「シチュエーションボイス」「サンプル音声」などの動画をYoutubeにアップする場合に、
「お借りした台本」へのリンクを説明文に貼りますよね。
これは規約でそうなっているからそれに則って行う場合や、お礼やマナーとして
任意でリンクする場合などありますが、いずれにしても
「概要欄に貼ったURLが原因でチャンネルそのものが消されるかもしれない可能性」
がある問題について書いておきたいと思います。

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「概要欄に記載したURLが元でチャンネルが警告を受ける」のは実は2度目です。

1回目。
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これは実質「0回目」です。
というのは、警告を全3回受けるとチャンネルそのものがBANになるのですが、
この1回目はその3回には含まれないからです。

この時記載したリンクはおぶいくんのサイトです。
記載理由は、
「動画の背景として使わせてもらったイラストを提供してくれた人」
のホームページへのリンクをしたかったからです。
こういうことは動画制作や公開のときに、いくらでもあることです。
協力者のクレジット表記、そしてURLの添付。

ちなみに動画はこちら。

この動画のイラストをおぶいくんが描いてくれたから、おぶいくんのサイトへのリンクを付記した。
けれど、おぶいくんのサイトにはR18コンテンツが含まれていたため警告を受けた、ということです。

それはしょうがないかなと思ったんですよ、実際「R18イラストを多く掲載している」し、
そういった外部サイトへのリンクを概要欄に記載すること自体がYoutubeで禁止されているなら従うしかない。
そのガイドラインを知らなかった私も悪い。
心情としては、協力者をなんらかの形で「ここでこういう活動していますよ」と紹介したいから
リンクを記載するわけだけど、そういう「心情は知ったこっちゃない」ということですもんね。
動画管理者が「どういうつもりでリンクしたか」ではなく、「どこへリンクしたか」だけが問題になる。
それはルールとしてはロジカルなので理解できます。


そして今日2回目の警告を受けました、。
これは「チャンネルがBANに至るまでの3回の警告のうちの1回目」に当たりますので、
「あと2回警告を受けたら、そのとき私のチャンネルはなくなるという状態になった」ことを意味します……。こわ……。
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昨日、1動画で色々な声色や演技を聞けるサンプルボイスをYoutubeに置こう、と思って、
最近見つけた「ゆるボイ!」というサイトで台本をピックアップしつつ、
自分でも短い台本を2つ書いて、計11種のサンプルを収録し動画にしました。
それがこれです。



「ゆるボイ!」から選んで読んだ台本、そして概要欄に記載したリンクは以下のとおりです。

ゲーマーなショタくん
https://yuruboi.com/script/1500
ショタを惑わす悪いお姉さん
https://yuruboi.com/script/1487
告白される未亡人さん
https://yuruboi.com/script/1554
若干ポンなヤンデレちゃん
https://yuruboi.com/script/1514
真意バレバレな先輩ちゃん
https://yuruboi.com/script/1539
素直になれない少年くん
https://yuruboi.com/script/1533
変態兄と変態妹ちゃん
https://yuruboi.com/script/1553
包容力に溢れるママさん
https://yuruboi.com/script/1551
傲慢! のじゃロリちゃん〜!
https://yuruboi.com/script/1505


この中で
https://yuruboi.com/script/1553
だけが警告対象となりました。

各ページを見比べて特別露出の高い画像などが含まれるわけではないので、
画像の問題ではなさそうです。
そうなると、「下着」「変態」というキーワードが抵触したとかしか考えられませんよね……。
ページ左フレームにある台本のカテゴリ「R-15」などのキーワード自体は、
警告を受けなかったURL全てで掲載があるので、逆に影響がなさそう。

それで、警告に対して再審査請求を出してから、リンクをこれら全ての台本の作者である
「しおぱいたん」さんのゆるボイ!プロフィールページに統合してみました。
https://yuruboi.com/writer/2

結果
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ライターのプロフページも警告対象でした。
サイトトップページ「https://yuruboi.com/」へのリンクは特に引っかかりません。

