ニコ生とYoutubeでの同時配信を無事終了しました。
今回の配信の副題は「ボイコネしようぜ!」だったけど、
D.M.Revolution
と改題したいレベルですね!





(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


Youtubeの配信はそのまま動画として残るので、ノーカットで見られます。
ニコニコは、タイムシフトが1週間残っていますが、動画に編集してエモーション込で再うpするので
1週間以内にそれを公開出来るようにします。
もし間に合わなくても絶対公開はします。

今回の企画のためには、半月くらい準備に費やしたのでそのへんのことも全部ここに記録しておこうと思います。


1,動機と目的

まず、こういう「声劇をニコ生とYoutubeで配信して、ボイコネに人を少しでも呼び込もう」という目的の企画を考えた詳しい動機は、
こちらの動画で洗いざらい話しているので、気になる場合は聞いて下さい。
なんにせよ、声劇配信では誰がどういうことをやってるのか、現物を聞いてもらうというのが第1目的、
また、リスナーさんの中から「PCで垂れ流せるならボイコネ利用するのに」という人が出てきたら、
運営さんにその声を届けてもらうというのが第2目的です。



2,感想

今回の放送、配信側としては、準備はそりゃ大変でしたが本番とても楽しかったです。
Youtubeとニコ生で同時配信しつつ、両方のコメントが画面内に一緒くたに表示されるようコメジェネを久々に使いましたが、
それ以外にニコ生には「エモーション」も実装されたので、それをみんなが連打してくれて、
画面中に「おかえり」「草」「w」「!?」「見てるよ」などが流れてきて目的めてきにかなり”華やいだ”なぁ〜って感じですね。
エモーションのおかげで「賑やかし」がすごくしやすくなりましたねw
「コメント数」には計数されないので、エモーションを連打してもランキングは上がらないですがw
(その分ニコニ広告の絨毯爆撃を敷いた。最終的に広告は64万Pt行ってたし、私も1万円課金した)
でも、「!?」とか「なるほど」「おかえり」「w」みたいなのは、ワンクリック(タップ)でポンと出せる
”リアクション”としてかなり有用かつ盛り上がっている感じがしていいですね。

ゲストについて。
「ボイコネのどういうところが良かった?」と訊かなくても「ここが好き」とか言い出しそうな
沼住民だけをゲストに集めた放送ですw

どやは放送とか人前だとあーいう対応(キャラ)をしているだけで、普段の会話があんな感じなわけではないですねw
わざとそういう「ポジション」を買って出て、結果的には他の人の株があがるように立ち回っているので
めちゃくちゃ頭の回転が速いのと、気遣いがあってのトークですからすんごいハイレベルなことをしていますよ、あれ。
どやが私に対して「上から」ものを言っても、私の株は下がらないのを分かっててやってるんですからねw
つまり我々の会話には「オン」と「オフ」があって、「オフ」の時は必然的に「人前じゃない」わけなので、
放送見てるだけだとずっと「オン」を見せられていることになり、
私とどやが放送外でも「常時あーいうノリ」で話してると思うのかもしれませんが違いますw
なんかこれ「テレビに出てる時と、出てない時の芸人は別人格」みたいな話だなww
だからどやにDMしても「そっと消される」し、どやが放送内で私をいじったり、
いっそ「上から」だったりしても私は構わないし、それでDMなんかすなって思うw
最終的に「相手を立てる」ためのトークをあの人はしています。すごいんです。
私だけでなく他の人に対してもそうですからね。
ハルさんに対しても、ハルさんのリアクションが面白いからそれを引き出してくれてるだけで、
ただやみくもにいじろうとしてるんじゃなく、ハルさんの魅力を表に出してくれるし、
どや自体がハルさんを好きだからあーなるんです。俺はどやのトークに詳しいんだ!!!!!
放送内でどやが私をくさしたり、いじったり、手厳しいツッコミを入れたりすればするほど
私は
「どやがノッてきたぞぉ〜〜」
って思って自分はリラックスしちゃって放送用の顔じゃなく素に戻ってしまったりして、
それこそどやの思う壺なんだよなぁ……とか思っています。
今回もそういう場面が何度もあったw

