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今月、フランスの友人が4人で来日したので16日にディズニーシーに同行してきた。
うち2人(SashaとSHINDEHAI)が私の音楽仲間で、私が2015年と2017年にフランスへ行った時にはほぼ毎日一緒に過ごしたし、
2017年の渡仏の際には、Sashaがディズニーランド・パリを案内してくれた。
ディズニーランドパリに行った時は、私、Yoan、Sasha、あとSashaの親しい友人の計4人で行ったので
そのときにYoanとSashaには、「もしみんなが逆に日本に来ることがあったら私がシーを案内するね」と言ってあった。
(そして2019年6月に、Yoanが大阪にワーキングホリデーに来ていたので、ふたりでディズニーシーへ行った。)

今回は、Sasha、SHINDEHAI、それからあとニ名、彼らの音楽仲間の計4人で来日していて
最初の1週間奈良・大阪・静岡(河口湖)を旅行してUSJへ行ったり、大阪のクラブへ行ってみたり
富士山の周りで過ごしたりしたらしい。
そして14日、日本旅行が2週目に入って、東京へ移動してきたので、そこからは東京観光をしていて
「今東京についたよ! 明日はモンハンカフェに予約入れてあって、明後日がディズニーシーなんだけど合流する?」
という連絡が来たので、
「ならばディズニーシーを案内しなければ!」
と思って急遽そこからワンデイパスポートを購入して、往復のバスを予約したw
7年ぶりの再会だ。

(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


14・15日は、居酒屋に行きたいというので、私は塚田農場をオススメしておいた。
道端で客引きしている適当なところに入ってぼったくりに遭ったら可哀想だし、塚田農場は美味しいし。
尚、日本の居酒屋では、フランスと比較した時にお酒がすごく安いらしくて浴びるほど飲んだらしいw
私は自分がお酒を飲まないのでフランスでもワインとか飲まなかったし、価格の相場についても考えたことがなかったけど
「とにかく安いからガブガブ飲んだ」
と言ってたw
逆に、チーズについては、フランスの方が種類も多く安いので、日本ではあえてチーズは食べていないとのことだった。
フランスのチーズの種類は本当にすごい。スーパーの棚がまるごとひとつ、全部チーズだし
味や値段が日本と全然違うからなあ。
フランスは酪農が盛んなので乳製品が安い。
日本は米の国だから、日本酒が安いということになるのかも。考えたことなかったけどw
そしてフランスはワインの国でもあるけど、ワインの方が「年代物」とかはプレミアついて価格が上がるというような事情もあり
「日本の居酒屋でがぶがぶ飲む」ような感覚では飲めない価格なのかもしれない。
ワインも、日本だとサイゼリヤのワインが安くて価格の割に美味しいみたいなことを聞くよね。


ちなみに、つくば⇔ディズニーリゾート間の直通バスがあるのだが、
往路 7:10 つくばセンター発 9:00頃ディズニーシー着
復路 21:25 ディズニーシー発 22:40頃つくばセンター着
という往復1便ずつしかない!w 要予約。
もちろん、電車で行く手もあるが、ディズニーリゾートでは沢山歩いたり、立ちながら乗り物を待ったりすることを避けられないので
行き帰りの交通機関内ではせめて立っていたくないから、バスで往復することにしたのだw
バスの時間の関係で必然的に「開園から閉園まで12時間みっちりディズニーにいる」ことになるw
別にそれに不満はないからいいけどw
夜のパレードだのショーまでゆっくり楽しんでから帰れるし。


朝だけは小雨が降っていたので、軽量の折りたたみ傘を持っていったが、SHINDEHAIたちを待っている間に雨がやんでくれたので
合流直前に傘を含めて一部の荷物をコインロッカーに預けた。
私はバスの関係で開園直後についたけど、SHINDEHAIたちが正午前についたので、
それまで私は園のエントランス近めの辺りをぶらついていた。
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ディズニーシーは、入ってすぐにショップが左右に立ち並ぶところはディズニーランドに似ているところがあるが
シーの場合はこれの上階が、実際に宿泊できる公式ホテルの客室になっているのがすごいよね。

