歌いました。10日かかりましたw
(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)
エタブレは、ほぼ発売当時からカラオケレパートリーではあったんだけど、シングルCDにカラオケ音源が入っていないのよね。
上松さん&水樹奈々さんの楽曲のシングルって、カラオケが入っている作品とそうでない作品がある。
これは「ない」方。
なので、2007年くらいに初めて宅録をしたときは、原曲音源のセンターキャンセルした音源に
自分の声をミックスしてみただけだった。
Youtubeのチャンネルでこのたび(と、言っても改めて確認したら8ヶ月も前の話だったけど)
リクエストコメントがあって、私自身元々好きな曲だったので、オケ音源さえなんとかなれば
そりゃ唄ってちゃんとミックスしてみたいのは山々だ……! と思った。
で、「歌っちゃ王」で音源が買えたので
「じゃあコーラスワークを打ち込むところからだな……」
と。
ハモりパートなんか入ってるわけがないからねー全部自前で録らないとねー。
早速ACIDにオケを入れて打ち込み作業!
これだけで、この日が終了したw
(ちなみに、上のツイートで打ち込んでる部分はBメロの
「傷つくたびに優しくなれる〜」以降。ここから下ハモ入り始めるので、下ハモを打ち込むための主旋律打ち込みしてるな)
全7トラック打ち込んだ……。
歌そのものに対するハモり、例えばサビの「時空を越え刻まれた〜」のところなんかには下ハモがついている。
で、それとは別で前奏に「Ah〜」みたいなのもあるし、2サビの後の「えったーなるぶれーーいず!」っていうのとか
2サビの最後のバックにある「Ha〜〜Fu〜〜」みたいなのとか、
3サビの後ろでうっすら言ってる「えたーーなるぶれーーいず」っていうのも自分の声を録って重ねないといけない。
というわけで、ハモりのガイドメロを3トラックと、コーラスのガイドメロを4部合唱分作ったので
合計7トラック、と。
打ち込みが終わったので次はコーラスの収録とミックス。
これは、4部合唱を「4パート×4トラック+2」で制作したので、それだけで音声トラックは18トラックになった。
それに、当然、これを録るだけでその日はまた終わっていったw
「Ah〜」とか「Fu〜」とか言ってるだけで1日が終わったwww
次に、また日を改めて今度は主旋律に対するハモりを録った。
これは下ハモ1・下ハモ2・上ハモの3部構成にした。
普段は、これらのハモりに関しても各2トラック作って、定位を左右に振り分けて両側から別テイクでハモる
という作り方をしているのだが、今回はトラックが足りないのもあって、1トラックずつにした。
各ハモりトラックを2テイクずつ用意して左右からハモるのは、本当に厚み違うからマジおすすめではあるんだが!!!
さぁそれも終わって、満を持して主旋律の収録だ!!
やはり、「好きな献立は後に残しておく」みたいな感じで、主旋律を歌って気持ちよくなるのは最後でいい。
だから、そこに到達するまでに
「めんどくせえ。めんどくせえが、ここで手を抜かなければ確実にモノは良くなるんだ……」
と信じてハモりやコーラスを録り終えてしまうのがいいw
しかし、この曲は普通に難易度の高い曲(一定の歌唱力がないと「聴かせられる歌」にするのは難しい)ではあるので
主旋律を録っている間
「何回聴いてもかっこいい曲だな〜(うっとり」
ってのはあるものの
「歌ってて気持ち良いな〜」
ってなること自体のハードルの高さを同時に感じながら録ったw
この曲はチェストボイスも、そこそこに低いところから高いところまで使うし、
ファルセットも伸ばして、ビブラートしながらフェードアウトみたいな技巧を要求されるし……。
いや、曲そのものは技巧を要求していないのかもしれないが、原曲を歌っている水樹奈々さんは
