見たかった「スターウォーズの新作」がまた見られた、という感動!
「ローグ・ワン」は、「スターウォーズ エピソード3.9」である!!
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今日は、朝一に、世界を揺るがす訃報が飛び込んできました。
EP4〜6のヒロイン、レイア姫を演じた女優のキャリー・フィッシャーが27日、亡くなりました。
4日ほど前、飛行機搭乗中に心臓発作を起こして入院していたそうですが、そのまま帰らぬ人に……。

先月16日には、EP4撮影当時のハリソン・フォードとの不倫関係を暴露して話題になっていたけれど、
次に流れてくるニュースが訃報になるとは思いませんでした。
多分私だけでなく、誰ひとりとして予想していなかったことでしょう。
本当に、急死でした。
EP8は撮り終えてあるとのことですが、それが最後の出演作品となるわけですね。


レイア姫は、私の中の、物語に出てくる「お姫様」に対する固定観念を突き崩してくれたキャラクターです。
やはり、“童話”に出てくるお姫様は、待ってるだけとか、守られてばかりの女性像なもので、
小さい女の子が最初に抱くお姫様というのはそういうものになりやすいと思います。
でもそれは「固定観念」にすぎないのです。
例えばレイア姫とか、リボンの騎士とか、ナウシカとかは、「勇敢なお姫様像」です。
しかもレイア姫は、良く言えば勇敢ですが、“勝ち気”とも表現できます。
それでも、美しく、女性的なところも当然あって、決して「可愛くない女」ということではありません。
お姫様だけれど、自分から率先して動くリーダーでもあり、カリスマ性も持っているわけです。
そうか、お姫様というのは、ただ「高貴な血筋に生まれた」「守られるべきもの」でなくてはならないということはなく、
「リーダー的な存在」として描く事もできるんだ、していいんだと、(おそらく生まれて初めてSWで)気付かされました。


そして、今作「ローグ・ワン」の主人公ジン・アーソも女性であり、信念を持って突き進む勇敢な「戦う女性」。
高貴な身分というわけではないけれど、「自分が率先して動く」点でレイア姫を彷彿とさせます。
最終的に、ジンの託す「希望」は、間接的にレイア姫の手元に渡るストーリー構成となっており、
戦う女性から、別の戦う女性への「希望」のバトンタッチがなされていく過程が描かれています。
スターウォーズは第1作がエピソード4なわけですが、1〜6までずっと、レイア姫やアミダラのような女性を描くことで
「性別如何によらずどんな人達も平和のために戦っていくスペースオペラ」になっています。
だからこそ、今作主人公ジンが誰よりも前へ前へと突き進むのを見るにつけ、、
「あー私は今スターウォーズを見ている!」
という気持ちになりました。

けれど、もちろん私が「スターウォーズ」を感じたポイントはそこに留まりません。


やはりスターウォーズといえば、「フォース」と「空中戦・宇宙艦隊決戦」です。
この部分は、是非4DXで見て欲しい部分です。
一般家庭では良いスピーカーとスクリーンを用意できたとしても、4DXシアター化は難しい。
よほどの富豪でないとw つまり、それはもはや「一般」家庭ではないのでは? と仮定せざるを得ないw

まず、3Dメガネをかけることにより映像の「奥行き感」がガラリと変わりますので、
ただ大きなスクリーンで見る時よりも、さらなる臨場感が感じられます。
まるでその場に居合わせたような感じです。
近いものは近く、遠いものは遠く感じます。

その状態で、椅子が映像に合わせて上下左右に動くため、スターウォーズの艦隊戦シーンは、
まるで自分が乗って戦っているような感じです。
ディズニーランドで「スターツアーズ」に乗ったことがある人にはわかると思いますが、
スターツアーズは、5分程度の搭乗ですよね。
あれが2時間超続くんですよw
スターツアーズだと、搭乗時間短くて物足りないなーもっと乗りたいのに……という人は、
いますぐローグ・ワンを4DXで見るべきですww
ディズニーランドに入るより安いし、見に行かない手はないですw
逆に、スターツアーズで酔ってしまう人は、2Dで見たほうが良いでしょうwww

