1989年にファミコンソフトとして発売されたワギャンランドは、現在
Switchの『ナムコットコレクション』をDLするだけで無料で遊べます
DL特典です。

そこで、弟と研究を重ねてRTAをやってみることにしました。
(ファミコン版もファミコンの実機も持っているけど、ナムコットコレクション版で)
ある意味でCo-opですw
Speedrun.comに、この第1作目のワギャンランドのゲームタイトル登録がなされていないようだったので
まずチャートを組み、実際に走って動画をアップロードし、未登録ゲーム、新カテゴリとして登録することにしました。
(こうすることで自動的に砂利さんはこのゲームのモデレーターをやることになるけどw)

そうして、1ヶ月弱でひとまず走り終えた動画がこれです。


では以下、現状のチャートやここまでの道程なんかを書きます。


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


<ルート選択>
このゲーム、全体のステージ数などは少ないけれど、1周する間にコースが二手に分岐する部分があります。
そこは、砂利さんが「おそらくこっちよりはこっちの方が早いと思う」方のルートを選ぶことにしたようです。
今回はそれを「下ルート」と呼んでいます。


<アクションパート>
ここからは、主に砂利さんがまとめたアクション部分の解説を掲載します。

------- ここから砂利メモ -------

基礎情報
ライフの概念がないので、一度でも敵に触れたらステージ失敗で入り口に戻される。
残機がなくなるとタイトル画面に戻される。

A:ジャンプ
 ボタンの強弱でジャンプの高度が変化
B:超音波
 当てると敵の動きを止める
 ステージ中のワギャナイザーを集めることで
 ワッ(0)→ギャ(1)→ガー(2)→ギャー(3)と進化
 進化するごとに大きさと停止時間延長

◇無敵時間について
 ワギャナイザー(道中に浮いているワギャンマーク)を4つ取ると無敵となる
 効果時間は約15秒
 目安にワギャナイザーが徐々に減っていき0になるとき無敵が終了する
 無敵中の効果
  ・移動速度アップ
  ・当たった敵を吹き飛ばす
 尚、無敵中は本来ある位置のワギャナイザーは消滅(追加取得不可能)
 無敵になる直前(3状態)まではステージ持越可能

◇ジャンプのコツ
 ジャンプには、3段階ある
 フワッとしていて滞空時間が長いので、大ジャンプを多用すると時間がかかる
 なるべく小・中ジャンプ等で足場を渡ったり敵を躱すことが重要

◇超音波のコツ
 止まった敵は触れてもゲームオーバーにならず、空中の敵もその場で止まるので足場に出来る
 止めた敵へのワギャンの挙動として
 ・下からジャンプするとすり抜ける
 ・止めた敵から降りるときズレるように移動する
 のでこれらを利用するとタイム短縮に繋がる
 (※「止めた敵は〜」は今回の記録動画後に攻略等にて知る)

◇アクションとしてのコツ
 一本道で、来た道を戻らないステージ構成
 その為、敵湧きや動き出すタイミングをかなり正確に把握することができる
 それを研究して出てくる敵を先読み超音波で止めたり
 無敵になるタイミングを調整して、
 …恐伺箸肇織ぅ潺鵐阿妊リアするステージ
 ¬掬┐念豕い剖遒曳瓦韻襯好董璽
 を振り分けて、各ステージを攻略していくのが良いと思われる

◇ジャンプ台について
 踏み込み具合で飛距離が変わるジャンプ台
 具合は「少し傾く・完全に水平」の二種類
 最もジャンプ台の力を発揮できるのは、ジャンプ台の根元ではない方のギリギリ端でジャンプボタンを押して飛んだ時。
 大ジャンプ中は滞空時間も長くなりパラシュート落下のように動けるのだが、
 常に前に進むRTAとしては特に意識しない
 むしろ、先の敵の位置を把握しつつ飛距離を調整し
 飛びすぎて(もしくは飛び失敗で)落下や敵激突に注意した方がいい

