
ハミングをしていなくても、前触れなく突如発生しうるので毎秒気が抜けない……。
でもハミングをして発作を引き起こしたら本末転倒なので、ハミングは30分に1回よりはだいぶペースを落としている。


・6月13日

ご飯を食べる、薬を飲む、吸入薬を吸う、ハミング出来そうなら時々する、行動の制限にかからない程度の軽い運動をする、よく寝る――
療養としてはちゃんとやるべきことをやっていて偉いと思う。

チクチク発作をうまく比喩で表す表現を思いついた。
「気管からくしゃみが出る」
これだ。
チクチクした直後に1〜2回ゲホっと咳をすればチクチクが収まるところや、
無理に堪えた場合の方が出してしまったときよりもむずむずもやもやが残るところや
そのもやもやによって粘膜がヒクヒクして息の通りも一時的におかしくなるところ、
また我慢することにより痰が出てくるところなんかもくしゃみにそっくりだ。
くしゃみも、「明らかにくしゃみが出そう、出した方がスッキリするだろう」という時に無理に堪えると、
却ってむずむずが長引いてしまったり、急激に鼻水が沢山出てきたりする。
あれと全く同じ反応が、声帯のすぐ下あたりで起こっているように感じる。
鼻ならかめば鼻水を出せるけど、気管の入口の痰はかんで出すことは出来ないし、
今の段階は咳・咳払いを我慢しないといけないので、マジで「息の呼吸 痰の型」で出すか
そこに痰があるという事実をなるべく無視して出すこと自体諦めておとなしくしておくしかない。

発作の発生頻度は少しずつ下がってきていると思う。
最初は一日に3回くらい、声を出していないにも関わらず突如発生していたが、
手術から2週間が経過しようという今、おとなしくしていればチクチクし始めることはめったにない……くらいになった。
ハミングのときにチクチクしちゃうと、とても悔しい。
でも避ける術が見つかっていない。
しかし、薬局から例の薬(というとなんか危なそうに聞こえてしまうがw)が届いたので、
これを毎日朝夕吸うことにする。
レルベアやエナジアは一旦休み。


と、ここで盛大に余談。

手術の日程が決まるかな〜くらいの頃に、足の親指の爪がかなりカールしてきていて、
食い込んでしまう「陥入爪」というのになってきていることに気づいた。
ちょくちょくウォーキングやジョギングをしていたけれど、外に出れば出るほど爪のきわが痛くなってきて
こういう爪にはどういう対処をするのがいいのか調べていた。

各地に「巻き爪センター」というのがあって、つくばにもあった。
そこは医療施設ではないので健康保険は適用できないんだろうけど、皮膚科などに行って相談するよりも
爪の状態が良くなりそうだなと思った。

でも、巻き爪や陥入爪の「根本解決」がしたかったので、そもそもそういう爪のトラブルは
何が原因で起こってしまうのかも調べてみた。
爪には元々丸くなっていく性質があるらしい。
一方、歩くとか立って荷重をかけるというような動作は、爪を平らにする圧力を生むので
早い話、歩く頻度が低いと爪は徐々に強く巻いていくみたいだ。
寝たきりだとか、足が不自由で徒歩が出来ないとかだと、もしかしたら早くに巻いていくのかもしれない。
また、深爪に切る習慣があるとそこから食い込み始まってしまうこともあるようだ。
しかし私はそこそこ歩いているし、BeatSaberするときも爪に圧力がかかっているし
深爪に切ってもいない。

それから、他にも考えうるのは靴のサイズが合っていないというケース。
これは解決法も単純にして明快だ。
靴を買い換えれば良い。


私の場合は、主に右足の親指の内側が食い込んできていて、痛みも炎症も強まってきていた。
左右の足を見比べてみると、右足の親指そのものが外側に向かってうっすら変形しているようにも感じた。
元々、私はなんでも体の右側の方が左よりも大きい。多分そちら側が「利き」の側なのだろう。
利き腕とか、利き足とか。髪の毛の量なんかも右半分の方が多いし。

