各エピソードの名言、名シーン、名演出、名演技、気付いたこと、気になったことを自分用にメモるもの。
もしかしたら「見どころ」の参考にしてもらえるかも?w
(私が見て欲しいだけ)

仮面ライダーオーズ/OOO /Amazon


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)



1〜8話分の記事








第9話『ずぶぬれと過去と灼熱コンボ』


サメヤミー前編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)
に変更


クスクシエ、ハロウィンフェア。
映司とアンクは、この回から当面クスクシエの2階に居候

1:40〜
比奈「はい。食べて。お兄ちゃん、肉なら鶏肉が好きなの」
アンク「……。鳥…?」

2周目、共食いであることに気付く


知世子さんが「アンクちゃん」と呼び始めるのもこの回から。(アイス大好きアンクちゃん…)
知世子さんの「アンクを憐れむような目」笑うw
アンク「なんだ!? あの女の憐れむような顔は!?💢」

サメヤミーの親は「爆弾魔」で、「破壊衝動」という欲望を持っているのが、これまでの「欲望」とちょっと違う。
映司も「もしかしてそういうのも欲望としてヤミーのエサ扱いになるの?」ってことを確認してるし。
アンク「あぁ。『何かを破壊したい』 それも立派な欲望だ」

それから、比奈が「映司くん」と呼び始めている。でも敬語。
「映司くん? どうかしたんですか?」

真木も初登場。
こいつが爆弾魔か!? と思いきや、全然違うし人形と喋ってて、
「爆弾魔じゃなかったとしても十分やばいやつ」オーラがすごい。

メズールが「(カザリは)もう帰ってこないかも」っていうのだけど、これがあながち気の所為でもないというか
カザリはこの後すぐに真木につくからメズールの予感は間違ってはいない。
尚カザリは、この時点では7話でオーズがライオンメダル(鴻上から譲り受けた)を使ったことを不審に思って
アンク含む自分たちグリード以外にもメダル争奪戦に絡んでいるやつがいるのでは、と疑い始めている段階。
そこから情報収集を進めて鴻上ファウンデーション、引いては真木にたどり着くと思われる。
カザリ・メズール・ウヴァ・ガメルで組んでアンクとやり合うだけならまだしも、
「三つ巴」では自分らが有利とは確信できないからだろう。
自分たちに欠けているメダルは全部アンクが隠し持っているかと思っていたら、
そうでもなさそうということがわかったわけだしな。

映司が初めて、「内戦での体験」を話す回。
映像では何度かフラッシュバックみたいに流れるシーンはあったけど、
比奈に話すのも初めてだし、映像じゃなくちゃんと映司の口から内戦の話が語られるのも初めてだから
視聴者もここで「なるほど、映司にはそんな過去が」ってなる。
でも、プロデューサーがシナリオ打ち合わせのときに、この映司の内戦体験談とか生い立ちの話を
「実際にそういうシーンが出てくる直前」に小林さんから聞いたので
武部P「映司にはそんな過去があったんですか!? 知りませんでした!」
小林「えぇ、今初めて話したので」
みたいなやり取りしたとかw

18:40
比奈が
「(映司には)そんなことがあったから(「死ぬほど後悔するから手を伸ばすんだ」って言ってた)」
ということに気付いた瞬間と時を同じくして、アンクが背後からバイクで走ってきて
あえて比奈の横を通り抜けないために迂回路を選択するシーンがあるんだけど、
あれはあれでアンクなりに「比奈が心配しなくていいように」考えてるのかなと思うと
「アンクちゃんにも人情が芽生えてきたんですかね〜」
みたいな感慨が湧いてくるのであったw
アンクがあのままバイクで横をすり抜けていったら、比奈は
「あれ? 今の……アンク!?」
ってなって、それは同時に「兄の身体」がウロウロして、危ないところへ向かってるかもしれないことになるので絶対心配するしね。
そこまで想像するアンク偉い。(口うるさく何か言われるのが嫌なだけ説もある)