◇アイテムについて
 『スーパーワギャナイザー』
 中盤に長老からもらえるアイテム(選択制なので受け取らなくてもよい)
 超音波に強弱がなくなり敵を吹き飛ばすモノに変化
 強力ではあるのだが
 ・敵が足場にならなくなる
 ・これより更に強力なモノが手に入るので
  実質1ステージ半で使うかどうかは現在微妙(要検証)

 『ワギャコプター』
 ワギャナイザー入手後上ルートを選択し、ワギャン兄(幽霊)からもらえるアイテム
 超音波が出せなくなるが空を飛べるようになる
 特徴としては
 ・ボタンを押すと飛行開始
 ・押しっぱなしで永続的に飛行可能
 ・高度調整はボタンを離したり連打で調整
 ・飛行中に一度左右どちらかを入力すると、左右ボタンを離しても入力した方向に飛び続ける
 超音波(スーパーワギャナイザー含む)を出せなくなるが
 飛ぶという行為に、デメリットがないどころかステージのギミックを大抵無視できるのが非常に強力
 前ステージでワギャナイザーを取ったとしても交換推奨だと思う

 『タイムストッパー』
 ワギャナイザー入手後下ルートを選択し、瀕死の仲間からもらえるアイテム
 これを持っていると、ラスボス戦の神経衰弱・しりとりで
 本来押せないスタートボタン(ポーズ)を押して制限時間を止めることができる。回数は3回。
 上記二つとは異なる対ボスアイテムだが、 ボスはパターン研究しそれが活かせれば
 制限時間に困るような展開はなく
 (RTAとしてプレイする以上、むしろ困るようならロス)
 最終ステージの苛烈なギミックを ワギャコプターでクリアできないデメリットが
 あまりにも大きすぎるので、おそらくRTAで出番はない

------ ここまで砂利メモ -------

実際の例として今回の動画の場合は、
2面後半・4面後半・5面後半・8面全体・10面全体・11面(動画だと10面ワギャン兄)後半
ゲッハー後半、Drデビル後半で無敵化しています。
これは、この部分で無敵化して敵を吹き飛ばしながら駆け抜けたほうが安全度が高まるというケースなども踏まえて
「狙った箇所で無敵化する」ために4つ目のワギャナイザーの獲得数をどこで取るか
という調整をした結果で、そのため何箇所か「あえてワギャナイザーを獲得しない」というチャートになっています。

あとはメモにあるように「ジャンプの滞空時間が長くなるほど横移動としての距離は短くなる」性質があるので
不必要に大ジャンプを使わず、小・中・大のジャンプを使い分けること、
また、この先に出現する敵に当てるために、実際に敵が見えてくる前から超音波を発しておくような
先手の行動などが肝になるようです。


<ボス戦徹底解剖 虎の巻>
今回のルートを通ると、以下のようなボス戦の順序になります。

1:ガンク(しりとり)
2:キューラ(しりとり)
3:クロコ(しりとり)
4:アリゲ(神経衰弱)
5:ゲッハー(神経衰弱)
6:Dr.デビル(神経衰弱→しりとり)

ラスボスのDr.デビルはどんなルートで進もうが必ず戦うということは当然として、
他のボスは、「進行ルートを変えると別のボスとの戦闘になるため遭遇しない」ものもあります。
今回通らなかった「上ルート」を通ると、
マッシュ(しりとり)、バウテン(神経衰弱)、マジョーラ(しりとり)と遭遇することになります。
この場合ガンク、キューラとは遭遇しないことになります。
上ルートと下ルートを一度比較してみて、今回は
「ひとまず下の方が速そう」
という結果になったので、そちらを走りました。


・ボス戦ミニゲームの基礎知識
道中、しりとりと神経衰弱どちらのボス戦のルートを通ったほうが早いのか、ということを考えるところからだったのですが、
おそらく時間だけなら
「しりとりで少ない手数で相手を詰ませる」のが一番早いのではないかと思います。
最短なら、「相手・自分」の1往復で相手が「単語がない!」となって終わるので。
神経衰弱を最速で済ませるには、「ノルマ分の点数を獲得してからタイムアップまで待つ」が時短になるかと思います。
カードをすべて開ききってしまうと、7アップしてしまい長い演出が入りますので
それをなくすためにもノルマだけ達成して時間切れにする方が早いかと。