それに、あちこちでミッキーやミニーや、ピノキオのキャラクターなどの着ぐるみが出てきては
撮影に応じているし、そのすぐ近くではブラスバンドがメドレーを演奏してくれてるし。
どこで何が行われるかは一応スケジュールに沿っていると思うけど、それをわざわざ全部調べないで
なんとなく歩いているときに「あ、あそこに◯◯がいる!」とか「あ、そこで急に演奏が始まった!」
みたいになるのが、サプライズっぽくてこれはこれで面白いからいいよね。
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この画像の中に「隠れミッキー」と「隠れプーさん」がいます。
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このあたりです。
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私は、前々回シーに来た時に買ったプーさんの木製スプーンがだいぶ劣化したので、
食器類のお土産屋さんに入ってみたところ、全く同じものを見つけて買うことができたw
はちみつを舐めるのに使っている。
木製はずっとお茶に浸けっぱなしにしていると劣化も早いので、同時に陶器製のプーさんのスプーンも買ったw
待ち合わせ前に自分の買い物を済ませたのでもう気が楽w


昼前、SHINDEHAI、Sasha、KAIが到着して、あとのひとりの友達はアキバで買い物をしたいから
ディズニーには来ないということで、4人でシー散策を始めた。
ちょうどお昼どきで、レストランはあまりにもどこもかしこも混んでいたので、
まずは何かアトラクションに乗るなどして少し空いてからお昼を食べようということになった。

私達の共通言語は英語で、お互いにとって英語は母語ではないわけだが、
だからこそ英語で喋ることがフェアというようなところがあるw
(そういえばYoanが日本へ来て一緒にディズニーシーに来たときは、Yoanがほとんど日本語で会話可能だったので
たまに補足をしたいときだけ英語でも言い直すようにするくらいで会話できてたから
Yoanはだいぶ日本語を勉強したんだなと思った)
なので今回も1日中英語で話していたが、たまに適切な単語を思い出せないときがあるので
もっと「すぐに口から英語を出す練習」をしておかないといけないなと思った。
でも、7年ぶりに会った友達と、言葉を探りつつでも会話ができてすごくよかった。

ディズニーシーではファストパスのシステムが終了していて、今はスマホのアプリから
「プレミアアクセス」チケットというQRコードを発券することで、指定の時間内にアトラクションへ行くと
ファストパスのようにすぐに乗り場にアクセスできるという仕組み。
今は40周年記念で無料の「40周年記念プライオリティパス」というものがあるけれど、
40周年記念ではない、単なるプレミアアクセスのほうはなんと1回2000円する。
7900円で入場した上で、アトラクションの列に並びたくなかったら1アトラクションにつき更に2000円追加で払うということだ。
こりゃ大変だ……。
ファストパスは数に限りがあるものの、無料だったのに、
これからはお金にかなり余裕がある人でないと、大人気アトラクションに並ばずに乗ることはできないわけだ……。

我々はまず、「海底2万マイル」の40周年プライオリティパスを確保した上でマーメイドラグーンへ行った。
でも、マーメイドラグーンシアターは休止中なので、リトルマーメイドのショーが見られなくて残念だった。
それでもマーメイドラグーン内を散策するのはいつも楽しい。
あの深海っぽさが良いよね、陸珊瑚の台地みたいに、本来水棲のものを、陸上で味わっている感じ。

あちこち歩いていると、フードメニューのスタンドが沢山あるわけだけど、チュロスやポップコーンが
場所ごとで全部味が違うのには私も驚いた。
こんなに味が増えているとは。
ただの塩ポップコーンから、キャラメル、抹茶ホワイトチョコ、チャイなどなど。
色々な味のチュロスとポップコーンがあった。
「なんでこんなにチュロス売店があるんだ!?」
って言われたけど、まぁディズニーリゾート名物みたいなところはあるし、歩きながら食べられるからねって話をした。
ここって確か餃子サンドの店だったよなって思ってたところ、チュロス屋に変わっていたw

段々風が強くなってきたので時々移動が大変だったけど、雨が降っていなかったのがせめてもの救いだった。
SashaとKAIはセンター・オブ・ジ・アースに乗りに行ったので、私とSHINDEHAIはその近くを散歩しながら雑談していた。

4人で合流してマジックランプシアターを見に行ったり、ファインディング・ニモのアトラクションにも乗った。
あそこへ行くといつも「ストームライダーにまた乗りたいなあ」となるw
「ソアリン」は私も乗ったことがないけど、待ち時間が80分を切ることがなく諦めた。
今度行ったら乗ってみたい。