そういう表現で歌っているので、
「なるべく原曲のイメージから遠ざからないような表現を意識しよう」と思うと
やはり水樹奈々さんが使っている技巧を同じように使えないと無理が生じてくるのは事実だw
なので、チェストでパワフルに出来そうなところを力んで歌っている内にNPが尽きてくると、
ファルセットの部分で
「お? ファルセットがまっすぐキレイに出ないぞぉ〜〜?」
ってなって
「ふっ……今日はこのくらいにしておいてやろう!」
で終わってしまう。
そんな日を何度も繰り返して、「ちゃんとファルセットの出る日」にファルセット部分もきっちり録って……
「もう完成だな!!!! 気が済んだ!!!」
というところまできた。
それをAVIUTLに突っ込んで、もうmp4に出力までした。
そのときにふと、思ってしまったのだ。
「この曲を録るのは初めてではないだずだ」と。
そこで過去音源のHDDを見てみると2007/1/5に収録したのが前回のバージョンのようだ。
試しにその音源を聴いてみた。
するとどうでしょう。
今出来上がったmp4と比較したら全体的に
・マイクのせいで音質が悪すぎる
・ミックスのせいでボリュームバランスやエフェクトも雑
・発声がなってない
・ピッチも合ってない
のだけど、それはそれとしても
「ここの表現は、今回のよりも評価できる」
という部分を発見してしまった……。
だから、一度は「もうアップしてもいいな!」っていう動画が完成したにも拘わらず、
「いや……この部分に関しては2007年を踏襲したほうが、きっと良い!!!!」
と思ってしまったので、そこからまた録り直し沼ですよ。せっかく沼を抜け出したのに
自分から再びずぶずぶとぉ!!!!
――気付いたら、「収録しよう!」って思って作業を始めた日から10日経っていた というお話だったのさw
まぁ、15年前の「初版」については、オケ板にうpっただけだったからほとんどの人は聴いたことがないだろうし
データとして現存してるのもうちのHDDくらいだから、みんなは聴き比べできなくて
この15年で私がどのくらい
・マイクのせいで音質が悪すぎる
・ミックスのせいでボリュームバランスやエフェクトも雑
・発声がなってない
・ピッチも合ってない
を改善したかがわからないかもしれないけど、私としては
と思ってるので、自分で過去の自分と比較して
「マシになったな〜」
と感じたので十分価値がある経験だった。
私には、好きな作曲家が色々いるけれども、上松範康さんもそのひとり。
そして、エタブレは上松さんとElements Gardenと出会ったキッカケの1曲である。
今回は、Youtubeでコメントが来たというキッカケもあって、
最近、FF9の動画アフレコばかりしていて歌をアップできていないから
何かすごく気分がノる、作業中に何回聴き直すことになってもモチベーションが死なないくらい好きな曲を録ろう!
と思っていたし、「わたし的、上松さん曲との原点への回帰」を果たしてみることにした。
一番最初の「ハモりのガイドメロを、耳コピしながらACIDで打ち込む作業」のときに、
まず主旋律の打ち込みもするわけだけど、その作業中に
ってなったのが、サビの1回し目、つまり
「時空を越え刻まれた」
と、2回し目の
「あの日胸に灯った」
は全音 差がある!!!!!!!!!!!
いや、なんだろ……
うーん、例えばサビで2回ししてから違うメロに持っていって間奏、2Aメロ……ってなる曲の構成は普通にあって
その場合に、1回し目と2回し目の頭って同じ音程になることが多いと思うんですよおぉ。
だのにー。エタブレはー、サビ2回し目に入る時に全音分転調しているってことですよぉ!

全音ッ……上げる……だと……ッッ!?!?!?!?
その発想は……なかった完敗だ…… 上松さんに、乾杯ッ!!!!!!!