そうすると、「ページの表面に見えているワード」以外、例えば「ソースの中身」とか、
「Googleで検索した時の“サイトの信頼性の評価”」とかが絡んでくる可能性も浮上します。

いずれにしても、これによって「Youtubeの動画アップロード者」は、一つの危機に晒されます。

一見「好意で」素材を配布しているようなサイトから素材をお借りして、
「ロイヤリティは発生しないし、使用料もとりませんがリンクだけ概要欄に書いてください」
と言われたら、普通そうしますよね。
で、概要欄にリンクを貼ったら……実は「ソース内に隠れている文言」のせいで、
チャンネルが警告を喰らう……みたいな罠を作れてしまうんじゃないですかね。
外部サイトが、悪意を持ってチャンネルを陥れることができてしまいますし、
その責任は全部チャンネル管理者に被さるので
「チャンネル管理者は素材を借りてクレジット表記する場合でも、
素材サイトのソースまでチェックしなければ安心できない」
ことになるし、仮にチェックした時は問題なかったとしても
「後で書き足された」り、「サイトのドメインが買収されて内容が変わった」ら……?
「ご使用の際はURLを記載してください」とお願いするだけで。
そして、「そのくらい素材を借りたんだからワケないさ」と記載するだけで、
ある日急に「概要欄にあるリンクが問題だからチャンネル消します」という結果になるんですよ。
これだと、アップロード者は、概要欄に書くクレジットやURLについて
相当警戒するか、URLは記載しないなどの自衛を図らないといけなくなりますね。
「貼ってみてからじゃないとどのURLがダメかわからない」から、
「最初から貼らない」が一番安全策ということになってしまうんですよ。
でも上にも書きましたが、心情としては、普通クレジットになんらかのURLを付記したいでしょう?

私は「ゆるボイ!」さんにもこの件を即報告しました。
なぜなら、「ゆるボイ!」さんでは使用上の規約として
・ゆるボイ!のTOPページのリンク
・使用した台本の作者名
・台本のURL
の3点の掲載を掲げているからです。
そして、この「台本のURL」の中に、大丈夫なのとダメなのが含まれているのが現状で、
そのボーダーがわからないわけですから、ゆるボイ!さんも動画投稿者さんが今回の私のように
突如違反警告を受けることがないよう、規約そのものを若干変えるかも、とのことでした。

更に私は、こういう「これはNGなのに、こっちがOKなのがわからない」というような理由で
チャンネルが警告を受けるのは納得が行かないし怖すぎるし、
前述の通り「クリエイターを陥れる工作サイト」すら造れる状態はYoutubeにも別に得にならないので
Youtubeにもフィードバックも送りました。

土曜日に、ニコ生とYoutubeでの声劇同時配信を予定しており、先週土曜の時点で「枠を予約」して
URLを確保してあったのに、今日警告を受けたせいでYoutubeでは、
「生放送配信の管理に関する機能すべてに接触すること」すら禁止されました。
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つまり、
「警告を受けてから7日以内の期間に、予め枠の予約をしてあっても、
それを自分で取り消すことすらできない」
のです。
すると、生放送ページは残り、警告を受けたことについて何もしらない視聴者さんは
Youtubeでも生放送があるのだろうと思い続けるじゃないですか。
そして私が情報発信をあちこちで頑張っても、「Youtubeではその日配信できなくなった」と、
全員に完全周知するのは不可能です。

なので、ここで出来ることは、生放送の管理画面ではなく動画管理画面(「コンテンツ」項目)の
「ライブ配信」タブから、予定していた放送の“動画”を「非表示」にし、
理由をチャンネルの「コミュニティ」に日英2ヶ国語で書くしかないんですよ……。トホホすぎる。
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しかし、「コミュニティ機能での発言」すら禁止!!
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「動画」の方からなら説明文は書き換えることができたので、
この記事にリンクしつつ放送不可になったことを書いてきました……。