ただし、しりとりの方が神経衰弱よりも乱数によるブレが大きいという特色があります……。
なるべく、戦略で排除できる「無駄な時間」をすべて削って、「あとは乱数次第」という段階へ持っていくために
各ボスの、盤面の傾向などを洗い出してみました。

しりとりの情報ドキュメント
神経衰弱・しりとり情報エクセルシート

※現在も研究中であるため、ファイルは随時更新され最新版になります。

以下に、今回の動画作成時点での情報を掲載します。
最新情報は上記Google Driveファイルのものになります。


◇しりとりについて

基本的な仕組みとして、絵札に読みが複数設定されていて、絵柄と読みの紐付けは
判明している範囲でエクセルファイルの「しりとり」シートにまとめてあります。

ボスAIには「カードの使用頻度(同じ頭文字のカードが複数ある場合にどちらを優先して使うか)」
「盤面に出現しうる絵札」、またキューラ以降は「絵札をめくった後に出てくるカードの傾向」
などが設定されているようです。
たとえば、盤面に「き」で始まる単語として「きつね」と「ききゅう」が同時に存在するとします。
この時に、どちらを使うかはボスごとに偏りが見られます。

カードの読みには、最も一般的な読みと、ボスが
「◯◯か?!」
という反応を示す、俗に「裏読み」と呼ばれている読み方があるのですが、
ボスの方が裏読みを優先的に使ってきて詰ませにくる、ということはないようでした。
例えば、「うし」のカードがあるにも関わらず、ボスが「うみのみちしるべ(灯台の裏読み)」を使ってきて
「べっこう(亀)」「ベニテングダケ(きのこ)」が存在しないからプレイヤーの詰み!
というようなことは起こりません。
そのカードで裏読みをする以外に盤面にカードがないというときにだけ裏読みを使ってきます。
しかし、こちらは詰ませることで時間短縮が図れるので、積極的に
「あとに続く単語が存在しない裏読み」
を使ってボスを手詰まりにします。

その頭文字のカードが存在しないので確定で詰む文字の例
「ち」:うち、おうち、おちち
   └「う」か「お」が回ってきた時可能
   ※「お」はラジオのみ つまり、ラジオ―おちち―詰み

「ぷ」:カップ
   └「か」が回ってきた時可能

「ゆ」:エミュー、バッシュ
   └「え」か「ば」が回ってきた時可能
   ※「え」は「ぬりえ」や「いえ」
    「ば」はけいばしかない

「る」:キャンドル、タイムトンネル、ミサイル
   └「き」か「た」か「み」が回ってきた時可能
   ※「み」はねずみしかない

条件付きで詰ませられる文字の例
「ぬ」いぬ:ぬいぐるみとぬりえがない時
   └「い」が回ってきた時可能

「ぱ」ラッパ:パンダが無い時
   └「ら」が回ってきた時可能

「び」ともしび:びく(壺)がない場合
   └「と」が回ってきた時可能

「べ」うみのみちしるべ・ぼたんなべ:べっこうとベニテングタケがない時
   └「う」か「ぼ」が回ってきた時可能

「む」ラム:むせんきが無い時
   └「ら」が回ってきた時可能

「め」うみがめ・かめ(壺):めがねとめまいが無い時
   └「う」か「か」が回ってきた時可能

「り」かきごおり:リンゴとリスがない時
   └「か」が回ってきた時可能

「ろ」うきぶくろ:ロウソクとロケットが無い時
   └「う」が回ってきた時可能

「れ」ウクレレ:レッサーパンダがない時
   └「う」が回ってきた時可能

「わ」うつわ(壺のカード):ワイヤレスマイクがない場合
   └「う」が回ってきた時可能

以上のことから、逆に「ラッパ(トランペットの絵)」のカードは大抵「パンダ」とセットで出てくる
というような傾向があります。
そうしないと、ラッパで詰みやすいからでしょうね。


