ちょっと時間作って台本漁り〜収録しました。





(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


今までにアップしてきた私のシチュエーションボイスの動画は、大抵、自分で
「こういうシチュエーションの台本ないかな〜」
って思って検索ワード決めて探したり、またはリクエストで
「○○な感じのシチュエーションお願いします」
って来たのを探したりと、とにかく「シチュエーションありき」で台本を探して録ったものです。
季節モノ(バレンタイン)とかもそう。
「シチュエーションボイス 台本 バレンタイン -専用台本」とかでpixiv小説上を検索するんす。
「専用台本」を除外検索するのは、特定のYoutuberさん向けの
「○○さん専用台本」みたいなのがヒットしないようにするためですw
だってそれヒットしたところで読めないじゃないですかw

それでちょっと前にアップした「執事3本立て」や「耳舐め3本」とかは、
やはり「近しいシチュエーションで台本を探して複数作者さんの作品を読んだものをまとめた」ものですよね。


これらを作った時に、私としては「シチュエーションに合う作品を詰め合わせるのも面白い」と思う一方で、
「異なる作者さんの似たシチュエーションを書いた台本を一箇所で聴かせる」ことに若干違和感もあったんですよ。
いや、「オムニバス」っていう形式として、普通に成立はしてるんですけども、
(例えば、歌でも色々な曲をテーマに沿って1動画にまとめることは普通にある)
作者さん同士を動画の中でぶつけ合わせちゃってる感じもするので、
今度は1動画全編が一人の台本作家さんの本、っていうふうにもしてみたいな、と思ったんです。
(「1動画は長めの方がいい」という声もあって、1台本1動画だとそれはそれで物足りないらしいのでね。)
それが出来るくらい、何本か「今度読みたい」って思ってる台本がある作者さんがいるので。

それでその、「今度いつか読もう」と思ってストックしてある台本のフォルダの中に
試しに作者さんのサブフォルダ作ってそこに台本を分別してみたんですね。
一度読ませて頂いてpixiv上でフォローしてる作者さんは、リクエストを受けたシチュエーションの台本を探す時と別に
他の作品もどんなのがあるか見て回って
「あ、これとこれ後で読もう〜」
ってとってあるのが色々あって、実際フォルダに分けて見てみたら
1作者あたり計5本ずつくらいのストックがあったんです。
だから、今回から「作者フィーチャリング」で動画を何本か出すと思いますけど、
その初回が灰塔アニヤさんフィーチャリングとなりました。

灰塔アニヤさんは、前に「吸血鬼(ヴァンパイア)」のリクエストが来たのがキッカケで
「かみつきたい」を読ませていただいた台本作家さんです。


今回の動画で読ませて頂いた台本のリンクを貼っておきますね。

【女性向けシチュボ台本】Hello,Hello,How R U ?【全年齢】
【女性向けシチュボ台本】Luv U、Luv U、My sweet honey【全年齢】
【女性向けシチュボ台本】カフェ店員の彼が、スタッフにもお客さんにもモテすぎて身悶えしています。―Another side―【全年齢】
【女性向けシチュボ台本】カフェ店員の彼が、スタッフにもお客さんにもモテすぎて身悶えしています。【全年齢】
【女性向けシチュボ台本】キスがしたくて仕方ない犬系彼氏と、料理上手で照れ屋な彼女がキスをするまで。【全年齢】
【女性向けシチュボ台本】気狂いスーサイド・メモリーズ【R_15推奨】
【フリー台本】死にたがりが、人喰いの異形にまじないをかけられたら【R_15推奨】

・Hello,Hello,How R U ?
これは「電話」シチュエーションですね。
地方住まいの彼氏と都会に出た彼女(遠距離)の冬の電話って感じで、
地方住まいを演出するために、方言や訛りなどの改変は推奨されている台本なんですけど、
私自身がそんなにわかりやすい方言や訛りのある地方出身じゃないので、やろうと思っても無理でしたww
「北関東の南の方」って訛りも方言も中途半端なんですよ!w
「北関東の北の方」だと急に「同じ県なのに聞き取れない…だと!?」ってなるのだがw
広島・福岡・京都みたいに、他の地方の人が聴いた時にその地方かな?とわかるような
特徴を持つ方言を操る人が読むと「方言萌え」の人にも刺さって良さそうなんだけど、
出来なくて残念w

・Luv U、Luv U、My sweet honey
こちらは、初遊園地デートするカップルの観覧車内での一幕。
そういえば遊園地デートシチュは、こえ部の発掘音声の中にもありましたな。
彼女は、本当はちょっと高いところ苦手なんだけど、この観覧車にまつわるジンクスに願いをかけたくて
観覧車に乗るのを(怖いけど)一番楽しみにして遊園地に来たっていう設定。
彼氏の方も、遊園地に纏わる思い出が影の薄かった小学生時代のものしかないという境遇で
でも今は彼女に必要とされてるし、彼女大好き彼女の前でちょっとカッコつけたいっていう
ラブラブカップルですね末永く爆発しろ。