あまり窮屈だと感じることなく履き続けていたけど、もしかして、靴のサイズが合っていないのだろうか。
というか、1年半くらい前に23.5の靴から24.0に乗り換えたばかりだから、そこで1サイズ、スケールアップして
ゆるくしたはずなのだが……。

と思って、足のサイズを正確に測ることにした。
ミドリ安全の「正しい足のサイズの測り方」のページからPDFをプリントアウトして。

すると、右足は限りなく24.5に近いことがわかった! 24.3くらい。
早い話、24.0の靴ではまだ窮屈なはずの足のサイズだということが確定したのだ。
でも、軽く20年は23.5で暮らしてきたし、その間には足がおかしくなることはなかった。
むしろ24.0にしてから足がおかしくなったのが不思議な感じがするw
靴のサイズをゆるくしたことで、急に足の成長が始まったかのようだw
足って、ガチガチにきつく閉じ込めるように固定することで成長を止める「纏足」なんていう文化も
かつてはあったくらいだから、もしかしたら履物の影響を受けやすいのやもしれぬ。
きつい靴を履いていれば成長は止まり、余裕のある靴を履くとそれに伴って少しずつ大きくなるというような……。
亀の甲羅みたいだ。
いやしかし、身長は伸び止まっているのに、この年になって突然足首から先が成長すると思ってなかったけどw

いずれにしても、靴屋へ行って24.5のレディーススニーカーを見繕う必要があると思い
手術の前に靴を買いに行って、店員さんに相談しつつ色々試着して、
24.5のつま先が当たらない靴を買うことに成功。
これに履き替えてウォーキングや、東京への診察往復をしていたところ、
それだけで右足親指の爪のきわの炎症や痛みがなくなってきた。

その頃、同時に「巻き爪テープ」というのも毎日貼るようにしていた。↓こういうやつ
【巻き爪のプロ監修】カンタン貼るだけ! 巻き爪テープ
巻き爪テープを貼ると、皮膚が受ける摩擦の刺激を減らせるので、炎症の悪化を食い止めるのに良かった。
絆創膏より蒸れなかったのも良い点。
多分、靴のサイズを大きくしたのが一番効いているから、靴を変えずに巻き爪テープだけしていても
治らなかっただろう。

結局、巻き爪センターに通うことなく炎症と痛みが収まったので、引き続き様子見でいいと思う。
巻き爪センターで処置をしてもらうと、爪1枚につき6000円くらいかかるから、
そのお金でまず靴を買ってみて、それで根本解決ができればその方が何度も処置と再発を繰り返すより結果的に安上がりのはずだしw
声帯結節が、手術するより他にないということがわかったあとだったので、
他のことをなるべく安く、自助努力だけで解決したかったから、なんとか出来てよかった というお話w




公園やその周りを散歩していると、すれ違う人や、追い越していく部活動中の中学生とかが
「おはようございます」「こんにちはー!」
と声をかけていくし、こちらも返す。
「山登りみたいだな」
と思うw
でも、こうして公園で知らない人と挨拶を交わすというのは、近隣の治安維持にすごく貢献するので、
本当にただただ挨拶をするだけで、挨拶以上でも未満でもないんだけど、そこを馬鹿にできないところがあると思う。
顔や名前を覚える必要はない。立ち話に発展することなんかもない。
ただ、挨拶を交わすことは、お互いに
「あなたも私も不審ではない」「やましいところはない」
ということを一定量確認し合うことにもなるし、逆にやましいやつにとっては挨拶してくる相手は疎ましいはずなので
そういう輩が近隣に寄り付くことを避けられる側面があるわけ。

でも沈黙療法中とハミング療法で発話開始までの間は、発声禁止だったのでお辞儀だけ返したり、手を振ったりしていた。
発話できるようになったので、カッスカスの通らない声ではあるけど、
「おはようございます」
と声に出せるようになったので、散歩がしやすくなったw