ラトラーターコンボ初登場。
それに伴って、挿入歌『Ride on Right time』も初めて流れる。
夢はほら ブレた途端 欲望になる


ラトラーターコンボの、串田さんによる
♪ラタラタ〜♪ラトラ〜タ〜♪ で
「ほんとにwwライオンwwwだww」
ってなったのは私だけではないはず。
ちなみに、公式だと6話の記事で富士サファリパークのこと書かれていたw




第10話『拳と実験と超バイク』


サメヤミー後編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
真木「メダルを制御できるシステムを作れば、人間であっても使いこなすことが――」
鴻上「グリードより人間より、オーズを器としてメダルを集中させる!」


冒頭、「鴻上生体研究所」でカンドロイドが量産される様子が流れるが、
セルメダルの力でこういうものが製造されているわけだから、
カンドロイドってのは「制御できるヤミー」に近いよなあと思ったりした。

本を読んで思ったんだけど、宇梶さんは鴻上を演じるとき常に全力であったため、
時々酸欠気味になってクラクラしてたんだけど、カメラフレームに映り込まないように気をつけながら
近くにある椅子やテーブルの縁などに手を掛けて身体を支えていたというので、
「素晴らしい!!!!」などと叫ぶ度に
「ここクラクラしたかな、大丈夫かな」
って思ってしまうw ほんの少しだけ、ねw

真木が自分の研究室に戻って、「ハッピーバースデートゥーユー♪」を止めてすぐに別の曲を流すんだけど、
この人は「終末思想」を持ってるから、なにがしかの「終わりを表す曲」を流してるに違いない
と思ったらこりゃモーツァルトの「レクイエム」でしたね。
あー終わってますねw 鎮魂曲ですよ、終わってますね!ww
「Lacrimosa(ラクリモーサ)」ですよ。

涙の日、その日は
罪ある者が裁きを受けるために
灰の中からよみがえる日です。
神よ、この者をお許しください。
慈悲深き主、イエスよ
彼らに安息をお与えください。アーメン。



06:27
アンク「映司。お前にコアメダル持たせるのはヤメだ」
のときのアンクが2枚のメダルで👓を作るジェスチャーみたいなのしてるのなんなの? そのお茶目ポーズw

あと、映司ってカンドロイドにも「鷹ちゃん」って呼びかけるところが“人柄”だなあと思うw
のちに出てくる他のカンドロイドもそれぞれ「ちゃん付け」で呼ぶしw

17:55
映司って基本的に人当たり良いし、「あの人が嫌い」だの「苦手」だのって話自体が出てこない人間なんだけど
ここだけは特殊で、明確に相手を”拒絶”している。
真木の方も、そもそも「人の目を見て話さないやつ」だし、言ってることやってることがめちゃくちゃだから
映司もこういうやつこそが許せないんだろうなと思った。
「これ以上俺に話しかけないでもらえます」
のとき、映司も相手を見ていない。むしろ真木が映司を見てる


20:00
「後藤さんどいて、どいてえええ!!ああっごめんなさああああい!!」
お辞儀もだけど、こういう場面で謝る仮面ライダーも珍しいよねw
そのくせ20:30では
「アンク!! メダル! 出して、出して!! メーーダーールーーー!!!!」
ってところでは容赦なく腕アンクをひっぱたいてて酷いw
そのあとも「邪魔っ」のひとことでどかしてるし!
相手が怪人だからって扱いが雑すぎるw

バトル後に至っては、映司はライドベンダーをなでなで「よしよしよし」、
アンクは「ふん! 上出来!!」でセルメダル集め。
時折こういう風な場面で
「コンビであってコンビじゃないよなあ、難しい関係…」
って思わされるのがオーズかなと思う。
単純なバディものではないよね。
「交換条件」が成立してるから一時共闘してるだけっていうのをいつも念頭に置け
っていうのを思い出させられる。
オーズって、二人が「相棒」になるのは最終回だと思う。


22:25
アンク、スプーンで何掬って飲んでるんだかわからんけど、間違いなく
「スプーンで掬って飲むもの」
じゃないんだろうな。
麦茶かなんかでしょ。
しかもこれ「学校給食フェア」じゃねえか!w

