9/25から、ボイコネで「ペアシナリオ投稿コンテスト」が始まりました。

・登場人物(必要なキャスト数)が2名
・ト書きと登場人物名も合わせて10,000〜15,000文字程度(上演所要時間30〜40分想定)

という台本を「公式イベント」というカテゴリに投稿するというコンペ企画です。
ちゃんと審査や受賞特典もあります。
これに、私も台本を投稿してみた、という話をします。

(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


実は、「台本を投稿する」こと自体は初ではありません。
少し前に、「朗読に使える一人用の朗読台本」はアップしてあります。
まず「シナリオ投稿」周辺の、仕様を知りたいというのもあったので、機能を実際に自分で使ってみないことにはね……。
そのときに、一人用は次の3本を投稿しました。

6小節のトランプ
花の涙のうた
神にかける電話

『6小節のトランプ』は、今年の1月に書いたばかりで、pixiv小説に童話として投稿したものを
ボイコネ台本フォーマットにコンバートしただけです。
ブログでの詳細記事はこちら。

『花の涙の詩』と『神にかける電話』は、高校の文芸部時代に部活動の一貫として書いて県に提出した短編です。(1998年作)
ブログでも過去に取り上げています。

10分くらいの朗読用短編を、夜にしっとり読みたいというのは私自身にもあるし、
他にもそういうボイコネの使い方をしたいという需要があるように見受けられたので、
シナリオ投稿の練習を兼ねてやってみました。
いずれも、朗読枠をやってアーカイブを残してくださったユーザーさんが複数いらっしゃったので、
全員に一律のエールを投げておくなどしました。
使っていただきありがとうございます。
上記3本は、私が「自作自演」する枠もやって、そこでもうちょっと詳しい話をアフタートークで
音声として残しておくのもいいなと思ってるので、そのうちやりますね。


そんなわけで、まず台本投稿の仕様とかコツがわかったところで、今度は掛け合い台本の作成です。

私は前述の通り、高校時代文芸部(と演劇部と手芸部)に所属していて、
文化祭のときには、「オリジナルスライドアニメ」を作って文芸部室で上映するというのをやりました。
そのときは、
脚本・監督:自分
作画・撮影:自分
主役:自分
他の4キャラ:友人
上映:自分
という作り方をしました。
元々「ボイスドラマ」に興味があったのですが、
「絵を描いて写真に撮り、カメラ屋さんにフィルムを預ける時に現像じゃなくて“スライド化”してもらうと
プロジェクターとスクリーンを使って紙芝居にできる」
とわかったので、
脚本を書く→全員でカセットに掛け合い音声を収録する→並行して作画と撮影とスライド化をする
とやって素材を揃えた後、音声を吹き込んだカセットテープを再生し、その音に合わせながら
スライドをカシャカシャ手動で切り替えるというめちゃくちゃアナログな方式で
90分ほどのドラマを作ったんですよ。
というわけで、掛け合い台本を書くのも別に初めてじゃなかったんです。

あとは、「ボイコネにアップする意義があると自分で感じられるテーマと物語」を考えるだけでした。
周囲で、ろげちやどやが台本を書いているし、私も何か掛け合いを書きたくなってきたな〜という頃に
こんなことを言い出してました。



そして、同時に、ト書きの行頭に
「0:(半角のゼロと全角のコロン)」
を書かないといけないということがわかっていないのか、
「0(全角のゼロ)さん」
というキャラクターが出てくるという台本をいくつか見かけたんです。
それというのも、もしかしたらサイト内のチュートリアルが、不十分だからなのかもしれない、と思い、
「台本作成のチュートリアルも若干兼ねてて、ボイコネしないと出られない部屋に閉じ込められた高校生が
協力して問題解決する話を作ってみよう」
と決めました。
全く台本を書くことなく、完全に「読み専」をやっていると、上記のような例を見た際、
「この0さんってなんだろう? 誰かのセリフじゃなさそう」
と思うわけですよ。
同じものを見ても、台本を書いたことがあると、
「ト書きのための半角のゼロを全角にしちゃったんだな」
というところまでわかるんですよ。
こういう認識の溝を埋めることにもなるし、台本を書く時の小技なんかをセリフとして盛り込むことで、読み専の人も
「へぇ〜台本ってそうやって書かれてるんだ」
と初めて知ることが出来たり、書き方の勉強になったから自分も掛け合い書いてみようかなって
思うキッカケになったりするといいな、と思ってですね。
「〜〜しないと出られない部屋の台本書くのどう?」っていうの、言い出しっぺは自分なんだし、
ボイコネの中で起こることを台本にすることで「ボイコネのためだけの台本」にできる。
この「ボイコネを舞台にしたボイコネをネタにした台本」っていうプロットは、前述の
「ボイコネにアップする意義があると自分で感じられるテーマと物語」
にとって必要十分条件たりうるというか。
そんなわけでプロットを細かく考えていたら、コンペ開催の詳細が発表。
募集するのがペア用台本!?
「特定の二人を○○しないと出られない部屋に閉じ込めて脱出させるのにベストやん!」
と思って、じゃあこれはどうせ完成したら投稿はするつもりだったけど、
コンテスト応募も兼ねて書こうと早速取り掛かりました。