まぁ、これは、自分で作曲をしたこともあるからこそ、上松さんのセンスに感嘆したみたいな話で
「そこが全音上がってるとなんかすごいの?」
と思われるかもしれないけど……
まぁ、なかなかこういうことをする人は、いないと思います……。
皆無とは言いませんが……。
私みたいな凡人がこんな挑戦をしたところで、曲全体の構成が収集つかなくなってしまいますわ。
もしかしたらその収集つかなさが、却って斬新に感じられるものになる可能性はなくはないけど、
私みたいな凡人だと、冒険して収拾つかなくなって曲が完成しなくなるよりは、
一度作ると決めたら、「若干ありきたりな作りかもしれないけど、最後まで持っていこう」となるものなので
こういうメロディーの作り方をして、収拾付けていることがすごいな、に近いかな……。
昔、あまり意識して聴いてなかったけど、作曲とか打ち込みとか宅録とかするようになったからこそ、
今、耳コピしてわかるこのメロディーの凄さに改めて打ちのめされた。
「はぁ〜〜〜……上松さん……すき……」
ってなった。
だからこそ、妥協しないで歌をきっちり録ったのであった……。
まぁ、逆に最近「妥協して録ったよ」って音源もないけどww
「15年前だったら、もう公開してるだろうな」
っていうラインを迎えても
「まだ、今の私ならここをもっとよく出来るに違いない!」
と信じて録り直した。
あと、私はいまだにメロダインでピッチ補正しないので、耳で聴いて
「1/4音にも満たないくらいの、紙に喩えたら数枚の薄さみたいな音の違い」を聞き分けて、
その「紙に喩えたら数枚の差がないくらいぴったりの音程のテイクが出せる」まで
ただひたすら歌を録る回数を重ねるだけっていうのが……
「メロダイン使ってたら、多分もう数日前に動画は完成して公開されているはずだ……ぜぇぜぇ」
みたいな気持ちになることもあるけど。
これは呪術廻戦で、虎杖が吉野に
「殺す?」
って質問された時に
「殺すっていう選択肢が、自分の生活の中に入り込んでくるからしたくない」
って答えるそれに近い。
メロダインに一度頼るという選択肢が(宅録)生活の中に入り込んでくると、
何度も何度も正しい音程を自分の口から吐き出せるまで歌う必要がなくなるから、
生歌がものすごい勢いでヘタになっていきそうで怖いんだよなぁ。
その気持ちが勝つから、今でもやはりメロダインを持ってすらいなくて、
「正しい音程で歌えるまで録り直せばいいじゃない」
という生活を送っている。
だから今回もそうした……。
たまにYoutubeで
「声をいじってないのが好感持てる」
みたいなコメントもあるしね……。
私みたいに、古い人間だと聴いた瞬間「あ、いじってるな」ってわかるのもあるし、
その一方で「いじってるの(ケロケロボイス)が好き」っていう人もいるはわかるけどね。
メロダインみたいなピッチ補正ソフトを使って、いわゆるケロケロボイスになってるのって
曲がエレクトロとかだとその曲の雰囲気に合うということがあるけど、
どんな曲でもそれっていうのは自分は表現したくない方向性だしなぁ。
まぁ「ケロケロするほどの補正をかけない」、本当の「微修正」レベルの補正だったら
「いじってる」と感じないような仕上がりにすることもできるけど、それというのも
「ケロってしまうほど音程を外して歌わないからこそできる」ことであり、
元のボーカルデータが音はずしていれば、嫌でもケロってしまう。
それが「声をいじってることが聴いただけでわかる」人には、嫌悪感になることもあるから
「声をいじってないのが好感持てる」」ていう感想に行き着く人がいるのだというのがわかる。
そんなわけで、今回もアナログに、「自分の喉から、欲しい音程の声が出るまで何テイクでも歌う」をやって完成させた。
死んだ。大変だった。
頭がおかしくなるかと思った。
でも、満足した!!
どんなに苦労と疲労があろうが、満足と納得の前には塵芥に等しい!!!!
満足と納得があれば、「大変だったけど、ここまでやってよかった」で終わりだ!!!
私は、満足したのだ!!!!!!!!!!
個人的に、水樹奈々さんの曲のうち、『Brave Phoenix』とか『Take a shot』とかも宅録したいんだけど、
いずれもCDにはカラオケ音源が入っていないタイプ。
調べてみたら「歌っちゃ王」でも音源制作されてなかった……。
いつかされるといいけど……こればっかりはリクエストフォームとかがないサービスなので
なんとも言えないねw
エタブレは、ほぼ発売当時からカラオケレパートリーではあったんだけど、シングルCDにカラオケ音源が入っていないのよね。
上松さん&水樹奈々さんの楽曲のシングルって、カラオケが入っている作品とそうでない作品がある。
これは「ない」方。
なので、2007年くらいに初めて宅録をしたときは、原曲音源のセンターキャンセルした音源に
自分の声をミックスしてみただけだった。
Youtubeのチャンネルでこのたび(と、言っても改めて確認したら8ヶ月も前の話だったけど)
リクエストコメントがあって、私自身元々好きな曲だったので、オケ音源さえなんとかなれば
そりゃ唄ってちゃんとミックスしてみたいのは山々だ……! と思った。
で、「歌っちゃ王」で音源が買えたので
「じゃあコーラスワークを打ち込むところからだな……」
と。
ハモりパートなんか入ってるわけがないからねー全部自前で録らないとねー。
早速ACIDにオケを入れて打ち込み作業!
