各エピソードの名言、名シーン、名演出、名演技、気付いたこと、気になったことを自分用にメモるもの。
もしかしたら「見どころ」の参考にしてもらえるかも?w
(私が見て欲しいだけ)

仮面ライダーオーズ/OOO /Amazon

※この記事は、元々1〜48話までまとめて1記事で公開するつもりで執筆してきましたが、
文字数がライブドアブログの1記事あたりの文字数上限に達してしまったので、
5/15(日)からTwitchでウォッチパーティ企画を開始したのに合わせて、
8話ずつで公開していくことにしました。



(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)






第1話『メダルとパンツと謎の腕』


カマキリヤミー回

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
映司「ちょっとのお金と明日のパンツがあれば」
映司「刑事さんも、そいつも、朝からの長い付き合いだから」




2周目見ると「ライドベンダー」だったことを思い出す回。(登場するや否や「ほぼ全滅」し、ろくに再建もされないので)
自販機がバイクになるCGがすごい。
「そのへんにある自販機が量産されたバイクにフォームチェンジしてくれる」ことで、
1台のバイクを所定の場所(遠い)に取りに行ったり、はるばる呼び出したりして使う必要がないし、
映司・アンクそれぞれが1台ずつ乗って並走とかもできるから、このアイデア自体がすごい。
前作(仮面ライダーW)までと撮影用カメラが違うらしく、目で見てわかる「カメラの性能の違い」。
2周目見ると、ガメルの口調、というか発声が序盤はあっさりだったんだと感じる。
演じていく内に徐々に「演り方」が変わったのだろう。
役を作り込んでいったり、理解が深まることで、少しずつ表現のニュアンスが変わっていくことはある。

ライドベンダー隊がグリード4体によってほぼ壊滅状態に追い込まれる時、会長は優雅にケーキを焼いているし
バースデーソングが流れている。
しかし映像上は「惨状」っていうところが、「時計じかけのオレンジ」以降には多用されている
「凄惨な映像の上に第9とか流す演出」の一種だと思う。

9:00
泉刑事が映司に手荷物を見せてもらう下りで、一体「明日のパンツ」の中にいくら入れてるのかと思って
画面止めながらよく見てみたけど、小銭が日本円だけじゃなくて、外貨も混ざっているようで
「いくらかわかんねええww」
ってなりましたね!!

カマキリヤミー「御意」とか言うので第一印象「渋い」。
腕だけのアンクでもカマキリヤミーのシェイバーはじくからよく考えると「この“腕だけ怪人”、結構強いのでは……」とわかる。
しかも、メダルのためとはいえ、この部分と変身の直前の計2回、腕アンクは映司を助けている。
これも2周目目線で見ると、「腕しか復活しなかった弱みがあるとはいえ、この時点で他のグリードと違ったな」となる。
「800年前、こいつだけは他のグリードと違うことを考えてたのかな」って。
そういえばアンクがもし、車に乗っているメガネの刑事さんの方に取り憑いていたらどうなっていたんや……。
想像つかん……w

この二十数分の中に、主人公の紹介、ライダーへの変身、アンクの憑依、敵の紹介をわかりやすく詰め込んでてすごい。
密度高い。二十数分ってこんなに長かったんだってなる。構成力の鬼。

「朝から」でも「長い付き合い」になるような感覚で風来坊の生活をしている主人公だとわかるのだが、
「変身しなければ一般男性」であることに変わりはないので、変身前なら比奈の方が怪力ということと、
変身したからカマキリヤミーを倒せたということも同時に説明
している。すごい。過不足ない。
映司にとっては朝からの長い付き合いの刑事さんかもしれないけど、視聴者としては数分前からの付き合いなので
刑事さんのことをそこまで強く意識していなかったため、アンク憑依によって
「あれっ? この人もしかして重要ポジション……?」
ともなるw

1話の「変身」の掛け声はあまり強くないんだけど、これは私は「わざと」だと思っていて
「生まれて初めて変身しろって言われていきなり全力で”変身!!”って言う一般人あんまいないよな」
って思う。
それについては公式の第4話の記事で、「わざと」だと書かれているので
「うん、解釈の一致」ってなった。





第2話『欲望とアイスとプレゼント』


オトシブミヤミー回

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
アンク「なんだ。俺も味は感じてるぞ。これが冷たくて旨いのはわかる」
(但し、この台詞の重さがわかるのは結構終盤)
映司「その前に約束しろ! 俺が変身したい時は絶対変身させる。
 人の命よりメダルを優先させるな! でなきゃ、二度と変身しない!」
(契約その1)