また、以下は現時点での調査結果としてまとめたボスの傾向です。
どの文字が回ってきた時に、なんのカードから詰みワードに誘導できるかは
エクセルの「しりとり詰みルート」シートを見るのが早いです。

<ガンク>

・傾向

 灯台(うみのみちしるべ)・蝋燭(キャンドル)・猪(ぼたん鍋)が出やすい
 蝋燭・猪は100%、灯台、気球は80%
 狐があると気球をスルーして「きつね」を使用することが多い(確定ではない)
 きつねがあっても、「らくがき」の後は「ききゅう」に行くことが多い
 ミルクがたまに出るがラジオが稀なので「ラジオ―おちち」が作りにくい

 カード使用優先度:カメラ>貝 クジラ>靴 うきぶくろ>うま

・早めに終わる例(カードの出現率も踏まえて)

 「ききゅう」を使わせて「うみのみちしるべ」
 「とうき」「つき」「らくがき」を使わせて「キャンドル」
 「つぼ」を使わせて「ぼたんなべ」(ただしつぼがない盤面に当たったら不可能)

うみのみちしるべルート例(赤字は自分のターンを表す)
 望遠鏡―うみのみちしるべ
 くじら―らくがき―ききゅう―うみのみちしるべ
 くつ―つぼ―望遠鏡―うみのみちしるべ
 いのしし―しおふき―ききゅう―うみのみちしるべ
 カメラ―らくがき―ききゅう―うみのみちしるべ
 ロケット―とうき―ききゅう―うみのみちしるべ
 トマト―とうき―ききゅう―うみのみちしるべ

キャンドルルート例
 うま―まつ―つき―キャンドル
 インク―くつ―つき―キャンドル
 インク―くじら―らくがき―キャンドル
 マイク―くつ―つき―キャンドル
 マイク―くじら―らくがき―キャンドル
 しろ―ロケット―とうだい―インク―くじら―ラケット―とうき―キャンドル

ぼたん鍋ルート例
 インク―くつ―つぼ―ぼたん鍋
 ミルク―くつ―つぼ―ぼたん鍋

<例外の対応>
しおふき―きつね と来た場合、ねずみミルクくつキャンドル
(しおふきの後、ききゅうに行くことが多いがききゅうをやむなく使ってしまったときなど)

「灯台なし+壺なし+ろうそくスタート」のとき
ろうそく―くつ―つき―きつね―ねこ―こおりいちご―ゴリラ―ラケット―とり―りんご(END)
のルートのどこかに合流する


<キューラ>

・傾向

 カードを使った後に、別のカードが出てくる
 ガンクに出てこなかったあらゆるカードが登場しうる
 その代わり「うち」「エミュー」「おうち」「カップ」などの確定詰みに持ち込める
 べっこうとベニテングタケに注意して「うみのみちしるべ」「ぼたん鍋」を使う必要がある
 めくる前から「まないた―タイムトンネル」が出現しているケースもある
 羊で「ラム詰み」が出来る
 4〜6往復は覚悟しておいたほうがいい

・早めに終わる例(カードの出現率も踏まえて)

いぬルート例 (ぬりえ・ぬいぐるみの有無に注意)
 きのこ(きんこ)―こや―やし―しか―かい―いぬ

ウクレレルート例 (たぬきの有無に注意)
 (イタリアン)トマト―ともしび―びく―くつした―たいよう―ウクレレ

うちルート例
 たぬき―きのこ―こうじょう―うち
 りんご―ゴリラ―ラッパ―パンダ―ダチョウ―うち

うみのみちしるべルート例 (べっこう・ベニテングダケの有無に注意)
 いのしし―しおふき―ききゅう―うみのみちしるべ
 インク―クラシックギター―たいよう―うみのみちしるべ
 らくがき―きゅうけつき―ききゅう―うみのみちしるべ
 ろうそく―クジラ―らくがき―きつね―ねつききゅう―うみのみちしるべ
 かい―一眼レフ―ふじ(リンゴ)―じゅしんき―ききゅう―うみのみちしるべ

