12月に配信した劇のアーカイブ・台本リンクと、作品詳細や感想や面白楽屋トークとかをメモっていく日記。

ボイコネ 公式サイト
(V)・∀・(V)のプロフページ

6月の記事
7月の記事
8月の記事
9月の記事
10月の記事
11月の記事

Google Play で手に入れようDownload on the App Store

(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)



リンクは、いつもどおり、タイトルのリンクはアーカイブへ。台本のリンクはボイコネ内の台本ページへ飛びます。
作者名は敬称略です。


2020/12/5


『Re:Seed』
台本:取方ゲン


12月最初の配信は、公式ライターの取方ゲンさんと、取方さんの本を2つ読ませていただく2本立てから!

私この日、今年一番くらいに驚くことがあって。
枠作って取方さんと合流してすぐに、取方さんから
「以前はお世話になりました」
って言われたんですね。
それで、私は前ににっし〜☆さんとボイコネで上演した『100回目のハローワールド』のときに
取方さんがリアタイで聴きにいらしていたので、その件かと思ったら
「いえ、それもそうなんですけど、以前ボイスドラマに出ていただきまして」
「え!? どれ……ですか!?(全く身に覚えがない)」
「『ジサツゲーム』っていうやつです」
「え、出ました!!!!!!」
「あれ、私の台本です」
「え!?!?」
「そして、進藤役も私です」
「え!?!?!?」
というやりとりがあったんです。



3年前に公開された動画ですね……。
そう、私はここで「烏丸光梨(からすま ひかり)」役を仰せつかって……。
当時のブログ記事

今日ここに至るまで、「取方ゲン」さんとこのドラマのことが頭の中で結びついていなかったw
言われてみれば確かに、動画タイトルに「作:取方ゲン」って入っているし、
CAST
進藤彰文 候門
って書いてある。
候門は、取方さんの声活動の方の名義で、ツイッターのアカウントだと
「取方ゲン/候門」
という表記。
うわー本当だ……。
知らずに取方さんと、取方さんの本を読んでたww

というのは、このVD動画の依頼に関しては、自分の担当するセリフの収録をして納品して、
あとは編集、公開となっただけなので、他のキャストさんとの絡みポイントは一切なく、
企画者さんとだけメールやデータのやり取りするだけで終わっていたんですよね。

だから、「通話でははじめましてー!」っていうのはボイコネ上で実際そうではあるんだけど、
3年前から「共演したことがあるけど通話をしたことがない」という状態になっていたことを
私が気付いていなかったというw


さて、1本目は『Re:Seed』です。
こちらが公式ペアシナリオコンテンスト投稿作品でして、実際上演時間50分ジャストくらいでしたね。
劇中、画面左上にタイマーがあるので、そこをチラっと見た時「残り17分」と表示されていて
「あと10ページくらいあるな……まあ巻きを意識しなくても大丈夫そうではあるが……」
と少々ヒヤヒヤしたw

『100ハロ』と『Re:Seed』から伺える取方さん作品のひとつの作風として、
「ある男女。そのふたりが世界のルールであり世界そのものであり、世界を体現・説明する」
というような世界観を描くというのがあると感じます。
しかし、意識してそういうお話を書こう! と思って作っているというわけでもないそうです。
でも確実に、「萌えポイント」みたいなのがそういうところにあって、こういうお話になるっていうのは
あるんじゃないかな〜と思います。

取「でも、そうだとしたら自分はどういう目線で世界を見ていることになってしまうのかw」
か「我思う故に我ありではなく、我思う故に世界ありって感じかもしれないですね。
  死と共に自分の”認識”が閉じるなら、この世界も終わるという世界観ですね!」

特に『100ハロ』はそう思います。

私は前から、「これって自分だけなのかな」と不思議に思っていた素朴な疑問があって、
それは取方さんの台本を読んだ時に、脳内でセラニポージのいずれかの曲が流れ出すということです。
取方さんの台本に、セラニポージの曲が「テーマ曲」として流れ出すみたいな体験です。
なので取方さんご自身はセラニを知っているのかなっていう素朴な疑問があったのですが、
どうやら全然知らないそうですw
私だけに起こる現象だったw

セラニポージは『ルーマニア#203』と切っても切れない関係にあるアーティストだけれど、
『ルーマニア#203』の「世界=部屋」そしてそこで流れ続けるセラニの曲
みたいなのが、取方さんの作る世界に、飽く迄私の中でだけ感じる・通じるものがあるのでしょうか……。
「オチャメカン」というアルバムに入っている「EVE」とか「クレームブリュレ」みたいな曲が特に
『100ハロ』の雰囲気などには合うなぁと思います。
『Re:Seed』に関してはアルバム「まなもぉん」の「128号の謎」とかも合う気がする。
だから、私は取方さんのボイスドラマにテーマ曲をつけるなら、ササキトモコさんにセラニポージとして
曲を提供してもらうのが最強だと(勝手に、個人的に)思っているw



『ワールドアナグラム』
台本:取方ゲン


ワールドアナグラムは、ボイコネを始めてすぐの頃(5月下旬)に、色々公式台本を見ている中で、
「初めて読んだ取方さんの台本」でした。
こういう作品も「声劇台本として」存在しているんだ! ということを知る機会になりました。
「物語」というのではなく、ただ言葉遊びをするというか、概念を捏ねくり回しするというか。

「これを誰とどうやって演るか」というのは結構なテーマだと思いますw
今回は、取方さんに『Re:Seed』をご一緒いただく機会を作れたので、
『ワールドアナグラム』と二本立てではどうですか!?
と唐突にセットでお誘いかける形になりましたが、取方さんご自身
「ワールドアナグラムなんだ!」
となったそうですし。

私は、「徹底して感情を排除した読み」というのをやることにしました。
「Siriかドミネーターと話してるみたいだな」と相手に思わせるレベルというか、機械音声や合成音声のような
無感情・無機質感で「B」役を演り続けるという表現。
逆にこういうのは、他の台本では「一貫して」やることがないですからね。
普通はなんらかの感情を表現する演技が求められるとか、二面性があるとか、
「システム音声の役(兼役)」
みたいな程度の扱いでは存在すると思いますが、システム音声役でもないのに
終始システム音声のような喋り方のまま劇を終わらせていくっていうのは初めてですよ。
にっし〜さんがコメント欄で「外国語教材のような」とも表現していましたが、
そうそう、リスニングのカセットみたいな
「文法を学ぶためだけの、無機質な会話が繰り返される」感にも近いですね。

例えば、
「林檎が潰れました(残念そう)」
とか
「…この議論に意味はあったのでしょうか?(懐疑的)」
のように、少しは感情表現のようなものを差し挟む余地のあるセリフももちろん存在しますが、
私は今回は徹底感情排除でAIの如き喋りでいきましたw
あえてこの台本をこの喋りでやる というやり方に突然意義を見出したのでw

取方さんが、
「いつも、世界はどんな風に終わるのかなんてことばかり考えている」
とか言い出すから、また「世界と認識、そして存在の意義」の話になってしまい、
アフタートークの尺20分をギリギリまで使ってしまって、最後は時間切れで挨拶なく終了にw
いや、挨拶しようとしたんですよ!
しようとしたその瞬間に枠が閉じて…あと10秒あれば!!
体感での尺感覚としては「20分の±10秒」って誤差として小さい方だからそこそこ優秀ではあるけどw
やっぱり哲学とか形而上学の話になると20分では足りないな(確信)。



2020/12/10


『恋するナインライブス』
台本:白石謙悟


公式ペアシナリオコンテストの「公式キャスト全員賞」を受賞されたこちらの台本。
お気に入り数も100くらいあって人気です。
白石さんは、他にも多くの高品質な声劇台本を投稿されており、
ボイコネにおけるライターさんとして一定の評価を得ているなと感じます!