ちなみに、初めての4DXだったので、4DX自体の感想?というか説明もちょっと書いておくと、
(私自身、4DXでは何がどうなるのか全部は知らなかったので、今日初めて身をもって知りましたし)
椅子が上下左右に動いて浮遊感や落下感を演出するだけでなく、(落下感はそこまで強烈ではありません)
雨が降っているシーンで登場人物が屋外に出ると、一瞬だけ座席にも雨が降ります。
映像で雨が降っている間中降るわけではないので、そこまで濡れませんが、
鬱陶しいと思うなら、座席にあるスイッチで、「雨演出」をストップすることも可能ですw
涙もろい人が映画のラストで流す涙の総量の方が多い程度の雨量ですのであまり気にしなくていいと思いますが。
それより、映画館で借りたブランケットで涙を拭かないようにしましょう。
また、雨とは別で水しぶきが前方から「スプラッシュ」するパターンもありますし、
銃撃戦のシーンでは、背もたれの耳のあたりからも空気が「プシュ!」と吹き出して狙撃されますw
サバゲーの一種か?みたいなw
あと爆発が起こると前の方でスモークがもくもくします。
そしてスモークの影響で甘ったるい匂いがしますw
更に、「後ろから何者かに殴られる」「人が倒れ込む」シーンでは、背中のあたりを後ろから軽く小突かれますww
初めての4DXで一番驚くとしたら、多分この「小突き」ですね!ww
後ろの座席の人に「背もたれ蹴らないでもらえますか?」とか言っても無駄です!
それは濡れ衣です! スプラッシュの影響でしょうか、衣が濡れていますよ! 気をつけて!


そんな機能を備えた4DXですから、スターウォーズの空中戦はほんとに「ずっとスターツアーズ」で、
「あれ? これEP1〜6ももう一回4DXで見る機会を設けるべきでは?」
ってなりますw
人生長しといえども、こんなにスターデストロイヤーに「近づく」ことはなかなか出来ませんよ!?w
EP4〜6のリマスター版リバイバル@4DX求む!w



さて、冒頭に書きましたが、「ローグ・ワン」が「エピソード3.9」である点について一応解説しておきます。
帰宅後すぐに、EP4冒頭を確認しましたが、「あらすじ」にこうあります。

遠い昔 はるかかなたの
銀河系で・・・

エピソード4
新たなる希望

時は内乱のさなか
凶悪な銀河帝国の
支配に――
反乱軍は秘密基地から
奇襲を仕掛け――
帝国に対し
初めて勝利を収めた

さらにその戦闘の
合間に――
反乱軍のスパイは
帝国軍の究極兵器の
設計図を――
盗み出すことに成功

それは“デス・スター”
と呼ばれ――
惑星をも粉々にする
パワーを持つ――
宇宙要塞基地だった


反乱軍指導者の1人
レイア姫は――
宇宙に平和を呼び戻すため――
その設計図を携え
故郷へと急いだ

しかしすぐ背後に――
帝国軍の戦艦が
迫るのだった・・・




そしてエピソード4は、「背後に迫る帝国軍の戦艦」が、レイア姫を乗せた宇宙船を追跡・捕縛するところから始まりますよね。
なんと上記引用部の青文字部分が「ローグ・ワン」で描かれていることそのものであり、
時間にして「エピソード4冒頭部分の直前数分」までを描いているのです。
いかにしてデス・スターは作られようとしているのか。
いかにして反乱軍のスパイはその設計図を手に入れることができたのか。
いかにして奇襲は成功したのか。
それらの情報はEP4では描かれませんので、このあらすじの文章で概略を知るのみでしたが、
「ローグ・ワン」を見ることで、「誰が何をしたのか」具体的にわかるわけです。

また、エピソード3が、「ローグ・ワン」よりも更に少し過去を描いていることを考えると、「ローグ・ワン」を表すエピソード値xは
3<x<4
であり、なおかつ4に限りなく近い任意の数値であると考えられます。

こういったことから、「ローグ・ワン」はスターウォーズシリーズ初代3部作であるEP4〜6を愛するファンにとって
かなり有意義な映画体験になるといえます。
スターウォーズ好きは見に行って損はないのではないかと。
勿論、スターウォーズシリーズを「ローグ・ワン」で初めて見るというのも悪くはないでしょう。
ここを入り口にして、4→5→6→1→2→3という順に見れば良いのです!
というか、他を未見であれば、「ローグ・ワン」鑑賞後に4を見る前提で見て欲しいとも思います。
「ローグ・ワン」のみの鑑賞でも、沢山のドラマが詰まっていて、魅力的なキャラクターに溢れていますから、
エンターテイメント性は高いです。
そこに4DXの臨場感を足せば、スターツアーズのような「アトラクション感」も付加されて、
とても楽しく見られると思います。
けれど、お話としては、先程書いたように、「バトンタッチする過程」を描いたものですから、
是非、バトンの行く末も見て欲しいな、と私は思うわけですがどうでしょうか。