エミュールート例
 いえ―エミュー
 どへたなえ―エミュー

カップルート
 しか―カップ

かめルート例 (めがね・めまいの有無に注意)
 いか―かめ(亀・壺)

一眼レフキャンドルルート例
 一眼レフ―フォークギター―たいよう―うま―まつ―つき―キャンドル
                               └つぼ―ぼたんなべ

クラシックギタールート例 (たぬきの有無に注意)
 ラジオ―おひさま―マイク―クラシックギター
 ※たいようを潰した上で「た」を回す

タイムトンネルルート例
 つくし―しろくま―まないた―タイムトンネル
 やし―しろくま―まないた―タイムトンネル
 きんこ―ココナッツ―つくし―しろくま―まないた―タイムトンネル

ひらやいっこだてルート例 (てんしゅかくの有無に注意)
 コーヒー―ひらやいっこだて
  ※城カードがあると「てんしゅかく」に繋がってしまうので注意

ぼたん鍋ルート例 (べっこう・ベニテングダケの有無に注意)
 インク―くつ―つぼ―ぼたん鍋

ラムルート例 (むせんきの有無に注意)
 こうもり―りんご―ゴリラ―ラム

<クロコ>

・傾向

 基本的にキューラの応用でいける
 うずまきがあるとき、灯台・蝋燭がない
 逆に灯台・蝋燭があるとき、うずまきが出ている事が多い

 更に詰みカードの位置として
 1行目:蝋燭
 2行目:猪(ぼたん鍋)・灯台・うずまき
 3行目:灯台(気球も)・羊(ラム)
 4行目:うずまき・ダチョウ(エミュー)・ミルク(おちち)・猪・家
 に出やすい傾向があるので、初期状態でカードがなかった場合でも、
 該当の行をねらってめくっていくと詰みカードをドロー出来るかもしれない

 カード使用優先度:きつね>ききゅう(陶器気球ルートに入りにくい原因になる)
          ぎゅうにゅう>ギター

・早めに終わる例(カードの出現率も踏まえて)

一眼レフルート例 (フォークギターとふじの有無に注意)
 かい―一眼レフ

うみのみちしるべルート例
 うさぎ―きゅうにゅう―うみのみちしるべ

カップルート例
 (えぞ)しか―カップ

キャンドルルート例
 くま―まつ―つき―キャンドル

するめルート例 (めがねとめまいの有無に注意)
 リス―するめ

ラムルート例 (むせんきの有無に注意)
 きのこ―こおりいちご―ゴリラ―ラム
 かき氷―りんご―ゴリラ―ラム
 コウモリ―りんご―ゴリラーラム
 やし―しおふき―きのこ―こおりいちご―ゴリラ―ラム


------

キューラ以降のボスは、カードをめくった後のマスに「盤面になく、未使用のカード」が新たに出現します。
これにも法則性があり、以下のようにカードがテーブル化されているように見えます。

テーブル1:箪笥 望遠鏡 馬 狐 落書き 蝋燭 コーヒー つくし 鹿 金庫 トマト スイカ 猫 しゃもじ ラジオ
テーブル2:鯨 ゴリラ 月 城 太陽 壺 カメラ ロケット リス キノコ ヤシ 牛 自動車
テーブル3:マイク ネズミ 砂時計 うさぎ オットセイ 気球 灯台 熊 パンダ こうもり 貝 亀 十字架 羊
テーブル4:猪 インク ギター 靴 松 ミルク 浮き輪 イカ りんご 眼鏡 インク 渦 ダチョウ かき氷

同じテーブルのカードは初期状態では必ず「同じ横列」に出現し、めくって出てくる場合でも
「テーブルが空にならない限りは」、同一テーブルの中から選出されるようなので
例えば「ききゅう―うみのみちしるべ」を使いたいのに場にない場合、
テーブル3のカードが並んでいる横列をめくりまくっていけば早く出る可能性があるということです。
また、全ボス戦でテーブルは共通のようです。

