3年近く前に思いついてメモってたけど、完結までやらなかったネタを完成させた。
『走れメロス』の語彙力を下げるというネタ。
で、全文リライトしてから朗読までした。
こちらは前に朗読した、原作の方。
あと『走れメロス』自体はパブリックドメイン作品なので、青空文庫で読める。
『走れメロス』の語彙力を下げるというネタ。
で、全文リライトしてから朗読までした。
こちらは前に朗読した、原作の方。
あと『走れメロス』自体はパブリックドメイン作品なので、青空文庫で読める。
(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)
pixivにリライトした原稿を置いてきた。音声版から更にちょっと書き直してる部分もある。
語彙力低下版『走れメロス』 -pixiv小説
なんで今日これをやったか。
まずこういうことがあった。
もうすぐ確定申告+マイナンバーカードの更新時期ということになったので、
e-tax使うし先にカード更新しようと思って市役所に行った。
カードは5年前に作ったので、「パスワード覚えてますか?」って言われてもピンと来なかった。
ただ、家にパスワード控えの紙があるのは確かだけど、持ってきてないし思い出せない。
携帯にメモをとったような気もしなくもない、と思ってスマホ開いてメモ見たけど、それっぽいメモはなかった。
そもそも5年前って、前のスマホじゃね? じゃあここに保存されてるわけなくない?
って感じで諦めて、カードとパスワードをまとめて更新することにした。
まぁそれでその手続はサクっと終わったんだけど、メモにパスワード保存してないか探した時に
この「語彙力オミット版走れメロス」の書きかけのメモを発見した。
3年前にメモに書いた……と言った通り、前にもツイートをしている。
前回のツイートがこれ。(2016年)
これが初出と言っていい。
これ、「スマホのスクショ機能でジャスト2枚」になるところまで書いて、敢えてやめた状態。
というのは、「語彙力があるものを下げる」っていうのは、やったら確かに面白いんだけど、
「私じゃなくても出来るしな……」っていうところがかなり面白くなかった。
誰がやってもそこそこ面白いことやるのってヌルゲー感あるし、ほんとに他の人にもそこそこ出来るようなことなら、
もっと創作性をもたせて、よほど「自分流」にしないと形にする意味が自分で感じられない。
「この発想はあった」って言われるだけだし!
むしろ、そのとき真逆のベクトルで、
「甘々の歌詞を語彙力でガチガチに堅くして、愛を謳われてるのかわからないラブソングにしよう」
って方のアイデアを思いついてしまったし、そっちは「誰でもすぐやりそうなこと」でもないと思ったから、
こっちを先に完成させてしまった。
これも、「普通は歌(特にラブソング)に使われない、古語に近い堅い言葉」を
思いつく度にスマホのメモ機能でリスト化していって、そこから拾いながらリライトしていった。
ちなみに、そのメモもまだ継続中だから、また「甘々な歌」を見つけてリライトするときに活用されると思う。
じゃあなんでその「自分以外の人間にも出来そうだからあんまりやる意味を感じられない」ものを
今日完成まで持っていったかと言うと
つまり、クソ語彙小説化した上で朗読までやるってやつは
「自分以外にあまりいなそうだし、音声化で面白さが更に上がるかも」
と思えたからだ。
だから読み上げる前提の原稿として続きを書き始めた。
「クソ語彙」「語彙力低下」っていうけど、実際はこれまた
「小説であまり使われないような口語表現、日常会話表現、俗っぽい言葉(スラング)に書き換える」
というような意味でしかない。
さくらんぼみたいに「そのコンテンツで普段ならあまり使われないような語彙に置き換える」というのと同じで
使われてる語彙そのものがクソという意味ではない。
(ちなみに2016年時点で「クソ語彙小説化してみた」ってツイートしたとき、Twitterトレンドに
「クソ語彙小説」があって、オリジナルクソ語彙小説書き出しツイートとかが色々あった。
そのトレンドに合わせて「クソ語彙小説」と言ってるんである)
日本人は「日常会話用語彙」「書き言葉用語彙」「新聞用語彙」「小説用語彙」「歌詞用語彙」を持ってて
なんとなく頭の中でそれをジャンル分けしていて、無意識にすべてをそれなりに読み書き出来てるけど、