にっし〜さんとハルさんは、ニコニコやYoutubeで劇配信に混ざるというのは初めてだったそうなので、
ご両人それぞれなりに緊張されていたようではありますが、劇はやはり「いつもどおり」だったのでさすがでしたね!!
にっし〜さんは緊張してるのかしてないのか、よくわからないけどww

特に私が嬉しかったのは、ハルさんの「くそっ!!!」の言い方とか「ツッコミがキレキレ」っていうのが、
自然とリスナーの感想コメントの中に出てきたことで、
「あ、やっぱりそこ良いよね、私も初共演からそこ良いなって思ってたから呼んだ」
って思いました。
例えば私が、ハルさんのいない時に放送で
「ハルさんはツッコミが気持ちよくて、テンポも合うからやりやすいんですよ」
って力説するよりも、やはり本人連れてきて実際にやってもらうのが一番説得力あって、
言葉で説明する必要がなくなるなってw
結局みんな同じ感想に行き着くんだもん、私は自分の感性を信じて現物見せるのが早いよね。
そしたら私は
「ね、そう思うでしょ? 私もそう思ってた」
しか言うことなくなるw
だからって「くそっの申し子」は褒めてるのか貶してるのかよくわからない”おもたん”みたいになってるよ!w
ボイコネには、「幽霊×チャーハン」以外にもハルさんと共演したアーカイブ沢山あるので聴いてほしい!
ラブコメからライトなBLまで色々演ってあります!
完全にトークで触れ忘れたよ!!

にっし〜さんには、「おっさんのフルコース」っていう二つ名を付けた割に、放送内で
おっさん役がなかったので、ボイコネの「アンダルシア・サンチェス」や「老兵と射的屋」のアーカイブを聴いて
「にっし〜さんの枯れたおじさんキャラいいわ……」
ってなってほしいです。
あと、放送前の音量調整会議のときに、「秘剣(30万円するノイマンのマイク)」を試しに出してもらったところ
「完璧にそれで出るべき(Discordの通話ですらわかる声の解像度の差!)」
ってなったので、今日はその秘剣を抜刀してもらいました。
違いを見せつけられたな……。私も良いマイク欲しい! KU100とC414欲しい!


劇について。
5本中4本に私が出演したわけだけど、盛大に噛んだ箇所ってのはひとつもなかったぞ、やったあ!!
やり遂げた!!!!!満足!!!!!!

私はとても「後悔」を恐れている人間で、なおかつ完璧主義者で、少しでも失敗すると後で
「もっと練習しておけばあんなどーでもいいミスしなかっただろうに!」
と後悔するし、それが大嫌い。
練習をしても、しても、それでも何かのアクシデントが発生したり、凡ミスをすることもあるのが本番です。
だからその確率を1%でも減らせるなら、何度でも「練習での成功体験」を積み重ねておくしかない。
後悔を減らせるならいくらでもそのために時間を費やす! じゃないと大嫌いな「後悔」が待っている。
準備出来る時間があるのにちゃんと準備しないでミスするなら、
単純に自分の怠慢によるものと思って生きていますからね。
ライブステージに立っていた人間として身に沁みてる……。
どんなにスタジオで完璧にできても、本番でいきなり歌詞が吹っ飛んで頭真っ白になったりもするんだもんよ。

「魔王と勇者の最終決戦」では、最後の方にSEを入れる音響係のみをやったんだけど、
それ以外はずっとメインMCとサシ劇のかたわれを演っていたわけだから、長時間、ものすごい体力や集中力を要しました。
聴いている人がテンポやペースに対してダレてこないような、意図的なテンポチェンジ、抑揚の付け方、
その中で絶対にセリフの言い間違いだけはしないようにする、というのは相当難しいです。
ここで加速するだの減速するだの、全部メモって、その上で「噛まずに言い切る」。