横糸2話完結で話が進んでいくので、偶数話冒頭に
「これまで(前エピソード)の3つの出来事」
として“今北産業”してくれる。

ちなみに奇数話は「ここまでのハイライト」。

2周目目線だと、2話ってアンクのアイライン・アイメイクが薄いのがわかる。
あと、髪の毛の巻き具合も緩い(ほぼ巻いていない)。
「世界の衣装」に惹かれて比奈がバイト先を選んでいるのも伏線だったとわかる。
後藤さん、会長から生クリームを食らう(1回目)。
自販機がバイクに変わる時の腕アンクの反応も「“うわっ”と普通に驚いてる」感じで“良い”ので注目して欲しい。

なぜこの回の昆虫タイプヤミーとして「オトシブミ」が選ばれたのだろう。

確かにデザインも生態もかなり凝った生き物だが……。
「誰からも教わっていないのに、どうやって葉を巻いて、産卵すべきか」を理解わかっているのが不思議で
生物や遺伝子や本能の根幹に触れている気分になる昆虫である。
ヤミーデザインを手掛けたデザイナーさんの、個人的な「昆虫の趣味」なのかなw
オトシブミの揺籃の概念って、
「生まれたばかりのヤミーが欲望を食べることで徐々に成熟していく」感じに似ているとは思う。
ヤミーは欲望(セルメダル)のゆりかごだ。

1話の「迷わず拳銃を使う」ところもだけど、変身してなくてもビルに突っ込んだり、
変身した後の戦闘でも「映司の胆力がおかしい」ということの片鱗が何度も垣間見える。
「どうしてそんなに胆力があるのか」というのにも理由があり、ちゃんとあとで説明されるのだが。
それにしては「ちょっと油断した(20:18)」のところも、だいぶノリが軽い。

アンク「なんだこの人間(比奈)は」のときに、視線だけでなく「右手で」相手を窺うところで
「意識の本体は飽く迄右手にある」ことがわかる。(ミギー的な挙動)

1話は主人公の紹介、ライダーへの変身、アンクの憑依、敵の紹介だったので、
2話ではバイクやカンドロイドのシステム紹介をしている。
バイクに乗ることによって、真に「ライダー」になるともいえる。
やはり「仮面ライダー」としては、どこかのタイミングで何かに「ライド」しないといけないしな!

このへんで「ヤミー」って「闇」から来てるのか、英語の「Yummy」から来てるのか、
その両方なのかな? と思っていたけど、公式で後者だと答え合わせができた。
グリードが英語だしな。

オトシブミヤミー戦の前は、アンクはまだ泉信吾が着ていたスーツ(の一部)を着ているのだが、
22:31でアイスを食べる時にはもう「アンクの服」に着替えている。
映司、なけなしのお金で服買ってあげたのかな……。
竹下通りで……?
東映のサイトを読んでいると、映司は「行きつけで、良くしてくれる古着屋さん」があるとかで、
あまりお金を持っていない割に“衣装持ち”なんだって。

・シーンをシームレスに、スムーズに繋ぐためのシナリオの書かれ方について
ごく一般的な手法のひとつと思うが書いておこう。
11:55
映司「でも…アイツが食べてるのは」
アンク「欲望だ」
映司「…えっ」
アンク「セルもコアも、メダルの元は、人間の欲望」
鴻上会長「欲望!!」(映像はまだアンクの顔アップ)

ここは、「欲望」という単語を、アンクから会長へとバトンタッチしてから、映像のカットが切り替わる
そして、会長側の映像

12:40
鴻上「赤ん坊は生まれた時、“欲しい”と言って泣く! 生きるとは、欲することなんだ。
 その最大にして最強なチカラから生まれたメダルを、最大限に集めた時!
 手に入るものは……無限大……よりも、更に大きい……OOO(オーズ)!!!」

オトシブミヤミー「オ゛ォオォォオオオ〜〜」

今度は、会長の「オーズ!」の雄叫びがバトンとなって、映司・アンク側のヤミーに戻ってきて
映像のカット切り替え

このように、「別々の場所で全く異なる人物たちの話していることの中に共通の単語や話題を含ませて
それをバトンのように受け渡しながら視点切り替えをする」ことで、説明臭さは薄めながら
状況や設定の説明、人物の考えていることなどを話させ、ひとつの「流れ」にする。
見ている人が、複数の場所の複数の人間の設定、思想、発言、背景を「意識しない内に」知ることができる技巧。
ひとりのキャラに「設定の解説」を延々喋らせると、説明くさいし単調になったりする。
だから、「会話(掛け合い)をさせながら」(それも可能であれば2組以上の人物たちに
その中に設定の解説と、そのキャラの「思惑」を混ぜ込む。
上記の会話では「コアメダルやセルメダルとはなんなのか」「ヤミーとはなんなのか」を話させながら
「アンクの思惑」「鴻上会長の思惑」(メダルを集める意味)もチラ見せしていることになる。

