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8月25日、狩猟音楽祭2018 IN 東京に行ってきましたー!!

同日、東京スカイツリータウン ソラマチにあるプラネタリウム「天空」で、
KAGAYAさんのプラネタリウム番組「星の旅」も見てきたので、合わせてレポります!


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音楽祭は夕方からなので、昼のプラネタリウムを予約して見に行きました!

プラネタリウム「天空」は、東京スカイツリータウンにあり、駅から直結のビル内にあるので、
仮に天候が悪くても、押上駅にさえついてしまえば、そこからは外を歩かずに到着ですよ!
良い立地ですね!

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今回見るのは、KAGAYAさんのプラネタリウム番組「星の旅〜世界編 ロングバージョン〜」です。

KAGAYAさんのサイト
KAGAYAさんのツイッター

KAGAYAさんはイラストレーター・写真家で、
KAGAYAさんのものだと意識せずにジグソーパズルなどの商品を見たことがある人もいるかもしれません。
「あ、これってKAGAYAさんの絵or写真だったんだ」
ってなるかもしれませんね。
ツイッターでも、天体イベントの日(月蝕とか流星群)には、肉眼で見られない精密な写真を公開しているので、
フォローおすすめです。
日本で天候がすぐれない場合でも、KAGAYAさんは世界を旅して写真を撮ってアップしてくれるので、
毎回の天体ショーを楽しませてもらってます!

それで、プラネタリウムってつくばにもエキスポセンターがあるので、近くにあるにはあるのだけど、
KAGAYAさんの番組を見たかったので、調べてみたら「天空」でやってるー!ってなってチケット取りました。

プラネタリウムに行くの自体、いつぶりだかわからないですね……。
小学生か中学生の頃に、館林の科学館で見たのが最後か、大学生の頃に一度エキスポセンターで見たっけ?
というあやふやな記憶です。


それで、KAGAYAさんのプラネタリウム番組って意味ではもちろん初めて見たのですが、
映像も音楽も凄まじいですね!!!
更に、今回はナレーションを安元さんがやっていて、落ち着いた深い声なのですごくまったり見られました。


番組開始直前に流れるコニカミノルタのCMが、やたらVRサファリっぽくて
「えっ、KAGAYAさんのプラネタリウム番組ってこういうのなの!?」
って驚いたけど、CMだったというオチw

そして実際に本編開始。
サントラの雰囲気は、あえて想像で補ってもらうため他アーティストで喩えると、
「神々の詩/姫神」とか、志方あきこさんの多重ボーカルとかのように、
エスニック+多重ボーカルorスキャットのような感じで、「夜に、星空を眺めながら聴きたい音楽」だったので、
すべて見終わってからグッズコーナーでCDも買いました。

今日は、狩猟音楽祭の物販で、2017年分のCDを買うつもりだったけど、
そっちをやめにして急遽こっちを買いましたw
そのくらい、観劇中に感銘を受けて
「この音楽を家でも聴きたい!」
と思ってしまいました。
自宅用のプラネタリウム機器もあれば、それをつけながら聴きたいですねw

それから、当初予定していた、フォトエッセイの購入も。
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番組内容は、「世界中を旅して星空を見て回る」疑似体験をするような感じで、
北極の星空から南極の星空まで、地球上のあらゆる場所で見られる星空を見られます。
本来、その場所まで行って、しかも天候にめぐまれ、良いカメラか望遠鏡がないと見られないようなものなので、
すごく得した気分になります……。
この番組を作るのに3年かかったらしいのですが、どう考えても撮影に行くのにかかる費用もバカにならないはず……。
例えば、オーロラとか、南十字星とか、ウユニ塩湖とか、それが見える場所へ行かないと見られないもの。
そういうのを、ぜ〜〜んぶまとめて見られるので贅沢な番組でした。

天の川も、山の上で見たら町中で見るよりは少し濃く見えるけれど、
実際近視の肉眼で見えている星の数は、かなり限られているんだなぁ〜と思いました。
肉眼だと、川っていうほど星が密集しているようには見えないのが、
KAGAYAさんの写真や映像だと、本当に「川」!