私の最大のアドバンテージは、とにかく本番だからって取り立てて緊張はしないということです。
だから後は、練習の時間だけが物を言うんです。

再演台本ばかりにすれば
「一度は上演が終わっている」
から、ゼロから練習するよりは負荷が軽いだろうと思っていましたが、結局の処
「せっかく再演するんだから、前回より良いものに出来ないか」
という欲が出てきてゼロから練習するハメになりましたw
台本も、前に演ったときの紙は捨てちゃったから、プリントアウトしなおして赤ペン入れやり直しだったし
あんま負荷変わってねえww
5本中4本は私が演じたわけだしw
1日に4本連続で劇やるとか、私としては高負荷すぎるw
1本1本へ全力なので。
自分でボイコネのアーカイブを聴き直すことで
「ここはもっとこうしても良かったかもしれない」「こういう表現も試してみたい」
というのも出てきたので、それを試す場としても活用させてもらいましたw
なので、すでにボイコネにあるアーカイブと今回の配信版を聴き比べるのは面白いと思います。
「幽霊×チャーハン」なんかだいぶ細かいところを相当箇所変えましたからね。
ボイコネのとき、「薄井さん」という二人称のアクセントを統一出来なくて、
「ウ\スイサン」と呼んだり「ウスイサン ̄」と呼んだりバラバラになっちゃったんですけど、
今回は「ウ\スイサン」で統一したし。

配信当日の昼過ぎに、ハルさんからDMが来て
ハル「応援してます!!
   楽しみにしてますね(´˘`*)」
かに「なんで、リスナーみたいな反応なの!!!!!www」
ハル「wwwww」
かに「こっち側でしょ!!!!w」
ハル「そうなのよねぇ...」
かに「なんで困惑してんのwww」
ハル「怖いですわよぉ...」
かに「私もタイムキーピングとメインMCと音響とキャストやるから、
  すでになんかミスりそうでビビってるけど、頑張るぜ😤」
ハル「うわっ大変やなぁ...俺も幽霊飯でエフェクト使わなきゃだからミスらないように頑張るねっ」
かに「幽霊飯、再演だからちゃんとブラッシュアップしたよ!!」
ハル「俺してないからやめてっ!!!」
ハル「そういえば、薄井さんは頭高でもらえるとありがたい!
  薄い髪、と完全に音変えたいから」
かに「そこ全部台本にメモったw」
ハル「あ、さすがww」
かに「ブラッシュアップしたのでw」
というようなやり取りもあり、もうブラッシュアップ済宣言しちゃった以上、
前回を上回るクオリティにしないわけにはいかないと更に自分を追い込んだりw

以下のようなところは、明らかに前回と異なる芝居してるので意識して聴くとわかるかと。
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チャーハン調理中の「アドリブ」と書いてある部分も、ボイコネ版と今回の放送では内容が異なりますw
「人差し指を立てて小声で」っていう演出メモ、SOUND ONLYなので「人差し指を立てていること」は
リスナーには見えないですけど、こういう「形から入る」ことはすごく大事で、
見えないとは重々承知の上で、わざわざジェスチャーしながら演技していることはよくあります。
実際に「人差し指を立ててヒソヒソ話すことで」リスナーに
「人差し指立てて喋ってそうだな」って脳内でイメージさせることが出来たなら演者の勝ちっすからw
これは田中真弓さんもお茶会で話してました


トーク的にも「放送内で言っておきたいこと」は全部お話出来たし、あとはもうこの記事を書いて
ニコニコ用の動画をうpしたらお片付けも終わって、次の劇配信にも集中出来るという寸法です。
ニコニコやYoutubeで劇配信をすることは今後特に予定していませんし、
仮に要望があったりして、またやることがあったとしても頻繁ではないと思います。
「ボイスドラマ動画」はそれはそれで作りたいけど。
生でまた劇を聴きたい場合はボイコネに来て下さい! ←ここが重要!
――ということが、より多くの人に伝わっているといいなあw