---
22:14、比奈が、「映司からの」メールを読むシーン。
アンクがアイス食べている様が「信吾」の写真として添付されているが、妹としては
この写真見た時点で兄の変貌ぶりに「えっ」てなると思うw
まぁその直後に本人と遭遇するわけだがww





第3話『ネコと進化と食いしん坊』


ネコヤミー回(食欲)前編 

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
アンク「知るか! いい加減、どっちが命令する立場か覚えろ!」
序盤はこの俺様具合をちゃんと踏まえておきたいところ


3話からTTFCで見始めた。


で、ちょうど「一両日中にOPを録りたい」と思ったので、ふとこの疑問が湧く。


そして、さっきオープニングがスカである件について、公式でも記述があることに気付く(それもちょうど3話の記事)。
2話も3話も、視聴者が「何でだろう」と思うタイミングに合わせて、裏話が公開されてるの、エスパー感あってヤバい。

映司と比奈が結婚して比奈が火野姓になったら名前が「ヒノヒナ」になってしまうことに気付く。
あと、比奈は、「雛」から来てるのかな? などと思い始める。
アンクが鳥のグリードだから妹が比奈(雛)、属性が火だから映司が火野なのかな、と……
思ったら、もともとの設定では「借金まみれの主人公として考えてたから、“火の車”から火野になった」と書いてあって
今猛烈に「マジかよwww」ってなってる。


ついでに、グリードの名前の由来のことを考え始める。
アンクが音の通り「(エジプトのヒエログリフのひとつ)」として、ほかは
カザリ:飾り?? 飾り付けることとか「虚飾」?
メズール:愛づる??
ガメル:がめる(黙って自分の物にする の意)??
ウヴァ:……ウヴァって何。姥?
ってなりはじめた。
しばらく考えてウヴァは「奪う」から来てるのかな、と思い始める。

アンクについてはヒエログリフ「☥」のWikiにもある、以下の部分を予め踏まえておくことが重要だと思った。

アンク (古代エジプト語ラテン翻字: Ankh) は、
古代エジプトで使用された「生命」あるいは「生きること」を意味する言葉で、
それを表わすヒエログリフを象ったものは護符(お守り)や装飾の図柄として良く使われている。
エジプト十字(エジプトじゅうじ)とも呼ばれる。

アンクの力を信じる者は一度だけ生き返ることができると信じられている。
アンクは、現世(此岸)と来世(彼岸)の間にある「境界」を無事に超えるための、通行証である。
(「境界」を超えて、来世に渡ることができれば「復活」できる。)
もともと「 Ankh 」という古代エジプト語自体が生命を意味しており
(ツタンカーメンの項目の語源解説を参照のこと)、生命的宗教的象徴とされる。

ヒエログリフにおいては Ankh や Anx 音を表す文字としても用いられており、
ツタンカーメンも Tut-ankh-amen の ankh の部分にこの文字が用いられている。
(中略)
現在のエジプトではエジプトの象徴であるとも言われている。


遊戯王の「死者蘇生」のカードの意匠がコレなのもすべてこれで説明可能なわけで。
※自分のデッキからわざわざ出してきました。
FullSizeRender


アンクが欲しがっているものが「命」なのも説明可能なわけで。

で、さっき答え合わせが済んだ

公式の記事では「アンク=ヒンディー語で目を意味する。タカの目」と言われてる。



マジで。




あの……

アンクは???wwww
うっそだろ、逆に信じがたい。

確かに、ヒンディー語の目は
आंख(aankh)
だけども!!!!
どう見てもじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!

記事によれば、「えいじ」を1文字ずつずらすと「おうず」になるというのも、狙ってないらしいw
(むしろ「カイジ」が元ネタっぽいことが匂わせてある)


ちなみに各グリードに「テーマBGM」がある
『グリード・アンク』は完全に「アラビア音階(オリエンタル・スケール)」なので

「さすがのエジプト感……アンクという概念は今やエジプトの象徴だからな」

となる。
ちゃんと理由があってその曲調にしているのだなウンウン、と納得。
(でも☥じゃない。すべて辻褄合うのに。うっそだろ。( ´゚д゚`) ←まだ信じられないという顔)
オープニング映像の
「要らない 持たない 夢も見ない」
で映司→比奈→アンクとカットが切り替わるとき、アンクはわざわざピラミッド型のオブジェの横を歩いてくるよ!?w

しかも、しかも。
映司という人物を一言でいうなら、「砂漠」らしい。
これも公式の3話の記事に書いてあること。
映司が砂漠で、アンクはピラミッドっていうコンビか、なるほどって思ったんだが!?!?w
☥じゃないだと!?!?!?ww 嘘だろ??? のちの記事で☥にも触れられると信じてるぞ……?