こちらは、「ネコは九つの魂を持っている」というところから「ナインライブス(nine lives)」というお話になっていますが
調べてみたところ「猫に九生有り」という言い回しがあるんですね。初めて聞いた。
英語で A cat has nine lives. と言う諺としてイギリスで1500年頃には定着していたそうです。
このへんのページを読むと、にっしーさんが話していた「バステトにも関係がある説」にも触れていますね。

私はこの台本をPDFにして紙に出してから、ずっと主人公の名前を
「優季(ゆうき)」と読んでしまっていましたが、今日開演前に改めて台本トップページの
キャラクター説明を見たら
「優李(ゆうり)」と書いてあり「”ノ”なかったあああああ」となりました。
あまりにも乱視が酷い。
あと、台本出す前にキャラクター設定のところも見ておけば良かった。

今日もいくつかSEを用意していましたが、劇冒頭に出てくるネコの声は私自身が、
優李とミクが一緒にいる時に出てくるネコの声はSEを鳴らすという風に区別しました。
劇冒頭に出てくるネコはミク本人ですが、優李とミクが一緒に出会う方のネコの方は、いうなればモブですからねw
あとはなんていうか、「あっけらかん」という感じの演じ方を意識したかなぁ。
元気かつマイペース、ネコらしいというか。

ところで劇中で「ネーミング辞典」が出てきますが、うちにあるネーミング辞典はこれです。

これだと、ルーマニア語はさすがに載ってないですねw
英・仏・独・伊・西・羅・希・露の8カ国語です。
付録には「ネーミングマニュアル」もあり、よい名前にする「コツ」のようなものが書いてありますね。
単語の掲載順は日本語の五十音とかではなく、「物のカテゴリ」で分けてあるので、
特定の単語を探したい場合は巻末の索引を引くか、Google翻訳を使うでもいいでしょうww

今回は、「ルーマニア」から脱線して、ドラキュラの話にまで行ったけど。
ドラキュラというと私はすぐにTransylvaniaという地名が浮かびますが、あれってルーマニアだったんですねw



2020/12/13


『DDQ〜姫と賢者と白き翼〜』
台本:とおのん


浅見さん賞を受賞した「DDQ」を作者であるとおのんさんと共演させて頂きました。
DDQは「ダイヤモンド ダスト クエスト」の頭文字だそうです。

このお話、カテゴリは「(ほっこり系)ファンタジー」だと思うのですが、
とおのんさん自身、受賞を狙って、
「自分に得意な方向性のお話且つ、競合他者の少ないジャンルのお話を書こう」
と思ってこういう設定とキャラクター、ストーリーにしたそうです。
狙った通りに受賞するなんてすごい!!

でも実際、シナリオコンテスト、色々なジャンルのシナリオが受賞して欲しいとは、
私も思っていましたから、書き手としても、その「色々」の中の自分が入り込む隙間を探したりするのは当然かもですね。
私も、何かに応募する時は、とにかく他の人と被らない、自分の得意な範囲というのを考えるし、
だからとおのんさんの「戦略」はよく理解できました。
私の場合は、その戦略で行っても尖りすぎてて誰にも刺さらず受賞できませんけどw

それで私がこのシナリオですごいなって思っているところは、そういう
「狙って書いて、狙い通りに受賞した」
とかではなくてですねw

この10,000文字前後は最低書かなければいけない、しかも登場人物と演者が2名のみっていう縛りもある中で、
「声劇のシナリオを書く」
となると、結構「長い」と思うんです。
とおのんさんも、普段は400〜1000文字のSSがメインと仰ってましたし、なかなか10,000文字って
書こうとしないと書かない文量かなと。

でも、その一方でですよ。
「起承転結のあるストーリー」というか、何か物語的な起伏を持たせた上で、話にもオチをつけろって言われたら
今度は10,000って尺足らずに感じてくる場合があると思うんです。
ある一定の文字数をかけるから描ける、重厚な物語とかもあるし。
人物の性格もその中で明らかになるようなセリフを心掛けたりしつつ、「お話」を展開させて
決められた長さでオチをつけるって難しい宿題ですよねw

「DDQ」は、姫様の「成長物語」としてまとまっているところが、私はすごいなと思っていて、
そこでちゃんとリディオもリディオのキャラとしての役割を担っていて、
ミリアの成長が描かれると同時に、リディオの性格も見えてくるようになっている。
それもファンタジーの世界で。
結構ボイコネの台本は、「現代日本の一般人による会話」が書かれた会話劇のシナリオが沢山ありますし、
実際そういうのが人気高くもあるんですよね。
でも「ここではない別の世界」に暮らす人物たちと、その物語を創り出すのもすごいなと思います。

公式コンテストの台本は、応募時、カテゴリーを「公式イベント」に設定しなければならなかったため、
「お話のカテゴリー」はカテゴリー項目からわからないから、台本トップページにでも書かないといけないわけで
それも記載がなかったら、実際に中身を見てみないとどういう世界のお話か見えてこない状態です。
なので、どういう「お話のカテゴリー」のシナリオが何割くらい投稿された、とかは
明確にはわからないんですけど、私が公開リンク集作りながら見て回った範囲で「ここではない別の世界」のお話は、
おそらくそう沢山はなかったと体感では感じました。
11月の末にやった「リノスグランデ〜」などはまさにファンタジーでしたけれども。

ファンタジーが書けるライターさんには、今後も不定期でいいのでファンタジーを供給して欲しいなあと思います。
多分、誰もが「世界」からお話を作れるわけではないのでね。

個人的に、めちゃくちゃ気になったのは(台本の中身と関係ないですが)、
「DDQ」のセリフの中で「!?」が縦向きのまま並んでいる表記になっているので
「どうやって書いたらそうなる!?」
とw
半角英数だと、横を向いてしまうはずだし、全角にしたら


と縦に並んでしまうはずでw
でも、DDQでは「!?」が「!?」として書かれている!!!!!
「縦中横」という書式を使ったような状態になっているんですよ。不思議ですね。
「⁉(機種依存文字)」が使えるのかなあ?



2020/12/16


『白百合女学院・オブ・ザ・デッド』
台本:リィム


転少女さんをボイコネデビューさせたくて、少し前から連絡とっていて、最初の1本をこれにしました!
「公式ペアシナリオコンテスト」の「うさこちさん賞」に輝いた作品です。
私はちょうどシナリオコンテスト台本を色々やっているところだし、この台本を誰とやるかは結構迷うところで……。
なるべくまだ演っていない人と演りたいというのもあったけど、他の公式キャストさんは軒並み「上演済み」。
また、作者のリィムさんはツイッターアカウント不明で連絡が取れないので「作者との自作自演の会」も現実味がなく。
でも、ちょうど転少女さんがボイコネ入れてくれたので「まさにお誂え向きでは!?」と気づきましてw
私が「天音お姉さま」、転少女さんに「歌恋さん」をお願いするという配役でやることにしました!

ゾンビ大量発生に対して、女学院のお嬢様たちが立ち向かう……!? というようなシチュエーションの、コント色強めの台本で、
天音お姉さまはボケ、歌恋さんがツッコミポジションですね。
私はマイペースで優雅、しかしそれゆえに天然(ゾンビという概念を知らない等)なキャラですので、お姉さんボイスで。
これは、柚萌さんと「「おいしいご飯(再・逆)」」を演った時以来かもしれないですね?
でも今回は、ただ「お姉さんボイス」なだけでなく、「お嬢様口調(ごきげんよう)」なので、
普段使わない言い回しが多くて、面白かったです。
読み甲斐があるw

この台本、まず設定から面白くて、誰もが思いつきそうで実はなかった! ていう感じがするのがいいですw
ゾンビ映画やゾンビゲームでは、研究所とか廃村とか、漠然と「街」とかが舞台になるけど、
そりゃ世界中でゾンビが大量発生すれば、いつかは「小中高一貫女子校」みたいなところにも、
ゾンビはやってきますよね。
でも、その可能性にまだ誰も思い至っていなかった、そしてそれをコントにしようとは
もっと誰も思っていなかったみたいなw
考えてみると当然のことのような気がするのに。


ところで、ご息災を「ごさいそく」と読んでしまった。
「ごそくさい」だぞ!w
それはともかく――

ちなみに転少女さんも、「声劇ライブ」っていうのは知らなかったらしくて、
私も2010年ころのニコ生で「声劇ライブ」をやっている界隈(?)があったのを、最近になって知ったくらいですしねw
強いて言えば、リアタイでの掛け合いは、Yahoo!メッセンジャーの通話でしたことがある……程度だそうです。
(それもおそらく、だいぶ昔に)
私と転少女さんは2007年頃に知り合って、その頃から出演してもらっていたボイスドラマシリーズがこれ。


私も転少女さんもニコ生等で「劇」の配信はしたことがなく、
「収録した音声を繋いで”ボイスドラマ”を作る」
タイプの活動者だったので、セリフは「録るもの」という世界で生きてきましたからねw
録る方なら結構色々、共演しましたね。
ボイスドラマもだけど、同人ゲームも2作品は一緒に出たし、動画企画も。
(リンクすると果てしないけど、ブログを遡れば全部関連記事がある)

そして、一番最後にご一緒したのが2017年の「歌ってみた10周年記念ライブ『ニコ同』」。
これは転少女さんが中心になって運営したイベントでしたからね。もう3年前!