それから、私は「ボイコネというアプリの目指す処」は、「声劇」という、
殊、こえ部閉鎖からのこの5年の間、主に「閉鎖された場所で特定少数によって」遊ばれていたものである文化を
これまでよりも「広く、開放された場で、不特定多数が楽しむ文化として浸透させていく」ことであると思っています。

ですので、私は放送内でも
「ラジオを垂れ流すように、あまり真剣じゃなく気楽に聴いてほしい」
という話をしました。
(同じ理由で私は「裏劇」をやりません)

演者としては台本にリスペクトを捧げながら本気で演じるけれど、同じ真剣さをリスナーには求めないということです。
例えば、「消費側(リスナー)」がドレスコードやルールやマナーでガチガチに縛られるものって、
気が引けるというか、気後れする人が増えて、文化として衰退すると思うんですよね。
文化を伝播させたいなら、消費者の気楽さを担保しておくのはひとつの前提になると思うんですよ。
ルールなんて「人に迷惑をかけない」だけでいいと思います。
だから、私は演者としては当然どんな劇でも真ッッ剣に演るけど、聴く人のスタイルは自由だと思っています。
人に迷惑をかけなければ、どういうところでどんなポーズで、どの程度の集中力で聞こうがおまかせですよ。
「劇だから真剣に聞かなきゃ!」と思わないでほしいんです。
そりゃ、それなりに神経傾けてないと、話の筋を理解できなくなるけど、アーカイブあるから何度でも聞き直せるのだし、
「寝る時に、なんとなく誰かの話してる声が聞こえてると安心する」
みたいな目的で流しておくようなふわっとした聞き方でも一向に構わないと思っています。
2月9日からバックグラウンド再生にも対応しましたしね!
なので、あまり身構えずに聴いて欲しいです。
私のアーカイブだけでも3200分くらいは暇つぶし出来ますし、全部ちゃんと演ってますから
ちゃんと聴いたらちゃんと聴いたで、その分深く楽しめるはずですし、
ちゃんとした聴き方じゃなくても別に私は怒りませんからw


さて、以下には準備期間のことをつらつら書いていきます。(主に自分用です)



3,日程・台本決め

年明けから私はうっすらと、
「一度は”ボイコネ外”でも劇を配信して、『声劇配信というのはこういうものだよ』というのを
現物を聞かせながら説明して、その上でボイコネに呼び込む方が良いのだろうか」
ということを考えていました。
ひとつには
「ボイスドラマ動画」からもボイコネへ人を引き込めないかと思って、かなり頑張って「オデンコライダー」を作りましたが、
あまり成果が実感出来ていないこと。

さらにこの「オデンコライダー」の動画を引き合いに出しつつ、大晦日の配信でもボイコネの話をしましたが
それでもやはりユーザー増加の実感が得られていないこと。


それで、1月13日(水)にいつも行ってる病院のカウンセラーの先生に、
「私が、やり方を変えなければダメなのだろうか」
と相談した結果
「やり方ではなく場所を変えてみたら」
と言われて
「場所……やはり”ボイコネ外”で一度はやってみることが一番自分を納得させるのに良い」
と思いました。
このへんのくだりも1の項にある生放送のアーカイブで聞けます。

そういうわけで、その日病院から帰るや否や、
「ニコニコで一回声劇配信をして”ボイコネでこういうのが沢山聴けるよ”って話をしたい」
と、どやに言うと、どやは
「週1でもいいぜ」
というのだけど、それでは今度は頻度が高すぎて「なんだニコ生で聴けるじゃん」となるし、
放送側としても週1の定期配信は負荷高いことを身を以て知っているので(w)、
「まずは”1回きり”のつもりでやって、”続きはボイコネで!”ってしたいからその1回を決めよう」
ってことにしました。
それで、周囲の”ボイコネ沼”に浸かっている人々をゲストに呼んで、基本”再演”となる台本を選んで上演することにしました。
「幽霊×チャーハン」は前からハルさんに「動画にしたい(要はボイコネ外にも媒体を置かなきゃ勿体ない)」と話してもいたから
話は早かったです。