キッチンの前にあるカウンターテーブル上部に黒板がかけてあって
「国語」の授業を意識してそう。「丁寧語」とか、日直は「映司 比奈」って書いてあるw




第11話『旅人とアゲハ蝶と有名人』


アゲハヤミー回前編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
ไม่เป็นไร(マイペンライ)

筑波「絶対俺の方がイケてんのになあ」
後藤「俺が見てるのは、世界だ」


1周目の感想


2周目の感想


今回、ウヴァのヤミーだから昆虫系で、アゲハ蝶になるわけだけど、電王で
「蝶になるまえの、蛹がいい!!」
って言ってる女の子がいたのも思い出したな。

そう考えると筑波ってそれの対極なのかも。
蛹が蝶になるためには、蛹のときにじっくり準備して、しかも羽化に失敗しない
というのが条件になるのに、蛹期間をすっ飛ばして蝶になろうとしている、というかね。
そして、アゲハヤミーが「人から特技を吸収」する力を持ってる。
本当は「下積み」ってそういうことじゃないよねってなる。
だから本人が「俺の方が絶対イケてる」って思ってるという事実は何の証明や説得力にもならなくて
仮に人から力を奪っても「俺がイケてる」ことにはならない、という話だと思う。

それで、後藤にもそれに似た部分があるというのがまた重要な回で、オーズって映司やアンクの物語というだけではなく
後藤の成長物語の部分もあるから、11〜12話は後藤に成長を促すひとつの変化が訪れる回でもある。
ウヴァがもし後藤でヤミーを作ってたら、それだってアゲハヤミーみたいなものになっただろうから。
そのことに、後藤が気づくまでのエピソードでもある。
映司は「自分のことだけはどうでもいいけど、手が届く範囲のことは自分が後悔しないようにできるだけのことをしたい」で、
アンクは「自分の事以外どうでもいい」という意味で対極。
後藤は後藤で「身近なことより世界しか見えねえ」という主張で映司と対照的、
第6話にもあった「欲望とどう向き合うかが大切なんじゃないか」というようなテーマのために
色々な欲望や夢、それを持っている人、向き合い方が描かれてるんだと思う。
両極端な人物が複数出てくることで「中庸」が見えてくることってあるしね。

にしても、人から能力を吸い取って宿主に与えるとか、他のヤミーとは出来ることにだいぶ差があるなw
ガタキリバの能力を考えると昆虫系ヤミーが特殊なのも納得か。

12:10
鴻上会長と後藤の会話で、後藤目線では映司が「オーズに相応しくない」というのは、
「目の前のことでいっぱいいっぱい」な映司って「ちっぽけ」に見えるって意味なんだろうなと思う。
世界を見てる自分のほうが「でっかい夢」を持ってるから、オーズに相応しい、くらいのことを思っていると思う。
一方鴻上会長は、映司が「無欲」なようで、元来ちゃんと「強いこだわり」もある人物だ
ということを見抜いているのかも。

ところでこの回のクスクシエは、筑波の影響からか「タイフェア」w

17:24
比奈にアイスをボッシュートされた直後に映司に指示されてキレるアンクw
アイス食べさせてからだったら、こんなにキレてなかったかもしれないとか思ったw(いや、キレるかな)


後藤さん踏んだり蹴ったり受難の日々だけど、バースに変身する回のカタルシスを高めるためだとすれば
しょうがないのかなと思ったり。





第12話『ウナギと世界と重力コンボ』


アゲハヤミー回後編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)
ウナギカンドロイドと、サゴーゾコンボのカットが入る。

・印象的なセリフ
映司「俺、後藤さんがオーズでもいいよ」
映司「有名になるためでもなんでもいい。争いがどれほど人を苦しめるか、伝えられるなら。
  大事なのは、何をしたかだと思うし」

これらの言葉からは、一見すると映司が「すごくこだわりの弱い人物に見える」が
それは表面的な話で――。


冒頭で比奈が持ち上げてる丸いオブジェ、何で出来てる設定かわからんけど、
相当重いものなのではないか!?w
ウヴァの手から一人で逃げてくるあたり、やはり比奈は強い。

