ちゃんとドイツ語で歌ったぞ! 空耳じゃないぞ!!


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


Youtubeにもアップ前提だったから、事前にドイツ語らしい発音とは……っていうのをリサーチして勉強した。
3日くらいそれに齧りついてしまった。
たかが3日じゃマスター出来るわけがないんだけど、もう「6/25うpのために録る」って決めちゃったから
あまり沢山時間があったわけでもなかった。
そしてその上で丸1日遅刻したw
欲を言えば25日の0:00に予約投稿されたのが自動公開されるようにしたかったが、
半端なものにもしたくなかったので質を優先。
本来5〜6人で歌っている曲を「ソロでカバーする」に当たって考えたいこともあったし……。

ドイツ語の発音で主に問題になるのは「母音の前以外」に来る「R」の発音で、
これを真似しようとするとどうにも「フランス語のR」のようになってしまい、
フランス語のRはドイツ語における「ch」の方に発音が近いので、
これだとリスニングの上で齟齬が生じるのではないかと思った。
例えば、英語のRとLも明確に発音しわけないと、別の単語になっちゃうけど、
日本人にはLのラ行はわかるけど、英語のRと同じようなものが日本語にないので初めは手こずったりする。
すると聞いている方はRで発音するべき発音の単語をLで言われて「???」ってなったりするはずだから
ちゃんと矯正しないと「ことばという道具」が使いこなせないことになる。
そんなわけで、ドイツ語の特に北地方の「R」はドイツ語特有の発音と言ってもよく、
日本語に似たものがないのでとても再現が難しい上、練習してると喉に負担がかかって声が嗄れたりするw

でも、練習しても上手く出来ませんでしたってことで「フランス語のRに近い発音」方向へ妥協して読むより、
南ドイツで使われているような「巻き舌のR」にしてしまった方が、少なくとも「ch」「L」との混同が避けられるので
北地方の人には「綺麗」に聞こえないかもしれないが、巻き舌にすることにした。
巻き舌でも別に北ドイツの人に「通じない」という程のこともない。
だったら、他の発音と混同されるよりは「はっきりRだと分かった方が良い」と私は判断した。
ドイツより遠い国なのに母音の発音がほぼ日本語と変わらなくて、見たまま読めばどうにかなる
フィンランド語の発音のしやすさに改めて驚いたわw


去年は13周年記念動画で「テオ(ボカロオリジナル曲)」を歌ったけど、
今年は「かにぱん。異国の言葉シリーズ」か「おっさんホイホイ」か、その両方にしようと思って、
しかも、今までにフルでこの言語っていう曲はやったことがないという言語に挑戦したかったから、
そうすると『ジンギスカン』か『ナオミの夢(ヘブライ語)』『U Boj!(クロアチア語)』あたりの3択になる。
『ナオミの夢』は日本語では歌ってあるのだけど、それの「改」と「ヘブライ語バージョン」も
いつかは録りたいとずっと思っているけどね。

なので、録ったことがない方ってことで『ジンギスカン』をやることにしたんだけど、
この選曲には「自分の中の長年の悔いを精算する」という大事な意味もある。

というのは、ちょうど10年前――。
2011年12月に、私は川崎でこのブログ主催のライブを開催した。
「LIVE Apocalypse Vol.2(冬)」

この時、事前の告知としてお客さんに合いの手を入れてもらう曲、つまり「要予習曲」として
『ジンギスカン』を発表してあった。
半年くらい前からセットリストは決めてあったので、結構早い段階で共有したと思う。

しかし、開催の2週間くらい前になって、私以外の出演者は歌も踊りも練習していないから無理
と言い出したので、結局本番では「演目」としては出来ず、DJ Takumaさんに
「本人出演映像」をスクリーン再生してもらって、その間出演者は入れ替え、その後の演目の準備をするというような
“幕間”的使い方になってしまった。
私は、自分含む出演者たちと歌って踊るつもりだったのだけど、これだけ準備不足の人しかいないとなると
無理にステージでやっても痛いか寒い感じに仕上がる可能性の方が高かったのでそんな形になってしまった。
事前に「歌って踊るから合いの手は頼むよ」と告知しておいてやらなかったものだから、
あとでお客さんから
「なんでなかったんですか?」
と言われたりして本当に辛かったし、どのくらい辛かったかというと、主催者であるこの私が
そのライブのレポブログ記事を未だに書き終えられていないことがそれを物語っている。
どうやっても筆が止まる。
自分の主催イベントでレポ記事書けてないのこれだけだから、マジで。
お客さんと一緒に、そのまま会場で打ち上げをしたんだけど、そこでも一部のお客さんが
一部出演者にハグを求めてその出演者が応じてしまったために、あとでそれを知った他のお客さんが
大変お怒りになって「不公平!」とツイートするようなこともあって、色々反省点が多いライブになってしまった。
そういうのについても書くべきか書かざるべきかとか色々考えている内に時は経ち10年。
まぁ私としては、『ジンギスカン』をやるよ、と宣言してお客さんに予習させておきながら
お客さんが期待した形でそれを提示出来なかったというのが、
「自分からお客さんと交わした約束を反故にした」
感じで一番辛かったわけだ。
お客さんとそういう約束をしたら、それがプレッシャーになって出演者も練習してくれるかと思ったけど
物事はそういう風には回らないんだなぁと思った。