どやは「魔王と勇者の最終決戦」もいつかやりたいってずっと思ってたんだよなぁ〜というので、
その配役に関しては私が勇者やっても別に問題はなかったですけど、この放送では
「勇者をハルさんにお願いしてみよう(どうせハルさんは呼ぶし)」と。
実際に聴いてみるまでもなくその組み合わせで演ると面白い劇になることは確信できましたしね。
にっし〜さんとは、にっし〜さんが「おっさん」やる機会って意味では「アンダルシア・サンチェス」と迷いましたが
後述の理由もあって「10年」を演ることにしました。

私自身、ボイコネで劇・キャラごとにいちいち声色を変えているので、
そういう「色々な声」を出す台本を一回に揃えようと思って、
少年声として「探偵と助手の電話」、女の子声として「幽霊×チャーハン」、
成人女性声として「10年」、幽霊×チャーハンとはまた別の女の子声として「勇者パーティ」を。
また、コメディ多めなので「会話劇」の代表作として「10年」を取り入れました。



4,報連相

らてさん、たかはらさん、ススキさんに連絡して、番組の日程と主旨をお伝えし、上演許可を頂きました。
各作家さんの、「ボイコネ外の」台本置き場は以下のとおりです。
らてさんの 「らての台本置き場
たかはらさんとススキさんの 「doodle.txt
ハルさんの台本に関してはボイコネ内のみです。

各作家さんの、「ボイコネ内の」プロフページへのリンクは以下のとおりです。
らて
ハル(はる@シャチの人)
たかはらたいし
ススキドミノ

ボイコネの規約と、作家さんのサイトの規約両方に抵触しない形での実現を目指すため、
収益化システムを総てOFFにしてあります。
そもそもこの声劇配信は、収益目的でやるのではなく一重ひとえ
「ボイコネの聞き専を少しでも増やすための導線引き」
ですし。
ライターさんの全面バックアップあっての放送でしたねぇ〜。ありがたいことです。



5,タイムテーブル・構成台本・音量調整

1月31日に音量調整のためのDiscord会議をし、そこで唯一「再演」でない台本となる
「魔王と勇者の最終決戦」をリハーサルしてもらいました。
この「音量調整会議」を録音して、本番での音量調整の参考にしました。
再演の劇はすべてボイコネアーカイブで「本編上演に必要な尺が何分か」というのがわかりますが、
そのへんを知るためにも、未上演作品は一度リハーサルが必要なのでした。

これで、すべての劇の”尺”が判明したのでまずExcelでタイムテーブルを組みました。
タイムテーブル

次に、このタイムテーブルを元に、構成台本を書きました。
「何時何分〜何分 誰と○○の話をする」
ということがすべて書かれているものです。
勿論タイムテーブルと台本を出演者に共有しました。
(そして本番でどやに「こういうの作られると壊したくなる」と言われる)

まぁ、ライブやるときもセットリストのタイムテーブル作るし、FMラジオ番組のときも構成台本作ってから番組作ってたし、
何もかも今までやってきたことの延長線上にありますね。
ニコ生を毎週定期放送していた頃や、FMでやっていたラジオのデータはこちらにまとめてあります。

毎週決まった時間にそれなりの尺の、それなりに内容のある番組を作るのは本当に大変!



6,BGM・SE

トーク中バックが無音だと寂しいというか、「BGMがある方がラジオ番組感が増す」ので、
トーク用BGMを用意しました。
元々、自分のFMラジオ番組用とかに作ったストックが色々ありますので、
これを流しつつ、曲の尺をタイムキーピングにも使うというのが基本でしたが、
久々に新曲もサクっと3曲作りました。
ACIDは、こういう「ラジオのトークのBGMとしてなんとなくふわふわ流れてる曲」を作るのに最適なので
本当に便利ですね!(今はACID Pro9.0を使っています)
自分で作った曲なら、Youtubeで「権利者からの申立」が来ることもないし!w

これまで、ボイスドラマ動画「いおりんラジオ」「面’sなっくる!」においても、
基本、BGMの作曲は私がACIDでやってきました。
「オデンコライダー」ではWingless Seraphさんの曲をお借りしましたが、それのほうがイレギュラーw