ハモりのガイドメロを打ち込む、クッソ地味な作業始まったーーーーーやーだーーーーーー
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) May 13, 2022
めんどくさいいいいいいいい
早く歌が録りたいいいいいいいいいい pic.twitter.com/FIdwyoB1ew
結局、打ち込みだけで文字通り日が暮れた
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) May 13, 2022
この間の収録の喉へのダメージが完全に回復してないから、今日は歌録りに入れなくても良いっちゃ良いけど……
最速で明日コーラス録りからのスタートかな
主旋律は最後に録りたい
これだけで、この日が終了したw
(ちなみに、上のツイートで打ち込んでる部分はBメロの
「傷つくたびに優しくなれる〜」以降。ここから下ハモ入り始めるので、下ハモを打ち込むための主旋律打ち込みしてるな)
全7トラック打ち込んだ……。
歌そのものに対するハモり、例えばサビの「時空を越え刻まれた〜」のところなんかには下ハモがついている。
で、それとは別で前奏に「Ah〜」みたいなのもあるし、2サビの後の「えったーなるぶれーーいず!」っていうのとか
2サビの最後のバックにある「Ha〜〜Fu〜〜」みたいなのとか、
3サビの後ろでうっすら言ってる「えたーーなるぶれーーいず」っていうのも自分の声を録って重ねないといけない。
というわけで、ハモりのガイドメロを3トラックと、コーラスのガイドメロを4部合唱分作ったので
合計7トラック、と。
打ち込みが終わったので次はコーラスの収録とミックス。
これは、4部合唱を「4パート×4トラック+2」で制作したので、それだけで音声トラックは18トラックになった。
それに、当然、これを録るだけでその日はまた終わっていったw
「Ah〜」とか「Fu〜」とか言ってるだけで1日が終わったwww
次に、また日を改めて今度は主旋律に対するハモりを録った。
これは下ハモ1・下ハモ2・上ハモの3部構成にした。
普段は、これらのハモりに関しても各2トラック作って、定位を左右に振り分けて両側から別テイクでハモる
という作り方をしているのだが、今回はトラックが足りないのもあって、1トラックずつにした。
各ハモりトラックを2テイクずつ用意して左右からハモるのは、本当に厚み違うからマジおすすめではあるんだが!!!
さぁそれも終わって、満を持して主旋律の収録だ!!
やはり、「好きな献立は後に残しておく」みたいな感じで、主旋律を歌って気持ちよくなるのは最後でいい。
だから、そこに到達するまでに
「めんどくせえ。めんどくせえが、ここで手を抜かなければ確実にモノは良くなるんだ……」
と信じてハモりやコーラスを録り終えてしまうのがいいw
しかし、この曲は普通に難易度の高い曲(一定の歌唱力がないと「聴かせられる歌」にするのは難しい)ではあるので
主旋律を録っている間
「何回聴いてもかっこいい曲だな〜(うっとり」
ってのはあるものの
「歌ってて気持ち良いな〜」
ってなること自体のハードルの高さを同時に感じながら録ったw
この曲はチェストボイスも、そこそこに低いところから高いところまで使うし、
ファルセットも伸ばして、ビブラートしながらフェードアウトみたいな技巧を要求されるし……。
いや、曲そのものは技巧を要求していないのかもしれないが、原曲を歌っている水樹奈々さんは
そういう表現で歌っているので、
「なるべく原曲のイメージから遠ざからないような表現を意識しよう」と思うと
やはり水樹奈々さんが使っている技巧を同じように使えないと無理が生じてくるのは事実だw
なので、チェストでパワフルに出来そうなところを力んで歌っている内にNPが尽きてくると、
ファルセットの部分で
「お? ファルセットがまっすぐキレイに出ないぞぉ〜〜?」
ってなって