以下の例だと、
しりとり単語テーブル
横列1:テーブル1
横列2:テーブル2
横列3:テーブル3
横列4:テーブル4
に対応しています。
横列2がテーブル3、横列3がテーブル4というようなケースもありますが、ともかく
「同一テーブル内の単語を横に並べて表示している」
「めくった後に同一テーブル内からカードを追加する」
というのは確からしく思います。

ただ、この情報はあまり時短には活かせず、強いて言えばラスボスのDrデビル戦に限って「詰みが有効打にならない」ため、
ノルマまで安定して点数を稼ぐのに使えそう……というくらいです。

Drデビルまでの中ボス戦は、詰将棋なのでエクセルファイルの詰みルートを参考に
最短で詰みに持っていける単語を盤面から探すことになりますし、
その上でこの「単語テーブル」のことはそこまで重要視する必要がないと感じました。(少なくとも現状では)
なぜなら、最速の手は1往復で詰ませられる手ですから、「盤面の初期状態の中にカードがあること」が必要で
「めくってからようやく詰み手が組める」ようでは、すでに「最速ではない」からです。


ガンクで実際に発生したワンキル(最速)の例として
望遠鏡―うみのみちしるべ
すいか―かめ(壺)
つぼ―ぼたん鍋

などがあります。

キューラでは
工場―うち
鹿―カップ
家―エミュー

などが散見されます。


◇神経衰弱ついて

まず神経衰弱の仕様についてです。
盤面はしりとりと同じく6×4の24マスなので、12種類のペアが伏せられていることになります。
そして、最初にボスがめくる2枚のカードが何なのか、それがどこに配置されているかによって
「ほぼ確実に」すべてのカードの配置を特定できます。
初手にめくるカードの内容と場所は、盤面とセットになっているからです。
稀に、「同一の初手カード、同一の場所でありながら、他のカードの配置が異なる」ケースもあるので
それは注意が要りますが……。

今回の動画を例に挙げますと、今回のアリゲは初手で「スイカスイカ砂時計ねこ」をめくりました。
しりとり初手例

この時点で、盤面の内容は以下の配置の「うさぎ→SP、SP→ねずみ」にしたものになります。
ちなみにこの配置自体は、初手が「りんご・うさぎ」の時に使われるものです。
アリゲ02「りんごうさぎ・スイカスイカ」


他の例としては、こちらが「くまトマト」で始まるパターン。
アリゲ17「くまトマト」

これを仮に数字に置き換えるとこうなります。
神経衰弱パターン17「くまトマト」

つまり、「りんごうさぎ」で始まるパターンと、「スイカスイカ砂時計ネコ」で始まるパターンを
上記のように数字に置き換えた画像にしたら、それらは同じ画像になるということです。
数字に置き換えた図案で検証すると、各ボスあたり14種類くらいのパターンから乱数で盤面が選ばれているように見えます。
よって、「数字に置き換えた時に同じ画像になるけど、数字に対応している柄が異なる」という盤面が色々あります。

時間短縮としては、2点獲得できる「SPカードの位置」が重要なので、
「数字に置き換えた時に同じ画像になる盤面」も、別物として扱ってデータベース化しました。
エクセルファイルの「初手リスト」で、どのボスが何の初手で神経衰弱を始めたかという情報から
盤面パターンの画像ファイル番号を特定できるようになっているので、
「アリゲが、インクトマトで開始した」のであれば「アリゲ04」の画像
「ゲッハーがSPネコで開始した」のであれば「ゲッハー09」の画像を開けば
すべてを透視出来ることになります。

では、もし全く知らない初手で始まって盤面が特定できない時はどうするかというと
Bプランでプレイします。

ボスは、一度開いたカードの内容を絶対に忘れませんし間違えません。
それともうひとつ、ペアが発見出来ているカードがない場合は必ず
「ヤマカンで」のセリフと共に、「今まで誰もめくっていないカード」をめくります。
そのため、こっちもヤマカンでめくっていくと自分がペア先を見つけていない
新たなカード配置情報を無駄に相手に与えてしまうことになります。
そこで、自分の1回目・2回目は、すでに相手がめくったカードをあえてめくり
「さっきめくったやつだな」
と言われておきます。
それに加えて、めくったカードの情報は6×4のマスの表にメモっていきます。
自分の3回目か4回目が回ってくるあたりで、12種類の絵柄のうち最低でも6種類くらいは判明していることになります。
そこで、このへんから自分の方でも今までめくられていない位置のカードをめくっていくことで
これまでに片割れの位置が特定できている絵柄が出てくる可能性は高まっています。
あとは、消去法でペアを獲得しながらノルマのポイントを稼ぐ形です。