それで、初めは「男2女0」台本に着手しました。
最初から、男2台本が完成したらキャラの名前と語尾や、一部セリフを改変して、男女用と女2用も作ることは決めてありました。
でも、脳内では、とある男性声優さんふたりが掛け合っているのが聞こえていて、
その声を文字起こしすることで台本にしていったため、男2が最初に出来たのです。
男女版、女2版は、名前・人称・語尾・「お題」のくだりを若干変えるだけだったので、
男2さえ完成してしまえば、あとはマイナーチェンジでいけますしね。

感情表現のあまりない堅物合田と、結構ワーワーいうタイプの演劇部員である鷹野を、
多少無理な展開でもいいから「ボイコネしないと出られない部屋」に閉じ込めて、お題やシナリオ投稿、声劇ライブをやらせ、
最後にふたりは、その部屋に閉じ込められる前よりもだいぶ打ち解ける……というプロットで。
合田も、「感情表現のあまりない」というのは、飽く迄“元々の人物設定”でしかなくて、
このお話の中では場面場面で怯えたり、泣いたり、安堵して笑ったりと、
「ただの堅物」のイメージを徐々に崩していくから、どちらの役を演ることになっても、
それなりにキャラクターの感情に「起伏」はある状態を目指しました。

また、「合田がお題を作って鷹野が回答するくだり」は、「アドリブ大歓迎パート」としました。
別に全編通して、お話の展開が変わるようなアドリブでなければやっても全く差し支えはないんですけども、
この「お題」のくだりは、むしろ台本に私が書いたことは「一例にすぎない」と思ってもらってよくて、
それよりも、演者さんたちで事前に打ち合わせたりして、
私が書いたのと全然違うお題を作ってそれを鷹野が読み「なんだこのお題は!?」というコントを
最大5回まで自由に作ってもらっていいよ! というコーナーです。
「ここは完全にアドリブで2〜5個お題作って読むコントやってください」だと丸投げすぎじゃないですか?
だから、「そのまま台本に書いてあることを読んでも成立はするし、書いてないことを付け足したりしてもいい」区間にしたんです。
この「ボイコネしないと出られない部屋」の、脱出条件には「お題を5個投稿」「お題に5個回答」があり、
合田と鷹野はこれを共同作業でこなそう、と決める。だから最大5個までは自由に
「合田がお題作ったけど、変なお題なので鷹野がツッコむ」
みたいな掛け合いの応酬をしていいんですw

上演時間としては、自分で実際に声に出してみたところ37分でした。
文字数は、台本冒頭の注釈は除いて、ト書き+キャラクター名+セリフで13300文字ちょっとでした。
そのため、「所要時間40分」の台本として投稿しました。
ふたりで40分掛け合うのは、結構な濃密さだとは思いますが、是非上演してみてほしいです。
今日時点まででは、結構「女2」が読まれてるなぁという感じですが、
男2も男女も女男もどんどんアーカイブが増えてくれると嬉しいです。
台本詳細ページに書いたように、上演の予定が早めに立った場合には、ツイッターでの告知に
私のツイッターID「@kanipan666」を含めてツイートして頂ければ、告知のRT拡散に協力させていただきます。

私も、誰とどうやるか決めてないけど、自作自演の会しようかな〜と思ってます。


ちなみに、私はこれに台本投稿しただけにとどまらず、公式キャストとして、
皆さんの台本の「選考(審査ではない)」もさせて頂きます。
手始めにスプレッドシートに、コンテストに投稿された台本を一覧でまとめる作業をしました。
公式コンテストシナリオ一覧
これを使って、投稿された作品は全て読み、自分個人の所感をメモっていき
「公式キャスト賞」の「かにぱん。賞」を決めたいと思います。
また、その選考作業の中で、「これは演りたい」というのがあれば、コンテストの開催期間終了を待たずに
実際に上演させてもらうこともあると思います。
ここまで、レギュレーションを明確にしたシナリオのコンテストで、しかも募集期間が1ヶ月というのは
ボイコネ史上初ですから、みなさん、楽しくやりましょう!
色々な台本が投稿されることを楽しみにしています!