11月のCD発売前夜祭ツアー以来、2度目のGALNERYUSライブいってきました!
今回のがその「CD発売後」のいわゆるレコ発ツアーで、しかも私が行ったのは豊洲PITで行われたツアーファイナル公演です。

というわけで、気合入れてレポしていこうと思います!!!!!
これまでの、ガルネリ関連(?)記事はこちらで。


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


IMG_1524
←こちら、今回の”戦利品”の、不織布バッグ¥1,100と、
アルバム「UNDER THE FORCE OF COURAGE」の封入チケットと交換できる
ライブ特典CDです。

今回は、「豊洲PIT」という、初めて行く会場でした。
PITというだけあって、なんか自動車展示とかやってそうな会場でした。
あと、コインロッカーが豊富で便利でした。

会場は、ゆりかもめの新豊洲駅からだと、出て目の前なのでアクセスも良かったんですが、
小野さんもMCで
「わたし、新豊洲っていう駅があること自体、初めて知ったんですけども…」
と仰っていた通り、私としても、初めて利用した駅でした。
(そして小野さんは、「新豊洲に降り立った記念にツアーグッズを」という販促トークを展開した)


先に会場としての音響の印象とかを書いてしまいますが、ちょっと反響がきつい気がしました。
間奏部分とかでよく、すべての音が跳ね返りあって、混ざりまくって、拍を見失いそうになりました。
ボーカルがあるパートは小野さんの声聴いてれば拍わかるんですけどねw
広くて、手すりも多くて、花道まで出ていて後ろの方にいても時々メンバーそれぞれが花道に出てきてくれるおかげで、
最前でなくとも出演者が割と近く感じられたりして、スペースとしては快適でした!
あと、スクリーンも正面に大きいのと、左右にそれより少し小さめのがあって、映像と合わせたコンサートに合ってますね!

あと、これは完全に余談ですが、前回渋谷で見てきたライブより、カップルが多くて主婦があまり見当たらなかったです。
勿論前回同様一番多いのは若い男性のお一人様もしくは2〜3人のグループでしたが。
もしかして私の周囲にはいなかっただけ? だとすると主婦に限って最前の方に寄ってるという仮説がw


私は、最近イベントに行くときは、ファンレターを書いて持っていくようにしています。
他だと、例えば田中真弓さんのお茶会や、コミケで村田先生のブースに行く際、
ご本人に手書きの応援メッセージをお渡しする、というのが一番モノとしてかさばらないし、
使いみちに困ったりするものでもないしで、差し入れとかより優先してお手紙を用意する、という習慣が身につきました。
ライブの場合は、ご本人と対面は出来ないのでライブスタッフの方に聞いて、お預かり頂ける方にお渡しすることになりますが。

それで、お手紙を前日までに書いていなかったので、高速バス内で移動中に書きました!
字がガッタガタになった!ww

みんな、お手紙はおうちで書こうな!!!!




バスは、電車よりも到着までの時間がちょっとかかるので、新豊洲についたときには、
もうほとんどお客さんの入場が終わっていて、整理番号の読み上げとかがなくなっていました。フリー入場。
18時開演で、17:45に着いたからな……。
別に最前列とか狙ってないのでいいんですけど。
とりあえず、上記写真の通り、特典CDを交換してドリンクを買って、物販で不織布バッグを購入。
今回のカーキ色のライブTシャツ欲しかったな…。(予算オーバー)


会場内は、まんべんなく人で溢れていて、2階席などはないので、完全フラットなアリーナでオールスタンディング。
かなり後ろのほうには、1段上がった花火の桟敷席みたいな空間がありますが、そこは「関係者席」なので入れません。
私は、ほぼ最後列に近い、スクリーンが見える適当な場所で、手すりの近くを陣取りました。
背が低いので、あまり背の高い人の後ろだと、いくら高い位置にあるスクリーンとはいえ見えないこともあるので
結構場所決めるの大変ですね。