そんなわけで、「歌は生でやるけど、劇は録音」というやり方をしてきた我々ですが、
ボイコネで劇配信するの楽しいし、転少女さんとも生での掛け合いを是非やってみたいと思ったので誘ってみたのです。

結果、緊張はされたようだけれど、生の掛け合い自体は楽しんでもらえて、
「お互い、生掛け合いは初めてだけど、共演自体は何度もしてあったので、演りやすかったね」
みたいな感想になりましたw
転少女さんも私も、別の名義で「ボイスコ活動」をしていた時代があったりという共通点もあり
こえ部も通ってきた身ですから、これからまた色々な劇をやったり(次はもう少し人数増やしたりもして)、
お題回答も楽しんでほしいと思います。


ところで、本日12/16は大型アプデがありました。
(アプデあるってことを前日に聞いたので「えっ、明日劇の予定を21時くらいに入れちゃったけど大丈夫かな!?」
とちょっと心配になったけど、普通に昼で完了したみたいでよかったw)

新機能「スター放送」が追加になるなど、メジャーアップデートかと思いきや、バージョンは2.3.0で、v3には上がらなかったんですが、
その「スター放送」では、アニメ等でも活躍されている声優さんが、ボイコネの台本をボイスドラマとして配信。
生ではなく、それこそ「録って編集したもの」をポッドキャスティングする方式です。
通常、ボイコネのお題回答や劇、アーカイブ等を聴くには、アプリの「DLのみ」でいけるのですが、
スター放送に関しては
・会員登録も必須
・エール機能はOFFで、コメントカキコしかできない
という違いがあります。

今日公開になった第1弾なんですが、なんと台本は橘ユマさんの『ネバーランドの観測士』ですよ!
私も6月に、初の公式キャスト合同配信で御影新くんを演らせて頂いた、あの! あのネバラン!
私と浅見さんと柚萌さんで演ったのがこちらのアーカイブです。
「ネバーランドの観測士」
当時まだちょっとサーバー不安定なところがあって、途中柚萌さんの声が我々には聞こえなくて、
リスナーには聞こえているという状態になる事故が起こってはいますが、一応最後までやり遂げたんですよね!w

その『ネバーランドの観測士』を、
御影新:仲村宗悟さん
鳴海紗彩:佐々木未来さん
花宮鈴音:村上奈津実さん

という配役でドラマ化し、前後編での公開となっているのが、今回のアプデの最大の目玉かと思います。
本日は、前編が公開されましたので、是非これも聞いてみてください。
『ネバーランドの観測士』(前)
また、キャストの皆さんは、ご自身でも演じてみてくださいね!
台本:橘ユマ



2020/12/19


『タイトル』
台本:コペル!


10月に、どやに
「ペアシナリオコンテスト投稿作品の中で、どやがやりたい(私が知らない)台本教えてー」
って言ったら、
「コペル!さんの、ひたすら将棋を指す『タイトル』っていう台本がある」
と言われ
「じゃあそれ!」
と二つ返事で演ることに決めたは決めたんですが、ちょっとスケジュール噛み合いにくく、
決まってから上演までに2ヶ月も空いてしまいましたな。

それで、これ本当に、「ひたすら将棋を指す」んですけど、いうなれば
「棋譜をサシ劇台本に書き起こした」という状態の本でして、しかもその棋譜は、
コペル!さんご本人が、自分で「居飛車穴熊VS藤井システム」の対局を想定し一人将棋で作った棋譜で
それを台本に起こすという作業をしたそうなので、今までにやったどの台本と比べても
まず「執筆のされ方」からして独特だと思います。
他にボイコネに「将棋の台本」って存在するんでしょうかね?w
ちなみに、この台本は「将棋」でシナリオ検索してもヒットしないようになっていますww(ステルス状態)

さて、ようやく日取りが決まったので将棋用語の読み方を調べないとわからないのが色々あるな……
と思って、もしどやが将棋に詳しいのであれば、どやに聞きながらアクセントチェックするのが早そうだろうと、スカイプチャットで試しに
「どやって将棋詳しいの?」
と訊いたら
「ほとんどわかりませんが?」
みたいな返答が来て
「は!?!?!? 将棋に詳しいからこれ演るんじゃないんかい!! 逆ギレ!?!? じゃあなんでこれ!?」
ってなりました。
(実際別にキレてはなかったけどw)
今日聞いてみたら、どやがフリートークをやっていたらコメント欄にコペル!さんがいらして、
そこで
コ「自分もペアシナリオコンテストにこれこれこういう台本を投稿してあるんですよー」
みたいなになったとかで、どやが台本を知った+私に「演ろう」って言ったのは
それが動機であって、「将棋だから」ではないことが判明しましたけどw

そういうわけだから、自分で調べるかーってことで、見覚えない単語はとりあえず
「○○ 将棋」
でググって、読みがなを調べていき、アクセントは絶対アクセント辞典には載っていないから、
関連しそうな解説動画を見るしか無い、と思い、プロが
「居飛車穴熊の組み方を解説しているYoutubeの動画」
を見て、そこで出てきたアクセントを”将棋用語としての標準アクセント”と解釈することにしました。



「詰めろ」とかも、「詰めろ」の解説動画を見ました。
見たっていうか、聞いたっていうかw
アクセントが知りたいだけだったし、「定石の手としてここは当然こう」みたいな話されても
前提となる知識が足りなくて意味不明だしw
私、将棋もチェスも
「駒ごとに特定の動きをすることが決まっていて、王(キング)を取った方が勝ち」
くらいの知識しかなく、どの駒がこの動きというのも知らなかったし、
一局も打ったことがないから、最弱だと思いますw

でも、そういう「対局中の脳内のセリフ」をどう表現すべきか、とか戦略バトルにおいてどういう演技が映えるか
とかを勉強してみたいというのもあったので、台本が決まってから今日までの間に
「ヒカルの碁」と「コードギアス」を全話見ましたねw
むしろどっちも一回通ってる道だから、話の筋は知ってるけど、作品として好きだから
趣味と実益を兼ねるじゃない?ってw
今度は「りゅうおうのおしごと!」を見なきゃと思ってますが。(どやも見たことないらしい)

で、この台本、キャラクターの名前は「A」と「B」と表記されており、演者が名前を決めてから演る本なんです。
セリフ内で相手の名前を呼ぶ時に
「A」さん
「B」さん
と、いう風に書いてありまして、演者自身のキャスト名を入れてもいいよ、みたいな。

でも、終局後

竜王「この打ち方には名前はあるの?」
挑戦者「ないです」
竜王「じゃあ、「A」さんの名前から取ってそのまま「藤井システム」でいいんじゃない?」

というやり取りがあるんですね。

だったら、「A」さんは「藤井さん」に設定しておかなきゃ辻褄が合わなくなるじゃないですかw
だから、私は、この台本は最初Aさんの「A」のところが全部「藤井」で書かれたのに、
投稿前に文字を一箇所だけ「置換」しそびれたのかな!? とか思ったんですよ。
そしたら、どやもその点についてコペル!さんに確認を取った結果
「いや、そこはAさんがどんな名前でも、”藤井システム”なんです、これ実際にある打ち方なんで」
というお話だったそうでw
「じゃあなおさらなんで、Aの名前は藤井で固定せんかったんやwww」
と思うけど、
「Aさんの名前からそのまま取って」というフリをしつつ、Aさんの名前から1文字も取ってない
っていうオチにしたということなんでしょうw

で、私とどやの場合は、
(V)・∀・(V)が「A」の方で名前は「可児」さん。
どやは、「B(竜王)」の役で名前はどやを漢字で書いて「土屋」さんにしました。
土屋竜王、強そうだよね。実際に居そう。
居なかったとしても、フィクションの将棋作品で出てきてもおかしくない。