仕方がないので、劇配信は、ニコ生だけ放送して終わった後にどうせニコニコに投稿する用の
動画を編集するので、そのときにそれをYoutubeにも持っていく(リンクのURLには警戒する)しかないんですよね。


というわけで、声活動者のみなさん。
「何を読むか」も警戒するところではあると思いますが、
「お借りした台本」の作者名やリンクを貼ったら、それが原因でチャンネル存続の危機に陥るかもしれないことにも
気をつけてください。
いや正直「気をつけようがない」っていうのがこの話の一番の問題なんだけど……。
実際、「どんな台詞を読んでも」音声で警告を受けたことはないんですよね。
それにR指定もので気をつけるのは
「動画の対象年齢設定を
・子供向けではない→18歳以上に制限する
で設定する」
「動画を収益化する場合なら、動画の中に含まれる要素として”アダルトなコンテンツ”を
自己申告しなければいけない」
の2点であって、収益化をしないなら後者は関係なくなります。
それでも、まだ「概要欄に記載するURLの問題」というのが残っていることが恐ろしい、というお話です。

ちなみに、pixiv小説に掲載のシチュエーションボイス台本をお借りしたシチュボ動画で、
概要欄にpixivの作品リンク、作者リンクを書いて、それが警告対象となった事例は
自分のところではこれまでに経験がありません。

pixivのシチュエーションボイス台本は、作者さんごとで
「Youtubeでの収益化については、作者名(とURL)を記載してくれれば1件ごとに申告はいりません」
と明記して下さっている方や、何もそういったことについて書かれていない方など様々です。
つまり「人による」んです。
だから、私は、「基本的には何も言っていない人」の台本を借りた場合には収益化をOFFにしていますし、
「名前とリンクを記載してあれば収益化OKです」という方のものは収益化設定してみたりもします。
(でも内容に「キス」がある場合は、「アダルトな内容」の「キスを含む(3段階中の一番軽いもの)」を
自己申告しなければなりませんし、キス「以上」の描写があれば3段階中の2番目にあたるので
「制限付き」の広告ONになります)

ですから、サイトまるごとが
「作者名、リンクを概要欄に掲載してくれれば、収益化はすべてOKです!」
という規約を掲げている「ゆるボイ!」さんは、とてもありがたい存在だと思うんです。
台本が色々、1500本くらいあるし、今後も増えていくのかなって期待出来るし……。
だから、私はただ「台本へのリンクを貼っただけでチャンネルがなくなる」のは
とても怖いことだと思ったし、Youtube・Google側でもうちょっと何か
「しきい値の見直し」だとか考え直してくれないかな……と思う所存です。
じゃないと、Youtubeに動画投稿すると不当に粛清される可能性があるということになるので、
みんな投稿先として使いたくなくなりますよ……。

















これに対して回答がされることはなく、6/18日時点で警告そのものが撤回されていました。
それによって動画投稿、生放送の権限が戻りました。

「概要欄からリンクをすぐに消して再審査請求をかけた」のが正解だったのか、
「フィードバック機能から、この記事に書いた通りの問題があることを指摘した」のが良かったのか
こんな噛み合わないやり取りでも「ツイッターのTeamYouTubeアカウントと対話を試みた」のが
よかったのか全然わかりませんが……。

とりあえず6/19に予定していたURLでそのまま配信をすることが出来ると思うので、
そこは少し安心しました。

ちなみに、警告が来たのは6/16 4:56で、私がそれに気付いて対応したのが17:17。
この記事を作成したのが18:51で、6/18 4:40頃の時点ではまだ警告付きでした。
警告解除に気付いたのは6/18 17:00頃です。
本来、「1回目の警告を受けた場合、動画投稿や生放送をできなくなる期間は7日」なので、
6/23の5:00くらいまでは動画投稿や生放送配信をできなくなるという処分でしたが、
早くに解除になっただけでなく、警告そのものが消えました。
現在、警告に関する画面は、6/16の警告を「受ける前の状態」に戻っています。
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