・6月14日

気管(おそらく)チクチク発作は、頻度と強度が徐々に下がってきている、ということを先生に報告した。
変化がないとか、悪化しているとかだったら問題だけど、回復傾向にあるので多分このまま収まるだろう。
咳喘息の発作も大抵1ヶ月は収まらないからな。
そのくらい時間をかけて様子見する必要がある。
今回のは、結局なんなんだろうな。
手術では、「胃の中に飲食物があると肺炎になるリスクがある」という説明書きがあったくらいだから
術中に胃の内容物が(ある場合)気道の方へ流れ込んで誤嚥性肺炎と同等の症状を引き起こすリスクがある
ということなのかなと推測している。
と考えると、どんなに胃の中が空っぽでも、唾液とかはどうしても出るし、そういうのが多少は気管に入ってしまうのかも。
気管に液体が少量でも入り込んでしまうと、引き攣ったような呼吸になって、それが収まったあとも
しばらくそのあたりの調子が悪かったりもするし、今起きているのもそれに近いことなのかな。
術前にも私は季節柄喘息気味だったし、元々呼吸器系は弱い家系だからそういうことも普通の人より起こりやすいかもしれない。

しかし、マシな方に向かっていることは確かなので、ゆっくりと時間をかけてでも、
このまま薬の服用や療養によって全体的に治していこうと思う。
なんかオベリスクみたいな名前の初めて出る吸入薬なんだけど、声帯への悪影響は少なめらしい。

声帯の状態を経鼻でチェック。
病院の最寄り駅に着いた瞬間くらいに、まさしく今日の1回目のチクチク発作が出てしまった関係で
ちょっと痰がからみ気味だったけど、なんとか録画撮影には成功。
腫れていないので安心とのことだった。

そして明日から、手術完了3週目に突入するわけだが……。
思い返せば1週目がほとんど沈黙期間。
約5日目からは少しハミングを開始して、10日目からやっと「軽い受け答え」程度の発話が解禁されたところだが、
3週目は、一番声帯の再生が活発らしく、ここで負荷を増やすと過剰に再生してしまうのか、
少し硬め(厚め?)に上皮が再構成されてしまうことが多いらしい。
実際、「調子が戻ってきたかもしれない!」と油断して、ここで急激に会話量を増やしたりして
そのあと「また調子がおかしくなった!」と相談に来る羽目になる……というケースが多いとかw
具体的には、2時間以上連続で声を出したらアウトみたいだ。
あとで引く一過性のものらしいけど、完治が遅れる原因になるので、3週目は引き続き
30分に1回、1分程度までのハミングと、本当に軽い受け答え程度の発話
という負荷を変動させずに、声帯の回復を待つのがいいとのこと。
くれぐれも2時間など喋らないようにしようと思ったけど、そんな予定もないw
まぁ今後も「あ、チクチクする、咳が出そう!」と思ったら、無理にハミングもし続けない方がいいだろう。
ハミングが可能な日については、必ず録音を1度入れるようにしている。
少しだけ喋ってもいいことになっているけど、まだ力むわけにいかず蚊の鳴くような声しか出せないw
痰がからむとどうしても咳払いして出したくなってしまうので、ここが2番目の堪えどころなのだろうな。
1番は手術直後の沈黙療法中w



診察の帰り
前を通るたびに気になっていたラーメン屋に立ち寄った。
かなり好みの醤油ラーメンだった。
醤油豚骨以外のラーメンを久しぶりに食べたけど、美味しくてよかった。
ラーメンって不味くするほうが難しいと思うんだけど、やっぱり「ラーメン屋」ってのはある意味奥が深くてたまーーに
「なんでこんな味になるんだ???」
っていうお店に当たることがあるので油断ならない……!
まぁそういうお店も、たまたまその時私が頼んだものが私の口に合わなかっただけで、
他にもっと私が美味しいと感じるメニューがあったのかもしれないけど。