7:05
鴻上「新しい後藤くんの誕生だよ! おめでとう!!」
宇梶さん力みすぎてて心配になるレベルww
後藤さん、顔面に生クリームを食らう(3回目)

8:10
11話で、後藤さんとアンクが映司に「馬鹿!!」と詰め寄って、映司が
「初めて二人の意見が合ったね」
っていうシーンがあるんだけど、12話の方では後藤が真木に
「二度と俺に関わるな」
と言ってて、これは10話の映司と意見が合ってるんだよね。

8:50
11話で澤田が打ち合わせしていたのと同じ屋外カフェみたいなところで筑波が打ち合わせしていて
完全に「澤田の地位に取って代わった」感じが演出されてる。

13:40
アゲハヤミーが襲撃に来た「東央撮影所」で、逃げ遅れた女性タレントさん?を助けるとき、
オーズがちゃんとタレントさんの靴を拾って渡してて、
「ほらちゃんとこれ持って、急いで逃げて!」
ってしてて、靴にまで気が回る映司さすがってなるw
(そしてそういう演技をした高岩さんさすがってなるw)
7話でも桃子にサンダル渡しに行ったりとかしてたしな。

映司の「大事なのは何をしたか」という言葉で、筑波だけでなく後藤さんも「何をしたかだと!?」と、
「思ったり言ったり、その気になってるだけじゃだめなんだ」ということに気付き始める。
映司は「今やれることを”やってる”」から、行動する人の口に出す言葉の説得力を感じるよね。
自分のことに本当に拘りがない映司なので、内戦の話すらも「あげる」って言っちゃうし、
そこで「何も出来なかった」自分があっての今だから、何を思ったり話したりするかは大事じゃないって思うのだろう。

アンク「上出来、いやそれ以上だ」
今回、ウヴァ、ガメル、アゲハヤミーの3体VSオーズだから、サゴーゾコンボするときの映司に迷いがない。
サゴーゾコンボの曲『Sun Goes Up』も流れる。
『Sun Goes Up』は、「ヘヴィ級アニマル」らしさがある曲になっているよね。

後藤さんも最後は映司に手を貸すかたちで、変化が見られる。
真木の研究室にカザリがいるあたりも変化だ。





第13話『シャム猫とストレスと天才外科医』


シャムネコヤミー回前編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→緑(カマキリ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

テキサスフェアのクスクシエ。
アンク、冒頭でいきなり知世子さんから水鉄砲食らってるけど、このときに食べている
ステーキプレートにアイスが2本乗ってるの可笑しいw
溶けちゃうでしょアイスがww

3:40
後藤が自販機殴ったときに自販機が反応してるピコピコいうんだけど、
鴻上会長の意思ひとつで自販機を使えるか使えないかすら制御できる
ということは、後藤が自販機を殴った衝撃は鴻上会長に伝わったのかなww
そのあとの、外科医田村が手術できなくて壁ドンするところと対照をとってるな。
もっというと、アンクもこの回かなりストレス溜め始めるしで、全体的にストレス過多ww
「手術したい欲」というよりも、「ストレスを発散したい欲」がここ2話のひとつのテーマでもあるかも。
映司がわざわざ「グリードもストレスって溜まるんだ」みたいな呑気なこと言ってるしねw

6:02
アンクが、
「この俺が人間に見下されるとはな!!!💢」
とイラつきながら屋根裏部屋の椅子にどっかりと腰掛けるんだけど、
作中でアンクがこの椅子に座るカットはマジで数えるほどしかないのでレアw
ここがその1回目。

ところで、患者が寝ている間にひとりで手術しちゃう外科医、色々な意味で怖いんだが。
子供の頃に見てたら割とトラウマだったかもしれない。
トラでも馬でもなく、シャム猫ヤミーだけどw
病院、それも夜の病院ってのはそれだけで不気味さがあって怖いシチュエーションだし、
ひとりで手術しちゃう外科医、やばい。
手術成功してるから結果オーライって話じゃないだろw かなりホラー。

