【植物】続・続・続ヒスイカズラ育てるのむずいの続きである。

ヒスイカズラ栽培の失敗と再挑戦と教訓を書いてるシリーズ。

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ヒスイカズラ#5は、Green Diaryでの記載上は2021/5/23に水やりをしたのが最後になっており、
「室内越冬に成功したのに外に出したあとの変化に耐えられず」
新芽が出せずに茎だけとなって枯れてしまった。

そこで、また懲りずに6鉢目に挑戦している。
2021/5/18に苗植えをし、現在半年が経過したところなのだが、1〜5鉢目では発生しなかった新たな問題が発生して
今苦戦を強いられている、冬の入口である……。


ダニのことを、ナメていた!

というか、ヒスイカズラに限ったことではなく、私は苗植えとか植え替えのときに、
必ず顆粒状のオルトランを仕込む。

だからアブラムシなどの虫害に悩んだ試しがなかった。

しかし、今回の鉢、室内に取り込んでしばらくすると、葉の根元の枝分かれしているところに
うっすら蜘蛛の巣のような細い糸が張り巡らされていることに気付き、極小サイズのハエトリグモなどの巣かと思っていた。
しかし、もっとよく見るとナノサイズの白い点がゆっくり移動しているのが見えた。
これはハダニなのではないだろうか。


ということで、まずは、よく晴れた日の昼に外に出してダコニールを撒いた。

これは「殺菌」農薬なので、効果はイマイチかもしれないが……。
撒いた直後はダニが見えなくなったが、またすぐに増殖した。
すごい生命力・繁殖力だ。
キンチョールにも一切屈しない!

そして、ダニが増えると、それに比例して葉の落ち具合もすごい。
あれだけワサワサ生い茂っていた葉が、毎日3枚くらいずつ散ってしまう。
あまりにも速度がまずい。
新芽が全然出ないし、この速度で落葉したらまた丸坊主に!!

ハダニの弱点は水で、頻繁に葉の表裏に霧吹きするようにするだけでも結構防げるらしい。
ひと夏の間にオルトランの効果が切れたというのも原因か? ということで、
株元にオルトラン顆粒を追加して軽く水やり、それからリンゴ酢を10倍に希釈したものを霧吹きボトルに入れて
日に数回、吹きかけることにした。
酢ではなく牛乳も効くとか聞いた。

昨年までの経験をもとに、寒さ・乾燥・風当たり・光などの環境構築は徹底してきたのに、
ここへ来て初めての虫害を受けるとは思わなかった。
この季節、いつも敵は「虫以外」だったから!!!

残りの葉が9枚くらいしかないのだけど、毎日こまめにダニを駆除することで
ここから復活できるのだろうか……。
風・水・光・温度は管理してるから、丸裸になる前に新芽を出せるかどうかが生死を分けるかもしれない……。


<追記>2021/12/6
すべての葉が散ってから数日経ってしまった。
まだ茎が緑色なので、メネデール溶液を時々散布しながら様子を見ているのだが、
葉0になってから復活したためしがないので、このまま死んでしまう可能性は高いと思う。

ところで、ダニは最終的に絶滅させたので、一番効いた攻撃がなんだったかだけ記録しておこうと思う。
酢を薄めても、牛乳を薄めても、「溶液を霧吹きで吹き付ける」だけでは効果が弱いことがわかった。
一番効いたのは、「酢溶液で湿らせたティッシュで、隅から隅まで拭いてあげること」だった。
霧吹きで水浸しにすると、一時的にはダニが見当たらなくなるのだが、
数時間後にはまたコロニーが復活してワラワラ這い回っている状態に戻ってしまう。
しかし、酢を10倍に薄めた溶液で濡らしたティッシュで、葉の表・裏、蔓、支柱までしっかり拭くと、
二度とダニは復活しなかった。
まぁ結局その後、残っていた葉がすべて落ちてしまったので手遅れは手遅れだったみたいだけど……。
とにかく言いたいことは、ダニ特攻は

吹くじゃなく、拭く

ってことだ。