だから、件の「Aさんの名前からそのまま取って〜」のところは、
「可児さんの名前を取ったシステム…「藤井システム」で、これからの居飛車党を、
将棋界を変えてみて下さい」

というセリフになり、この台本が初見のリスナーさんは
「名前を取った????????」
ってなったと思いますw

ここを「オチ」にしないなら、Aさんは「藤井」という名前に設定して演れば、
普通のセリフになりますww

それにしても、この半年間で数十本の劇を上演してきましたが、やはり難しいのは
「アクセント辞典に載っていないような専門用語・業界用語が多数出てくる台本」
だと改めて認識。
というのもよく「難しい、難読」と言われる、取方ゲンさんの台本だって、
使われているのは一般的な日本語辞書やアクセント辞典にアクセントが載っている言葉たちなんですよ。
でも、「ネバーランドの観測士」の「脳医学・脳科学系専門用語」や、この「タイトル」のような
「将棋用語」は、その世界にある程度触れていなければ、聞いたこともないし、
読みがなもアクセントも、辞典だけじゃわからなかったりします。

だから、そういう「読み慣れない専門用語が多い」+「セリフの合間に8種類の”将棋の駒を指すSE”を使い分けで挟む」
という観点から、この台本は、
「今までボイコネで上演したすべての劇の中で、トップクラスに難しかった」
と感じましたが、その
「自分にとって聞き慣れない単語が多い台本を読む」
という緊張感が、対局の緊張感にも表れる劇になったかなと思いましたw
iPadでSE操作しつつ、台本もチラチラ見つつ……だったので、2箇所ほど明らかな読み間違いをして
訂正かけることになりましたし、こんなに盛大に2度も間違えるというのも、
多分この半年間で初でしたから、難しさがわかってもらえるかとww

でも、私は難しい本の方が燃えてしまうので、演っていてとても楽しかったですけどね!
「こういう台本もあるのかー」
と思わされる本に出会うと視野が広がりますよね。



2020/12/20

『後輩がちょっとどうかしててヤバい』
台本:さざなみ


ハルさんと2本立てする日。ハルさんとはコメディやると、ハルさんと台本がめちゃくちゃ「映える」ので、
思わず2本ともラブコメで誘っちゃったよ!!

1枠目、ペアシナリオコンテスト「優秀賞」受賞作。
枠タイトル「ちょっとどうかしててヤバいやつやる」
って書いたつもりが、
「ちょっとどうしててヤバいやつやる」
になってたw しまったw
どうがしててヤバいとはなんなのか。私のことか。動画作りすぎ問題か。

それはともかく台本は「ラブコメ的な(作者さん談)」やつ。舞台は会社。
5歳差の先輩(女性)と後輩(男性)のやり取りです。
でも男女逆転しても成立しますね!

後輩男子が、業務中、二言目には”好きです”というので先輩が
「その”好き”のバーゲンセール何?」
って感じで真意を追及していくという始まりなんですけど、作者のさざなみさんが
近代日本建築が本当に好きらしく、この台本以外の作中でもちょくちょく建築ネタを織り込むそうですね!
この台本だと、
「そんなに好き好き言われても私はジョサイア・コンドルが好きだし……」
みたいな流れから、割とガチの建築トークが始まるんですよ。
まさかこんなところで鹿鳴館の知識が増えるとは!
あと、桃太郎……!!!(建築じゃないけど)
桃太郎のオトモってそうやって決まったんか!!!!!ザッツ・雑学!!!!!!!!
雑学詳しい元田さん好きです!!!!!!!!!


ハルさんとは、今回も良いテンポで掛け合い出来て楽しかったです!
聴いてる側だと、セリフ頭が途切れがちになるくらいハイテンポwww
これはボイコネの仕様なのでどうしようもないんですけど……(´・ω・`)
もう、いっそ「ステージで」演りたいレベルなww

あと、ハルさんと枠作ると、開演前の準備の時に、アバター作ったりSE確認したりする傍ら、
すごく雑談が捗ってしまって、なかなか開場しない問題が発生するw


『宝くじ当たった!』
台本:七村圭


2本目、こちらの方を先に「やりませんか」って誘ったんですけど。
というのも、私、年末ジャンボ買ったんで!!!!!!!!!!!!
宝くじ台本あるやん、しかも七村さんやん、演ろう!!!!!!!!!って!!!!!!!
高校生のラブコメだし、ハルさん誘ってみるかな〜
「宝くじ買ったので、七村さんの”宝くじ当たった!”って台本やりませんか!!!」
って。
下手すると「何言ってんだこのひと?」ってなりそうな誘い方やな。

まぁ、結論から言うと、この台本において宝くじはハズレてはいるんだけどww
「高額当選しちゃったどうしよう〜(誤解)」という本なのでね。
11/21に台本あがったので、ちょうど年末ジャンボ発売直前って感じだったし、
「なるほど、年末ジャンボ買って、この劇やろう!」
ってなったんです。
ちなみに、私もおそらくこの台本で言及されている池袋駅にある宝くじ売り場で3連バラ買ったことありますよ!
(高額当選はしませんでしたよ!)
ほかに有楽町駅、銀座あたりにも「高額当選が出たことあります!」みたいなビラみたいなの色々貼ってある売り場があったりと、
場所によっては、「ここはよく当たりが出るらしいからここで買いたい」ってんでそこに決めているお客さんが多いために、
発売日に行列が出来るところとかもあるんですよねー。
まぁでも、最近はあまり「宝くじ発売日だからあの売り場に並ばなきゃ」みたいな時代でもないのかな。
聞くところによると、昔は60ユニット、つまり12億6千万枚が発売されたりしてたそうですから、
その場合は1等が60本も用意されていたわけですよね。
そしてそれだけ買う人もいた、と。
でも、今回の年末ジャンボってユニット数22なんです。
全数で4億4千万枚。それだけ、宝くじってあまり売れなくなってきてるんですね。

そこへ来て、「ネットの共同購入」のシステムを使えば、所得税も贈与税も気にせず、
「レイドバトル」が開催できる! と思って、私は今回グループ作成したんですけど。

ハルさんは、宝くじ当たったら「引っ越しする」と言ってましたし、私も
「QOLをある程度上げる」のには使いたいですねー。
やはりもう少し広いところ、欲を言えば防音マンションに住みたい。
そうしないと、好きなものに囲まれて暮らしているのは良いんだけど、囲まれすぎてせめえ!w
あとは、まとまったお金があればやりたいこととしては実家のトイレ・風呂のリフォームとか、
自分の「歯列矯正」とかがしたいかなあ。
歯並び悪すぎて見栄えもよくないけど、それを抜きにしても、しょっちゅう口の中を犬歯で噛むせいで
傷→口内炎に苦しんでいるしw
で、歯列矯正、ちゃんとしようとしたら120万はかかりますからね。
ローン組むか、キャッシュなら宝くじ当てないと……(´・ω・`)
でもほら、まず
「宝くじ当たったら何がしたい?」
って話をするには「宝くじを買ってあること」が前提になるんで!w
だから私は買いましたよ!
ちなみに、七村さんは、台本の中にある
「大金の使いみち」
については、ググって調べて、どういう意見が多数か、どういう意見があるかっていうのを反映させたと仰ってました。
「貯金」が1位なんですね。
まぁわからなくもないですね。
一気に散財して金銭感覚が狂うのって怖いし、それに貯めておけば本当に困った時に役立つ、
それも「命拾い」になるかもしれないわけですから。

私は放送でも言ったんですけど、自分のQOLを少し上げるみたいなことに使って、
それでもまだまだ手に余る大金があって困ったら、10GAUGEに投資しますwww

あと、台本作者さんがキャストを兼ねている場合は、10月からずっとやっているように、
「作者さんご本人と、その作者さんの台本を自作自演配信したあとに、
アーカイブを経由して作者さんに私から少しでもエールを投げる」
ということが出来ます(毎回やってる)けど、七村さんはキャスト活動を一切されていない(たまにフリートークのみ)ので
そういう”書き専”ライターさんの場合は、声劇の部屋にお呼びして同席してもらいつつ、
劇の上演中はずっとミュートしてもらって、アフタートークで台本について色々インタビューし、
アーカイブが出来てから「エール投げ込み口」として使うというのを考えています。
というか、現状、キャスト活動を兼ねていないライターさんにエールを「継続的に送る場所を作る」手段がそれしかない。
フリートークはアーカイブが残らないので……。
劇やって、アーカイブ残しておけばアーカイブからエールできるし!
いや、本当は、劇やってエールがキャストに飛んだら、自動的に「使われた台本の作者にマージンが行く」システムを
構築してもらうのが最も手間がかからなくてすみますけどねw