なお、私が作った「BGM」はニコニ・コモンズで配布しています
ただ、「使用可能範囲」を「ニコニ・コモンズ対応サイト」に絞っているので、
実質「ニコニコ上でしか使えない」です。
まぁそんな使いたい人もいないだろうけどw
トーク中にBGM流すのに関しては、PC上でやっていたのでゲストには聞こえていない状態です。
「いおらじ」のサントラは動画でもまとめてあります。

こういう曲を「作曲」するのはACIDだとマジで数分なので楽。
今回のトークのバックにはいおらじのBGMは使っていませんが。
やはりいおらじで使った曲って、「いおらじ」のイメージが染み付いちゃってるんでw

また、「劇中のSE」は、ボイコネでやっているのと同じく
ハードウェア:UA-4FX2+iPad
ソフトウェア(iPad内のアプリ):AudioShare+Koala Sampler
という組み合わせで行っています。
これに関しては「共演者にもSEが聞こえる」状態にする必要もあるため、BGMとSEは音の出どころが別ということです。
この「共演者にも聞こえるようにSE流す」環境については、こちらの記事に詳細が書かれているので、詳しく知りたい場合はそっち参照で。
あと、オーディオIF UA-4FX2はすでに廃盤ですので入手困難です。
代替品としてはYAMAHA AG03あたりが手頃かと思います。
これな。声にリバーブ掛けるエフェクトも、音割れを防止するコンプレッサーも、ボタンひとつでON/OFF出来るしな。

定価で買いたいならサウンドハウス
UA-4FX2はボイスチェンジャーも出来るし、エフェクトとしてもリバーブ・コーラスなど何種か掛けられるけど、
よりによってリバーブは、「LOOPBACK必須」という難点がありますw
自分一人で、歌枠のときにリバーブ掛けるのならLOOPBACKは問題にならないけれど、
通話相手がいて、「自分の声にだけリバーブかけたい」場合でも、LOOPBACKをONせねばならず
その間相手の声が相手に跳ね返ってしまうので、安心してリバーブ掛けられるタイミングが限られるというw
そういう点では、AG03の方が「声劇配信向け」と言えるでしょうね。



7,配信環境(ソフトウェア)

ニコニコとYoutubeへの同時配信は、もちろんOBS Studioでやっています。
フリー且つオープンソースの配信ソフトだよ! 最強!!
「配信」と「録画」のボタンでそれぞれ別の場所にデータを送信できるので、今回の場合は
「配信」のデータ送信先をニコニコに、「録画」の送信先をYoutubeにしました。
これで同時配信が可能。
配信サイトで配信しながら、「録画」で自分のPC内に配信中の映像を録画して残すという使い方もできます。
ゲーム実況撮る時も、アマレコでプレイしながらOBSで録画しています。

さて、今回の肝(初導入となったシステム)は、
「ニコニコとYoutubeのコメントを併せてひとつのコメビュで取り込んでコメジェネで画面に投影する」
ですな。

これに使ったコメビュは、MultiCommentViewer
1つのコメビュで複数のサイトの、複数の配信のコメントを1画面で見られる。
今回のような「複数の配信先で同時放送する時」に、両方のコメントをチェックするために、
ブラウザで窓をあちこち行き来する必要がなくなる。
なぜか私のところでは、「ニコニコの公式放送」だけはコメント取得出来ないんだけど、
自分の放送は公式じゃないのでその不具合(?)の影響を受けずに済んだw

