タワーレコードのアニメ専門店、「TOWERanime(タワーアニメ)」に突撃インタビュー!!
(V)・∀・(V)かにぱん。です。
こんぱんわ!
タワーレコードのアニメ専門店「TOWERanime」が同人誌の委託販売を受け付ける、
というニュースを見た数日後、その第1号店は、
つくば市にて開店するというニュースも目にした私は、
「なんでつくば!?」などの素朴な疑問を抱いた。
そこで、同人CD委託販売に関する問い合わせの際に、
インタビュー取材についても問い合わせ、申し込みを行い、
開店当日である11月4日(月・祝)に、本社商品本部の古波藏(こはぐら)さんと、
タワーレコードつくば店・店長原田さんのお2人と、直接お話する機会を設けていただいた。
開店当日、LALAガーデンへ向かう。

お店の入り口周辺(LALAガーデンつくば2F)

少し早めに到着したので、インタビュー前に店内の撮影をさせて頂いた。

それでは、古波藏さんと原田さんに、お話を伺っていきます。
(V)・∀・(V)(以下 か):今日はよろしくお願いします!
古波藏(以下 古)・原田(以下 原):よろしくお願いします。
■アニメの専門店を始める意図
か:タワーレコードさんは既に「レコード・CD専門店」という、
専門ショップ形態を取っていると認識しているのですが、
アニメという「ジャンル」に絞った「専門店」を新たに展開していく
キッカケや狙いというのはどういったものなのでしょうか?
古:これまで、タワーレコードとして、アニメを取り扱ってこなかった訳ではありません。
ただ、昨今アニメの需要は高まりつつあり、市場規模を考えたとき、
売り場が、「アニメを求めて来るお客様のニーズに応えられる」ようになるには
タワーレコード店内の一角にアニメコーナーを置くというよりも、
特化した専門店を展開することが、必要なのではないかと思ったのです。
また、これには、実験的な意味合いも多く含まれていますね。
例えば、新宿店や渋谷店では、タワーレコードの「特化ジャンル」である
アニメ・アイドル・ビジュアル系には、元々力を入れており、
店舗リニューアルなども行ってきました。
しかし、それは「ショップ・イン・ショップ」というような形でした。
アニメに関しては、このように、お店の中の一区画にアニメ商品を置くという形だけでなく、
専門店を開くことで、よりタワーレコードがアニメ商品にも力を入れているという
熱量を伝えられるのではないかと考えたわけです。
か:確かに私も、今のお話を聞いて、初めてそれを知りました。
古:そうですよね。
実際、やはりご存じない方がいらっしゃるので、“ドカン”と出すことで
広がりが出てくるのではないか、という狙いですね。
■コミックスや、グッズも充実
か:アニメに関しては、CD・DVD等は、当然これまでにも扱って来られたのだと思うのですが、
今日店内を回らせて頂いて、ラノベやコミックス等の書籍、
キャラクターグッズなども
沢山あるという印象だったんですね。
ここまでの拡充は初なのでしょうか。
古:新宿・渋谷店のような基幹店では、いずれも取り扱い自体はありました。
それに、アイドルマスターを始めとした、ゲーム・アニメ作品と
タワレコとのコラボレーションアイテムのようなものも、徐々に増えつつあります。
そういったことも、今後増やしつつ、また、より知って頂くというのは、
「アニメジャンル専門店」として課題と考えています。
か:タワレコの他のショップと比較して、アニメに特化してのCD取り扱いということ以外に、
特色はありますか?
古:勿論、アニメのみに商材を絞ったことも大きな特色ですが、
アニメには、「原作」となる作品がある場合も少なくありません。
そこで、ラノベや漫画というような「原作」が、
すぐそこで見つかる、買えるということもその一つと言えます。
か:原作も込みで取り扱っているということが重要なんですね。
古:そうです。
か:商材に関しては、アニメ関連グッズの中に、
先ほど仰っていた、アイマスコラボというようなものが
「タワレコ限定です」という形で特別なものとして置かれる、
ということは?
古:アニメは、製作委員会方式のものが多く、
製作開始当初から関わるというのは難しい側面があります。
現状では、ポスターのようなものを作って頂いて、
購入時特典として出すというような形が多いですね。
しかし、今後そういったことは当然考えていきたい部分です。
■ショップオリジナルキャラクターたち
店内各所にある、オリジナルキャラクターのパネル。名前もついている。

