2021/5/24プレイ開始したObey Me!ですが。


OPがカッコイイので歌いました。
6月6日が長男ルシファーの誕生日なので、お祝いも兼ねて。




(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)

作中、色欲の悪魔アスモデウスのCVも務めているミウラアイムさんが歌う、オープニングテーマ
『Sinful Indulgence』です。
ゲーム内オープニングはこう。


作曲はミウラアイムさんですが、作詞が「Team Obey Me!」なのでシナリオ担当の方とかも一緒に
歌詞を考えたってことですかね。
そして、日本語版と英語版があるので私も両方唄いました。
英語詞はほとんどそのまま日本語詞の訳です。
ゲームが海外で先にリリースされているので、海外版の方はOPも英語版が流れてるんですかね?

これが公式MVなんですけど、MVも英語版のほうですしね。


いわゆる「公式ニコカラ」みたいなのまで存在するんだけどこっちも英語だしね。



『Obey Me!』は今、キャラソンを全員分リリースし終わって、複数人で歌う「ユニットソング」のリリースフェーズに移ってるんですけど、
公式のツイッターを見ていたら「歌ってみた歓迎」とあったんですよ。
しかも、6/6のルシファー誕に際しては次のような告知が。

ここでも「歌ってみた」は推奨されていた。

なるほど……ただ、聴いてみた感じ、キャラソンは大抵私の声域には合わない感じだったので、
一番歌えそうなOPをカバーすることに!!



カラオケ音源(【Aymeless Ver.】)については、mora.jpでハイレゾを購入。
これで96kHz24bitでミックスだぜ!! 暴力的な高音質!(大容量)

それにしてもこれを録ろうと決めたのが6/1くらいだったんですけど、そこには結構ちゃんとした動機があって
(上の告知ツイートを見かけたのと合わせて)
ちょうどその頃私はゲーム内で、プレイヤーレベルも30を超え、メインシナリオの15面に入っていたんです。
で!!!!

このゲーム、魔界の7大君主であり学園RADの生徒会執行部員でもある7人兄弟の悪魔と
契約を結んでいくことで話が進むんですけど、長男ルシファーってなかなか契約までいけないんですよ。
というか、ルシファーに「認めてもらう」ために頑張るのがちょうど15面前後で、
その話の流れでゲームスタートからあった伏線回収とか、謎が解明されるとかがあって
相当盛り上がってくるところなんですね。
しかもその中でルシファーって「傲慢で、どの弟も逆らうことの出来ない最強の長男」というポジションから、
「長男としての責任感や、下の弟・妹への愛情をこじらせて、全部自分で抱え込んでいる」っていうのがわかって、
印象が変わり
「あぁ〜そうよねぇ、長所や短所ってのはみんな表裏一体で、“傲慢”というと短所だけど、
よく言えば“責任感が強い”のよねぇ……
“自分でなんとかしたかった”、“弟たちに苦労や心配をかけたくなかった”からこその傲慢さなのね……」
ってなってとても好きになってしまいました。
その結果、長い間兄弟とすれ違いを続けてきたんだけど、それが氷解するのが15〜16面なのです!!
エモいよ、みんなプレイしろ!!!


ちなみに兄弟構成は
長男 ルシファー(傲慢)
次男 マモン(強欲)
三男 レヴィアタン(嫉妬)
四男 サタン(憤怒)
五男 アスモデウス(色欲)
六男 ベルゼブブ(暴食)
七男 ベルフェゴール(怠惰)

ちなみにこの兄弟構成はカトリック版七つの大罪の掲載順に基づいているように見えますな。
予定通りだと7月にアニメが始まるんだけど、どんな話になるんだろう、楽しみ……。
ゲームしてると、どのキャラにも愛着湧いてくる感じの、コメディ(ギャグ)とシリアス配分が良い感じなゲームなので
シナリオライターさんうまいなって思います。



ところで、私の歌の方ですが、今回は「エロかっこいい」を目指しました。
セリフとかを入れないで、メロディやリズム等、ただ正しく唄っているだけでありながら
その中に「声色、声の表情」だけでニュアンスをつけて、どこまでエロく、かっこよく出来るか。

以前エロかっこよく歌おうと試みた曲には「え?あぁ、そう。」があります。


もうこれはね、最初から歌ってみたじゃなくて「R-18」カテゴリにアップしたしね。
この曲はもう歌詞からしてどことなくエロさ漂っているし、そこにセリフとか息遣い入れたら
エロくなるのは必然のような気もするんですよね。
あと、あえてオク下で歌ったのでBメロはかなり声域限界ギリギリでした。

『Sinful Indulgence』は、原曲のキーのままで上も下も出るので、あとは
どこでビブラートをどのくらいかけるとか、クレッシェンドどうするとか、
言葉のアクセントどこにつけるとか、言葉の頭のアタックどうする、逆にフレーズ終わりの抜きはどうする
そういうあらゆる歌唱技術のみで、「楽譜通りに歌っているだけ、セリフはないけど”なにかを感じる”」
という状態に持っていけるよう頑張りました。
日本語って一応「あいうえお」の5母音しかないけれども、それは飽く迄文字の上であって、
単語や訛りや歌のニュアンス(音程)、前後の母音や子音との関係で細かく「ゆらぎ」はあるんですよ。
それを「別の母音」とは捉えていないだけで。
これがフランス語だったら、日本人には「エ」にしか聞こえない母音が5種類あったりするわけで、
それは「別の母音」ということで区別して使ってるわけでしょう。
日本語でも、「イに近いエ」とか「アに近いエ」とかを発することはあるけど、文脈上
なんて言っているか判断できるからその「ゆらぎ」はないものとして良いってだけですよね。
こういう細かい違いって、合成音声だと逆に出せないじゃないですか。
合成音声では「エ」は一種類だもん。
他の「あ・い・う・お」も同じで、曖昧母音みたいなのは日本語にもあるし、
喉の構造上、音域によって「オに近いアの方が出しやすい」とかがあるから、実は
「色々な“あ”」を発声出来る方が楽だったりするわけですよ。

この母音論もひとつの技術の話なんだけど、音の出し方全てに対してこれが言えて、
強く・弱く、装飾音符をつけて軽くしゃくるかどうか、フレーズ終わりをフェードアウトさせるかぶつ切り気味にするか、
色々なやり方があって、やり方を変えるというのは「効果が変わる」ということになる。

だから例えば、一番最後のサビの「誰にも渡さない」という歌詞の部分。
「誰にも渡さない」という意志を表現したくて、私は「だ」を裏声から返す形で入るし、
「誰にも」は全体的に「エ」に近い母音にして、
一方で「わたさ」のア段母音は、ただのアよりもオに近い発音にしているし、
「ない」はビブラートはなし、長音の切り方はフェードを掛けずに強めに抜く
という手法にしてみました。
これは例えば、セリフとして「誰にも渡さない!!」っていうシャウトがあったとして、
どういう口の動かし方でそのセリフを言うか考えるということ。
つまり、演技だったらどういう言い方するかがベースにあって、
「演技をしながら歌うようなもの」ですね。
ミュージカルに近いのかな。
歌詞で言っている内容にそぐわない唄い方をしないように心がける、そして可能であれば
歌詞で言っている内容がセリフだった時にどのようにそのセリフを言うか考えることで
歌詞の中にある感情を表現する技術というか。
「セリフを混ぜ込むことなくエロかっこよくする」っていうのはそういう
「演技しながら歌うこと」の技術を高めて、使うことで可能なんじゃないかなと思いました。

『出来ているかどうか』という評価は他人がすることだけど、『やってみる』のは自分だ!