それに、星だと思っているものも、星じゃなくて「銀河(星々の集まり)」だったりするし、
見えるものはその中でもかなり明るい恒星だけで、地球より小さいものから大きなものまで様々。
すべてが人間の足では行けないくらいに離れているし、
仮に人間がその星に降り立ったら、一人の人間が歩いて旅し尽くせないくらいに広い大地になっているはずで、
宇宙の広さを考えるといちいちあっけに取られてしまいます。

そして、それを考えると、自分がその宇宙や地球の一部であるという不思議とか、
悩んでいることがちっぽけなのではっていうことに思い至ります。
だから、空を見るというのは、KAGAYAさんの言うように「勇気をもらう」ということなのだと思います。

プラネタリウムは、撮影された映像であって直接見る星空ではないけれど、
それでも肉眼で見えないものまで見えるので、より一層
「宇宙ヤバイ」
という気持ちになりました。
定期的に「宇宙ヤバイ」という気持ちになるのは、前向きに生きるために必要なことだと思うので、
今日は「星の旅」を見たことで
「これを力に、しばらく生きていける!」
という気持ちになりました。


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狩猟音楽祭は去年初めて行って、今年からはリピーターです。
去年の記事

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今年は、ワールドも発売になったので新曲が多めかな!?
ワールドからはどの曲が演奏されるか楽しみ!
そんな感じでハンター席をとりました!
(↑ハンター席のチケット)

特典は、ストッカーでした! おちょっぱとか入れられるよね!
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実は、私が今回一番「演奏してほしい!」と思っていた曲は、瘴気の谷の大型モンスターBGM
「禁断の地へと誘う獣らの囁き」
でした。
――が、この曲は演奏されませんでしたw

かといって、演奏会自体には全く不満はありません。
「禁断の地〜」は大抵バゼルが乱入してきてバゼルのBGMで上書きされるので、
曲のサビに到達する前に中断になるから、サビを意識して聴いたことないと、
この曲のカッコよさを知らない人も多いかも知れない。
(ちなみにバゼルのBGMの方は演奏されたwwww)
改めて、フルサイズで聴いてこの曲のカッコよさを知ってほしいです!
生オケでも聴きたかった!!
ちょっとシンセ使ってるから、そこをどうするかが課題になるけど。


ステージは、2部構成+アンコールになっていて、前半ステージはワールド「以外」から、
XX村メドレー、テオ・クシャのメドレーや、ジンオウガ、ブラキ、4のOP、ゴアマガラ、ラオ、バルファルクなどが演奏されたので、
すでにワールドに参戦しているテオ・クシャに加えてジンオウガ、ゴアと来ると、
これらのモンスターもワールドに来てくれるのかな!? と期待しちゃう!w
特にジンオウガはワールド画質でバトルしてみたいですね!
スラアクで行ってもそこまで相性悪い相手でもないし。
ゴアマガラ・シャガルマガラも、ワールドの「古龍調査」という意味では出てきておかしくない種だし。
ブラキ来たら、また爆破武器が増えるな……。

それにしても、テオ・クシャは「古龍の双璧」という感じのカッコ良さ。
どちらも、モンスターのデザインと楽曲両方に「風格」が感じられます。
クシャは、2のOPが流れて「そうそう、これこれw」ってなりました。
(↓の動画の9分30秒くらいから)


あのオーケストラの音圧で、バックのスクリーンに実際のゲーム映像が流れてくる時
いつも鳥肌が立ってしまいます。
映像は、モンスターが「主役」なので、基本的にハンターさんが攻撃を食らって吹き飛ぶシーン詰め合わせになってて、
「今のはガードか回避して!」
ってなるけどwww
「モンスター強い、恐ろしい、怖い」みたいなのは伝わるんだけど、戦ったことあるモンスターの場合は、
「今のは避けられる気がする」
って思ってしまうのは、多分ハンターさんなら気持ちわかってくれると思うんだw

ジンオウガ(閃烈なる蒼光)は、ゲストのHIDE×HIDEさん(尺八・三味線)とギタリスト2人の計4人が
オケの前に加わって、熱いソロ合戦を見せてくれました。
ディストーションの効いたギターのヘビィなソロに負けじと、尺八の方も熱く、重みのある音を奏でて
例えば「ラップバトル」みたいに、ソリスト同士が音楽という言語を使って対話するものなんだなって思いました。

ラオとバルファルクは、去年好評だった「コーラス隊つき」の演奏での再演でした。
この2曲は、確かに去年の曲目の中でも印象的で、コーラスがやはり鳥肌ものです。
今年も聞けて良かったし、久々にバルファルクを狩りたくなりましたw


後半が「ワールド」ステージで、曲間MCには作曲チーム3人が出てきて、
楽曲製作に関する裏話なども聞けました。
10年以上(2の頃から)一緒にモンハンBGMを作ってきた3人だそうなので、
過去作との比較みたいな観点からも、ワールドBGMの作曲での工夫とか苦労についてお話されてて面白かったです。
例えば、今回はエリアチェンジの時にロードがないので、すでに交戦開始している場合に、
「Chaseパート」があるから、楽曲数の物量自体が前作までより増えた、とか。