今、ボイコネでやっているアンケートで、実装してほしい機能の項目に
「台本に直接エールを投げる機能」
の選択肢がありますので、ライターとして回答した方は結構これにチェック入れたんじゃないかと思いますし、
私もずっとこれは”必要”な機能だと思っているので、早めに実装されるといいんですけどね。

ところで、この台本のふたり、お互いの「趣味」とか「推しごと」を尊重しながら終わるのがとてもいいですね。
よく夫婦やカップルの揉め事で「相手の趣味を理解・受容出来ない」とかあるじゃないですか。
趣味の散財があまりにも行き過ぎているからとか、受け入れる側が無趣味すぎて趣味というものへの理解に欠けるとか、
原因は様々でしょうけど。
このふたりは最後に、ゆっきーの好きな乙女ゲーのコラボカフェに仲良く一緒に行くところで終わるので、
すごくほっこりエンドなんですよね^^



2020/12/23


『異世界より父、帰還』
台本:兎角ゆず


”秋日和のデュエット”の「ココネ特別賞」を受賞した台本です。
兎角ゆずさんとも、今回始めてご一緒させて頂き、台本についてもアフタートークで色々な裏話を
伺うことが出来ました!
アフタートークまで含めてのアーカイブ視聴をオススメ!

兎角ゆずさんは、名前の字面からは女の子を想像してしまうファンシーネームな感じがしますが、
男性の方でしたので、「お父さん(丈一郎さん)」をお願いし、私が娘の涼子を担当。

神様の一方的且つ突然の采配で、ある日突然異世界に飛ばされ、10年かけて魔王を討伐し、
やっとこちらの世界に帰ってきた「お父さん」。
何の説明も出来ないまま失踪したので、こちらの世界では死亡届が出されているし、
娘には
「10年も音信不通になる仕事ってなんなんですか!? お母さん働きすぎで死んじゃったんですよ!?」
とキレられる。
10年の間に親子の間に入った仕様のない「溝」みたいなのを埋めるまでのお話ですので、ほっこりエンドですね。

今回のシナリオコンテストの受賞作、本当にバリエーションに富んでいて、
様々なシチュエーションや「間柄」の作品が入賞しています。
もちろん、入賞問わず、投稿作品全体で見ても本当に色々な世界があって楽しいです。
受賞作品の中では、「お父さんと娘」という間柄という点で「異世界より〜」は独特でしたし、
「異世界に転生」するのではなく「帰ってくるところ」から始まるのも面白いですね。
今はラノベ界ではやはり「異世界転生」ジャンルは根強いですからね。

だから私はてっきり、その「異世界転生」ジャンルが流行っていることに対する、一種のアンチテーゼというか、
「逆を行く」ようなつもりでこういう設定が生まれたのかなと思いましたが、
お話が思い浮かんだキッカケは、兎角さんがネトフリで『劇場版 光のお父さん』を見たことで
「お父さんのほっこりする話書きたい!!」
ってなったことみたいで、意外でした。
なので最初のタイトルは「異世界お父さん(仮)」だったそうですしねw
(それがどうしてこのタイトルに変わったのかはアフタートーク聴いて下さいw)

しかも、マイディーさんが先日亡くなられて、その『劇場版 光のお父さん』が
映画館で「追悼上映」されることが、今日ニュースになっていたので、奇しくも「タイムリーな」劇配信となりました。
私も、「光のお父さん」はドラマ化の企画がまさに進行中だった2017年に記事一気読みして
色々な感銘と刺激を受けたので、マイディーさんと直接の交流は一切ありませんが、
マイディーさんの訃報は今年あった訃報の中でも、個人的な「ショック度」が相当高かったんです。
関連記事

だから兎角さんが「光のお父さん」に感銘を受けたという話もウンウンと頷いてしまったし、
「自分も面白いものが書きたい〜!」
ってなったという話もわかります。
私の場合は、一番その心情になるのは、めちゃくちゃツボに刺さる歌を聴いた時に、
「こんな神メロ、自分で生み出して歌いてええええええ!!」
ってなるやつですけど、同じものだと思いますw
でもまぁ、アニメを見ていても、プロットや設定に唸らされて
「こんな面白い話書けるのすげええええ書きてええええ!!」
ともなるので、兎角さんの気持ちわかりますw
それに、私の場合は「光のお父さん」で受けた感銘は「面白いお話を書きたい」というベクトルではなく、
「自分が書くのも面白いブログでありたい」という方向でした。
(そして多くの人は「自分もFF14を楽しみたい」という感銘だと思います)
マイディーさんは「FF14の伝道師」をブログを通してやっていた、と思いますが、
私もFF14ではないものの「私が面白いと思ったこと」をマイディーさんのようにブログを通して
すごい熱量を持って伝えていきたい、と思ったんです。
だから、兎角さんがこのお話を書いたキッカケが「光のお父さん」だと聞いて、
マイディーさんの影響力の強さを改めて感じました!

他のライターさんとの共演の中でも、結構な数の方が
「この、ペアシナリオコンテスト用の台本は、”どうせ自分は演らないんだから”と思って(無茶書い)た」
とか仰ってたのですが兎角さんもそうで、それに加えて兎角さんの場合は
「作者が自作自演をすることに因って、その演技こそが”正解”となってしまうことを危惧している」
というのもあると聞いて、私はまたウンウンとなってしまいました。
でも多分そこを重く捉える演者さんあまりいないとは思うのですけれどもw
ボイコネに上がっている台本は、「ワンオフ」で書かれたものでないのがほとんどなわけですから、
誰がどれを何回演じても良いわけですしね。
作者が過去に演っていようと、それが絶対的正解ということはないと、多分みんな考えるんじゃないかな?
「参考」くらいにはする人もいると思うけれど。
私も、自分の台本『ボイコネしないと出られない部屋』を「自作自演の会」したとき、
「自分の中では台本を書いている時、キャラがこういう口調で喋ってた」のを再現したけれど、
それが「正解」だというメッセージは込めていませんしねw
他の人が演る時はその人の解釈と演じ方で演っていいと思います。
まぁその一方で兎角さんの危惧されていることもよくわかるんですけどもw
実際、ボイコネの演者さんって、そんなに「作者の自作自演」を一回聴いてから自分の演じ方を考えたりしてるのか
素朴に純粋に疑問でもありますね。
誰が演ってるのも聞いたことがないままシナリオ選んで上演する人も多いと思いますが。どうなんでしょ。
兎角さんとは、「書く側」としても「演る側」としても、「あーーわかります」って感じの話が出来て楽しかったですw



2020/12/26


『20年+』
台本:とおのん


元々8300文字だった台本「20年」を、ペアシナリオコンテスト用に少し文字数足すような感じで
若干リメイクしたのがこちらの台本。
そういう意味での「+」表記です。

そういえば以前たかはらたいしさんの「10年」をやったなあ、と思ったけど、「20年」は「10年」へのリスペクトも込めた作品だそうなので、
それをとおのんさんから伺って、「なるほど納得」という感じ。
(ちなみに「10年」は6月28日に配信したので、そっちも聴いてね!)

これは、台本を最初に読んだ時
「なるほどちょっとSF要素があるお話なんだな」
と、ルミの話を一応真に受けてみる読み方をしたので、最後は
「な、なんだってー!」
って感じでヒロユキと一緒に「いたずらに引っかかった気持ち」を味わったのだけど、
多分、このシナリオの上演を初めて聴くリスナーさんも今夜その気分になれたんじゃないでしょうかねw
そんなほっこりエンドなんですけど、リアル2020年と2000年が電話でつながっちゃったような感じになるように
2000年のトレンドや時事を思い出せるようなオマージュもふんだんに盛り込まれていますね。
「自作着メロ」とかをボタン押して打ち込んだりしていた時代だー!!
20年って、思い出してみると「なんとなく最近」のような気もするけど、
「そこそこに昔」のような感じもする不思議な長さの時間ですね。
でも人の付き合いとしては相当長い部類に入ると思います。
ずっと同じペースで連絡を取り続ける20年来の友達ってのもなかなか得難いものだったり。
20年の結婚生活している中で、記念日にこういうやり取りできるっていうのは良いですね。

とおのんさんの「ヒロユキ」がすごく自然な感じで、とても「会話」がしやすい感じで、
掛け合い楽しくできました!