ほかのグリードのテーマ楽曲タイトルが
『狡猾・カザリ』『冷酷・メズール』『怪力・ガメル』『非情・ウヴァ』となっている。
(ところで、私の中で「嘘」の概念と、「黄色」というカラーイメージが結びつけられたのは、
B'zの「Liar! Liar!」が最初だと思う。
ちなみに、タロットカードでは「色」にも意味や属性があるが、黄色背景は虚飾と深い結び付きがあったりはしない。)

怪人図鑑によれば、能力の属性はざっくりいうと
カザリ:風
メズール:水
ガメル:震動や衝撃
ウヴァ:雷
アンク:火
後に出てくる紫メダルが氷属性(……おや? 火の映司アイス映司(Ice Age)に……?)。
グリードには、属性のイメージにも合うような「テーマカラー」もあるので、戦隊っぽいよね。


0:33でクスクシエの煙突の上にいるアンクの姿は、以降のエピソード(39話)で取り上げられる。
(尚、この日のクスクシエは「インドフェア」開催中の模様)

7:40あたりでも木の上から話しかけてくるが、
「なんでいつも高いところからなんだよ、上から目線(物理)かッ!」
って思ってたけど、しばらく見ていってアンクが「鳥」のグリードだと気付いてから
「あぁ… 鳥だから“お高く止まってる(物理)”のね……」
と納得した。が、1周目の3話あたりではまだ鳥ってことを強く意識していなかったなぁ。
具体的には、メダルを集めて片翼が復活するシーン(20話)でようやく「あ、そういや鳥だっけな」って強く意識し始めたw
もちろん制作側は最初からずっと「鳥だから… 鳥だから…」って意識しながら作ってるに違いないんだけども。
初見の視聴者目線の冒頭数話程度では、腕しかないからどうもピンと来ていなかったw
そう初見ならではの感想(鈍感力)!!

でも10:14の、映司が変身した瞬間のアンクが、走って画面外へ出るんじゃなくて、
すごい勢いで工事用の足場の上に飛び上がるので、やはりこの頃から
「アンクって、やたら高いところへ行くなあ。戦闘に巻き込まれたくないから??」
などとは思っていたw
鳥(鷹)だから高みの見物してたのか。タカだけに、なあ!!!
「ハァ〜鳥だから高いところ安心する〜」って思ってるのかと思うとあの上から目線(物理)も微笑ましい。

その一方で、三浦涼介さんが高所恐怖症と水嫌いだと知って、
「高いところのシーンや、川・海でバシャバシャ殴り合いするところ相当嫌だったろうな」
と同情したし、「頑張って偉い」って思ったw
「復活のコアメダル」発表記念特番でも水嫌いの話してた。
雑誌のインタビューでも辛かったエピソードで挙げてた。

7:25で映司が洗っているパンツが、1話の美術館の警備バイトのときに履いていたパンツ。
出てくるiPhoneは4。
10年前ってiPhone4〜5が最新だった頃なんだなーと思うなど。

カザリのヤミーは寄生型
映司は自分の命を顧みず、無鉄砲にヤミーが寄生する人間を助けようと動くが、
この心境は、映司の過去を知らないアンクには理解不能だと思う。
(まぁグリードなので、「過去を知ったとて」理解は難しい気もするがw)

「またこのパターン」っていうのは、映司が自分の命をあまりに顧みないせいで、
アンクとしては「有用」だと思っている道具(映司)を失うのが惜しいばかりに
メダルを預けて変身させざるを得ないという、「なんか主導権握られている感」みたいなのもあると思う。
映司は自分の命を交換条件として差し出しているわけではないのだけど、アンクからすると
この時点でオーズという「手駒」を失うのは痛手だから、結果的に
「手駒が手駒のくせに自分の命をトレードに使ってくる」
みたいな状態になっているw

「うまうま弁当」って英語にしたら「ヤミーヤミー弁当」じゃんw

20:42
アンクがメダル3枚を映司に投げて、それを映司がちゃんとキャッチして変身するのはここが初めて。
スローモーションなので、喩えればジョン・ウー作品のようなかっこよさある。
(ジョン・ウーはガンアクションなどでスローモーションを多用する。「フェイス・オフ」とかを見よう)
で、この回の「変身!!」は1話に比べるとだいぶ熱がこもり始めている。

スキャニングチャージしてライダーキックをお見舞いするときに、背中に赤い翼が生えているのに注目。






第4話『疑いと写メと救いの手』


ネコヤミー回後編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

チーターの足でクラウチングスタートのようなポーズをとるカットが入る

・印象的なセリフ
映司「親切じゃないよ、全然。だから、信じろなんて言えないな。誰もを助けられるわけじゃないしね。
 ただ、手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。
 それが嫌だから手を伸ばすんだ。それだけ」