冒頭、クスクシエで知世子さんから
「今度アンクちゃんの”お国”のフェアやる!?」
って話振られて、「欲望の渦って言ったらどうする?」「見下された!」
ってめちゃくちゃブチギレた回のBパートではアンクが、よりによって
「大怪我した患者のコスプレ」
してるのは可笑しすぎるww 初コスがそれかーーい!w
後藤さんもだけどw
後藤さんもってことは、考えてみればのちに後藤さんがクスクシエで働き出すのは、
このときに自ら率先して「怪我人コスプレ」をしたのが「素質あった」からと言えるのかもしれないと思えてきたw
しかし、こうして腕アンクが度々分離して、「泉信吾の身体」が危険に陥ると、
改めて「そういや泉信吾とアンクは別だったわ……」と思い出す。

18:20〜
「怪我人コスプレ」をした、後藤VSアンクのシーン。
ここは、全48話中屈指のコメディシーンなのであれい!w
「本人たちは至って真面目!」なので本当に笑ってしまうw
オーズは、例えば電王と比較した場合などは、ドタバタコメディみたいなシーンはそんなに多くない。
なのでこういう、ドタバタとまでは行かないまでも、笑いを誘うカットは印象に残る。
このくらいコメディタッチなカットは、他に24話の9:28〜とかがすぐに思い浮かぶかな。
逆を言うと、そのくらい「基本的にはシリアスタッチ」で進むのがオーズという印象はある。

この回、挿入歌は『Regret nothing』が流れる。





第14話『プライドと手術と秘密』


シャムネコヤミー後編 (ピラニアヤミーも出る)

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→緑(カマキリ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

7:12
後藤さんの部下、後藤さんの代理として会長のケーキを食べ続けたのみならず、
「顔にクリームの刑」まで受けて……!
本来後藤さんの4回目になるはずだったクリームを代理で!!!

クスクシエは引き続きテキサスフェア中w
里中が食べてるのはチリビーンズかな。

9:50
アンク「俺に命令すんな!!!」
について。
11話17:10〜で、
アイスを冷凍庫から取り出そうとする→比奈に「お兄ちゃんに悪い性格が移ったらどうする」と止められる→
映司「ヤミーのところへ案内しろ」
アンク「俺に命令すんな!!!」
の流れがあったわけだけど、そっちでは比奈がすぐに耳をつまんで
「正直に話しなさい!!!」しちゃう。
一方こちら14話では――

映司「アンク、メダル! お前は早く病院に戻れ! お前だっていい加減困ってんだろ!?」
アンク「俺に命令すんな!!!」
映司「うぅう〜わかったお願いします!!(お辞儀からの頭突きコンボ)痛ッ!!」
アンク「バカが!!!」

“命令”じゃなくて“お願い”なので、アンク引き下がってくれたw 案外素直www
こういうところが「憎めない怪人」らしさだなーと思う。
あと、このタイミングで「上手く使えよ?」と、メダルを「4枚」渡してて、
それが「単色コンボ」にはならないようにしてて
「ちゃんと考えてるぅ〜〜」
って感心するw そういうとこ特に好き。

しかも病院に戻ってほどなくして、また比奈にバキバキにやられてるし!w
でもアンクって、クズヤミーなら右手だけで倒せるくらいには、やっぱり「怪人」なんだなとも思う。
比奈が強すぎるんだよ……。
ここまでの流れで、知世子さんに対しては「ギリ堪えてる」、比奈に対しては「太刀打ちできない」感じだったけど
最終的に比奈に対して爆発して終わるのが、
「まぁこういうガス抜き(?)も必要かw」
と思うくらいには、ここ最近のアンクは確かに不憫であったw


13〜14話の外科医エピソードは、これもまた「欲しがり方」の哲学になっているんだけど、
なんというか「傲慢の罪」っていう方向性で描かれているなぁと思う。
こう考えていくと、7つの大罪に相当するものが各1度ずつは描かれていると思う。
自信が過信になったり、夢が強欲になったりと、「欲しがり方」を誤った結果、
光が闇に転じるような形で欲望との付き合い方を描いている作品だなぁと思う。
夢はほら ブレた途端 欲望になる〜