2020/12/27


『死の呪い人形』
台本:日野光里withひつじぐも


今年最後となる公式キャスト合同配信……!
先月は久しぶりに死人が出ない台本だったのに、今月はまた全員<DEAD END>だったわー……。
(最近『未来日記』見終わりました)

何故このフランス人形(ビスクドール)が「呪いの人形」になってしまったかというと、
お話の中では
「死者の弔いのために棺桶に一緒に入れたあったアンティーク品を、墓荒らしが持ち出して
骨董屋なんかで換金してしまったブツ説」
が有力となっています。
墓を荒らして供物を盗むと呪われるのは遊戯王でもバクラが体現してくれているのに!
死者からの「私の大事な人形を盗みやがって」という恨みのパワーみたいなものかな。

なお、ビスクドールは、その製法を考えると1800年代後半には一気に作られなくなったので、
生産ピーク時のものだとすれば相当な年代物なんじゃないですかね。
ビスクドールの「ビスク」はビスケットと同じ語源で「二度焼き(ビスキュイ)」、
素焼きで生産されているらしいから、高いところから落としたら割れてしまうような、
ちょっと重みもある人形ですね。
フランス人形というと「フランス生まれのセルロイド」というフレーズが印象的ですが、
セルロイド製人形が主流になる前に作られていたのがビスクドールなので。

サンホラ厨としては、
「この人形の名前はVioletかHortensiaあたりだろうか」
と思ったりしたので、台本の事前読みやSEセットの作業のときBGMは『Roman』聴いていましたw
死者を弔う双子の人形「Violet」と「Hortensia」が出てくるんですよ。
アルバムのTrack01〜02の「朝と夜の物語」、「焔」だけでも聴いて。
そしてこの台本を読んでw
独りで寂しくないように 《双児の人形》(ふたごのla poupee)を傍らに ……

そういう意味で(どういう意味だ)私が思うにおそらく登場人物の「ココ」と「もなみ」はフランス語が語源だと思うんですよね。
ココはフランス語の「Coco(小さい子ども)」が転じて英語のスラング「美しい少女」になった言葉で、
「もなみ」はmon ami/mon amie(私の友達)から取ったのかなーって。
「脚そ考(脚本の人そこまで考えてないと思うよ)」案件かもしれないけど、ミステリーとかサスペンスとかって
そういうところまで勝手に深読みしながら読む方が楽しいですよね。
それが作者さんが本当に「そのつもりで」書いたとしてもそうでなくても、深読みして
「これはこういう意味なのでは!?」
と勝手に解釈するのは、ほら、サンホラ厨としてはライフワークというかね!?

それにしても、今回は、みんな死ぬ前にめっちゃ苦しむ描写がありましたね。
死ぬシーンにも色々あると思うけど、今回ほど全員が凄惨な死に方するのも見かけないってくらい
2020年のボイコネ公式キャスト合同配信を締めくくるに相応しい(?)闇台本でしたねw
登場人物全員に、苦しそうなシーンがあるので貴重なアーカイブのような気もします。

でもなんか、「直接脳内に語りかけて来る」シーンとかあるので
「こいつ……!? 直接脳内に……!?」
ってなったり、「人形の歯がサメみたいにギザギザ」とか言われて、
「サメみたいに歯がギザギザとかそれカイジの世界じゃん……」
ってなったりしてそこから脳内で人形の顔面、作画がカイジになってしまい、
関係ないことを色々考えてしまったw
ホラーのはずなのに( ´゚д゚`)
そこにRomanはあるのだろうか……

ちなみに、私がクロアチアについて知っていることは「U boy(うぼい)」という曲だけです。

私はこれをクロアチア語と日本語の二ヶ国語で歌えますw
(12/29にクロアチアでM6.5の直下型地震があったけれど、現地は大丈夫だろうか。
クロアチアの知人は3月からツイートがないので安否がわからない)



2020/12/28


『ペンギンの友達』
台本:らて


コント(コメディ)台本に定評のあるらてさんの12/11付け投稿の2人用台本なんですけど、
これに限っては今までのような「ボケ・ツッコミ」みたいな掛け合いではなく、
「何の話だったの!?!?! ペンギンこわ!!!!!」
ってなる感じで、もしかして「サイコホラー」カテゴリなのでは? と、(我々の間で)囁かれています。

私は、喋るペンギンと暮らしている友幸少年(通称ともくん・小6)役。
そしてにっし〜☆さんが喋るペンギン……。

小6男子とかとても演りやすいので任して!!!!!!!!
って感じだったけど、そんなことよりともくんさー、何回ペンギンに関する記憶をペンギンの手によって消されてるの?
絶対これが初めてじゃないでしょ!!!
だんだんともくんが、「君を動物園に返すよ」って言い出すまでの周期縮まってるでしょ!!
あと、にっし〜☆さんもサンシャイン水族館、本当は行ったことあるのに記憶消されたでしょ!
屋上のペンギンと目を合わせたから!!!!!
怪異ゼルペンギンこえーーー……。

それにしても、ペンギンがともくんをくすぐって、ともくんがぺんぎんを吹き飛ばす所、
「ペンギンを吹き飛ばす音」っていうSEを用意したんですけど、タイミングばっちりすぎて、
自分でアーカイブ聴いて吹いたw

作中で、ともくんが
「でもそんなことが可能なら、もう人類を侵略してるんじゃないの?」
と尋ねて否定されるくだりがありますが、もう侵略されてるだr……
おや? こんな時間なのに来客のようだ。

ところで、らてさんの台本は今までに何本も読ませていただいて来たのですが、
まだ、劇ではご一緒させて頂いておりませんし、らてさんはたまに配信もされるライターさんのはずなので、
今度何かしらお誘いしようと思っています!!
(V)・∀・(V)ってやつから変なDMか何か来たら何卒宜しくお願い致しますw



『妖薬売(ヨウヤクウリ)』
台本(リライト版):砂糖飴玉

台本:砂糖飴玉(ペア用)

9/25付けで公式ペアシナリオコンテストに投稿された台本ですので、結構前から温めていた案を、
コンテスト用に纏めたんですかね?
飴玉さんとは、以前枠でご一緒したことはあるんですけど、
(10/10の『喫茶『ダンディズム』閉店の危機』なので10月の記事参照のこと)
この台本に関しては私と飴玉さんで自作自演すると女2になってしまって成立させるのが難しいパターンだと思ったので
にっし〜★さんをお誘いしました。(ちょいダークにっし〜)

科学では証明・解明出来ない奇怪な症状に効く薬を調合して売っている二人組が主人公なのですが、
調合師の女性・香(こう)を私、人魚の肉を食べたせいで不死になってしまった毒見役の男性・色(しき)をにっし〜さんで担当。
香は「あたしゃ〜でねぇ」みたいな口調の姉御をイメージしたので、そんな感じで……
具体的なイメージとしては文ストの与謝野晶子みたいな。

私が生まれて初めて、「人魚の肉を食べると不老不死になる」という言い伝えを知ったのは、
高橋留美子先生の『人魚の森』からですね。

私はここで、
・人魚の肉を食べると不老不死になる
・不老不死とは必ずしも本人にとって幸福なこととは言い切れない
というふたつのことを学びました。
(ちなみに、この後に読んだのが『3×3EYES』でそっちも”ジャンル:不死身モノ”だったw)

こういう、日本の伝承や都市伝説、妖怪、アヤカシ、怪異などを扱う作品面白いですよね。
アニメだと、比較的最近見た分でも『夏目友人帳』『蟲師』『XXXHOLiC』なんかがそちら方面。
『妖薬売』はオムニバスになっており、第0話から始まって、この台本の中だけで第3話までの4エピソードが纏めてあります。
こうして、数エピソードかけて二人の関係を描いていくのも良いです。
公式ペアシナリオコンテストのレギュレーション上、「相談に来た客」をキャラクターとして登場させるわけにいかないので、
客の言ったことを香か色が代弁したりしながら話を進める形になっていますので、演者はきっちり二人のみで、
兼役等なく読み切れる構成なのです。


