初日に3D4DXで観たいな〜と思うくらい観たかったのだが、色々と訳あって、
1ヶ月くらい経ってやっと観に行けた!!
そして、色々と訳あって、ブログを書くのも遅くなったけどやっと書く!!!

※ストーリーの根幹に触れる部分があるので、ネタバレNGな人はこの先は読まないで本編を先に見てくださいw


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


1作目はこちら。


何年前だかは忘れたけど、1作目は2度観てある。
実家に帰省して暇だったときに、実家のテレビにテレビ放映されたアバターの録画が残っていたので暇つぶしに観た。
元々、いつかは観たいよねって思っていたし。
でも、その時2回観たのは、母親が横から
「今のどういう意味??」
とか訊きまくってきてうるさかったのと、野球中継の延長による尻切れ録画だったのも相まって
没入できなかったから、結局DVDをレンタルしてきてもう一回最初から通して観たという理由でね……。


それで、シリーズ物の映画なら、新作を映画館に行く前に既存作品を復習してから観に行くのが通例だけど
(シン・エヴァのときなんか序破Q一気見してから行ったし)
今回はあえて1作目を復習しないで映画館へ乗り込んだー!!!
2作目を映画館でどっぷり観てから、家に帰って1作目を観るというプランで!!


◆水族館・海遊館に行ってきたみたいなファーストインプレッション

FF召痢嵜紊良集宗廚辰討垢瓦い隼廚Δ鵑澄
あのときの「これCGなんだよね? 水の表現すごいね!」という感覚を20年を経て、再び新鮮に感じることができるとは。
ロアクが外洋に置き去りにされてサメみたいな生き物に追われるところなんか、「ジオスゲイノ」思い出すじゃん?w

1作目のときは、モンハンワールドの第1のフィールド(孤島とか古代林とか古代樹とか)を感じたけど、
今回は第2のフィールドとして陸珊瑚に来たみたいな気分だった。
おそらくモンハンがやろうとしていることと同じで、
「架空の生態系を、リアリティを持たせて描くのに必要なのは、大小の様々な生物を丁寧に造形・配置すること」
だと思うし、アバターもそれをやっているなぁと感じた。
だから1作目は「森の民と、そこに共存する生き物・獣たち」を、パワーバランスとか食性、
挙動とかを含めて丁寧に描いていて、ウェイ・オブ・ウォーターは更に時間を倍くらい使って
パンドラの海の生態系を描いていた。
そもそも全体の上映時間自体が2倍くらいあったしw
3時間以上の長編映画! LoR級!!
森も好きだけど、海っていう「陸上生物とは根本的に”生きる世界が違う”、その世界」感が好きなので
見たこともない、けれどまるで本当に存在するかのような架空の生き物たちを見ながら何度もニヤニヤしてしまったw
そもそも地球の海だって、まだ人類には探索しきれていない未知の世界といえるので、
そういうロマンを感じながら
「海って不思議だな〜神秘的だな〜。自分が暮らそうにも暮らせない環境っていうところがまた夢があっていいよなぁ〜」
とニヤニヤしていたので、他人にリアクションを観察されるような環境下じゃなくて良かったとも思ったw
「なんかこいつめっちゃニヤニヤしてるな、ここニヤニヤするようなシーンか?」
って思われてもおかしくないしw

地球のどの生き物に似ているかで強いて分類するとすれば、タコとかクラゲみたいなものとか
動物だけでなく「水中植物」やサンゴのような生き物にも色々な種類がいるのがわかった。
一瞬画面の端に映るか映らないかくらいの細かいところにも、そのカットのためだけに用意された細々したものが配置されているわけで、
それが「リアリティ」すなわち、「まるで本当にそういう場所があり、社会や生態系が成立しているかのような感じ」を
強めているのだなぁと思った。
これは「ルーマニア#203」でも思ったことだけど、「リアリティ」っていうのは
「ないものを、あるように感じさせること・そのための力」で、フィクションにリアリティを持たせるには
どんな小さく細かいものでも、ディテールに力を入れて更に物量で押すのが有効なんだな、と。