・カフェ店員の彼が、スタッフにもお客さんにもモテすぎて身悶えしています。
これは「―Another side―」とつく台本と2本で1シリーズになっているんですけど、
台本の公開順と私が読んだ順序は逆になっています。
つまりAnother(接客風景)の方が後から書かれたものなのだけど、
Anotherを先に読むことで出来事の時系列には沿った状態になるので、
聴いてる方としてもシチュエーションに混乱しにくいと思いこのように並べました。
店でお客さんに見せている「接客用の顔」と、休憩中に彼女に見せる「素の顔」のギャップが出てるといいな。

・キスがしたくて仕方ない犬系彼氏と、料理上手で照れ屋な彼女がキスをするまで。
この彼氏はカッコイイというより「犬系カワイイ」な上、休日の寝起きスタートなので
他よりリラックスした感じの発声と演技になっています。
結構「犬系彼氏」というのはひとつのジャンルとして形成されているのでそれで台本を探すと色々見つかります。
「そういうジャンルもあるんだ〜」と勉強になりましたw
あと、シチュエーション次第では「うざやか」にやるとしっくり来るので
私としては実はやりやすいジャンルかもしれないですw
「うざやか」と「犬系」は紙一重なのかもしれないww

・気狂いスーサイド・メモリーズ
これと、ラスト1本はR15指定推奨作品です。
この主人公は「彼氏」ではないです。
あくまで男友達……なんだけど、相手女性が「思わせぶり」な行動をとりまくってしまうので、
「なんで自分が彼氏じゃないんだ」
「なんで自分は彼氏じゃないのに手をつないでくれたり、こんなに密着してくるんだ」
みたいな想いがぐるぐるした結果、今日を最後に合わない決心をして呼び出すんだけど
ただ別れを告げるだけでは終わらない、という……ちょっとヤンデレ風要素のある台本です。
何を飲ませたのか、何をするつもりなのかは明言されていないので、
わからないからこそ逆に想像を掻き立てられますね。

・死にたがりが、人喰いの異形にまじないをかけられたら
こちらはファンタジー要素ありで、R15指定推奨とはいえキスとかはなくて
女性が自傷癖を持っている、主人公は人間の肉を喰うタイプのあやかしの一種という設定です。
あやかし(人外)なので、人語を解す一方で
ただ喋っているだけでも何か非日常感というか摩訶不思議感とかが出ると良いなと思って
「プライドの高そうな口調」にしてみました。
実際作中で、「あやかしとして低俗なことはしない」「矜持」というようなことを主張してきますからね。
プライドなかったらそんな話にはならないはず。
なんだよ、こいついいヤツじゃんってなりますねw
ちょっと思ったんですけど、この二人にまつわる”小説”が書かれて、
そのワンシーンとしてこのシチュエーションボイスが存在するみたいなのも面白そうですよね。
シチュエーションボイス台本を書いている作家さんの中には、台本に書いたシーン以外にも
登場人物たちのやり取りや、更に壮大な物語とかが頭の中で動いている人もいると思うんですよね。
そしたら、小説は小説として書いて、更にこのくらいの長さのシチュエーションボイス台本と音声があったら
小説読む人の中でキャラクターに声がついた状態で読めるので面白いですね。
こえ部のお題でも「自作小説のオリキャラに声つけてください!」みたいなお題かなりありましたからね。
それで、やっぱりこういうファンタジー設定のものが多かったです。喋る人形とか。
そういうお題を読む度に、「で、実際どういう小説なのだろう」と思っていましたw
お題はあっても小説にはリーチ出来ないことがほとんどだったのでw
小説を先に読ませてもらえれば、役作りも変わってくるところがあると思うんですよね。


以上、灰塔アニヤさんの台本集の中から7本読ませていただきました。
動画は38分くらいになりましたね。
灰塔さん、また読ませていただきます! 宜しくお願いします。


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


さて、2本目の動画は女性向けR18をまたやったよ。
いや、本当はこんな短期間(といってもちょうど2ヶ月経ったのか)にR18上げると思ってなかったんですよ、自分では。
というか、仕事でそういうの来なければもうやらないんじゃない? くらい思ってましたねw
(ちなみに今までに仕事でR18演じる案件はさすがに来たことないよ。AVのアバンタイトルはやったことあるけど)

前回のは『俺のかわいいツンデレくん』という掛け合い台本を一人二役でやったんですけど。

これは女性向けと言っても、BLなんですね。
だからリスナーは「その場にいない第三者」として聴くものなんです。
(てかもう2000再生もいってんのかよ)

一方、今回演じたのは、上記『俺のかわいいツンデレくん』を書かれたちびあみさんによる
俺たちのモンになりなよ
で、これはBLではなくて「兄弟とリスナー(女性)の3P」台本なんですよ。
今回はリスナーも「当事者(その場に居る者)」として聴くんです。
シチュエーションとしては、
知らない部屋に連れてこられ、目隠しをされたあなた、そこへ男の子が現れるが…

というもので、ある日突然ストーカーに拉致・監禁され、その主犯兄弟に犯されるというかなり強烈なやつですw
普通に犯罪!!!!!