インディージョーンズのクリスタルスカルの魔宮は絶対に乗ってほしいと思ったので、
スマホのディズニーアプリを必死で更新しまくって40周年記念プライオリティパスを獲得したw
アプリ上でチラっと確認して「40周年プライオリティ・パスは発券できないよ」ってなっていても、
5分ごとに更新が入るので、スワイプしまくっていると在庫が復活するのだw
結果、総合的にはインディージョーンズのアトラクションが一番気に入った! という感想をもらったので、
確固たる意志で乗りに行って正解だったと思うw

それから、100分待ちなのを覚悟の上でトイストーリー・マニアに並んだ。
トイストーリー・マニアは、40周年プライオリティパス対象のアトラクションではない上
2000円のプレミアアクセスチケットも配布終了していたので、単純に並ぶよりほかなかった。
まぁ、こういう待ち時間も、友達と話していればいいので本当に退屈ということもない。
強いて言えば、なかなか先へ進まない行列に立って並んでいなければならないので、足はどうしても疲れるというくらい。
それも、最近毎日しっかりウォーキングしていたので、真の運動不足状態よりはマシだったんだけども。
今、足の親指が陥入爪になってきているので、その腫れが痛いという問題はあった。

7年ぶりに会うので、むしろいくらでも話すことはあり、SHINDEHAIの近況を聞かせてもらったり
私の声帯結節の詳細を話りたりしていたら、100分なんてのはすぐだった。

私はトイストーリー・マニアで、今回12万8000点くらいだった。
↓3D眼鏡をかけて乗るアトラクションなのでスマホで撮影すると二重になる
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前回来た時11万点台だった気がするから、少しは点数が上がったのかも?

「本日のベストスコア」は59万点とか書いてあったから、59万なんて取る人ともなると、
いつどこに高得点の的が出てくるかも把握していて、エイム力もあるんだろうと思うw
いや、59万とか63万とか、もう別次元すぎて意味がわからんw 隣に乗せて見せてほしいw
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あまりにも風が強すぎて19:30から予定されていた夜のショー「ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜」は
中止になったという場内アナウンスが流れた。
それをふたりに話すと残念がっていた。
私もぜひ見たかった。
せっかく閉園時間までゆっくり居残るのであれば、夜のショーや花火はぜひ見たいものだし、
ディズニーシーの場合は、夜のショーでは花火に合わせてセンター・オブ・ジ・アースの火山が噴火したりもするので
そういうのも含めてスペクタクル感が強くて楽しい。
喉が乾いたので、レストランに入って紅茶やコーヒーのたぐいを注文して、少し雑談してから
エントランス近くのお土産屋さんでSashaのお土産選びに付き合ってから解散した!

ディズニーランドパリに行った時、Sashaは自分のダッフィーぬいぐるみの着せ替え用の服を買っていた。
それで
「ダッフィーのお土産は買う?」
と聞いたら、
「まぁ大体同じようなものが売ってると思うからいい」
という返答だった。最初は。
でも、ディズニーシーのダッフィーショップは、ダッフィー&フレンズの専門店で、
最近はダッフィーの友達もかなり増えているので、フェネック?とかウサギとかカメとか、
とにかく「ダッフィーの友達」とされる色々な動物キャラクターのグッズがあるのだ。
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フランスには「ダッフィーしか売ってない…!」ってことで結局Sashaはダッフィーの友達の耳型カチューシャを買っていたw
そう、ダッフィー自体が日本のオリエンタルランド発のキャラクターとグッズで、
フランスでもダッフィーは商品展開されているけど、まだ「フレンズ」たちのほうは、しっかり輸出されていないようだ。
だからこれは、ディズニーランド・パリでは買えないものなのだ。
Sashaは今回は、ベイマックスのグッズも探していた。
ベイマックスのグッズも、エントランス近くのショップ以外の場所に色々散らばっておいてあったりする。
飛行機で持って帰れないほど大きなぬいぐるみとかは、欲しいけど無理という事情があるので
サイズを考えながらお土産を選ぶのが大変そうではあった。


私は2度フランスに行っているので、「外からフランスに行って知ったこと」を色々当時のブログに書いたけど、
今回は、逆に彼らから、「初めて日本に来たからこそわかったこと」が色々聞けて面白かった。
それは「日本に初めて来てわかった日本の特色」と、「それと比べることでわかるフランスと日本の違い」ってやつだ。
私も、日本からフランスに行って「フランスってこうなんだ」と実感したからこそ、
「それと比べた場合日本ってこういう風な違いがあるよな」ということを沢山実感した。

