いや、正確には、本当にマザボが故障したのかは、確認できてないけど。
だがともかく、故障の最初の兆候は3月末。
突然PCがフリーズしたのだ。
OSはWin8.1だから、フリーズなんてこれまで滅多になかった。
そして、このPCはWin8.1にしてから約2台目(一部パーツ交換したから)だが
使い始めたのは2016年10月、それからは安定していてフリーズすることはなかった。
(それにしても、PC改造のときに詳細をブログに書いておいてよかった。
こういう記録は後でそれが壊れたとき、すごく貴重な情報源になるから。
この記事もきっと後で役立つだろう)
で、3月末〜4月頭にフリーズの頻度があまりに急激に上がったので、イベントログを確認したら、
Appleのデバイスを使うのに必要な「Bonjour」っていうソフトが、1ヶ月以上に亘って、毎分のようにエラーを吐いてたことが判明。
でもこれ、イベントログ見たら書いてあるけど、表向きエラーメッセージとかが表示されるわけではなかったので、
こんなことが起きてたとはつゆ知らず。
ちなみに「Bonjour」は、AirPlay機能を使うのには必須なので、「Apple製の携帯やタブレットの画面をPCに映したい」って場合は、
サービスを停止するわけにはいかない。
そこで、このサービスを停止しないでエラーを止める方法を調べたところ、どうやら何か他のものと
ポート競合を起こしているのが原因らしい。
それで更に調べてみると、「5k player」という、まさに「AirPlayで携帯デバイスの映像をPC側に映し出すソフト」とポートが同じだった。
5k playerは、iOSのバージョンが10に上がっている場合どうせ使えない。
だから、「Bonjour」はサービス維持、5k playerのアンインストールをすることで、とりあえずポート競合による
アプリケーションエラーの頻発は幕を閉じた……。
尚、2月頭に携帯の機種変更とiPad Air 2の導入をしたときに、Airplayを使うため5k playerをインストールし、
「iOSのバージョンが10に上がってしまってるから使えない」
というオチになっていたのだった。
その段階で5k playerをアンインストールしておくべきだった。
(いつかまた使えるようになるかもしれない、と思ってとっておいたのが間違い)
しかし問題はここから。
「Bonjour」が毎分エラー吐く状態はこれでストップできたのに、尚PCがフリーズするんである。
そこからは、だいたい一日に1回。日を追うごとに増していき、4月10日には、3時間に1回とかになってきて……
考えてみれば、「Bonjour」がエラーを吐き始めたのは、2月6日頃から。
でも、フリーズは3月末まではなかったわけで。(その間のうち26日間くらい日本を離れていたとはいえ)
じゃあフリーズが起こった前後は何をしてたかというと、
「キーボードとマウスを買い替えて、Windows Updateをしてたな……」
ってことで、一旦その段階まで”復元ポイント”を使ってロールバックすることにした。
その結果、復元が失敗……。OSが起動しなくなってしまった。
仕方がないので、クリーンインストールを決行。
Cドライブには、そもそもOSとアプリケーションしか入れてないので、クリーンインストールしてもダメージはほぼないのだ。
ここで、新しい問題。
「修復しようとしています(修復できるとは言ってない)」 pic.twitter.com/Bf13eJZP6b
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月9日
sfc /scannowを試す。
コマンドプロンプトが使えるので、
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月10日
sfc /scannow
すると、「修復したから適用のために再起動してね」と言われる
再起動してもう一度sfc /scannow すると、同じことを言われるww(多分修復されてない) pic.twitter.com/FCNe69AqFN
どうせ関係ないと思いつつ、マザボのボタン電池交換したけど、やっぱりこれが出るので、マザボとCPUと電源買い換えるかな pic.twitter.com/6R5ukMYgBg
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月11日
OSのクリーンインストール、メモリ差し替え、マザボの電池交換などなど、ハード的に手元にあるもので出来ることを色々試すが、
何をやってもこのブルースクリーンになってしまう。
他にも、インストールディスク経由でコマンドプロンプトを立ち上げてのチェックディスクとか、
フォロワーさんからリプライで送られてきた”「DISKPART」からパーティション削除してOSインストール”とか、