これは、パンドラの海の生態系っていうことだけじゃなくて、海の民であるナヴィの暮らし方もそう。
例えば「素潜りのやり方」みたいな特定のポイントに焦点を当てて、何度も海で暮らすナヴィの「やり方」を見せている。
これによって、ナヴィがまるで本当にいるように感じ、そこにナヴィの社会があって、
森と海では身体的にも異なる発達をしていて……という生物多様性が見えてくる。
これがまたリアリティに繋がるわけだ。

映像表現的に「水の表現が優れている」とかそういうことだけではなくて、その映像技術で
「何を見せたいか」が明確だから、水族館に行ってきた、ひいては海に素潜りしてきたかのような気持ちになれた。


◆巨大生物と友情を育むロマン

ロアクがはぐれトゥルクン(くじらのような巨大海洋生物)と知り合って絆を結んだ時に、
もうそれだけで胸熱になって涙が出てしまった。
イルカやシャチなどの海洋性哺乳類は、とても高度な知能と社会性を持っているとはよく聞く。
パンドラにもそういう生物がいて、ナヴィと意思疎通までする。

動物好きの人間としては、「他種族との心の交流や絆」というものにはすごく興味がある。
私は、自分の飼っている亀とも「意思の疎通が出来た気がしたとき」にとても嬉しくなるし、
亀でなくとも、人間以外の動物が私という人間に心を許してくれたと感じる時
そこに何か特別な、目に見えないエネルギーの流れを見たような気持ちになる。
動物たちの野性の勘によって、私という人間が「警戒不要な対象」と目されたということであり、
彼らが私から何を感じ取ったのかとても興味が湧くし、私もまた動物が
「自分のことを警戒していない」ことを感じ取っているのだから、そこで何かが通じ合っているのだろう。

そして、上にも書いたように、水生生物というのは、根本的に陸上生物とは生きる世界が異なるので
本来は交流そのものが物理的に困難である。
水族館の、あの分厚い水槽のガラスは、このふたつの世界を隔てるものとして考えると薄い。
本当は、我々陸上生物と水生生物の世界は、もっともっと分厚い超えられない壁で遮られているはずだ。
だからこそ、イルカの知性を感じる動画を見た時などに、その距離感が頭の中でバグって不思議な感覚になる。
それこそ、「地球外知的生命体と邂逅した」かのような気分にすらなる。
イルカが、海に落としてしまったスマホを咥えてサルベージしてきてくれる動画を見たことがある。
つまりイルカは、「船の上にいる人がこれを落とした」ことを理解していて、
しかも「それを返してあげるのがいい」と思っているのだ。
訓練を受けた水族館のイルカではなく、野性のイルカがである。
ここまで賢い生き物であれば、住む世界が近かったならばもっと心を通わせて
複雑な意思の疎通ができそうだと思うのもおかしなことではない。

そういうロマンを元々海洋生物に対して抱いているので(おそらく『Bバージン』の影響もあるのだろう)、
こんなに大きくて海に住んでいて、社会性のある動物と意思の疎通が図れるなんてすごいなぁ
夢のようだなぁと、憧れの念を懐きながら見ていた。

捕鯨等に反対している人というのは、こういった海洋性哺乳類は高度に発達した知能を持っているので
その尊厳を守ろうと活動している人たちなのだろうか、というようなことも考えた。
この映画が、そういうプロパガンダ目的ということではないだろうけど。

この映画に出てくる悪役側の人間は、
「たったこれだけの量の液体のためにこの生き物を殺生して、自分たちは儲けてるの?」
と思うような漁をしている人たちで、これが「現実のイルカやクジラの漁をしている人たちの実態」であったならば
感情論で反対する人が出てくることはあるだろうな、とは思った。
そのくらい、目を覆いたくなるような漁風景だったし、その描写までの間に、
感情移入をしっかりしてのめりこんで見ている人間は、トゥルクンに対しても愛着を持っているから
「こんな罪のない、高度な知能を持つ生物を一方的に人間の都合で殺して、酷い!」
という気持ちにはなってしまうからね。