「ふっ……今日はこのくらいにしておいてやろう!」
で終わってしまう。
そんな日を何度も繰り返して、「ちゃんとファルセットの出る日」にファルセット部分もきっちり録って……
「もう完成だな!!!! 気が済んだ!!!」
というところまできた。
それをAVIUTLに突っ込んで、もうmp4に出力までした。
そのときにふと、思ってしまったのだ。
「この曲を録るのは初めてではないだずだ」と。
そこで過去音源のHDDを見てみると2007/1/5に収録したのが前回のバージョンのようだ。
試しにその音源を聴いてみた。
するとどうでしょう。
今出来上がったmp4と比較したら全体的に
・マイクのせいで音質が悪すぎる
・ミックスのせいでボリュームバランスやエフェクトも雑
・発声がなってない
・ピッチも合ってない
のだけど、それはそれとしても
「ここの表現は、今回のよりも評価できる」
という部分を発見してしまった……。
だから、一度は「もうアップしてもいいな!」っていう動画が完成したにも拘わらず、
「いや……この部分に関しては2007年を踏襲したほうが、きっと良い!!!!」
と思ってしまったので、そこからまた録り直し沼ですよ。せっかく沼を抜け出したのに
自分から再びずぶずぶとぉ!!!!
――気付いたら、「収録しよう!」って思って作業を始めた日から10日経っていた というお話だったのさw
まぁ、15年前の「初版」については、オケ板にうpっただけだったからほとんどの人は聴いたことがないだろうし
データとして現存してるのもうちのHDDくらいだから、みんなは聴き比べできなくて
この15年で私がどのくらい
・マイクのせいで音質が悪すぎる
・ミックスのせいでボリュームバランスやエフェクトも雑
・発声がなってない
・ピッチも合ってない
を改善したかがわからないかもしれないけど、私としては
「よりレベルの低いもの」と比較しても普通はしょうがないんだけど、比較対象の「よりレベルの低いもの」が過去の自分自身ということになってくるとこれはまた話が違ってくる
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) May 19, 2022
それは、ベンチマークだから
と思ってるので、自分で過去の自分と比較して
「マシになったな〜」
と感じたので十分価値がある経験だった。
私には、好きな作曲家が色々いるけれども、上松範康さんもそのひとり。
そして、エタブレは上松さんとElements Gardenと出会ったキッカケの1曲である。
今回は、Youtubeでコメントが来たというキッカケもあって、
最近、FF9の動画アフレコばかりしていて歌をアップできていないから
何かすごく気分がノる、作業中に何回聴き直すことになってもモチベーションが死なないくらい好きな曲を録ろう!
と思っていたし、「わたし的、上松さん曲との原点への回帰」を果たしてみることにした。
一番最初の「ハモりのガイドメロを、耳コピしながらACIDで打ち込む作業」のときに、
まず主旋律の打ち込みもするわけだけど、その作業中に
打ち込んでわかる、この旋律のすごさよ……
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) May 13, 2022
嗚呼、上松節……
ってなったのが、サビの1回し目、つまり
「時空を越え刻まれた」
と、2回し目の
「あの日胸に灯った」
は全音 差がある!!!!!!!!!!!
いや、なんだろ……
うーん、例えばサビで2回ししてから違うメロに持っていって間奏、2Aメロ……ってなる曲の構成は普通にあって
その場合に、1回し目と2回し目の頭って同じ音程になることが多いと思うんですよおぉ。
だのにー。エタブレはー、サビ2回し目に入る時に全音分転調しているってことですよぉ!

全音ッ……上げる……だと……ッッ!?!?!?!?
その発想は……なかった完敗だ…… 上松さんに、乾杯ッ!!!!!!!