アンク「疑い深いグリードは、その疑いから裏切る。メダルを狙う。
 バカでも面倒でも、人間の方がまだマシだなぁ」


映司「人の価値は、俺が決めることじゃない」
アンク「ふん、オレは決めるぞ。価値ナシと見たら、すぐにお前を捨てる」
映司「俺はお前の隙を見つけて、比奈ちゃんのお兄さんを助ける。お前を倒しても」
アンク「やれたら褒めてやる」
(ある意味これも契約の一種と言えるかもしれない)

アンク「人間は欲望ひとつコントロールできない。オレの言った通りだろ。オレの勝ちだな」


グリードとヤミーでは力の差が歴然であることがわかる回。
オーズとヤミーならオーズが勝つが、グリードの能力を使われるとたとえそれが片手一振り程度でも
ヤミーとは比べ物にならないよ、みたいな。

カザリは、アンクの次くらいに頭脳派ではあると思う。
だから腕力などよりも、交渉や駆け引き、裏切り、情報戦などを仕掛けてくる。「狡猾」だからね。
その点でアンクの方が一枚ウワテであることがわかる回でもあるのでぜひ注目してほしいエピソード。
のちのエピソードでも何度も回想されるような、重要なセリフも多い。
ある意味、アンクが「一番食えないやつ」だということでもあるので、敵に回したくないw


兄(アンク)をもう一度探す比奈が映司に遭遇。
事情をきいた比奈と映司のやり取りは重要。

今回の変身も、アンクが離れたところから映司にメダルを投げて、映司がちゃんとキャッチする流れへ。
このかっこよさたまらん。
そして相変わらず、オーズが出てきてからは高台で見てるor高台から他のメダルを投げてくるアンクw
「戦っているオーズの背後の高台にアンクがいる」という構図のカットが必ず挟まってくる。
カマキリのメダルはカザリに取られてしまうが、その代わりカザリのコアを3つ獲得。
アンク「上出来」
すごい、アンクが褒めてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここのカザリの捨て台詞は「いつか後悔するよ」。

オーズがネコヤミーを剣で斬った後に、背後の高いところにいるアンクの
「ふぅん、まぁまぁやるじゃん」
みたいな仕草見てほしい。(21:41)

そういえば、タイトルに「写メ」があるけどこの頃はまだギリギリ(?)
「写メール」の意味で写メという言葉が使われていたはずではある。
添付画像つきe-mailな。
折りたたみからスマホへ移行していく中で、「携帯(スマホ)で写真を撮ることそれ自体(メールで送らないとしても)」を
写メって言う人が出てきたよね。
タイトルの写メはこっちだと思う。
アンクが、掲示板に貼られている画像などを情報源としてカザリやヤミーの動きを把握するお話なので。

「写メ」ということばに関しては、現在に至ると、「写メール」していた人たちももう
「写メするね」を言わなくなっていて、実際「写真をメールに添付する」ことも減り、
SNSで共有する方が主流となったので、若い人たちの間では「スマホで写真を撮る」ことを
「インスタ」と呼ぶ場合もあるらしい。
(Instagramにアップしないとしてもw)
カオス!!


6:08で映司が
「そりゃ時々は欲望に負けることはあるけど」
って認めてるのに、オチでアンクが
「人間は欲望ひとつコントロールできない! 俺の勝ちだな!!」
って改めて勝ち誇ってるの笑うw
負けず嫌いっていうかw





第5話『追いかけっこと巣とセレブ』



OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)


・印象的なセリフ
メズール「オーズのぼうや」
ぼうや……( ´゚д゚`)



4話ラストで、鴻上が映司とアンクに接触してくるが、目的が「商談」。
「回収した分の70%だよ」
のとき宇梶さんが「ほんのちょっと🤏」のジェスチャーするけど、70%って多めだよね。
でもここからすでに「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」が用いられていることに注目。


カザリ達グリードが「人間態」になる回
今回のヤミーはメズール産なので、「卵の状態で成長し、セルメダルを蓄積させていく」という特徴がある。

映司のカンドロイドへのリアクションが完全に「新しいおもちゃを手に入れた子供」。

9:25
泉信吾が「にこやかな優しい人」だとわかるカット。
アンクとの対比がすごい。
実際、「どうやって違いを演じていくか結構悩んでいた」という話を、10th劇場版に際してのインタビューで話していた。

11:05
パンツも買えないくらい金欠になるまで、アンクにアイス買ってあげてる映司すgほい。
のちに「アイス1年分」をアンクと約束するくだりがあるけど、
この時点では映司とアンクの間にアイスに関する契約はないのにww
それだけ面倒見が良くて、極端な話「全て抱え込んでしまう」っていうのが映司の人間性なのだよな。

15:25
映司ってよく比奈の肩をガシっと掴んで話しかける描写があるけど、あれも
「手を伸ばせば届く、守れるもの」に、「手を伸ばして掴む」と、彼は勇気や安心を感じられるからなのかな。