◆復讐劇

この映画には大きく2つの復讐の側面があると思う。
まずはネイティリに殺されたクオリッチ大佐の、サリー(とネイティリ)への復讐。
そして、「はぐれトゥルクン」であるパヤカンの、母や自分の群れの仲間を殺した人間(トゥルクン漁師たち)への復讐だ。

クオリッチの「計画遂行への執念」はすごい。
厳密には、「クオリッチの記憶を受け継いだアバター」という存在なので、クオリッチ本人とは本質的に別者ではあるのだが。
ある意味で「自分」を殺した相手への復讐なのだから、その恨みが深いのもわからないでもない。
武器なしでイクランを手懐けるなど、ナヴィの姿になったこととクオリッチとしての性格の相乗効果により、
捕虜になったスパイダーも「やるじゃんw」って思っちゃうような活躍を見せる。
だからボスとしても強いw
まさか、またクオリッチとやり合うことになるとは思ってなかったけれどもw
彼の復讐は完全に成功したとはいえないが、サリーは長男を失うことになったので
3作目でもまだこの因縁は続くだろう。

そしてパヤカンの復讐劇の方は、すごいカタルシスがあった。
やはりヒール(悪役)を、嫌なやつとして表現できてるからこそだと思うけれど、
それを完膚なきまでにボコボコにするので、気持ちよかったw
パヤカンは、母親や群れの仲間たちがやられたトゥルクン漁のときに、左側のヒレに大きな怪我を負っている。
それで、今回の復讐によって、あの傲慢なトゥルクン漁の船長の右腕を引きちぎったので
「目には目を歯には歯を」だったと思う。
ちょっとシチュエーションは違うけど、スター・ウォーズの腕切断にもそういう側面があったなー、と思った。
シンクロみたいな。
あと他にも、復讐劇で「相手に奪われたのと同じものを、(偶然にせよ)奪い返す」描写がある作品は見たことある。
「仕返し」の本質ってそこにあるよね、と思う。
やられたことと似たようなことをやり返す、意趣返しっていう。
パヤカンは、明確に相手の腕を狙ったわけではないからそこは偶然なんだけど、
だからこそ運命というか、因果応報というか、狙わなくても「なるべくしてなった」感じがあって良かったと思う。
復讐の側面はあるんだけど、それだけじゃなくて「天罰」に近かったので。
法が裁かない「人の罪」も、天がいつか裁いてくれると思いたいのが人情だからね。



(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)

おおまかにはこんな感じで、すごく面白かった。
ただ、せっかく楽しみにしてて万全の準備で臨んで3200円も払ったというのに、
近くにマナーがすごく悪い客がいたせいで、本編中に度々注意を殺がれたし、
エンドロール時にはもっと最悪になったので、リベンジのために3D4DXで2回観る羽目になった。
面白かったから2回観に行くくらい良いんだけどさ……!
2回目は弟と一緒に行って、一緒に楽しめたし、クソ客もいなかったのでやっと満足したw
最初の方にも書いたけど、1作目も立て続けに2回観る羽目になったので、
なんか知らないけど、この映画は私に2度ずつ観て欲しいらしいんだよねw

3Dで観ると、本当に臨場感がすごくて、素潜りのシーンでは思わず一緒に息を止めていないと不安になるレベルw
「水族館に行ってきた感」は、3Dだからこそより一層強く感じたところがあると思う。
水族館とか水生生物とか海洋生物とかMHWの陸珊瑚とかが好きな人は、是非3Dで観て欲しい映画だった……。
別の種族の生き物との絆っていう意味でモンハンストーリーズが好きな人も観るといいと思う。
つまり私が観るべき映画だったし、観て良かった。
Blu-rayが出たら買いたい。