※画像に誤りがあったので訂正しました。
か:お店の入り口や、ショップ内にオリジナルキャラクターの等身大パネルのようなものが
複数立っていますが、今現在、これらのキャラクターはどういった位置づけなのでしょうか?
古:架空の「タワーアニメ店頭スタッフ」という設定になっています。
女性キャラクターの「田和 玲子」さん(右写真)は、竹達彩奈さんに
キャラクターボイスをお願いしていたり
イラストも漫画家のヤスダスズヒト先生に描き下ろして頂いたもので
「タワーアニメ」独自のコンテンツという位置づけです。
店内で流れる音声も田和玲子さんのCV竹達さんが
ナレーションして下さっています。
か:キャラクターも田和玲子さんだけでなく、何人か見かけますが、
今後これらのキャラクターがグッズとして並んだり、
キャラクターソングCDの発売があったりということは?
古:そうですね。全く考えられないことではありません。
歌に限らず、「ボイスドラマCD」とかですね。
か:なるほど!
■なぜ、第1号店はつくば店なのか?
か:私は、つくばに住んで結構長いのですが、
どうしてこの「タワーアニメ」1号店は
このつくば店にしようということになったのでしょうか?
原:実は、このタワーレコードつくば店自体、
少し前からリニューアルを考えていたんです。
そして、本社の方では、
「アニメ専門店を出してみるのはどうか」という話も進んでいて、
それがタイミングや、リサーチ先を考えた上で色々合致したというのが大きいですね。
古:つくばは、筑波大学を始めとして学校も多く、若者が沢山住んでいて、
秋葉原からはTXで1本です。
東京からでも、ちょっと足を伸ばせばここまで来られるわけですよね。
逆に、これが新宿・渋谷店のように大きなところですと、そこでのサンプリング結果が、
他のどの店舗でも参考になるのかどうかは疑問なんです。
あまり大きすぎない、地方の1店舗でサンプリングをしたいという
目的も大きいのです。
ある程度、需要が見込めそうで、
且つクローズなスペースであることという、
モニタリングの条件に、つくば店は当てはまると考えました。
加えて、原田が、元々アニメジャンルに
強いということもありましたね。
店長の資質、つくば店のリニューアル計画、
本社主導のアニメ専門店の計画などなど、
いくつかの要素とタイミングが、ぴたっとハマった感じです。
か:タイミングとしては、ごく最近急ピッチで展開したのですか?
古:いえ、計画としてはそれぞれが、比較的長い時間かけて進んできていました。
■同人CDの取り扱いについて

