「Full Combo Collection」を聴いていたら唄いたくてしょうがなくなったので録りました。




(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


「Anything Goes!」のときは、あえて喉に負担がかかるとわかっていて「そういう」発声で歌ったのだけど、
今回は逆に喉を全開放して最も負担のない発声でサビを唄いたかったのでそうしましたw
キーは原曲から4つ上げたのだけど、それでもまだBメロはかなり低いし、
かと言って、これよりも上げるとオケがぐちゃるし、サビの3度上ハモりがだいぶ高くなってしまうので、
ここが自分的にはベストなキーだと感じたかな……。
Bメロが低い分、サビでパーン!と喉を開放すると、その「開放感」が歌に出て爽快になるし。

キーを4つ上げると、オケの音が軽くなって、ベースなんかくにゃくにゃ言い始めるし、
スネアとかもぽにょぽにょ鳴っちゃうのだけど、今回は、「キーを8つ下げたデータ」
つまり「4つ上げのオクターブ下」も別途作って2つのオケを掛け合わせることで
薄くなった低音を補ってみましたん。
今までみたいに4つ上げただけのデータにミックスするより、音圧も出て良くなったと思います多分……。
まぁこれが有効な手段となりうる楽曲と、そうでないのがあるだろうけど。

原曲は、Bメロの終わりとサビに3度上ハモがあるのは聞き取れたのだけど、下はあるのかないのかわからなかったので、
自分で3度下と5度下を入れて、コーラス大きめでミックスしました。
厚みがあるのが好きだし、男声キーの曲を女性が唄うことにより迫力が薄れてしまうのを
コーラスで少しでも補えるかな……っていう魂胆みたいな?w

ラストのサビを、オケミュートしてボーカルのみでミックスするとこんな感じ。



綺麗な日本語に聞こえるように、必要に応じて母音を無声化させて唄うのだけど、
この曲は特に意識してやる部分も多かったですね。
音節を消費しない文字が多用されている歌詞というか。

それにしても、歌詞にすごく共感というか、勇気づけられるところが大きくて、
そこが一番「唄いたい」と思った動機ですね。
私自身、後悔が嫌いなのと、あんまり欲とか野心がない状態で生きてるっていうのがあって、
欲がないからこそ、せめて後悔はしたくないと思ってるんですよね。
そうすると、映司みたいに、「目の前にあることをひとつずつコツコツと」やっていくしかない。
「時間だけは戻せない」し、どんなに「強い人でも過去に置いてきた悔しさ」に勝てない。
いつも、最強の敵は自分です。
後悔をしないようにするっていうのは、後悔してしまうようなことがあっても
スルーできるように鈍感になるってことじゃなくて、逐一全力を出し切るってことのはずなんですよ。
手を抜くことに慣れきってしまうと、自分で自分を甘やかして、ある意味後悔をしないで済む人生になるんでしょうけど、
私ってそんなに自分に甘くないみたいで、
「あそこで手を抜いていたせいで最終的に自己採点満点じゃなかった。不満が残る」
っていうのがとても嫌いで、その自分が最強の敵なんですよね。
せめて、甘やかすのは自分で「ちゃんと全力を出せた」って思えた時であるべきで、
そういう時は「自画自賛」ができるじゃないですか。
だから、歌を録ってる時も、「うわーこの曲自分なりにカッコよく歌えてるわー!」って思えるような
全力を出しながら歌って、ミックスしていたいんですよね。
だから
I can't go anywhere
じゃなくて
I can go nowhere
なところが良いな……ってしみじみ思ったりしました。


そんなこんなで、2日かけて録りました。
前は、音源完成の妥協ラインが今よりももっと低めに設定されていたので、日に2〜3曲
唄いたい曲を気分で録って「このくらいで完成ってことで」ってしてたけど、
その頃は、実際それ以上時間をかけたところで、劇的に良くなると確信できるほどの技術も持っていなかったので、
数を稼ぐことが結果的に経験値になったので良かったとは思いますが。
今は1曲と向き合う時間を長くして、ひとつひとつへの全力の出し方も「深く」なりました。
出来ることが増えたので、それをどこでどういう風に発揮するのが効果的か工夫するのも、今では楽しみのひとつになったし。

カラオケ音源に串田さんの声もハモりも入っていない状態なので、最後の最後に
「タ・ト・バ!タトバ!」
を録って完成させましたw