とにかく色々試したけれど、何をやっても最後は、
ATTEMPTED_EXECUTE_OF_NOEXECUTE_MEMORY
のブルースクリーン。
更に悪いことには、このエラーメッセージでググって出て来る情報を頼っても、改善されなかったこと。
エラーメッセージでググっても、これだー!ってものが見つからないのは辛い。
ちなみに、DISKPARTからのパーティション削除についてメモっておくと、
DISKPART>list disk
で、ディスクのリストを出してから、「sel disk 0」でディスク(Cドライブ)選択。
「list par」でパーティションのリストを出してから、「sel par 1」などでパーティション選択して、
「del par override」で順番に全パーティションを削除していく。
その後、「create partition primary」で新規パーティション作成してから、cmdを閉じてOSインストールだ。
効果なかったけど。(原因は後述)
ここまで来ると、HDDかマザボかCPUか……というハードの問題としか思えない。
そもそもこのマザボはお下がりで、少し型も古いし、もらった時からメモリ周辺が少しおかしかったのも事実。
それに、去年10月にこの改造を施した時点で、「次の新PCまでの繋ぎ」としてキマイラを組んだわけだから、
「繋ぎきれない状態になった」と考えておとなしく買い替えた方がいいだろう…。
またこの先5年位安定して使えるものを新たに作ろう。
ということで、パーツ選び。
パソコンが使えないので、9年前くらいのネットブックを起動して、ブラウザの重さに耐えながらなんとかパーツを注文!!
奇しくも、パーツ選びを始める3時間前に、Ryzen5が解禁になったばかりで、
「6コア / 12スレッドは、すごそうだな……」
と思って少し試してみたい気持ちもあったけれど、価格的に結局i7 7700の方が安いので、いつも通りintel×ASUSに落ち着いた。
4月13日、パーツが届いたので早速組み上げる。
HDDは、おそらく壊れていない+仮に壊れていたら後で追加購入ということで、継続使用。
今回は、ケース、電源、マザボ、CPUを新しくすることにした。
ケースは今までANTECのSOLO BLACKだった。
ANTECは、重たいけれど静音に定評のあるコスパのいいケースを出している。
だが、今回はCPUクーラーのメーカーに合わせてCOOLER MASTERのSilencioシリーズに乗り換えた。
COOLER MASTER -Silencio 452
マザボ、CPU、メモリは、セット商品。
Intel Core i7 7700K+DDR4-2400 8GB×2枚+ASUS STRIX H270F GAMING 3点セット
尚、CPUクーラーは前回の改造時に購入したCOOLER MASTERのHYPER 103
まだ半年しか使ってないしな……。
電源はCorsairの静音650W
さぁ組み立てだー!!
まず、先代「Gackt5号機」より、CPUクーラー・HDD・光学ドライブを取り外す。
というかパーツすべてバラす。
お疲れ様ー!!!!! pic.twitter.com/Qwh7Umukv9
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
Silencio452を開ける。
やっと届いたよー……
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
さて組むぞー pic.twitter.com/8e7oanlXrA
今回のマザボは黒い。
マザボかっちょいいー pic.twitter.com/1tU7LRT1uN
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
CPUとクーラーついた pic.twitter.com/lRMn6qiOFc
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
3時間後――
できたー
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電源入れてみっぺ pic.twitter.com/RGZLlhvd5d
PCを組む人はわかってくれると思うが、
パーツを接続することそれ自体より「どのように配線をまとめるか」という工夫に時間を吸われる。
今回の箱は、「ケーブルホール」を通してケーブルを背面に回せる”裏配線”仕様。
空気の流れ(フロント→CPUクーラー→リア排気)を阻害しないようにケーブルを束ねたり、避けたり……。
てか、3.5inchのスロット6って多すぎじゃろwww
どうせ内蔵は現状2ドライブだし、電源配線の関係でかなり間を空けて突っ込んだw
これで、i7 860→i7 7700Kに進化!!