小宮山さんは、まだまだデザインも全然固まっていない段階でネルギガンテの狩猟BGMを作ることになり、
「視覚的な情報はなし、看板モンスターで、コンセプトは魔王・割と速い・再生する 以上」
みたいな依頼だけで曲を作って、そのまま1年寝かすことになったらしく、
それはもうどちらかというと、「曲ありきでモンスターがデザインされた」くらいの
工程になってるんじゃないかと思いましたw
1年も寝かすとは、さすが寝るギガンテ。
「魔王で、割と速くて、再生する」っていうキーワードだけで、「そういうイメージの曲」を
作らないといけないから作曲する人大変だなぁと思いますが、
でも実際私の周りの作曲出来る人も、そのくらいのキーワードでイメージに合った曲作るから、
作曲出来る人にとっては普通のアビリティなの?? と思ったりもw
作曲出来ない人からすると、「そんな単語数個聞かされてもメロディ浮かばねえわ」って思うんだけどw
小宮山さんのお話だと、
「魔王だからブラスがパパーン!みたいで、速いからどんどこどんどこって鳴らして、
再生するからストリングスとかでティロリロリロ↑って何かが生えるみたいな表現して」
と言っていたので、メロを考えると言うより、
「どの楽器パートにどのような音の”動き”をさせるか」
で曲を作っていくのかなと思いました。

でも、そのあと、
「こんな演奏しにくい曲を作ってすいません」
と楽団員さんの方に向かって頭を下げていたけどw(2回も)

そんなわけで、ワールドステージの方では、メインテーマの「星の駆られて」はもちろん、
古代樹メドレー、バゼルギウス、ヴァルハザク、ネルギガンテが演奏されました。
そういえば、マムタロトの最終形態のBGMには、クシャとジンオウガの曲のフレーズが混ざっているんだけど、
マムは演奏しなかったものの、クシャとジンオウガは前半にあったなぁ、じゃあ実質マムだななんて思いました。


楽曲は、何が演奏されるか先に知りたくなかったので、帰ってからパンフレットを見ました。
(パンフにアンコール以外の演目すべて書いてある)

それで、楽曲ではなくて「SE(効果音)」に焦点を絞ったコーナーがあって、
それもなんと6ページもあるんですよ。
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こんな感じで、ハンターさんの足音とか、採集行動時の「物」の音や、モンスターの鳴き声まで、
どういうコンセプトで、どのように録っていったかということがかなり細かく書いてあります。
特に、オドガロンのテーマが「仏具」だったのは意外でしたwww
例えば、ボルボロスは「機関車」だし、\ポピー!!/って汽笛鳴らしながら突進するからわかるんだけど、
オドガロンが「仏具(特に木魚)」だったのは気付かなかったww
今度、オドガロンと戦うときに、どのへんで木魚の音が鳴っているか気をつけてみなきゃw
オドガロンは、クンクン匂いを嗅いでいる時や、鳴き声、悲鳴などが全般的にイヌっぽいので、
そういう口から出る音はイヌなのだろうけど、他のSEが仏具なのだと思う……。
仏具……。

それから、パンフには「星に駆られて」のスコア(楽譜)まで載ってて、なおかつオーケストラ用なんですよ!
ピッコロ、フルート……って感じでパート分けてあって……
去年のパンフには、トラベルナとかの楽譜があったのだけど、ピアノ譜って感じだったからなあ。
まさかオケ譜載ってくるとは驚き……!!

あと、その「星に駆られて」はコンサート本編の最後に演奏されたのだけど、
スクリーンに投影されたオープニングやPV映像などがあいまって、
「うわーー!! このゲームおもしろそうだな、早く遊びたい!」
っていう、発売前の期待感がリアルに蘇ってきました。
もう1000時間遊んでるのに、
「なにこれあそびたーい!!」
っていう気持ちww さんざん遊んどるがな!!!ww
でも、それに加えてゲーム本編で
「古龍が新大陸に渡るのは、その生命を終えるため」
っていう事実に確信を持った時の、胸が熱くなる感じも混ざってきてグッと来ました。


アンコールは、まず猫飯BGM「めしあがれ!〜料理長自慢のマイセット定食」でしたw
去年のアンコールで「モンニャン隊発射!」したときみたいに、指揮の栗田さんがノリノリで会場を煽り、
みんなで手拍子。
2曲目は、予想通りイビルジョーのテーマ「健啖の悪魔」でした。

最後は安定の「英雄の証」で締め!!!!!!

今年も良いコンサートであった……。
来年は、モンハンが15周年、狩猟音楽祭は10周年ということで、一層期待が高まります。
仮に来年新作が出なくても10周年記念コンサートはあるのだと思いたい!
でも、15年分の楽曲となると1日じゃ演奏しきれない量あるし、何をどのくらいやるのか……
少し長い演奏会になってもいいから、沢山欲張った演目を楽しみたい気もします。
来年もハンター席を取るぞおー!!!!!