小さい子供たちに、「外科医として、命を預かる“畏れ”を忘れてはいけない」っていう話は
少し難しいことかもしれないけど、小さいときに見てわからないことでも心の中でふわっと温めておくと
おとなになってから突然ハッと、閃くように「意味が解る」ときが来たりするので、
「子供にゃわからねぇよなぁ〜」って感じで、伝えようとすることを諦めようとしなくてもいいんだよなあ、
みたいなことも思った。





第15話『メダル争奪と輸送車と器』


リクガメヤミー

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→緑(カマキリ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)


2:29
カンドロイドを使って鴻上の盗撮(?)をしていたアンクが、クジャクのコアメダルを見た瞬間
手に持っていたアイスを放り投げる!!!
食べ終わってない! アイスを!! 放り投げる!!!??!?
いつでも食べられると思ってからに!!!!!

アンク「今まで隠していた奴(鴻上)が素直に渡すわけないからなぁ。お前も来い」
映司「なんで俺が」
アンク「向こうは後藤の奴がガードについてる。オーズの力が要るんだよ」
映司「やらないよ、そんな強盗みたいなこと」
後藤と強盗をかけてるのかと思ったわw

8:45
アンクが映司にメダルを投げるところ、この段階はまだアンクは映司を見てるし、
映司はアンクを見てメダルをキャッチしてるんだけど、後半になってくると、
アンクはまぁ、映司の方を見てメダル投げているが、映司が「ノールックキャッチ」を割と頻繁にし始めるので、
一旦最後まで見てからこのあたりに戻ってくると、「あ、ノールックじゃない」ってなるw
ノールックパスは、「そういう風に見えるようにカットを割って撮影した」んじゃなくて、
本当にノールックパスを撮影したという話をインタビューでしてたし、運動神経いいな……って思ったw
さすが渡部さん、スーツアクター組から「アクションちゃんと出来る」と評されるだけあるってことか。
「ノールック、ベルトにメダル挿入」とは訳が違うと思うんだ、「ノールックメダルキャッチ」w


10:56
意識を取り戻した比奈がガメルをボコボコ殴るんだけど、こんなことされたらガメル以外のグリードなら倒れてるw
「痛い……フン!!」
で頭突きの反撃できるガメルってさすが頑丈が取り柄。
そしてガメルに頭突きされてまた意識を失う比奈だったが、比奈がここまでやられるシーンは
後にも先にもここくらいだと思うw
(それでも気絶どまり。十分強い)

12:03
ウヴァが13話12:29で
ウヴァ「俺たちの状況が変わらないのは、俺たち自身が変わらないせいだと思わないか?
  アンクやカザリみたいに、新しい人間の世界にもっと馴染むべきだ」

って言ってるんだけど、その結果彼は――
自動車の運転を覚えたのであった!!!!!!!!
すごい!!!!! 普通自動運転免許とったの!?!?(絶対取ってない)

カザリはすでに真木と通じているので、セルメダル輸送の情報をあえてウヴァ側にも流しておいて
誘き出したあとメズールからコアメダルを取り出していく。


オーズは15話でもまだ
アンク「コアメダルのためなら、俺はお前を消す」
みたいなこと言ってるわけで、4話で
良太郎「“ごめんなさい”は?」
から
モモタロス「好きに呼べよ」
まで仲良く(?)なった電王に比べると、アンクってだいぶ手強いな、と思ったw
これが「ツンデレではなくツンツン」である所以だな、と。
この作品は、上にも書いたけど「最終話でついに“相棒”になる」のがカタルシスでもあるから。

この回の17:40で映司が「俺も覚悟を決めた!」と、
アンクに「アイスキャンディー1年分」の契約(契約としては“その2”となる)を持ちかけるのだが
同じくこの回の1:17で、映司は知世子さんからアンクのアイス代を請求されている。
それでアンクのアイスは23625円/月だということが判明しているので、
映司が「決めた覚悟」とは、「年間約283500円分のアイス代を払う覚悟」だと思われるw
アンクは小林靖子さん曰く「ツンツン」であり、「ツンデレ」ではない。
だからこの「アイスの契約」をした後も、特段デレ始めるというほどのことではなく、そのへんで上記のように
「モモタロスに比べるとだいぶ手強いな」と思ったのであったw