17:40
セルメダルで自販機をバイクにすることが出来る仕様なので、アンク(怪人)もバイクに乗る。
怪人ライダーである。
ちなみにこの時、アンクは鴻上に「直接」会いに行くために情報収集や探索をしているわけだが、
やってることがもはや興信所か探偵業なんだよなw

今回の変身は、「バイクに乗ったまま」なところがミソだな。
メダルの受け渡しも、映司とアンク両者がバイクに乗ったまま。
赤と緑のメダルは両手で同時にはめるから、この時映司は一瞬だけハンドルから両手を離していることに!w あぶねえ!w

しかも!!!
ここで初めて「挿入歌」が流れるのである。
曲はタトバコンボのテーマ『Regret nothing 〜Tighten Up〜』。
「Tighten Up」が「タトバ」と韻を踏める。
ただし、「Tighten Up」という言葉が歌詞に出てくることはない。
あと、挿入歌が流れる時間はあまり長くないし、歌の部分は特に短くて、
前奏→サビのラスト8小節分(それも「nothing」の音程から1番のサビではなくラスサビだとわかる)
で終わっちゃう。
だからCDでフルサイズを聴こうな!!

レコーディングの様子は6話の記事でレポートされてたよ!

アンクがウヴァに、ウヴァのメダルのうち1枚はカザリが持っていった、という情報を流すが、
これは「本当」である。
それをダシにウヴァを動揺させてから、メダルを変えて攻撃するというアンクの作戦に
映司が「あんまり気持ちいいやり方じゃないけど…」と呟くあたり、
本当に映司は「正々堂々」とした人で、アンクとは逆だとわかる。
これによって結果的にアンクは、ウヴァのメダルを3枚も奪えたわけだし、戦略的には正解なのかもしれんけど。





第6話『お洋服と契約と最強コンボ』


ピラニアヤミー回

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

「はい、変わったー!」と「増殖オーズ」のカットが入るw


・印象的なセリフ
アンク「メダルのコンボ、その意味……メダルの本当の力が、見られるかもなぁ……」

後藤「あんなグリード一匹抑え込めなくて、世界が救えるか」
後藤さんの今後の“ドラマ”を考えると、こういう発言や態度はよく覚えておかないといけない。

映司「そう思うのが生きるのに必要な国もあったし……」
映司「大切なのは、その欲しいっていう気持ちを、どうするか、かも」






5:30
カザリがメダルを持っていると聞いたウヴァはアジトに戻ってカザリを問い質すが、
カザリは
「アンクが昔から嘘が上手いのを忘れた?」
と、とぼける。
アンクにもカザリにも翻弄されるウヴァにちょっと同情するw

6:25
メズール「大丈夫、私の選んだ人間に間違いはないわ」
ここでカットが山野さんに切り替わり、ある意味では間違っていたことが証明されてしまうw
メズールもまさか山野さんの父さんが倒産するとは思ってなかったもんねw
でも、それまでに十分なセルメダルを溜め込めてしまったのでヤミーは無事誕生してしまうのだが。

10:10
山野さんが比奈に札束を投げつけた後に、映司が必死にそれを拾い集めて、比奈がちょっとそれを軽蔑するような展開になるけど、
視聴者も、ここでほんの一瞬とはいえ
「あれっ? 映司って、“じゃあ俺の金だー!!”ってなっちゃうような人なの……?」
と思ってしまうよね。
そのあとすぐにこの誤解は解けるし、あぁ良かった……と思うけど。

10:49
鴻上がケーキに蓋をするシーンから始まっていることに注目。
このケーキを「調理している」カットはないが、完成している、もっというと完成直後だということが伝わる。
そして、ケーキがどんなものかは見えないような角度で、鴻上が蓋をするのだけが見えるように撮影されている。
このあと、アンクとの駆け引きの結果、まさにこのケーキの箱を開けるわけだが、
ここで初めてケーキのみてくれが判明し、「予め60%で話をつける」ことを見越してのドアインザフェイスだったことがわかる。
それに加えてあえて蓋をするシーンからのスタートで「ケーキ完成直後」だと示すことで、
「アンクが来るタイミングまでも読んでいた」ことになる。
この時点で、登場人物のうち最も「食えない」相手が鴻上であると感じさせる一幕。
なんせ鴻上は結局10%分しか譲歩していないからな!w
アンクは40スタートだから20%譲歩させられている。

映司が比奈の前で変身するのは今回が初。
あと、この時はまだ比奈が「火野さん」って呼んでいるんだよね。

15:52
「はい、変わったー!」はここ。
ここのカット、ちゃんと映司の声とオーズの動きがぴったり合ってるので、
渡部さん&高岩さんGJ! ってなるw


6話は、初の「単色コンボ」として「ガタキリバ」コンボへ変身する回。
ガタキリバコンボの挿入歌は『Got to keep it real』。
ちゃんとこのタイトルが「ガタキリバ」と韻を踏んでいるのでずるい。
他のコンボ曲も、コンボ名とタイトルの英語で韻が踏めるようになっててずるい!w