きっと速くなったと実感できるであろう。
BIOSきたー!
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
いや、来ないとおかしいんだがww pic.twitter.com/deliKrY8g6
マザボめっちゃ光ってるww
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
閉めたらどうせ見えないのにww pic.twitter.com/MzRS3odW9p
うおおおおお!!!OSが入りそうだあああああ!!!!! pic.twitter.com/BGWPZYRC91
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
ここで私はひとつの失敗をする。
RealtekのUSB無線LANデバイスを挿してしまったのだ。
(せめてLANケーブルをさすべきだった)
その瞬間――!
ぐわああああああwwwwな、なんでえええええww pic.twitter.com/6K7P87gLyV
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
スタートアップ修復を試みるも……
ここも症状変わらんなぁ
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
HDDだけを買うべきだったか… pic.twitter.com/dmuz6e45dl
こうなると、前のPCから抜いて指したHDDが悪いのか? と思ってしまうが、
私は無線LANの方を疑うことにした。
何しろ、パーソナル設定画面にはいけたのだ。
前のPCではそこにもたどり着けずブルースクリーンだったわけで。
そこで、無線LANを抜いてから、もう一度OSインストール。
そして――
さっきより進んだ
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
心当たりが的中したかもしれん
だとすると……パソコン変えた意味ない!!!ww pic.twitter.com/Upg4YAtKHK
ここからは順調で、普通にデスクトップに到達できた。
Gackt6号機の誕生だ!!
今のところ、原因として濃厚なのはこいつです!! pic.twitter.com/Z39F5VC0fW
— (V)・∀・(V)かにぱん。@つくば (@kanipan666) 2017年4月13日
実はこの無線LANデバイス、前のPCの「システムの復元」や「クリーンインストール」の際に、
抜き忘れていたのだ!
他のあらゆるアクセサリはすべてはずしたのだが、こいつは背面のUSBポートに挿していて、
小さくて見えなかったからてっきり全部抜いたと思い込んでいた。
でも、これを挿したままでクリーンインストールをすると、次に起動したときに、
これのドライバがインストールされていない状態でPCが立ち上がる。
すると、
ATTEMPTED_EXECUTE_OF_NOEXECUTE_MEMORY
が表示されるのだということがわかった。
度重なるフリーズの原因はわからないままだが、「クリーンインストールの失敗」「スタートアップ修復不可」の原因は、
「ドライバの入っていない無線LANデバイスを挿したままOSを入れようとしたから」だったのだ!
OSをインストールし、ドライバもインストールしてから挿すと、普通に無線LANデバイスとして動き出した。
「ATTEMPTED_EXECUTE_OF_NOEXECUTE_MEMORY」って言われて、
「USBの無線LAN抜かなきゃ」と思うやつはいない。
いないだろう!?
実際いなかった。ツイッターでフォロワーさんが何人も原因を推測してリプライくれたけど、
「Realtekの無線LANデバイスささってるので抜いてください」
と言った人はゼロ! 当たり前だ!w
私自身、これが刺さってることを忘れていたけど、だとしてもこれが刺さってることと
「ATTEMPTED_EXECUTE_OF_NOEXECUTE_MEMORY」
が関連してるとは思わなかった……。
新PCを組むために、パーツを全部バラす段階でようやく
「あ、USBに無線LAN挿しっぱなしだったんだ……」
と気づいたけれど、まさかそいつが犯人だったとはね!!