帰宅。ここで、気になったので気管を始めとする呼吸器系と痰について調べてみた。
痰は、肺や気管支を始めとする呼吸器内から、細菌・ホコリなど健康を害する侵入物を
外に吐き出すために呼吸器系内の粘膜層で分泌されていて、
一日に数回、気管の繊毛運動によって気管の外側に押し流されて食道の方へ飲み込まれたりするらしい。
痰に含まれる細菌は胃酸によって死滅するので、痰・繊毛・胃酸が頑張ってくれることで
一度は呼吸器系に入り込んだウィルスへの感染を予防してくれているとも言えるわけだなぁ。
ということは、痰が出ることは自然なことだし、健康を維持するために必要な機能ということだ。
痰が出る、ということそれ自体は異常ではない。

ここまで調べて「あ!」と色々合点が行ったのが、人間の日常生活において一定量の痰が
気管から出てくるペースって決まっているらしくて(大体午前中と午後遅くに集中して出るらしい!)
多分私にチクチクの発作が起きているのは、そのタイミングなのではないかということ。
つまり、手術の際に、一定量の「異物」はどうしても気管支や肺に届いてしまう。
手術後、時間をかけて痰と気管の繊毛がそれを外へ押し出しているのが今の状況で、
通常通りに毎日一定のペースで痰が出てくるんだけど、痰が出口付近に来ると、
その近辺の繊毛が本来の動きをしようとして何かコンフリクトが起こっているのではないか。
多分気道挿管のときに、繊毛付近に傷か何かついてしまっていて、
繊毛自体はただいつもどおりの仕事をしようとしているだけなのに、それがうまく行かなくて
私にとっては「チクチクする」という自覚症状になって表れていて、しかもそのあと大量の痰が出てくると考えれば
すべての辻褄が合う。

「痰が出てくる」ということは止められないし、止める必要がないということも分かった。
そして、おそらく「いつもどおりに痰を出そうとしている体の動きに対して、
手術による傷か炎症がそれを阻害する形になっている」と推測されるので、
繊毛運動が正常化するように気管内部の傷や炎症が収まるまで待つしか無いと思う。
強いて言えば、吸入薬が出ているので、それを定時吸入することで早く炎症を抑えていこう
というのが今やっている治療なのだな。

このように、病気のメカニズムとか原因を「こういうことかもしれない!」程度にでも理解しておくと
気の持ちようが違うので、治りが早くなる気がする。
変に気を揉むことも減るし。
「そういうことならちょっと時間を要するかもね」
という具合に、ゆったり構えていられるのは良い。
調べ物をしたことで「排痰」に関する記事も見つけ、私が「息の呼吸 痰の型」と名付けたやつが
「ハフィング」という動作に近いことがわかったw
自分で発明しちゃったけど、元から医療的に「やって大丈夫」とされている行動だとわかって安心もしたw


この前夜、「明日は診察だから寝よう」と思って布団で横になってウトウトしてきたところで
母親からトンチンカンなメールが来て目が覚めてしまった。
返信したくもないような内容だったけど、無視すると電話してきたり、夜中の3時に予告なく
直接家にやってくるようなやべぇ相手なので、仕方なく1回返信した。
それからもやもやしながらまた寝に入ろうとすると、もう一度ウトウトしたところで追撃が来た。
そこからずっともやもやしてる。
「いつかこの人の代表的な奇行を一覧にまとめてやりたい」
という気持ちになる……!


私にとっては、「声を発する」というのが、ストレス発散に大きく関係していて、
歌を唄うとか、喋るとか、読み上げるとか…
とにかくストレス発散につながる行為は大体、声を発する必要がある。

だから、手術後しばらく満足に声を出してストレス発散をすることができないとわかった時点で、
「そもそもストレスになりそうなことから、しっかり距離を置こう」
と思ったのだ。
うまくストレス発散できなくなるなら、まずストレスを溜めないようにすることだ。
そう、例えば対人コミュニケーションとか!
人と接することは、ストレスの元になることが多いから。
今はそういう意味で、人と関わることをなるべく避けているのに、
こうして、ストレスの方から向かってこられると困るなぁ、と思ったw