ほぼオンタイムで開演。

さて、セットリスト。

<第1部>
Opening Premonition
01 THE TIME BEFORE DAWN
02 RAISE MY SWORD
03 THE VOICE OF GRIEVOUS CRY
04 RAIN OF TEARS
05 REWARD FOR BETRAYAL
06 SOUL OF THE FIELD
07 CHAIN OF DISTRESS
08 THE FORCE OF COURAGE


休憩(10分)

<第2部>
09 STRUGGLE FOR THE FREEDOM FLAG
10 THERE'S NO ESCAPE
11 POINT OF NO RETURN
12 QUIET WISH
  MC
13 ATTITUDE TO LIFE
14 ACROSS THE RAINBOW
15 THE PROMISED FLAG

-ENCORE 1-
16 DESTINY

-ENCORE 2-
17 SILENT REVELATION




それでまず、ライブが終わった直後の感想ツイートを貼っておきます。










今回、最高のライブだった!
どんなに少しずつでもいいから、向上をしていかないと、必ずどこかのポイントで
「前回と比べると前回のほうが良かった」
になってしまうのが、継続していく中で課題になってくると思います。
つまり、毎回「最高」を維持できるのは、毎度「前回も良かったが今回は尚良かった」を続けていることにほかならないと思うのです。
継続することはそれだけで価値があることなわけですが、一方で惰性や妥協があってはいけないものです。
継続も「質」が問われるということですね。
GALNERYUSはそういうところがすごいバンドだなぁと、つくづく思います。


――セットリストを追う形で詳細内容に触れていこうと思うのですが。

ここで、ニューアルバム「UNDER THE FORCE OF COURAGE」の、
「ライブで聴くのが楽しみだった曲ランキングTOP3」をいきなり発表しまーす!
正直、コンセプトアルバムであり、全曲で1つなのだから、ランクをつけるのは難しかったのですが…!!
だって全部聴くのが楽しみに決まっているだろお! 「通して生で聴けるなんてすげえ!」ってアルバムなんだから!
だから、個別の曲でどれが、っていう話をするのが邪道だということは踏まえた上でですが、敢えてw

まず3位は、同率で
RAISE MY SWORD/SOUL OF THE FIELD

まぁ「RAISE MY SWORD」は、今アルバムの「顔」みたいなところはあるし(MVあるから)、
絶対ライブで聴いたら、すごく盛り上がるしアツイってわかりきってるんで!!
そりゃランクインするわ!!!

そして「SOUL OF THE FIELD」は、6/8拍子の使い方が完璧すぎて卑怯なレベルの曲で、
ストリングスが美しいのと、Bメロの英語とサビの頭は皆でコーラス入れるのが楽しいと思ったので。
カッコイイ6/8拍子の曲はこういうもの!っていう様式美が…ああ…素晴らしい。


続く2位は、
RAIN OF TEARS

これはな…歌い出しの小野さんの低音がシビれるし、組曲構成がたまらんのですわ。
で、この曲も、皆で声をあげるパートがあって、そこが楽しみ!だった!!
第4楽章の
DARKNESS, SADNESS, MADNESS, RUTHLESS, ENDLESS CONFLICTION !!!!!
です。
そこから、小野さんの歌唱パートに移ったところのコード進行が好きすぎる。コード信仰だわ。あ、すいません、審議です。


そして、堂々の1位は…
THE FORCE OF COURAGE

アルバムの締めですわ。
この曲はすごいんですよ。いや、全曲すごいのは「いわずもがな」なんだがなw
まず、14分21秒あって、ニコニコ動画的な単位に置き換えると「1rsg(流星群)」です。
「ニコニコ動画流星群を1回聴けるだけの再生時間」です。
それって1楽曲としては、それなりに長いということはわかりますね?
「流星群」はメドレーだから14分あっても、「濃密な14分半で、14分半が短く感じた」となるわけで。

「THE FORCE OF COURAGE」は、メドレーではないんだけど、メドレーのような長さと密度があって、
これも「14分半より短く感じる」し、また「6/8拍子の使い方が卑怯」だし、
10分53秒でラストのサビに入るんだけど、このラスサビの後、サビBがあって、サビBの後サビCがあるんですよ。
だから、最後はそれこそメドレーのように神メロの乱れ打ちで、畳み掛けて
「サビが終わったらサビが来たらサビが来たああああああああ終わったああああああああああああ」
ってなるんですよ。すごいでしょ?