か:今後、同人CDの取り扱いを予定しているというニュースがあったことで、
今回のインタビューを申し込ませて頂いたのですが、現在詳しい委託方法は
決まっていますか?
古:はい、一応決まっております。
ツイッターアカウントへ、お問い合わせ頂いた方へ詳細のメールを
順次お返ししている状態です。
ただ、現状、申し訳ないのですが、取り扱いはつくば店のみとなるので、
委託して頂いた商材は、このショップ店頭のみに置くことになります。
例えば、オンラインの通販ですとか、他のショップでの取り扱いは、
現状不可となっております。
か:これも実験的な要素が強いということでしょうか?
古:そうですね。
これまではやはり、同人活動をしていらっしゃる個人の方との
お取引というのは一切行って来なかった訳で、
こういったオペレーション自体が成功するのかどうかも、
やってみないとわからない段階です。
仮に募集をかけたとして、どのくらいの方から「委託したい」というお声を頂けるのかを
まずは知りたいというのもあります。
とはいえ、この同人市場というのは、今後拡大していく傾向にあると
認識していますので、ある程度のメドが立てば取り扱い形態などは
拡大していきたいと考えています。
そもそも同人CDと一口に申しましても、それだけでこのショップスペース(40坪)が
全体埋まるだけの数あると思うのです。
そのため、始めは若干、タイトルを厳選しての取り扱いになるかもしれません。
また、先ほど申し上げた通り、同人CDの委託販売という取り組み自体新しく、
社内のオペレートが問題なく進むのかも、実際に確認したいという狙いがあります。
か:同人CDの世界の動向というのは、どういった形でリサーチしていますか?
古:ニコニコ動画も勿論、見たりしますが、M3には、個人的な趣味も含めて
足を運ぶことがありますね!
僕自身は、ダンス系同人が好きで、
DJ SHARPNELさんとか、DJ TECHNORCHさんのCDを買ったりすることがあります。
そういった自分の興味関心なども、ひとつの切り口として今後やっていきたい所でもあります。
か:例えば、同人CDの中にも、アニメを題材にした、いわゆる二次創作(イメージ楽曲)がありますが
それらの取り扱いは可能なのですか?
古:現状、二次創作は取り扱いできません。
そのため、委託販売を受け付けているのは、オリジナル同人のみです。
当初、同人CDだけでなく、同人「誌」も取り扱うのはどうか、という話自体は
出たりもしたのです。
しかし、まずスペースも必要であること。
また同人CD以上に、アニメ・漫画を原作とする二次創作が多いことなどから難しいと判断しました。
どうしても、メーカーさんとのお取引がありますので。
現在は、そういったわけで、委託に関するお問い合わせに対しても、
オリジナルジャンル限定でお取引可能、と言う風にアナウンスを進めております。
か:東方の場合はどうなりますか?
古:東方も現状難しいですね。
確かにオリジナル版権元さんが具体的なガイドラインを示していますが、
弊社自体は同人流通がメインのショップではないため、困難ではないかと判断した次第です。
か:今後、この形態のショップ、つまり「タワーアニメ」は、つくばの1号店に続いて
2号、3号と続いていく予定ですか?
古:展望としてはその通りなのですが、まずは、ここでサンプリングを行って、
色々な情報を得た後で、ようやく具体的な話が進んでいくのかな、と。
そのため、今は、2号店がどこに出来ますというような具体的なことは
全く決まってはいません。
例えば、新宿・渋谷店のような大きなショップでのこれまでのリサーチで、
「特化ジャンル」としてのアニメ商材が、ある程度の数字を持っていることが
わかったことで、今この「タワーアニメ」に繋がっているわけです。
しかし、その「タワーアニメ」の次の展開は、ここでのサンプリングが
まとまらないことには、基幹店があるような都市部に出すべきか、
はたまたつくばのような、別の一地方都市へ持っていくべきかは、
決められないところがあります。
ただ、折角の「タワーアニメ」というブランド化や、キャラクターのような
オリジナルコンテンツを立ち上げたところですので、より広げていきたいですね(笑)
か:私としては、1号店が都内に大型店舗として出るのでないにしても、
最初は地方の中でも大きな都市(仙台・名古屋・福岡等)をイメージしていたので、
つくばというのが意外でした。
古:確かに、そのお声は頂いております。
しかし、ここ(つくば)では、需要が見込めるのではないか、というのがありました。
学生さんが多いので、そのニーズにマッチするんじゃないかと。
TXが繋がっているから都内から呼び込むというよりも、
つくば市内の学生さんが、往復2〜3,000円払って都内に出なくても、
ここに欲しいものがありますよ、という形ですね。
■インストアイベント等について
か:今日、お店まで来てみて思ったのですが、
本日は「オープニングイベント」を開催されていて、
店内の展示やお祝いコメントなどを見ると、
今後もこういったことは度々起こり得るのかな? という
疑問も湧きました。
古:実は、LALAガーデンつくばのイベントスペースは、
全天候型ではないので、(屋根がない野外です)
そうしょっちゅうというのは難しいと思っています。
そこで、このモニター(左写真)がオンラインで
データを受像できる仕組みを持っていて、
例えば新宿・渋谷店のようなところで行われている
アニメ系イベントがあれば、それをここで同時配信するということが可能なのです。
か:店内で集まって見るというような形ですね!
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か:最後に何か、PRをお願いします!
原:タワーでしかなしえない、アニメショップを目指していきます!
古:面白い切り口を狙っていきたいですね。
実は弊社は「NO MUSIC, NO LIFE.」というコーポレート・ボイス(標語)だけでなく
"To Be the Best Place to Find Music=音楽と出会う最良の場所"という
アプローチも行っています。
それ自体は、アニメに限定したものでなく、すべての音楽に対してそうなのですが、
「タワーアニメ」としてはやはり「アニメと出会う最良の場所」として
この場を提供していきたいと思っています。
か:それは「探していたものが見つかる」という方向性ですか?
古:いえ、タワーレコードでは、「タワーレコメンド」というものを以前からやっています。
どちらかというと、「こういうオススメがありますよ!」というものを
弊社が発掘、情報提供して、お客様には、それをキッカケに
新しい発見や出会いをして頂ければ幸いであると、考えています。
か:タワーアニメさんを介して、「こんなものもあったんだ」という発見があるということですね。
原:そうですね。
新しい発見を楽しんでもらいたいと思っています。
古:アニメ作品単品との出会いというより、「こういう楽しみ方もあるよ」という
切り口の提示というのも、タワーらしさかなと思います。
か:今日はありがとうございました!
古・原:ありがとうございました!
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つくば市には、割と「おたく」は居るという風に私は考えます。
大学生だけでなく、研究所に勤めている方々も、まず研究対象に対して
一種の「おたく」であり、そのこだわりのある性格が、
趣味の方にも同様に働くことは容易に想像できます。
実際、大学関係の職場に居たときにも、つくばは学生だけでなく
社会人(研究者)の中にも「○○おたく」「○○マニア」が沢山居るんだ!
という話を良く聞きました。
アニメおたくにも実際沢山出会いましたし、TXでアキバまで1本になってからは
ますます彼らの消費生活は充実したのではないかと推測します。
けれど、よく考えてみると、TXでアキバまで1本になったことで
「とにかくアキバに出ればいい」
という風潮が強まったためか、つくば市内にはアニメに特化したショップは
これまで出店されたためしがありませんでした。
つまり「タワーアニメ」としての1号店というだけでなく、
つくば市内におけるアニメ専門店の第1号店となると思います。
実は、需要は高いのに、「アキバまでの移動かネットが必須」という状態が
長く続いてきたのかもしれません。
市内でアニメ関連商品を探すなら、とりあえずタワーアニメに行ってみよう
という風になっていくかもしれませんね!
古波藏さん、原田さん、インタビューにお答え頂き、ありがとうございました!!
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