日本に来てSHINDEHAIが一番驚いたこと(そしてそれは同時にフランスと違うこと)は、
「都会的な街(彼らが行った大阪や東京など)ですらも、まちなかにゴミが落ちていないこと」
だそうだ。
日本の「田舎的な地域」に暮らしている人間からすれば、東京では空気の悪さとゴミは目立つように感じるけどねw
それでもフランスから来ると大阪や東京でも十分「全然ゴミが落ちてねーー!!!」となるらしい。


……なるらしい、っていうか、まぁそう思うだろうなと思った。
私が2015、2017年にフランスに行った時に、みんなとまちなかを歩く際に口を酸っぱくして言われたことは
「路傍には必ず、犬の糞が落ちているから下をよく見て注意して歩け。噛み終わったガムもある」
だった。
そして、全開催日の閉館時間まで毎日ジャパンエキスポにブースを出していて思ったことは
「終わったあとの会場、床がゴミだらけできたねぇ!!! みんな気にならないの!?」
だったw
だから私は、自分たちのブースの周りのゴミを拾ってゴミ箱に捨てて掃除をしてから帰っていたんだけど
「なんでゴミを拾ってるの?」
と言われたりしたw
なんでって……公共のスペースが汚いの嫌だろう……と思ったけど、
「ゴミを掃除するのが仕事の人の仕事を奪うから拾わなくて良いんだ」という意見もあったりして
なるほどそういう考え方もあるか、と思った。
(ポイ捨てしたい人にとって都合が良すぎる解釈な気もするけどw)
だからと言って、私は積極的に汚そうとは思わないんだけど、彼らはどちらかというと
「清掃人の仕事がなくなったら可哀想だから積極的に汚すくらいでちょうどいい」
くらいの感覚で言ってるようにも聞こえたから、これが違いなんだなと思った。
日本にだって掃除を仕事にしている人がいるが、「その人達の仕事を増やしてあげるために汚そう」
とは思わないわけでw

これも、今や彼らにとって自明となっただろう。
日本で街にゴミが落ちていない(フランス比)のは、日本ではゴミをポイ捨てするのは「悪いマナー」であり
犬の散歩で出る糞は飼い主が責任を持って処理して去るものだ。
ゴミ箱があれば自分でゴミ箱に捨てるべきだし、ゴミ箱が見当たらなければ自分のカバンに入れて
家に持ち帰るなりする。それが「マナー」だからだ。
公共のスペースを「みんなでキレイに共有するため」に。
それをしたからって掃除を生業にしている人の仕事がなくなるわけじゃないし。
でもフランスでは犬の散歩で犬が糞をするのはあたりまえだし、飼い主は片付けないから、
歩く人が糞がある前提で気をつけて歩かなくてはならないw 踏むやつが悪い。

じゃあ、フランスでもマナーやルールを決めれば良くなるかというとそうでもない。
SHINDEHAIいわくフランスでは
「マナーやルールが、”物事をよくしよう”ということの第一歩たりえない」
のだという。
ルールを決めると、そのルールをいかに壊すか、無視するか、すり抜けるか……というふうに工夫する人が多すぎるせいで。
そう言われてみれば、日本では一般に、マナーやルールは「お互いに心地よく、よりよく過ごすために」作られるもの
守られるものであり、大多数は決められたルールに則って過ごそうとするし、
それが総合的に見て合理的だと考えているから従うのだろう。
非合理なマナーやルールならば当然反発する。
でも、根底が「ルールをいかに無視して自分の好き勝手過ごすか」というような方向の個人主義的な考え方だと、
「みんながよりよく過ごすためにルールを決めたり、マナーを守ったりすることが総合的に合理的だ」
という考えにはならないと考えると筋が通る。
どっちがいいとか悪いとかではなくて、「どういう感覚で生きている人が多いか」で、
こういう違いが生まれてくるよな、と思う。
例えば、「エスカレーターは立ち止まって乗りましょう」と言っても、
「自分は急いでいるからエスカレーターを駆け上がります」
というのは個人主義的だし、そういう考えの人も日本にはいる。
ゴミのポイ捨てでも犬の散歩でも、何に対しても「自分の都合はこうだからマナーは知らん」を適用してしまう人が多数いたら、
そりゃ街はキレイにならないもんな。
日本人だと「エスカレーターは歩いて登らせてもらいますが、ゴミはポイ捨てしません」みたいな人がそこそこいるかも。
(多分、エスカレーターを登るのは、ゴミを捨てるのより「他人に迷惑をかけている感じ」が薄いから
良心の呵責も弱いため)
私はエスカレーターを歩いて登るくらいなら階段を使うし、階段がなかったらエスカレーターに立ち止まって乗ってるけどw
その国の人100%がみんなそう、この国の人ってみんなそうということは日本にもフランスにもなくて、
偏りとか割合とか傾向というものがあり、それがその地域性を決めるものだよね。
マナーの良い人の多い街、マナーの悪い人の多い街、それは割合で決まるよな。