無意識すぎてジャンルを分けてること忘れてて逆にすげえなっていうのがこのネタの本質なので。
だから今回はやたら「なんか」「ヤバイ」「マジ」「ガチ」などを多用したり、
何か言っているようで何も言っていないクッション言葉(「なんかあのあれだ」とか)を挟んだり、
難しい熟語とかはなかったことにするか平易な表現に置き換えた。
例えば原文に出てくるのだと「歔欷(きょき)」とか日常で絶対使わない。
小説専用語みたいなものじゃないか。
つまり、さくらんぼをクソ真面目化する時に使うような言葉だ。
で、これが
>群衆の中からも、歔欷(きょき)の声が聞えた。
って感じで出てくるので、
>ギャラリーももらい泣きしだした。
に書き換えるんである。
歔欷は「すすり泣き」の意味なので「もらい(泣き)」の意味はないけど。
まぁ色んな書き換え方はあるよね。
ギャラリーも鼻水すすりだした。
とか
ギャラリーも泣き出した。
とか、とにかく「歔欷」がわからない人にも情景が伝わる簡単な言葉に変えるってのが本題だし。
読む時は、とにかく真剣にサクサク読んだけど、読み終わって編集し始めたら笑えたw
自分で何回聴いても笑うので、少なくとも私の笑いのツボにはヒット。
いや、まぁせめて作ってる本人が
「超面白いもん出来たwwwww」
って思うもの作らないと嘘じゃん? と思うし何度も自分で笑うのは良いことだと思う。
パブリックドメイン作品で、このくらいの長さの話なら、またクソ語彙化しても良いかもと思ってる。
蜘蛛の糸や羅生門とかなら長くないから候補に入るか?
pixivにリライトした原稿を置いてきた。音声版から更にちょっと書き直してる部分もある。
語彙力低下版『走れメロス』 -pixiv小説
なんで今日これをやったか。
まずこういうことがあった。
市役所でマイナンバーカード更新したんだが、パスワード覚えてるか聞かれて「覚えてないが携帯にメモったかもしれん」と思いメモ開いたら、パスワードは記録されてないし昔書いた「語彙力をオミットした走れメロス」が出てきて、自分に「お前……」ってなった pic.twitter.com/h7RMMDXk7Y
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) February 5, 2020
もうすぐ確定申告+マイナンバーカードの更新時期ということになったので、
e-tax使うし先にカード更新しようと思って市役所に行った。
カードは5年前に作ったので、「パスワード覚えてますか?」って言われてもピンと来なかった。
ただ、家にパスワード控えの紙があるのは確かだけど、持ってきてないし思い出せない。
携帯にメモをとったような気もしなくもない、と思ってスマホ開いてメモ見たけど、それっぽいメモはなかった。
そもそも5年前って、前のスマホじゃね? じゃあここに保存されてるわけなくない?
って感じで諦めて、カードとパスワードをまとめて更新することにした。
まぁそれでその手続はサクっと終わったんだけど、メモにパスワード保存してないか探した時に
この「語彙力オミット版走れメロス」の書きかけのメモを発見した。
3年前にメモに書いた……と言った通り、前にもツイートをしている。
前回のツイートがこれ。(2016年)
修正版って言ってるけど、直前に一回画像ツイートしたのを消してすぐ上げ直した感じだから「走れメロス」を「クソ語彙小説」化した。(修正版) pic.twitter.com/JVaBgujl8A
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) October 17, 2016
これが初出と言っていい。
これ、「スマホのスクショ機能でジャスト2枚」になるところまで書いて、敢えてやめた状態。
というのは、「語彙力があるものを下げる」っていうのは、やったら確かに面白いんだけど、
「私じゃなくても出来るしな……」っていうところがかなり面白くなかった。
誰がやってもそこそこ面白いことやるのってヌルゲー感あるし、ほんとに他の人にもそこそこ出来るようなことなら、
もっと創作性をもたせて、よほど「自分流」にしないと形にする意味が自分で感じられない。
「この発想はあった」って言われるだけだし!