それから個人的には、私はスターウォーズの魅力のひとつに個性豊かな「ドロイド」があると思います。
C-3POやR2-D2、BB-8などが有名ですよね。
今作には「K-2SO」という新キャラドロイドがいます。
帝国軍のドロイドでしたが、プログラムを書き換えて反乱軍が使っているもので、
デス・スターの設計図を盗みだすスパイ工作の一助を担っています。
これが、賢く忠実だが、よく喋りすぎるきらいがありまして、まぁしかしそこが「個性」なんですなぁー。
スパイ工作に入った先で帝国軍のひとりに
「何か用か〜?」
と気さくに話しかけられ(こっちは帝国軍の格好をしているのでスパイだと思われていない)
「あなたに用はありません」
と一蹴、脳天にチョップを叩き込むところは
「いやもっと他に言い方ややり方はないのかwww」
と吹き出しましたw


「フォース」に関しては、今回、「ライトセイバーを使う味方」は出てきません。
でも、持たせればおそらくある程度使いこなすであろう「棒術士」のような人(チアルート・イムウェ)は出てきます。
この人が、盲目なのですが、ものすごく強くてまるで座頭市です。
「フォースは我と共にあり、我はフォースと共にあり」
といつも唱えていて、おそらくジェダイの騎士にもなりうる素質があるのでは……と思われます。
(ただし、ウーキーペディアによると「フォース感応能力は持っていなかった」とのこと。信奉者にすぎないようだ)
一方、チアルートのパートナーとして出て来るベイズ・マルバスはフォースの信奉者ではないものの、
盲目のチアルートの「目」であるといえます。
チアルートと常に「二人三脚」で行動し、援護射撃でチアルートを守ります。
チアルートのベイズへの「全幅の信頼」を端々に窺わせるやりとりが、ふたりの人物像を浮き上がらせます。
この、「棒術」での近接攻撃と、「重連射式キャノン」での援護射撃によるコンビネーションがとてもカッコイイです!
全く性質の異なる攻撃手段を持つもの同士が、その能力に欠けた部分を互いに補いながら
「負け知らず」みたいな強さを発揮するのってめちゃくちゃ燃えますよねー。
バトル・アクションシーンで、そういうところがあると胸が熱くなります!

チアルートが欠けてもこの作戦は失敗に終わっていたし、
ベイズが欠けていれば遠からずチアルートが欠けることになるので、ベイズが欠けてもいけないし、
ジンにもキャシアンにもK-2にもボーディーにも、「この人がいなかったら作戦はここで失敗していた」と思うような
その人の「役割」を果たす瞬間があり、登場人物全員にちゃんと「意味」が与えられているところが気持ちよかったです。
その「役割」というのは、彼らの「宿命」とも言えるでしょう。
「そのとき・そこに・その人がいて・その行動を取る」ことの、どの条件が異なっても結果が変わってしまうものだからです。
ゲームのことを引き合いに出して悪いんですけど、時々キャラクターの多いRPGで、
そういう「宿命」を果たすシーンがないパーティキャラクターとかがいる場合もあります。
そうすると、「なんでこの人一緒に旅してるんだっけ」とか、クリアして尚「この人なんだったの…」となったりもします。
逆説的に、全員が「意味」を持っていると、カタルシスレベルが断然違うということの説明ができます。
それも、「実はこの人の過去にこういうことがあったからさ!」「出生の秘密」みたいな設定を突然後出しされるよりも、
物語の成り行き上、そこにその人が”結果的に”配置され、だからこそその人がやるしかない、という形で何かを成し遂げる方が、
カタルシスが大きいことに気付きました。
その物語が始まるより前のことをいきなりバラされる、つまり、隠し設定でどんでん返しするのも
受け取り手を驚かせる「サプライズ」的手法のひとつなのは確かですが、ラストのカタルシスに影響するのは、
実は「成り行き」なのでは……と最近になって思いました。
「ローグ・ワン」はそのへんの配置が結構すんなり入ってきて気持ち良いということですよ。



(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


さて、19日の朝に右足首を捻挫して、21日にレントゲンを撮りに行ったらくるぶしが剥離骨折を起こしていたわけですが、
今日、再度レントゲンを撮ってきました。

ギプスで固めてジャスト1週間ですから、当然治っているわけがありませんが、悪化もしていませんでした。
なので経過としては「良好」と言っていいかもしれません。
「最低5週は固めておく」方針らしいので、まだまだ歩行すらままならない状態が続くようで……。
仕事納めもしたので、エピソード4を見ながら安静にします。
明日からのコミケに行かれる方は、気をつけていってらっしゃっせーー!!