その気持ちをそろそろ自分の中で整理しても良いんじゃないかと思うし、
それには私がちゃんと歌って動画をアップすれば、私自身の溜飲が少しは下がると思った。
私は、もう10年気にかけてきたんだから、もう解放されてもいいんじゃ?
それに、この10年で私の歌も変わったから、今録るからこその音源に出来ると思った。
私はやったことがないこと(フルドイツ語曲の歌ってみた)に挑戦するって意味でメリットしかないしね。

冒頭の方にも書いたけれど、原曲は6人ユニットなわけで
映像見ると王様の人はマイクなしで踊り狂っているから5人(男3:女2)で歌っているんだけど、
それを一人でカバーするってことは、なんかしら
「大人数で歌ったかのように聴かせる」か、「一人で唄うなりのアレンジ」を考えたほうが良いなって思った。
そこで、まず耳コピ歌詞の書き直しを行った。
それこそ2011年のライブのときに書き起こしたひらがな表記の歌詞を今一度見直して、
ネイティブの単語の発音が聞けるサイトで単語ごとに聞いたり、一連の流れとしては
Google翻訳にフレーズとして貼り付けて再生してみたりして、細かく歌詞を書き直した。

例えば、唄い出しは

Sie ritten um die Wette mit dem Steppenwind, tausend Mann (Haa, Huu, Haa)
じーrりっとぅんうんでぃ ヴぇってみっでん しゅてっぺんヴぃんt たうぜんtまん

こんな感じに。
丸2コーラスで終わる曲だし、サビは完全に繰り返しなので量は多くないが、
全部改めて見直すとなると時間がかかった。

曲としてはキーを3つ上げ、原曲でハモっていない部分で上下にハモりを足し、
逆に原曲ではハモっている部分を主旋律1本にするなど、主にコーラスのアレンジをしてみた。
サビは主旋律を3テイク重ねて合唱感を出しつつ、合いの手の「うー!はー!」と「ほほほ」とかも5トラック重ねた。
バック:かにの子合唱団 って感じに。
私らしさのある音源になったと思う。

これ、本人たちによる映像のひとつだけど、


コメント欄のこれで笑ってしまったw
ジンギスカンコメ

そうだよな、「サイドに2:3でボーカルがいる」のに踊ってる人のセンター感すごいよなww
モスカウでもこんな感じだけどww


ところで『ジンギスカン』はネットではFLASH黄金時代に空耳FLASHとしてバズったところがあるが、
我々1980年代生まれの人間としては「運動会で毎年聞かされた曲」でもある。
むしろそういう人が思い出してFLASHにしたんじゃないかと思うし。

この曲の発売は1979年。
日本でもかなりヒットして、(おそらく全国の)小学校で踊られるようになった。
私の小学校でも、私が1年〜5年の間、「毎年6年生が恒例でやる曲」扱いだったから、そこで曲を知ったのが最初だ。
その振り付けが絶妙にダサく感じて私は毎年「うわぁ〜6年生になりたくないな」って思っていた。
6年生になったら強制でジンギスカン踊らなきゃいけないのかよ、と。
ただでさえ運動会って好きじゃない行事なのに。
でも、私が6年生になった年からジンギスカンが演目から外れたのであった!!www

しかし、今になってこの曲聴くと、めちゃくちゃカッコイイな……。
「唄いたいなぁ!」って思って実際に収録を始めると、リテイク地獄、ミックス地獄で本当に大変っちゃ大変なんだけど
歌を録ってミックスして徐々に形になっていく過程はすごく楽しいしやり甲斐があるし、
自分の工夫で音源がより良くなった時の「自画自賛タイム」は気持ちいいし、
何度も「この曲のここ改めて良いなぁ」とパートパートで何度も「曲に対して恋に堕ちる」ような状態になる。
歌を録っている間、すごくその曲と「愛し合っている」感じがあってヤバイ。自分キモイ。
この曲も録ってる間何度も恋に堕ちて、
「あんなに小学校の運動会で6年生が踊ってるの見てる時は絶対混ざりたくないと思ってたのに
人間、感性変わるものだな」
と思った。
そもそもそんなに曲が嫌いだったわけじゃないから余計にかもしれないけど。
それに今だとそんな「ダサさ」すらも一周回って良いかもって思うからライブ演目に入れたんだと思うしw

これで次は気持ちを切り替えて、別の曲を録れるなw

というわけで、これまでの投稿動画一覧のスプレッドシートも更新してきた。