しかも、映司とアンクの契約(その2)が結ばれるシーンは、川での取っ組み合いなんだけど、
メタな話をすると、三浦さんが大の水嫌いらしいので、この川のシーンと終盤の海の取っ組み合いは
辛かっただろうな…と思った。(現に、本で辛かったって言ってたしw)
しかもこれ撮影冬なんじゃないかな。寒そう。

オーズ(サゴーゾ)が、リクガメヤミーの鉄球受けた時に、アンクが一瞬顔を背ける仕草をするんだけど、
こういうときのアンクって何思って目をそらしてるのかなって思う。
「痛そうで見てられない!」とか思ってるのかな。絶対違うなw
「ったく、何やってんだしっかりしろ」だな。

あと、比奈に
「引っ込んでろ!!」
って言ってアンクが盾になるところで、比奈が「ありがとう」って言うとアンクが
「は??」
って、すごくピンと来てない(若干驚いてもいる)反応するんだけど、
「比奈を助けたらアイス1年分」のために動いてるだけだから、感謝されるっていうことに対して
本当にピンと来ないのだろうw
生まれて初めて、人に「ありがとう」なんて言われたんだしね。

でも、「アンクと“ありがとう”」についてはちょっと長期的に注目して欲しいところでもある。
このシーンの次に出てくる「アンクと“ありがとう”」の描写は、
19話で知世子さんから「ありがとうが言えるようになるといい」と教えられるところ。
直後に後藤にわざとらしく「あ・り・が・と・お」と言っている。
さらに最終盤、46話で映司が「一度も言ってなかったよ。……アンク、ありがとう」。
これを聞いたアンクの顔がいかに15話と違うことか……。
ここ15話で比奈からの「ありがとう」にピンと来てないアンクと、46話で映司に「ありがとう」言われて
泣きそうになっているアンクをよく比較して欲しい。

この回、サゴーゾからラトラーターにチェンジするから、スキャニングチャージ使ってないとはいえ
単色コンボからの単色コンボは身体に負担がありそうだけど、映司曰く
「慣れてきた」らしい……。(あまり良くないこと)
あとこの回の『Ride on Right Time』の再生範囲が広いw
前奏Aメロサビ、後奏まで流れる。





第16話『終末とグリードと新ライダー』


巨大グリード暴走態回

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→黄(ライオン)
胴:黄(トラ)→緑(カマキリ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
鴻上「あれほどオーズとして戦いながら、まるで他人事のように知らんぷりだったからねぇ。
  いや、自分にさえ興味が無いのかと思ったよ」


アンク「さて……帰ってアイス食って寝るか」



「メダルの器」計画がついに始まったな!!
この計画は、最後まで尾を引くので意識して見ていかないとね。
カザリがアンクのコアメダルを1枚入手した点にも注目だ!!

冒頭、屋根裏部屋での映司と比奈のやり取り、比奈の怪力コメディのインパクトのせいで印象が薄れがちなんだけど、
比奈が
「オーズになるのって、映司くんの体に良くなさそうで」
って言ってるのは、見落とせないというか、聞き逃がせないポイントだな!
ふざけたシーンだから伏線だと気付きにくいがわざとそうしてるんだろう。
比奈が「嫌な予感」を感じてる反面、映司は「大丈夫、大丈夫!」くらいの軽いノリだし、
実際は比奈が思っている以上に深刻な事態に発展するわけだから……。まだ先の話とは言え。


アンクは、ここまでの回で「鴻上がコアメダルを隠し持っていること」を把握しているので、
鴻上に直接メダルを出すように言いに行くが……。

7:33
ウヴァとメズールのやり取り。
ウヴァ「アンクのようにはできないのか」
メズール「こうなってわかったけど、あんな一部だけの復活なんて、無理」
アンクが他のグリードとは異なることが一層際立ってくるし、ではなぜアンクはそれが「可能」であったのか
という謎も際立ってくる。
800年前の時点で「立ち位置」が、
他のグリードと異なったこと(アンクはオーズ側について他のグリードと闘った)が大きく影響していることや
他のグリードのメダルを掴んだ状態で封印されたらしいことがわかってくる。