そして、誰でも知っていそうな有名な伝承上の生き物としては人魚をはじめ、九尾の狐、(真空)鎌鼬などの名前も出てきますが、
各エピソードで取り上げられている「ケムリアメフラシ」「唐兎」「酔蜂」「茜羽蟻」などは、
飴玉さんのオリジナルの怪異ではないかと思います。
ググっても出てこなかったし、家の妖怪系の事典にも載っていなかったのでw
この6冊にないんだから、それは多分オリジナルだw
FullSizeRender
妖怪って面白い存在で、「置いてけぼり」とかも「妖怪」の一種なんですよね。
日本語の中には様々な「不可思議なこと」「理不尽なこと」に関する単語があり、
それがそのまま妖怪の名前(というか概念)に転じていることがままあります。
日本古来の、「よくわからないことが起こったら、妖怪の仕業ということにしておこう」みたいな風習がそうさせているわけで
古の日本人の「処世術」は面白いなと思います。
科学で解明しようとかではなくて、「人の目につかないよう生活している小人や妖精のようなもの」を想定して
あえて悪しざまに言えば、そいつに責任をなすりつけるっていうw
それで良い具合に「なあなあ」に出来たり、案外折り合いがついたりしたんでしょうねw
「だって妖怪が出て〜」「妖怪の仕業じゃしょうがねえな」みたいな”ゆるさ”というかね。
水木しげる先生の本を読んだりしても、そういうことをひしひし感じますw

だから、この台本のように、既存の妖怪やよく知られる怪異を持ち出しつつも、
新しいアヤカシを創作することで、いつしかそれが本当に「伝承」となったりすることもあるのかもしれませんよ。
「妖怪リモコン隠し」「怪異コード絡ませ」みたいなのとか。
少なくとも、「ケムリアメフラシ」「唐兎」「酔蜂」「茜羽蟻」に関しては、私がここに書いたことにより
ググったらこの記事がヒットするようになったわけだしw
読みは、砂糖飴玉さんに訊いてみればよかったんですけど、
唐兎:からうさぎ(訓・訓読み)
酔蜂:すいほう(音・音読み)
茜羽蟻:あかねはあり(音・訓読み)
と読んでおきました。それが正解なのかはわかりませんw
酔蜂:すいばち(音・訓読み) かもしれませんしね。
そのあとに続くセリフから察するに「すい」なのは確かだけど。
正しくは飴玉さんに訊いてみないと……。

読みと言えば、香と色のセリフでそれぞれ「人と妖の間」ということばが出てきますが、
ここは私が個人的なこだわりで、
「ひとと あやかしの あわい」
と読ませてもらいました。
普通に読んだら「あいだ」ですけれども、台本内の表記は
「徒(いたずら)」
「将又(はたまた)」
「宛ら(さながら)」
などの漢字を使っているので、「間」の読みもそういった漢字が使われていた時代(大正〜明治)の読みにすると
雰囲気が増すだろうなぁと思って。

但し「低血圧」を「低気圧」と読んでしまったのは、私の単純なミスですww
ただ、「低気圧性頭痛」というのも存在するので、「色は低気圧に左右されて体調を崩す設定」だとすれば
辻褄は全く合わないでもないセリフってことにはなりますがw


ところで、上の画像に貼った妖怪関連の本もAmazonリンクしておきますが、

この本には、「きさらぎ駅」も載っていて、しかもダメ元で「寺生まれのTさん」を「た行」の項目で探したら載ってまして
「初出はこのへんだと思われる」みたいな解説まで載っているので感動しましたww
(私は「寺生まれのTさん」は「学園七不思議」の月影先輩あたりが元ネタなんじゃないかと思ってるんですが)
ネットミームという短時間のうちに「初出を掘るのが困難になる世界」で、こういう情報を紙で残しておいてくれるのは貴重!
それにしても「○○ばあちゃん」「○○ばばあ」の多さよ……。
500ページもある本なのに、適当に「ここ!」と開いたページに「○○ばばあ」載ってる率高すぎんだろ!!
「じじい」ももっと頑張れや!!!!
このままだと、2000-2010年代の日本で最も知名度の高い都市伝説(怪異)の類が「時空のおっさん」になっちまう!
ちなみに「時空のおっさん」も掲載済み!!!!!!!!!!!!www
今度「世界編」と「副読本」も買う予定だ。

実は、『日本現代怪異事典』は本屋で衝動買いしたんだけど、横にこの2冊も置いてあったんだよ。
買おうと思えば買えたんだよ。
でもな、重くてなwwww
だから『日本現代』だけ買って「今日はこのへんで勘弁してやらあ!」ってなったのw

水木先生のはこちら。



香と色の関係は、台本のトップページのキャラクター説明のところに
「香:色のことは普通。」「色:香のことは普通。」
と書いてあり、「普通 #とは」ってなるんだけど、これは台本を読んでいくとわかるように、
生物学的には男女なんだけど、関係は何か男女とか恋愛とは別次元の
「相棒」とか「バディ」とかそういう距離感とか間柄なんですよね。
こういう「ウェットじゃない」んだけど「ホットではある」みたいなの良いですよね。
ドライでホット……? サバンナみたいな? 多肉植物みたいな?w

怪異といえば、「妖怪ラップ」も存在します。カッコよすぎて私が歌ったのがあるので聴いて。

こういう「日本の古来の伝承×現代(この曲の場合は曲調やラップがその要素)」みたいな空気が
『妖薬売』にもあると思いました。
ゼンリンの日本地図にも掲載されていないんだけど、実は普通に人が暮らしている住宅街やまちなかにあって、
でも、用事がない人からは認識されていない(「あれはなんだろう?」とも思われていない)んだけど、
「用事がある人」は必然的に行き着いてしまうという「xxxHOLiC」システムでお店を見つけたりするのかな〜とか
想像がまだまだ広がりますね。



2020/12/30


『二人だけの世界』
台本:大盛り


ムッチさんとハピマリを上演し終わった数日後、ムッチさんから
「大盛りさんの『二人だけの世界』を大盛りさんと自作自演の会で演って下さい!」
と大プッシュ(ご推薦)頂いたので、早速大盛りさんにお誘いをかけてみたところ、すぐにご承諾頂きましたが
私のスケジュール上、もうこの日しか年内に出来る日がなかったのでこんな年の瀬になってしまって恐縮だったのですがご一緒頂きました!

こちらの台本、現在は作品カテゴリが「ラブストーリー」に変更されていますが、
公式ペアシナリオコンテスト”秋日和のデュエット”投稿作品です。(ので当時は「公式イベント」カテでした)
大樹だいきを大盛りさん、時子を私が演じましたが、この二人にはちょっとした「秘密」があるので、
劇の前にはあえてそのへんは詳しく説明せず、お話を聴いていく中で理解してもらうことにしました。

――とはいえ、ここにはもう書いてしまいますがw
大樹は植物を生やしたり操ったりする能力、時子は時間を巻き戻す能力を持っているという、
少しファンタジー要素のあるラブストーリーでして、しかも時子が何度時間を巻き戻してやり直しても、
大樹はくも膜下出血で死んでしまう。
だから時子は、出会ってから大樹が死ぬまでの時間を繰り返して、どうにか大樹を助けられないか色々試したり、
「先へ進まない」ことを選び続けているのだけど、大樹は「僕の死を受け入れて、先へ進んで」と願う。
それでもこの世界が二人だけのものであることは変わらないから。

終盤は時子がずっと泣いているので、口の中に鼻水がべしゃべしゃ流れ込んでくるのを、
予め出しておいたティッシュで拭いながらの闘いでした……!!
劇が始まって、泣き始めてからティッシュを箱から出すのでは手遅れだと、かつて学んだので!!w
もう泣くシーンがあるって分かってるシナリオのときは、開演前に「箱から取り出した抜身のティッシュ」を
数枚机の上に用意しておくべきなんです!w 3枚くらい!!
今後この劇または、他の「泣く」シナリオを上演予定のみなさん、ティッシュは予め出しておいてくださいね!w


さて……
劇の前に、声劇ルームで合流した時に大盛りさんから
「かにぱん。さんとお話出来る機会が来たので言いたかったことがあるんですが、
高校の頃(13年前)から動画見ていました」
と。
しかも「ボイスドラマ」の世界を知ったのが『いおりんラジオ』で、

サンホラを知ったのが『聖戦と死神』だとカミングアウトされました……!