また、公衆のトイレがキレイなのにも驚いていた。
私がフランスにいた時に、
「フランスではウォシュレットのトイレをひとつも見かけないのはともかくとしても、
女子トイレなのに便座がない(破損して取り外した後新しい便座を取り付けていない?)ケースもままあるし、
比較的キレイなトイレだと入場料を取られるし、入場料がかかる上で猶汚い路上の公衆トイレなんかもあるので
トイレの違いには驚いた。
日本は公衆トイレがだいぶキレイで、必ず無料で、しかもトイレットペーパーの質もすごくこだわっているということが
改めてわかった」
というようなことを言った時に、
「そんなに〜? 本当に〜?」
っていう反応だったけど、実際に日本に来て私の言っていたことが今わかったようだw
日本で汚い公衆トイレを探そうとしたら、手入れの行き届いていない公園や山の中の公衆トイレということになるw


それに、どんなお店でも、お会計のときにお金とレシートなどのやりとりをするために
「トレイ」を介することも発見だと言っていた。
(トイレの話のあとにトレイの話なのでややこしいが)

これはどちらかというと、コロナの時に、それ以前に輪をかけて
「トレイを使ってお金の受け渡しをしましょう」
というのが徹底されたと思うけど、それを抜きにしても、以前からお金はトレイに置いていたから
「言われてみれば確かにな」
と思った。
日本はコロナの前から会計にトレイを使っていて、それがコロナでより徹底されるようになったところがあるが、
他国は、コロナを通過してさえトレイを使っていないということだなw


それから、東京ではビルが高層だし、ビルの表面に広告の垂れ幕みたいなものや巨大ポスター、
またはデジタルサイネージがあるのがクールだと言っていた。
パリの場合は、市の条例によって「エッフェル塔より高い建物を建ててはいけない」という決まりと
建物に広告を貼り付けてはいけないというのがある。
もちろん、パリ市街の景観を保全するためだ。
日本でも、「そこにその高さの建物を建てていいか」というのは、周囲の日照権とかの関係から
完全に好き勝手に決めて建てちゃって良いということもないけど、まぁパリと比較したら自由度が高いのかもしれない。
建物はでかいし、アキバなんかはビルの広告がデカくてバリエーション豊かで面白いなと思うのかもしれない。
そして奈良や京都は、市街の主要道路が碁盤目状になっているところもあるが
東京はそれと比べるとだいぶカオスだよね、という話をした。
奈良・京都は、平城京、平安京時代の名残で碁盤目状になってるだろうけど、東京はそういう区画整理をされてないからな……。
しかも東京は案外起伏もある。
◯◯坂という場所には実際に結構な勾配の坂があることが多い。
その上で東京は、電車の路線も、地上・地下両方に沢山あるのでカオスに感じるよね。
ちなみに奈良公園で鹿と触れ合ったのが楽しかったらしい。


ほかにも私が意外に思ったのが、Sashaがオフショルダーのワンピースドレスを着ていて、
「こういう服はフランスでは着て出歩けない(から、日本では着られて嬉しい)」
というのだ。
こんな服を着ていると、”絶対に”知らない人(男女問わず)がべたべた体を触ろうとしてくるのだという。
(なんでかはわからん。触ろうとするやつの動機が想像できんw)
日本にだって痴漢はいるし、スカート丈が短いだの、肩や胸元が露出しているだのの服を着ていたら
「そんな服を着ているから痴漢に遭うんだ(着る方が悪い)」
みたいな被害者への批判が噴出することもあるくらいだけど、なんかちょっとスケールの違う話っぽかった。
だって「そういう服を着ていたら絶対痴漢に遭う」とは言い切れないし。
でもフランスでは「絶対触られて嫌だ」というのだ。
どうも日本でイメージする「痴漢」とも違うらしい。