まぁ、これは、自分で作曲をしたこともあるからこそ、上松さんのセンスに感嘆したみたいな話で
「そこが全音上がってるとなんかすごいの?」
と思われるかもしれないけど……
まぁ、なかなかこういうことをする人は、いないと思います……。
皆無とは言いませんが……。
私みたいな凡人がこんな挑戦をしたところで、曲全体の構成が収集つかなくなってしまいますわ。
もしかしたらその収集つかなさが、却って斬新に感じられるものになる可能性はなくはないけど、
私みたいな凡人だと、冒険して収拾つかなくなって曲が完成しなくなるよりは、
一度作ると決めたら、「若干ありきたりな作りかもしれないけど、最後まで持っていこう」となるものなので
こういうメロディーの作り方をして、収拾付けていることがすごいな、に近いかな……。
昔、あまり意識して聴いてなかったけど、作曲とか打ち込みとか宅録とかするようになったからこそ、
今、耳コピしてわかるこのメロディーの凄さに改めて打ちのめされた。
「はぁ〜〜〜……上松さん……すき……」
ってなった。
だからこそ、妥協しないで歌をきっちり録ったのであった……。
まぁ、逆に最近「妥協して録ったよ」って音源もないけどww
「15年前だったら、もう公開してるだろうな」
っていうラインを迎えても
「まだ、今の私ならここをもっとよく出来るに違いない!」
と信じて録り直した。
あと、私はいまだにメロダインでピッチ補正しないので、耳で聴いて
「1/4音にも満たないくらいの、紙に喩えたら数枚の薄さみたいな音の違い」を聞き分けて、
その「紙に喩えたら数枚の差がないくらいぴったりの音程のテイクが出せる」まで
ただひたすら歌を録る回数を重ねるだけっていうのが……
「メロダイン使ってたら、多分もう数日前に動画は完成して公開されているはずだ……ぜぇぜぇ」
みたいな気持ちになることもあるけど。
これは呪術廻戦で、虎杖が吉野に
「殺す?」
って質問された時に
「殺すっていう選択肢が、自分の生活の中に入り込んでくるからしたくない」
って答えるそれに近い。
メロダインに一度頼るという選択肢が(宅録)生活の中に入り込んでくると、
何度も何度も正しい音程を自分の口から吐き出せるまで歌う必要がなくなるから、
生歌がものすごい勢いでヘタになっていきそうで怖いんだよなぁ。
その気持ちが勝つから、今でもやはりメロダインを持ってすらいなくて、
「正しい音程で歌えるまで録り直せばいいじゃない」
という生活を送っている。
だから今回もそうした……。
たまにYoutubeで
「声をいじってないのが好感持てる」
みたいなコメントもあるしね……。
私みたいに、古い人間だと聴いた瞬間「あ、いじってるな」ってわかるのもあるし、
その一方で「いじってるの(ケロケロボイス)が好き」っていう人もいるはわかるけどね。
メロダインみたいなピッチ補正ソフトを使って、いわゆるケロケロボイスになってるのって
曲がエレクトロとかだとその曲の雰囲気に合うということがあるけど、
どんな曲でもそれっていうのは自分は表現したくない方向性だしなぁ。
まぁ「ケロケロするほどの補正をかけない」、本当の「微修正」レベルの補正だったら
「いじってる」と感じないような仕上がりにすることもできるけど、それというのも
「ケロってしまうほど音程を外して歌わないからこそできる」ことであり、
元のボーカルデータが音はずしていれば、嫌でもケロってしまう。
それが「声をいじってることが聴いただけでわかる」人には、嫌悪感になることもあるから
「声をいじってないのが好感持てる」」ていう感想に行き着く人がいるのだというのがわかる。
そんなわけで、今回もアナログに、「自分の喉から、欲しい音程の声が出るまで何テイクでも歌う」をやって完成させた。
死んだ。大変だった。
頭がおかしくなるかと思った。
でも、満足した!!
どんなに苦労と疲労があろうが、満足と納得の前には塵芥に等しい!!!!
満足と納得があれば、「大変だったけど、ここまでやってよかった」で終わりだ!!!
私は、満足したのだ!!!!!!!!!!
個人的に、水樹奈々さんの曲のうち、『Brave Phoenix』とか『Take a shot』とかも宅録したいんだけど、
いずれもCDにはカラオケ音源が入っていないタイプ。
調べてみたら「歌っちゃ王」でも音源制作されてなかった……。
いつかされるといいけど……こればっかりはリクエストフォームとかがないサービスなので
なんとも言えないねw
コメント