私が畳み掛けたせいで
何言ってるのかわからなかったらCDを買って下さい。


つまり、元々のリフレインであるサビはもうやったので、そこで曲が終わってもいいでしょう、本来。
そこで終わるのが世の中の大半の楽曲でしょう。
そこから、更なる新たなサビ的なメロに繋がって、ここまではまだ
「あ、大サビ後のCメロ的なやつかー、そういうのもあるねー盛り上がるわー」なんだけど、
それが終わってもまだ別のサビっぽい新パートが出てくるんで、
このサビBとサビCは、切り分けて別の曲に独立させてもいいわけですよ。
それを1曲で全部使っちゃうのって、すごく贅沢じゃないですか!?!?
だってそれであと2曲増やせたところを、あえて1曲の中でどんでん返し(?)に使うみたいな!
大体、サビ終わったのに曲がそれ以上に盛り上がって、続いていくのがすごいわ、その「サビぢから」すごいわ。
メロディーセンスの塊だからだわ。

この「THE FORCE OF COURAGE」まで聴いてから、Track02「THE TIME BEFORE DAWN」を聴くと、
やっと全てが繋がるわけで、そういうところもすごい。
アルバムがフラクタル構造。
1楽曲が組曲になっているものもあるが、アルバム全体が組曲になっているという。
だから「THE FORCE OF COURAGE」1曲が、アルバムを総括する1曲でもあり、
アルバムの全体構成自体が、「THE FORCE OF COURAGE」1曲と同様のつくりになっているともいえる。
私は、「フラクタル構造を成してこその、コンセプトアルバム」だと思うくらい、この構成に対しては全首肯大賛成。(内容にも依るが)
だからこそ、「このアルバム…ツアー行くしかないじゃない……!」と思ったくらいだしね!

そんなわけで、大サビからのサビB、サビCに涙2するため、このライブに来たと言っても過言ではない!!過言か!!過言だな…



開演。

アルバムコンセプトである、ある男の戦いの物語がセンタースクリーンで文字と画像による映像で表現され、
バックでは、アルバムのTrack01-02にあたる「PREMONITION」「THE TIME BEFORE DAWN」が。
スクリーンで、メンバーの写真がフラッシュして、曲が盛り上がっていく演出は震えました。
「あーこれから素晴らしい時間が始まるのだー!」

そういえば、豊洲PITの印象としてもうひとつ! 照明が綺麗でしたねー!!


「RAISE MY SWORD」
スクリーンでは、当然MVが同期再生!!


\れいずまいそーー!!!!/
さすが、皆、ウォーミングアップとか要らねえな!!!!w
メタルは様式美の世界だから、お客さんは当然「訓練兵」なわけですよねw
訓練が済んでないと様式美は生まれないので。

早速小野さんやSyuさんが花道に出てきてくれたので、後ろの方で見ていた私の視界にも二人が見えてきて
「あ、花道あるんだ」
と認識w


「THE VOICE OF GRIEVOUS CRY」
この曲の頭は、「RAISE MY SWORD」からノーブランクで繋がっているので、当然切らずに演奏を継続!
間奏のソロパートとかを聴いていて、この曲は結構キメが難しいんじゃないかなぁ〜と
楽器が弾けないながらに想像しつつ、前回のライブのMCを思い出す。
「弾き甲斐のあるソロが出来たよね!」と頷き合う、SyuさんとYUHKIさん。
この曲の間奏は本当に、
「そこちゃんと全員で揃えるのむずくね!?」
ってなるんですよw

あと、前も書いたけどツーバスが鬼w


「RAIN OF TEARS」
スクリーン上で雨が降り始めて、
「楽しみにしてた曲第2位」キターーー!!!!!