私は色々考えた。
日本では痴漢がターゲットを選定する時に、(まして現場が満員電車などの混雑した場所である場合)
相手の服装の露出度合いなどではなく、「抵抗しそうな人かどうか」を見て選ぶ傾向はあると思う。
だから、逆説的には「単純に肩が出ている服だから触った」という事例には発展しにくいかも。
触ろうとする輩は、相手の肩が露出しているかどうかをあまり判断材料にしていないだろう。
要は「抵抗しそう、すぐに声を出して助けを求めそう、気が強そう」そういった、
痴漢目線で見て面倒くさそうな人はターゲットにされにくいという感じ。
そこでは「どういう服を着ているか」は二の次になるだろう。
そういう観点で考えると、外国人の女の子がオフショルダーのワンピースを着ているからって
触ろうとする人はほぼいないのは確かかも。
ましてや複数の外国人の男の人とのグループで行動しているし。
一方、フランスでは、肩出しワンピースの女の子を見るなり肩を組んできて
「今から一緒に飲みに行かない?」
みたいなナンパをするような人が寄ってくるということなのかな。
(実際、まちなかを歩いていていきなり知らないグループがSHINDEHAIに絡んできて
「飲みに行こうぜ!! あ、あんたYoutubeで見たことあるよ!!」
と言い出す事案があった)
しかもそれが”男女問わず”というのがびっくりだけど。
女性に対して女性もべたべた触ってくるというのだから「なんのために?w」と思うけどw
日本は、元々スキンシップをあまりしない国民性だし、パーソナルスペースもみんなが広く取りたがるから
積極的に他人の肌に触れに行こうとする感覚や動機がわからねえw
まぁそういう意味では「本国よりは安心してワンピースドレスを着られる!」と思うのは
思い違いではないと思う。


しかし、一方で、ある夜クラブに音楽を聞きに行ってみたら、誰も音楽なんか聞いておらず、
男性客はみんな「女漁り」に来ているようで、目をギラつかせながら女性客の品定めをしていてがっかりした
とも言っていた。
私は
「アニクラに行ったらちょっと事情が違ったかもしれないけど、よほど”治安が悪い方の”クラブに
たまたま入ってしまったんだろうな」
と思った。
クラブにだって色々なものがあると思う。
アニソンやゲームミュージック関係のクラブイベントもあるわけで、そういうところのほうが
音楽を楽しむ目的の人は多いし、SHINDEHAIやSasha的にも知っている曲が流れて楽しめたかもしれない。
事前に相談してくれたら治安のよさげなアニクラを紹介できたかもしれないけど、手遅れだったw

それと同時に、24時間営業のコンビニ・飲食店があるのもすごいと言っていた。
コンビニは数も多いし24時間営業していて、様々な物が買える。
夜になると閉まるレストランの場合は、大体23時〜午前2時くらいのどこかのタイミングで閉まるけれど、
例えばすき家・吉野家のように24時間営業の牛丼屋や、デニーズのようなレストランもあるから
深夜や明け方にも外食が可能だ。
フランスにはそういうものはないという。(実際なかった)
それが便利だしすごいと言っていた。
それは同時にそういう時間に働いている人がいるということも意味するけどw
日本の便利は、その「便利を支えているマンパワー」あってのことなんだよね。


そんなこんなで、ディズニーシー閉園間近、エントランスで我々は「またねー」と別れた。
まだ数日、SHINDEHAIたちの東京観光は続く。
次に会うのは、フランスになるか、再びの日本になるかわからないけど、
地球の反対側の友達なので直接会うのがとにかく難しい!
それでも、知り合って11年も縁が続いているし、「また会いたいね!」「活動がんばろうねー!」と言い合えるのが嬉しかった。

元々は、この週に声帯結節の除去手術の予約を仮で入れてあったけれど、SHINDEHAIが日本に来るというのだから
この機会を絶対に逃すわけにはいかないと思って、予約をずらした。結果、その判断は正しかった。
2週間、日本に滞在しているうちの1日しか一緒には過ごしていないけれど、
この縁はこれからも続いていくし、またネットを使って情報交換していこうと思う。
いつかSHINDEHAIが日本で音楽の仕事をもらえる日が来ると面白いのにねw