斯くして、「HDDとCPUクーラーを用意すれば、サブ機が組める余剰パーツ」が誕生したことになる。
強いて言えばOSがない+マザボが壊れていない保証がない、というところか。
そして4月13日。
OSを入れただけでは、まだ環境は整っていない。
まずはアンチウィルス。
Avast!を入れてアクティベーション。成功。
Windows Updateもしよう……。
「更新の確認をしています」画面のまま進まない。
試しに放置して寝てみたが、14日に起きてもまだ確認してる。おかしい……。
調べてみると、こんなページに行き着く。
Windows 10/8.1 で更新プログラムの確認が遅い・終わらない場合の対処法
ここで言われていることは、
「KB3173424を手動で入れないと、コントロールパネルのWndows Updateからの更新プログラムインストールはできない」
ということなので、とりあえずKB3173424とKB3172614をインストール。
だが、こちらもスタンドアロンインストーラーが黙ってしまうので、これについても検索。
とりあえずコントロールパネルから、「システムとセキュリティ」>「Windows Updateで問題を解決する」をすると
問題が発見され、解決済とも出るのだが、アップデートをかけて再起動すると、
「お使いの PC はこのバージョンの Windows でサポートされていないプロセッサを使用しています。更新プログラムは利用できません。」
と言われてしまう。
なんと、第7世代といわれる今回のCPUは、Windows10のみがサポートするらしく、
8.1を動かしたかったら、むしろ古い方のCPUを使わないといけない……。
マイクロソフト、今後の新CPUでは最新Windowsのみサポート。Skylakeで 7 / 8.1 は移行期間18か月のみ
例えば、
Windows 8 / 8.1のWindows Updateで更新プログラムが正常にインストールできない場合の対処方法
これとかをやっても意味がないのはそのため。
他にも、読んだもの。
終わらないWindows Updateを爆速に治した方法
けれど、最終的にたどり着いたのはこの結論だったのである。
Windows の更新プログラムをスキャンまたはダウンロードするときに、"お使いの PC はこのバージョンの Windows でサポートされていないプロセッサを使用しています" エラーが表示される
早い話が、「Windows10買え」ということである……。わかりました……。
というわけで、マザーボードP7P55Dと、CPUi7 860と、ケース、電源、Win8.1が宙に浮いたことになるので、
CPUクーラーとシステム用HDD1台を用意できれば、サブ機としてのWin8.1マシンを作れる。
(ただし、冒頭に書いたようにマザボが故障していない保証もないところがアレ)
実際、「サブPCで動画のエンコードをしながらメインPCで生放送」とか、したい時もあるので、
サブ機があると助かるのは事実だ。
CPUクーラーとHDD1台なら、来月になってから用意できるだろうか……。
だがマザボが万一故障していたら、逆にマザボ以外のパーツが無駄になる……。
とりあえず、明日新しいPCにWin10を入れて、環境を早く整えていきたい。
Windows Updateが使えないと、.Net Frameworkなんかも一切入れられないので、
割と使用制限がキツイPCになってしまうのであるw
私は4月10日、来るFF10-2実況配信のために、アルティマニアを読んで、
エピソードコンプリート、リザルトプレート・アクセサリコンプリートについて予習していた。
大体することや手順を把握したので、もういっそ今日配信を始めようかな、とも思ったのだが、
その直後に2度PCがフリーズ。
そこからの修復劇であったが、今にして思えば、あのタイミングで配信など始めなくて本当に良かった。
完全に尻切れトンボになるところだった。
本当にパソコン環境が落ち着いたと確信できたらやることにする。
今、仕事が来た場合は対応出来るけれど、動画編集や生放送するには不安定と感じるので、
まだ数日はそういう活動はできそうにない。
フランスから帰ったら、色々歌を録音したり、ゲームしたり、配信したりしたかったけれど、
実際MHXXしかできていないし、それも配信上ではまだ一度もやってない。
心が焦るけれど、落ち着いて良いパソコンにするので、もう少し待って頂きたい!!
(ルーマニア#203の動画公開も、このパソコン故障事件で1日更新できない日があったけど、
ここからはまた毎日更新できるようにしたい!)
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