クスクシエはクリスマスフェア。
この回、映司は人間態のメズールとガメルにそれぞれ遭遇するわけだが、初めてなので気付かないのだな。
ガメルには「どっかで会いましたっけ……?」みたいな反応してるけど。

このエピソードは、
「異なる種類のメダルを一箇所に集めることは、強大な力の源になると同時に暴走のリスクを孕む」ことを解説する回だな。
なら「器を変えれば上手くいくのか?(上手くいくの定義も問題だが)」という話になってくる。
800年前にもオーズはグリードたちのメダルの力の一部を使って、グリードを封印した
という話が鴻上から出てきたばかりだが、多分さすがの800年前のオーズも
こんな「暴走態」とやり合ったわけではないはずなので、映司の方が大変だなw
メダルのポテンシャルとリスクがよくわかる回だね!
里中「やりすぎでは……? ちょっと引きまーす😅」

鴻上の最終目標は「欲望による世界の再生」。
対する真木は「世界の終末」を目指しているので、そりゃ袂を分かつわな。

――と、こうして「800年前のオーズすら闘ったことがない化け物」を相手にしていると現れるのが、
仮面ライダーバースである!!
敵方もよくわからないままに、より強い力を欲してめちゃくちゃなことをしてきたり、
次の回では、ヤミーの分裂があったりと、「映司ひとりでは大変」な場面が増えてくるところで、
サブライダーのおでまし! というわけ。良く出来てる。
タイトルの「新ライダー」がこれ。


この回の単色コンボは久々のガタキリバだが、
『ネット版 仮面ライダーオーズ ALL STARS 21の主役とコアメダル』
「FILEバッタ ガタキリバの憂鬱」回でも語られているように、
CG編集の経費が高い
という大人の事情により、「強いのに頻繁に出せない」のである!!! かわいそ!!!!
でも見直してみると……
もしかしてカンドロイドのタコ缶もガタキリバ並にCG面倒なのでは!?w
と思ったりするw

映司はこのエピソード中だけで2回、アンクに「真の狙い」を聞き出そうとする。
1回目は「アイス食って寝る」ではぐらかされて、映像的にもそのあと
「鴻上と真木の真の狙い」がわかる描写へ移行していってしまう。
その説明とバトルが終わって、再度、改めて「あんな怪物になりたいの? そうでないなら、何がしたいんだ」と尋ねる。
ここでのアンクの回答は
「所詮グリードなんて、コアがないだけでボロボロ崩れるやわな存在だ
俺はもっと完全で、強い体を手に入れる。二度とバラバラにされてたまるか……」

なのだけど、この時の映司にはまだ「怪物」とアンクが言ってる「完全で強い体」の違いが何か
本当にはピンと来ていないと思う。
映司「グリードって、ちょっと……なんだか……」
という反応ではあるけど。
映司がもっとグリードを理解するのは、映司自身のグリード化が進んだ時だから。
あと、私はこのアンクの受け答えや映司のリアクションで、『寄生獣』の6巻で田村が
「だが……我々はか弱い・・・
「だからあまりいじめるな」
と主張してきたシーンを思い出していた……。

これも「欲しがり方」の話に直接通じることなのだけど、
「ただ生きたいと願うこと」には、本当に、正真正銘、何の罪もない……。
すでに生きているものにとってはただの本能だし、アンクとしては
「生きてすらいないから、生きてみたい」という願いでしかない。ただただ率直。
そこに何の罪があろう、いや、ない。
そうするとやっぱり問題は「では、“良い生き方”・“悪い生き方”とは何か」ということになる。
何のために生まれて、何して生きるのか、だね。
何が君の幸せ、何をして喜ぶ、だよね!?
生きることの本質には、どうしても「奪うこと」が含まれる。
命を「いただきます」しているからね。
でも、「奪ったら生きたことになる」わけじゃない。
アンクにはまだ、その区別がついていない……。



・参考文献(?)
東映株式会社>番組>仮面ライダーオーズ/OOO>あらすじ一覧
仮面ライダー図鑑>怪人図鑑>仮面ライダーオーズ/OOO