ガタキリバコンボに変身した時に、一息でうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
って叫ぶのがすごいぞ。
本に書いてあったけど高岩さんも後でアフレコ聞いて「え、一息でやったの!?」ってなったみたいな話をしてたしw

「ピラニアヤミー」をはじめとする、メズールの生み出すヤミーは、小型且つ大量に卵から生まれてくる水生生物なので
雷属性であるガタキリバコンボでスキャニングチャージするとオーズも分身してイナゴの大群みたいになった上で
内側から攻撃してヤミーを討伐するのだが、その能力を使った本人への負荷も大きい
いくら、それがどれほどの負荷なのかを知らないとはいえ、映司の
「じゃあ、やってみようか」
が結構軽い感じだから、そこが映司なんだなって思う。

22:50
山野さんの「その後」を見に来る映司とアンクだけど、ここも映司は映司らしいし、
アンクはアンクらしくて微笑ましいw
映司がニコニコしてる横で、アンクがうつむいて目を逸らすタイミングがすごいなって思う。
アンク「知るかッ」






第7話『ダメ亭主と罠と大当たり』


バイソンヤミー回

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)


ガメルの「ヤミーシステム」紹介回と言えるかも。
ガメルの場合は、欲深い人間を見つけるのではなく、自分の欲望からヤミーを生み出して使役できる。

ところでこの回、「クスクシエ」がクスクシエの中央の展示テーブル上にあることに気付く。
クスクスを調理する二段鍋だ。

5:00
アンクがiPadを使い始めている!!
どうやって手に入れた!!!!!www
まさか映司にバイト代で買わせたのか!?
それとも、それも信吾の……!?
しかも、その直後にスマホも取り出してるので、スマホとタブレットをそれぞれ使い分けていることがわかる。
800年封印されていたのに適応早いヤバイ。

クスクシエに飛び込んでくる桃子が、ちゃんと「靴を両方抜いだまま」なの細かい……。

簡単に言うと今回のカザリの作戦は、ガメルのヤミーとウヴァが、オーズとアンクをそれぞれバラバラにおびき寄せて
アンクからメダルを奪ってあわよくば潰す
、という分断作戦なんだけど、
これによって映司側もまあまピンチに陥って、それに輪をかけてアンクもピンチに。

映司の方は、後藤さんが助けに入るからまだなんとか……。
アンクには、オーズがついてないと本当に後ろ盾が何もないのが辛い。
だもんで、映司がそのうちには
「AIBOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!」
ってなってしまうのかなと注視してたけど、それについては結構後の方のエピソード(36話)で明確になった。
映司って面倒見は良いけど、一貫してアンクに「救済の手を伸ばす」ってことはないし、
アンクが映司に明確に助けを求めることもない。
(あのアンクが助けを求めてた……ってなるところが一箇所だけあるが「助けて」とは言わない)
そのなかだちが比奈なんだなぁ。
終盤で当人たちが言うけど、映司はアンクに「利用されている」感覚はなくて、
「利用している側」と思いさえする。
アンクもアンクで映司を「使えるバカ」呼ばわりするし、最後まで「こいつを選んで得だったか」がわからないでいるし
利用価値がないと見れば切り捨てるつもり満々。

ここで、アンクがウヴァにコアメダルをすべて取られずに済んだのは、事前に映司に
「ひとりでも変身できないとまずいときもあるとわかった」
という理由でタトバの3枚は渡してあったというのもあるから、結果的にはその判断はとても正しかったな……と思う。

後藤さん、顔面に生クリームを食らう(2回目)。
しかも後藤さんが届けに来たのは「鴻上からライオンのコアメダルのプレゼント」。

ここの、映司(オーズ)が後藤さんにお辞儀とか🙏のジェスチャーするところ、6話で比奈が
「火野さん、ですよね?」
って確認したときに
「え、ああ、うん! じゃあその子、よろしくね!🙏」
ってするとき同様、
「腰の低いライダー」っていうオーズの特色みたいなのが出ているシーンですなw

ここでも『Regret nothing』が流れる。
一方、後藤さんが
「俺は…世界を守るために……」
と呟いてケーキを殴るところは、
「おっと? 後藤さん闇堕ち来るか!?」
ってなる。
後藤さんの歩みもそれはそれでひとつのドラマなので、このあとの長き紆余曲折をよく見守ってほしいw





第8話『サボリと無欲と休憩中』


バイソンヤミー回後編

OPのカラーチェンジは
頭:赤(タカ)→緑(クワガタ)
胴:黄(トラ)→白(ゴリラ)
足:緑(バッタ)→黄(チーター)