「ニコニコとYoutube両方のコメントを一箇所で見る」ことはこれで可能になったので、
次はそれを、画面上に表示する方法として2つ考えられるが、今回はコメジェネを久々に使った。
以下の画像の赤枠で囲んだ部分。送られてきたコメントが画面に表示されるので、これによって
Youtubeで見ている人もニコニコのコメントが見え、ニコニコで見ている人もYoutubeのコメントを把握できる。
コメジェネ
コメジェネを使わない、もうひとつの「コメントを画面に投影する方法」として、
「コメビュ自体をOBSのウィンドウキャプチャでキャプチャする」があり、
コメントの流量が多すぎて、MultiCommentViewer+コメジェネでは画面にコメントが表示される時間が
余りにも短すぎて追えない……という風になった場合にはそちらに切り替える用意もあった。
その場合は、「NCV(ニコニココメントビューワー)」と、「YoutubeLiveCommentViewer」をそれぞれ立ち上げて
それぞれの放送にログインして、それぞれの窓をキャプチャするというもの。
コメジェネは、行数が「3」で固定なので、これだとコメント流量によっては、画面に流れてきたコメントを読む間もなく
次のコメントに押し流される形になるので、そういう場合は、
コメビュをキャプった方が、多くの行数を表示出来るというわけ。
結局、そこまでする必要はなかったのでコメジェネのまま放送終了まで行ったけど。

コメジェネはコメジェネのサイトからDLし、コメビュのフォルダの近くなどわかりやすいところに解凍。
「hcg_setting.exe」を起動して、設定ツールを開いたらすぐに出てくるタブの「参照」で、
コメジェネのフォルダを指定する。
(循環参照感のある処理)
コメジェネの表示するコメントの枠やフォントなども「hcg_setting.exe」で設定する。

次に、OBSの「ソース」の追加で「ブラウザソース」を選択し、
「ローカルファイル」ON→「参照」で、
コメジェネを解凍したフォルダ内にある「CommentGenerator.html」を選択する。
(「hcg_setting.exe」と同じところにある)
あとは幅と高さの数値を、表示したいサイズに変更するだけ。
例えば600*200とか。

で、MultiCommentViewerの方で「プラグイン」→「コメジェネ連携」→「HTML5コメジェネと連携」をONにする。
その下の「選択」のところはいじらず、デフォのままでいけるはず。


コメジェネはだいぶ前に料理配信とかしてた頃はよく使ってましたが、その頃は配信ソフトがOBSじゃなかったんですよね。
(FMEだった)
配信ソフトをOBSに乗り換えた時にコメジェネを一回卒業しちゃったんですけど、
今回からはまた適宜使えますね。



8,余談

前日ツイッターでバズってフォロワー1000人以上増えたので、
「この中からリスナーさん来てくれるといいな!!!!」
と期待が高まりましたね!!w
幸運の星のもとに生まれて良かった!!


用語解説とかトークの補足
ポジティブ陰口とは、遅くとも2012頃には存在していた言葉で、せらさんが
「かにぱんさんの周囲の人たちって、本人がいないところでその人のこと褒めまくってるよね。
 ポジティブ陰口っていうか……」
と言い出して、定着したスラングです。


どやとのトークにあった「ライブステージでのコント」はこれ、


「喫茶での接客」についてはこれ


「いおりんラジオ」はこれ


を見て下さい。

また、ハルさんと話していた「名倉スレ」とは2ちゃんVIP板の
「随意的に幽体離脱(体外離脱)すること、その訓練を目的にしたスレ」の俗称で
ここにまとめがあります
「金縛りに遭ったら幽体離脱(限りなく現実に似せた空想世界を歩き回る明晰夢を見る)のチャンス」なのです。
この「限りなく現実に似せた空想世界」のことをスレでは「名倉」と呼んでいる。
私のブログだと、ここに詳しい記事がある
明晰夢について/タロット占いについて


番組の最後に9択アンケート「アンケートビンゴ」をやったら、出演者全員から
「は??????」
って言われたんだけど、アンケートビンゴの誕生は2013年07月07日ですよ!?!?
当時、遊び方動画まで作ったんだから!!!!


神回とかもあるんだから!!



とまぁそんな感じで、ニコニコへの動画はまだこれから編集するところですが、アップしたらここに貼り付けます。
みんな、お疲れ様ーー!!!!!!!!!!!!!!!!
コンゴトモ(ボイコネを)ヨロシク……

<追記>
ボリューム調整を施した6分割版をニコニコに投稿しおわりました。