くっ……良かった……!!!
大盛りさんという、私の「布教活動」が届いた人間がひとりでも実在していて……!!!!!!!
『いおりんラジオ』もサンホラも、私にとって
「私が声で表現できること・もの」
を考えたり語ったりする上で、もはや避けて通れないものですから。

これらの動画はいずれも、2007年に一度アップしていて、それが2008年6月にアカBANで全部消えてしまったために
現存しているのは再うpしたバージョンです。
ですので大盛りさんが見ていたのは2007年08月05日にアップした方の『聖戦と死神』だった可能性が高いです。
(まぁ再うp後の方も見られたかもしれませんが、2007年頃の方が私の動画がランキングに上がっていたので露出は高かったかと)
今、大盛りさんが声劇という活動(シナリオを書いたり、劇を上演したり)をしているのには、
上記のような私の動画を見てきた影響というのが少なからずある、ということでした。

私ももう(V)・∀・(V)を16年やっていますからねw
しかも、最近は小学校で先生が授業で流すような動画なんかもあったりするので、
「ニコニコで○○やってた(V)・∀・(V)さんですか!?」
だけでなく
「学校で先生が流した”生きものは円柱形”の(V)・∀・(V)さんですか!?」
っていうケースも出始めているわけでw
(実際にツイッターのフォロワーさんにそういう人がいました)
16年も活動を続けていると、人生のどこかで私の放送や動画になんかしらの形で遭遇していて、あとでまた偶然再会する
みたいなケースも、まさに大盛りさんのように出てくるという。
私は一度も引退や休止をしていないし、活動の場を広げることはあっても縮めることがほぼないので。
(縮めるときは、利用していたサービス側の”サ終”の時にやむなく……くらいですね)

それで、この間の『死の呪い人形』のあたりからまたサンホラを聴いているところなので、
台本を見ながら時子の役作りというか自分が目指したい「声のトーン」を考えた時に、
仕事で「女優さんが独り言を言っている感じの自然な語り(俳優読み と言われるやつ)」と指示されるのに近いかな、と。
(よく具体例で出されるのが宮崎あおいさんのCM)
あとは睡眠導入用朗読のときのトーンで、聴いている人を寝落ちさせるレベルが目標でしたね。
サンホラだったらまさに『聖戦と死神』のあらまりさんくらいのトーンが合うだろうと思ったので、
そういう方向性で行きました。
大盛りさんは偶然にも『聖戦と死神』を何度も聴いていたので
「本物(の(V)・∀・(V))だー!!」
と思ってもらえたみたいで良かった(?)ですw
いや、私はそのことを直前まで知らなかったので完全に偶然でしかないですけどもw
あと自分でこの2007年の『聖戦と死神』を聴き直しても、やっぱり今の方がナレーション技術格段に上達していると感じるので、
「まんまだー!」
とはならなかっただろうと思いますけどもw
13年前と比べて一切上達していなかったらそれはそれで練習のしかたにめちゃくちゃ問題あると思うんでw


ボイコネという場所で出会う人々に関して、元々の「声劇の層」と「ニコニコの層」は完全イコールではないのだから、
ボイコネユーザーみんながみんな私のことを予め知っているわけではなく、
私が公式キャストをやることになったからそこで初めて(V)・∀・(V)という人間(蟹でパン)の存在を
知るに至った人もかなりの数いるとは思っています。
だから私自身は
「相手が自分をボイコネ経由で初めて知って、それまでのことは知らない前提」
で動いているので、大盛りさんやほうづきみんとさんのように
「ニコニコで○○の動画をめっちゃ見てました!!」
みたいな人に出会う方が珍しいと感じていますね。
実際大盛りさんに、そうカミングアウトされるまでは大盛りさんも私のことを知らないはず……のつもりでいましたし。
そう言ってもらえるのは、単純に嬉しいですけどね!!(:D)TL
でも、基本は、そういう人の方が少数で多くの人は「はじめまして」になると思っているし、
生放送やディスコードサーバーなどでの声劇(要は裏劇含む)の活動はしてこなかったし、
更にこえ部LIVEも使わない内にこえ部が廃部になったので、私は「声劇層」から見ると
外様とざま」になるはずと思っているんですよ。
しかも私は今後も「裏劇」を演るつもりはないんです。
私は基本的に、不特定多数の前に出す前提のものだけを作ってきたし、これからもそうするので。

「声劇界」では(V)・∀・(V)かにぱん。だなんて聞いたことがない、という人からすれば
(それは私がその界隈に住んだことはないので当たり前だし)
「なんでこいつが公式キャストなんだ?」
と疑問だったりするだろうから、私はまず最初の数ヶ月は気心の知れた人を誘って、とにかく
「ちゃんと劇をする」ことだけに徹して、「公式のクセにこんな”程度の低い”劇しか演れないのか」と思われないよう台本に向き合ってきました。
その上で、やっと今度は「はじめまして」のライターさん方とも劇を演って、
台本についてお話を訊かせてもらうという放送をやれると思ったからです。
ライターさんから「この人なら台本を預けても大丈夫」と思ってもらえていないと、
お誘いかけても番組が成立しなじゃないですか、おそらく……。
大盛りさんやほうづきみんとさん「が先に私を」知っていたのは、偶々なのであって……。

ただ、偶々大盛りさんが、「かにぱん。チルドレン」だということであれば、これはもう
「かにぱん。チルドレンチルドレン(グランドチルドレンすなわち孫)」を生み出すためにも、
大盛りさんには今後も活動を絶対に続けてもらわないといけないですw
私が今日大盛りさんと共演できたのは、私が活動を一度もやめていなかったからだと思っているし、
むしろそれ以外の理由は「自分の中には」ないと思っていますね。
続けていったらいつか絶対に
「『二人だけの世界』を書いた、”あの”大盛りさんですか!? その影響で自分も台本を書いています」
と言われる日は来るんです。
それが「大盛りチルドレン」の誕生日です。
荒削りでもいいから「完成品」をひと目に晒し続けること。
つまり、作りかけでやめない。そして作ったら出すこと。それを10年でも20年でも続けること。
それがいつか大盛りさんを「あの大盛りさん」にして、大盛りさんのルーツを辿った人はいおりんラジオや私に行き着くこともあるかもしれない。
そして「声で何かしらの表現をすること」に対して興味を持ってくれる人が何人かは出てくるのです。多分。
聴いたり、書いたり、演ったりする人を増やし、声劇の裾野と間口を広げていくために、
大盛りさんはこれからも活動を続けて下さい!
大盛りチルドレンを輩出して下さい!!w

そんな感じで2020年の私の声劇配信はこれにて終了となります。
(大晦日は恒例のニコ生をやりますので)

今年は、5月末からの半年間でのべ60本以上の声劇アーカイブを残したはず……です。
これは、もっと配信している人もいると思うので、数としてべらぼうに多いということもないと思います。
特に10月なんかはコンテスト台本に目を通すのに時間を費やしたりした関係で、
上演本数の方はあまり稼げませんでしたしね。
でも、私は自分のどのアーカイブをとっても、それぞれ自分で何度か聞き返しているくらい気に入っているし、
どれも、「まだの人」にぜひ聴いて欲しいと思っています。
つまり、私自身は自信を持って、胸を張って人前に出せる、残しておける音源にするため全力を出した上演と思っています。
だから数としてべらぼうに多くはなくても、ひとつひとつが全力の結果であり、自慢の逸品だと思っています。
それを聴いて、少しでも何か……感じてもらえれば嬉しいです。演った甲斐があります。

2020年、ボイコネでお世話になったみなさん、ありがとうございました!
良いお年を!!
そして、2021年もまた、宜しくお願い致します。
ではまた来月!



<音声素材元リンク>
劇中で効果音を鳴らす時に、利用させて頂いているサイトです。
ボイコネ上では配信の説明文などの項目がないので、こちらでリンクさせて頂きます。
On-Jin 〜音人〜
無料効果音で遊ぼう!
効果音辞典
Orange Free Sounds