しかしこのあたりで、ふと、不安に思い始める……。

まさか、MCナシで「THE FORCE OF COURAGE」までやんのかと。


そして予感は的中

いくらコンセプトアルバムでも、CDとまったく同じ「再生時間」内で演奏しなくても!!wwwww
ただでさえメタルなのに!!!!!ww めっちゃ疲れるじゃん!!!奏者が!!!!!!!!!!!!!
聴いてる方はいいけどw

セットリストの12曲目と13曲目の間にMCがあるけど、その1箇所しかMCなかったの、マジで。
あとは、強いて言えば、アンコールで挨拶したくらい。
第1ステージは、「UNDER THE FORCE OF COURAGE」ステージだから、MCもないし、他のアルバムの曲が挟まることもないの。
いや、なんか奏者の休憩兼ねて、スクリーンで寸劇的な動画が流れるみたいなのとかあるのかなと思ってたんだけどね…。物語音楽だしさ…。
あとは、「多分ないだろうけど、役者さんが出てきてインスト曲をバックに無声劇やるとか?」って思ってた…。
そしたら、なんと、アルバム全曲ぶっ通しで完全再現だったわ…。
その発想はあったがしかし…www

「RAIN OF TEARS」で、「まさか全曲ぶっ通しなの?」と思い始めたんだけど、「SOUL OF THE FIELD」あたりで確信したw
もうこれこのまま最後までいくやつだわ、とww

そして、楽しみにしていた、お客さんが担当するパートは、スクリーンに大きく歌詞が表示されて

非常にやりやすかった ですwww
なんかどっかで見た「弾幕訓練」そのものでした。
「おう、訓練が捗るな」って感じでした。


「REWARD FOR BETRAYAL」
11月のライブでちょいとお先に聴かせて頂いたこの曲。
そのときは、3曲、「RAISE MY SWORD」「THE VOICE OF GRIEVOUS CRY」、そしてこの曲を演ってくれたのだけど、
私としてはなぜかこの曲のリフが一番耳に残ったなぁ。
あの「デデデデッデッデ デッデッデデデデ」ってやつ。(伝われ!)
ところで、そのパートも含めてこの曲ベースが度々カッコイイ音出してない?
割とベースに耳が行く曲なのでTAKAさん作曲なのかと思ったけど、作曲はSyuさん。


「SOUL OF THE FIELD」
この曲もスクリーンに歌詞が、そこまで目立つ感じではないけど表示されていて、サビのコーラスやりやすかったですよね。
それにしても、この曲は涙腺に来るし、ヴァイオリンソロのところかっこ良すぎるなぁ。
会場の反響がすごくて、混濁した音になっていたのだけが残念である。


「CHAIN OF DISTRESS」
綺麗で、哀しい曲。
小野さんのハイトーンが、曲の切なさを際立たせる…!!
これは皆でしっとりと聞き入りました。


「THE FORCE OF COURAGE」
真打ち登場ーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(個人的な感想です)
ここまで、間髪入れず、ぶっ通しでの演奏だったので、思わず「すげえ」と声も漏れました。
本当にここまで無休で来ちゃったよ…! 感嘆!
「個人的な感想です」とは言ったものの、全体的なお客さんのアガり方もハンパなかったように感じました。
「皆もこの曲を楽しみに、待ってたのかな!?」
と嬉しくなりました。
でも、個人的に楽しみにしていたので、私の感じ方にバイアスがかかっている可能性も多分にありますw
もし皆も楽しみにしてたのだとしたら、嬉しいw
あー生で聴けて本当に良かった。
護るべき者たちを 信じるべき夢に乗せたわー。
WE ARE THE FORCE OF COURAGE !!!!!!!!!!!!!!!!