なんでこれ急にやった……って、キャプションに
「二人用(一人二役用)台本です。」
と書いてあって、しかも読んでみたら
(V)・∀・(V)<『俺のかわいいツンデレくん』くらいの演じ分けですぐ出来そうなんだよなあ……
と思ってしまってw

しかも、最近どの動画だったか忘れたけど
「喘ぎ声お願いします!」
ってリクエストがあって(勿論これは”ショタ声で”という前提のコメ)
「いやいやw どういうリクだよwww」
って思ったけど、
「あ、需要が満たせてしまう……ちびあみさん、なんて台本を書いてくれちゃったんだよ!」
みたいなw
「喘ぎ声お願いします」って書いた人が欲してるのは多分コレ! っていう直感が湧いちゃってw
『俺のかわいいツンデレくん』でも、「受け声が神」みたいなコメあったな……。
多分、その人には、この「弟役」が刺さる! っていう直感もあってw
まぁ実際反応見てみなきゃわかりませんけど……。

あの、めっちゃ真面目な話ですけど、『俺のかわいいツンデレくん』の場合、
主人公たちふたりが一緒に喘いで一緒にイクじゃないですか。
真面目な話ですよ?(二度目
で、それを私は左右のチャンネルに定位振り分けて、左:受け・右:攻めってしたわけですよ。
すると両側からそれぞれ喘いでくる、両方一緒にイクっていう。
それには「良し悪し」があるんですよ。
というのは、実際にBLのボイスCDとかって、ほとんど”本番中”のシーンでセリフが重ならないようになっているんです。
攻めが”攻め”るときは攻めの声だけがして、攻めが喋り終わってから受けが喘ぎ出す、必ずキャッチボール・ターン制なんですよ。
それって、それぞれを”単体で”聴けることに重きを置いているからですよね。
リアリティを犠牲にしてでも、ターン制を敷いて独立した音声を聴けるようにしてるんです。
私はそれを知った上で、『俺のかわいいツンデレくん』の時に、
「定位を振り分けて同時に喋らせる」編集をかけたんです。つまり私はリアリティの方を取った……!
「攻めと受けを単体で聴けない部分がある」というのは、
「単体で聴けるアドバンテージを捨ててリアリティを上げた」状態なのです。

しかし、そこに着目して今回の台本を見てください。
ターン制なんですよ、台本が元々。
リアリティを維持しながら、兄弟それぞれのセリフを独立して聴くことが出来るようになっている。
だから今回は、勿論定位は左・中・右と振る編集は掛けましたけど、ほとんど二人が同時に喋るところはないし、
あえて重ねて同時に喋らせる必要もないんですね〜。
そういう意味で、『俺のかわいいツンデレくん』と違った
「2役のキャラそれぞれのセリフを単体で聴ける」ものとして録る意味があるんじゃ、とも思ってやりました。
いや、ホント、ただやってるんじゃなくて色々考えてますわw

あ、そうそうこれも書き忘れてました。
台本で「水音」とSEを指定されている部分が何箇所かあるので、その「効果音」を
自作するところ特に力入れた……っていう話。
(イヤホン・ヘッドホンで音量大きめでないと多分聞こえない)
シチュエーションボイスって、ボイスコンテンツなのだから台本を読んでそれを録れば一応完成ではあるんだけど、
SEや、時にはBGMをつけることで臨場感とか段違いになることもあるし、演出としては重要なんですよね。
今回例えば、遊園地のシチュエーションで観覧車に乗ってる部分に、「金属の軋み」とかの音を
ずっと背後で小さく鳴らしておく、とかってのは演出として生きるじゃないですか。
「水音」っていうのは、正確にはこの場合粘性のあるジェル状のものが立てる音なので、
それを1から作り出してみるっていうのをやりました。
こういう音は、フリー効果音素材集とかにもなかなかないので。

ゲームやアニメとかで、場面に合った効果音を作る仕事っていうのも世の中にはあって、
例えばモンハンのコンサートでパンフレットとか買うと、伴奏だけでなく効果音のスタッフによる
「あの音はこうやって作られている!」みたいなコーナーあったりして、興味深く読むんですけど、
「手近にあるものを使って、可能な限りそれっぽい音を作る」っていうのは面白いんですよね。
昔は、波の音を表現するのに小豆を使ったりしたってのが有名だと思います。
そういうのも今回はやってみました。
まぁ効果音、なんでもかんでもフリーであるわけではないので、これに限らず、
ないときは諦めるか作るかしていますけどねw

高音質WAVはいつもの場所にありますので、欲しいやつを探して落としてね。