むしろ、そのとき真逆のベクトルで、
「甘々の歌詞を語彙力でガチガチに堅くして、愛を謳われてるのかわからないラブソングにしよう」
って方のアイデアを思いついてしまったし、そっちは「誰でもすぐやりそうなこと」でもないと思ったから、
こっちを先に完成させてしまった。
これも、「普通は歌(特にラブソング)に使われない、古語に近い堅い言葉」を
思いつく度にスマホのメモ機能でリスト化していって、そこから拾いながらリライトしていった。
ちなみに、そのメモもまだ継続中だから、また「甘々な歌」を見つけてリライトするときに活用されると思う。
じゃあなんでその「自分以外の人間にも出来そうだからあんまりやる意味を感じられない」ものを
今日完成まで持っていったかと言うと
走れメロスは、フルで朗読も録ったから、
— (V)・∀・(V)かにぱん。🦀🍞@つくば (@kanipan666) February 5, 2020
「語彙力をオミットしてリライト」
した上でそれを朗読までやれば、「誰でも出来る」ことじゃなくなるしアリだな
つまり、クソ語彙小説化した上で朗読までやるってやつは
「自分以外にあまりいなそうだし、音声化で面白さが更に上がるかも」
と思えたからだ。
だから読み上げる前提の原稿として続きを書き始めた。
「クソ語彙」「語彙力低下」っていうけど、実際はこれまた
「小説であまり使われないような口語表現、日常会話表現、俗っぽい言葉(スラング)に書き換える」
というような意味でしかない。
さくらんぼみたいに「そのコンテンツで普段ならあまり使われないような語彙に置き換える」というのと同じで
使われてる語彙そのものがクソという意味ではない。
(ちなみに2016年時点で「クソ語彙小説化してみた」ってツイートしたとき、Twitterトレンドに
「クソ語彙小説」があって、オリジナルクソ語彙小説書き出しツイートとかが色々あった。
そのトレンドに合わせて「クソ語彙小説」と言ってるんである)
日本人は「日常会話用語彙」「書き言葉用語彙」「新聞用語彙」「小説用語彙」「歌詞用語彙」を持ってて
なんとなく頭の中でそれをジャンル分けしていて、無意識にすべてをそれなりに読み書き出来てるけど、
無意識すぎてジャンルを分けてること忘れてて逆にすげえなっていうのがこのネタの本質なので。
だから今回はやたら「なんか」「ヤバイ」「マジ」「ガチ」などを多用したり、
何か言っているようで何も言っていないクッション言葉(「なんかあのあれだ」とか)を挟んだり、
難しい熟語とかはなかったことにするか平易な表現に置き換えた。
例えば原文に出てくるのだと「歔欷(きょき)」とか日常で絶対使わない。
小説専用語みたいなものじゃないか。
つまり、さくらんぼをクソ真面目化する時に使うような言葉だ。
で、これが
>群衆の中からも、歔欷(きょき)の声が聞えた。
って感じで出てくるので、
>ギャラリーももらい泣きしだした。
に書き換えるんである。
歔欷は「すすり泣き」の意味なので「もらい(泣き)」の意味はないけど。
まぁ色んな書き換え方はあるよね。
ギャラリーも鼻水すすりだした。
とか
ギャラリーも泣き出した。
とか、とにかく「歔欷」がわからない人にも情景が伝わる簡単な言葉に変えるってのが本題だし。
読む時は、とにかく真剣にサクサク読んだけど、読み終わって編集し始めたら笑えたw
自分で何回聴いても笑うので、少なくとも私の笑いのツボにはヒット。
いや、まぁせめて作ってる本人が
「超面白いもん出来たwwwww」
って思うもの作らないと嘘じゃん? と思うし何度も自分で笑うのは良いことだと思う。
パブリックドメイン作品で、このくらいの長さの話なら、またクソ語彙化しても良いかもと思ってる。
蜘蛛の糸や羅生門とかなら長くないから候補に入るか?
コメント
コメント一覧 (3)
逆転の発想からの着手だったのかw
あれを聴いたときは新しいシリーズができる!くらいの衝撃を受けたww
走れワロスはよく笑わずに朗読しきることが出来たのww
たしかに朗読まで自分でやろうとする人はいなさそう!
どちらもいつか2作品目を期待したいw
こういう改変ネタやるときは「どれを元ネタにやるか」も重要だと思うから、
「これはバッチリハマって面白くなるぞ!」って確信出来るやつでやりたいんだよねw
「さくらんぼ」は究極形態って感じがするから、これを超える楽曲を
自分の中で探すのが大変そうだなって思ってるw
意外性があるほど面白かったりするし、元ネタ選びは大事だよね!
1作目が超ハマる出来だけにそれを超えるのは至難の業だw
「さくらんぼ」には「蒸し返せ!!」っていう決め所もあるしなぁ、甘い恋愛もので対抗馬を探すのも難しいw