相手に1〜2点先取されてしまっている場合は、少し早めに攻め始める必要もあります。
すでに相手が開いたカードの位置から、盤面を線対称で見た時に反対側の同じ位置関係に
別のペアがあることが多いのでそういうところから予測していきます。


また、今回のルートだと関係なくなってしまったのですが、バウテンの盤面は
確率約50%で「点対称」です。
「かき氷くま」スタート
神経衰弱工事02「かき氷クマ」(点対称)

初手で1点先取してくる時は点対称です。
以下は「スイカスイカ」スタートの盤面です。
神経衰弱工事02「すいかすいか」(点対称)

こちらは「インクインク」の盤面。
神経衰弱工事11「インクインク」

(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


ここからは、今回の「ワギャンランド(FC)」をRTAで走ってみるという企画それ自体の記録など、余談になります。


5/30 研究開始
ナムコットコレクションをただニンテンドーストアからダウンロードしてくるだけで
無料でワギャンランド(FC)の移植版が遊べることが判明したので、研究をしてみようと思い弟に声をかける。
Speedrun.comには、ファミコンの『ワギャンランド』『ワギャンランド2』の
ゲームカテゴリが存在しないっぽいので、もしある程度の記録を出せれば
ゲームリクエストをしないか、というところも含めて誘ってみる。
なんと、声をかけたその日に学会第1回が開催される。(フットワークの軽さよ)
ちなみに、ワギャンランドは私が中2のときにもらったソフトなので、弟は7歳から遊んでいることに。

普通に通してクリアするのに40分くらいかかることが判明。
この時点では、砂利さんが小学生の頃に周回していた「上ルート」で計測していた。
のちの学会の日に、上下のルート比較をするまでは
「なんとなく上の方が慣れてるし上の方が速そう」
という感覚でいた。(のちに比較検証で覆される)

6/1
神経衰弱の研究
「盤面は初手と紐づけできる」

以後も2〜3日に1回のペースでDiscordサーバーに集まって検証、試走、作戦会議を続ける。

6/5
上ルートでノーコンティニュー40:38.05という参考タイム

6/6
上ルートの方が本当に早いのかどうか比較する
結果、「下の方が圧倒的に早くないか?」となる

6/10
下ルートしりとりの本格的な研究を開始
ガンクとキューラ

6/17
下ルート30分を切る(28:28.18)

6/21 深夜
24:25.35が出たので動画を投稿する
Speedrun.comにタイトルリクエストをする

という時系列です。


ちなみに、実際にアクション部分も練習しながらのボス戦研究だったので後で気付いたことですが、
ボス戦の検証単独なら、裏技を使うのが早そうです。
ファミコン版の時の隠しコマンドがそのまま移植されているので、
タイトル画面で
上、上、A、上、上、上、B、上
と入力すると、道中ボスと戦える画面に進めます。
「くみあわせ」のところに表示されるひらがなが、以下のボスに対応しています。

あ:マッシュ
い:ガンク
う:マジョーラ
え:キューラ
お:クロコ
か:工事
き:アリゲ
く:ゲッハー


今回の動画のランでは、アクションパートでの被弾によるタイムロスはないのですが
ボス戦で尽く、それまでのデータベースになかった初手パターンがお出しされてしまったので
盤面パターン特定に時間がかかったりした部分がありました。
それを考えると、まだ縮める余地のあるタイムなので、まだまだ走って遊べそうです。(弟が)

<追記>
Speedrun.comにタイトルと記録を登録したので、砂利さんが暫定公式世界1位になりました。


<追記2>
記録更新