・印象的なセリフ
映司「そう簡単になくならないですよ、人の欲って」
映司「じいちゃんの遺言なんですよ。男はいつ死ぬかわからないから、パンツはいつも一張羅穿いとけって」

アンク「意味わからんが、お前が使えるバカなのは間違いない」
映司「いやぁ〜お前も結構使えるグリードだと思うよ?」

映司「アンク、欲望って人間には必要なんだな。だから面倒だし、お前達も食いっぱぐれないってわけだ」


機転を利かせ、バッタ缶を使ってピンチを切り抜けるアンク。賢い。
こう、敵(グリード)同士がもともと仲良いわけでもない感じだと、
「アンク・オーズ・グリードの誰か」で、容易に三つ巴がありうるなぁ……と思い始める。
ジェットマンの敵幹部会みたいだよな。幹部同士があんまり仲良くなくてw
アンクも映司に「使えないと分かればその時にすぐ捨てる」って宣言してるし、
映司もアンクに「お前の隙を見つけて比奈ちゃんのお兄さんを取り返す」と宣言してるしで、
今は「条件付きの協力関係」ということを忘れてはならない。

7:48
ツチノコに間違われる(?)腕アンク可哀相w でも笑っちゃうw
「ツチノ… ツッ……ツチ… ツチノコじゃないっ!!!!💢」
小学生に石投げられて「痛い!!」ってなって結局憑依状態に戻るし、
この腕アンクのときのアンクは永徳さんが演じてるんだけど、
「腕だけで演技」して、そこに三浦さんが声乗せるっていう作り方してるから難しそうだなって思った。
楽しくもありそうだけどw

例えば、このエピソードの7:22では、三浦さんが
「倒れている泉信吾の本体を、右腕(アンク)が窺って、”もうこの身体はダメなのかも”と判断して分離する」
という演技をしている。
身体は身体、右腕は右腕みたいな演技をひとりでするわけ。
分離するまで、つまり「腕アンクがついている泉信吾」の状態のとき(通称:半アンク)、
「倒れている泉信吾」と「右腕」の両方を三浦さんが演じているわけで、
それが分離した瞬間、「腕アンク」は永徳さんになるから、役者は変わるのだけど
泉信吾に憑依していても、分離しても”腕のアンクとしての表情”みたいなのがある程度統一されていないといけないだろうし、
それも永徳さんは「腕だけのときに腕を担当する」っていう分担だから難しいだろうなって。
キャラクターブックの1巻で、三浦さんと永徳さんの対談のページがあって、
そこを読んだ限りではふたりで色々話し合って作り上げたというより、
「お互いを観察し合って、インプット・アウトプットを芝居の中で積み重ねながら」
アンクっていうひとつの概念を表現しようとしていった感じかな、と。

電王のタロスズが、「三位一体」で作られているように、アンクも「ひとつの生命体」なんだけど
それを構成する役者さんが複数存在するっていうのが、「挑戦」だなあと思う。


「こんなところ映司に見せたら、調子に乗らせるだけか…」
っていうアンクの判断もまぁ間違いではないんだろうけど、ほんと孤立無援感が……。
弱ってる時だからこそ頼れる、という相手がいないとは。
これが「まだ、映司とアンクは“相棒”ではない」ということを表していると思う。

この回、映司が好きな食べ物の例として揚げ饅頭を挙げるのだけど……
「一気に20個食べちゃった時はもう二度と見たくなくて」
って話す。
この話を踏まえて、終盤の
「(アンクに)好きなだけアイス食わせてやればよかったな」
っていうつぶやきを聞くと、
「アンクが一気にアイスを20個食べちゃって、もう二度と見たくないってなる」のも
映司は
「それはいいんじゃないって思う」のかな、なんて思ったりする。
結局映司も、「今でも揚げ饅頭は好き」だし、「最初に食べたときの感動は忘れられない」って言ってるしね。
こういう雑談めいたひとつひとつの言葉も、ちゃんと全部繋がって、連なってるシナリオだから
すごいなぁって思う。


17:30
鴻上から「前借り」してきたセルメダルでアンクを回復させた映司は、アンクについていくことで
ガメルのヤミーと再会するんだけど、ここで変身の準備をする映司の前にバイクで割り込んで
ヤミーの攻撃を弾くアンクかっこよすぎでは……???
仮面ライダーアンクじゃん……

ところでこの土管いっぱい並んでるところ、桜井侑斗が野宿してたところか?w
映司とアンクの野宿生活も一旦ここまでだな。




・参考文献(?)
東映株式会社>番組>仮面ライダーオーズ/OOO>あらすじ一覧
仮面ライダー図鑑>怪人図鑑>仮面ライダーオーズ/OOO