ここまで、怒涛でした。

THE FORCE OF COURAGEまで終わって、メンバーが一旦袖に捌けると、場内アナウンスで、
「今回のライブが2部構成である」旨が知らされました。
10分の休憩を挟んだのち、第2部が始まるとのこと。

しかし、ここからもすごかった。
むしろ、ここからだった。
だって、ぶっ通しでアルバム1枚分演奏・歌唱した後なのに、さらに力強くなってたもんww


まぁMCで小野さんが言ってたんだけど、
アルバムがアルバムなだけに、途中でMCを挟むこともなく、
別のアルバムから曲を持ってくることもできず」
ではあったけど、その分、
「ここからは第2部ということで、何か妙な解放感を感じますw
客席の皆も、感じてるんじゃない…? 解放感w」
だそうで、そりゃぁ、さすがに緊迫するよなぁー…と思いました。
いや、ちょっと言葉が違うかなぁ…。
やっぱりあれだけの曲(あの激しさであの数)を、間髪入れずに、映像との同期とか込みでやるのって、
かなり緊張感もあるし、そこにも由来するのであろう「鬼気迫るもの」があって、
ツアーファイナルならではの、「やり遂げるぜ!」みたいなのも混ざってるだろうし、色々な気迫を感じました。
ただものじゃない人たちが、確実にただごとではないことをまた成し遂げようとしている! みたいな。

確か近くにいた人が、「小野さんはライブの方がうまくて不思議」みたいなことを言っていたのは、
第2部の前の10分休憩のときだったと思うのですが、実際小野さんの歌って、CDのときは
「CDとしてのベスト」が尽くされていてうまいんだけど、ライブになると、
実はCDではパワーセーブすることで「CDとしてのベスト」を出していたっていう、
なんか逆転現象(?)みたいなのを感じるところがあるんですよね。
ライブでは、その「パワーセーブのための拘束具」がすべて解き放たれたかのような迫力で唄い、叫ぶので、
CDは確かに「歌が上手い」という印象のままではあるんだけど、
「セーブ」された状態でそれだったということに気付かされて空恐ろしいという感じ。
普通は、CDでは上手いけど、ステージで演ったら迫力が足りなかったり、ピッチが不安定だったり、
結局CDでは、最大限の「加工」をしていたんだなーってことが露見するだけだったりするじゃないですか…。
だから「小野正利は化け物」だと、これは敬意を持って言えるんですけども。
CDで聴いて「歌が上手い人だなぁ」って思って生歌聴きに行って、
「CDでは、本当の力を抑えていただけ…だと…!?」
ってなる歌手がこの世にどれだけいるというのか!

まぁでも、GALNERYUSって、「全員が」そうだから怖いんですよね…。
ボーカルってバンドにおいてやはりセンターなので目立つし、それがこの「化け物」状態だから、
なんだこりゃすげぇってなりやすいけれど、GALNERYUSって、楽器隊も全員超絶技巧持ちで、
なんかとてつもない生演奏を、涼し気な顔でやってますよ……なんなんですかね…。
私からは、
「GALNERYUSに小野さんが加入してよかった」
の一言に尽きますがw


時々、小野さんの人生について思いを馳せるんですけど、あの声と発声、歌唱力あったら、
「歌を唄うために生まれてきたような人だな」
と”こちらは”思ってしまうんです。
でも、大学は法学部だったそうだし、学生時代からハードロックのバンドをやっていて、
その流れでスカウトされて歌手を本業にした…。その半生の中で、小野さんは、歌とどういう風に向き合ってきたのかなぁ、と。
例えば、小野さんの本当にやりたいことが、歌じゃない何か(例えば法律関係の職業)だったら、
今は歌ってないかもしれない。
しかし、大学を中退して歌に専念するって決めたのだから、「歌で生きていこう」って決めたんだと思うし、
そのときは、
「戻れないし、戻らない道だ」
って思ったりもしたのだろうか?
バンドの方についても、「あくまでこのバンドでやっていく!」っていうのがもしあったら、ソロデビューの話が来ても
「バンドとしてやっていくので」って言って断っていたかもしれない。
しかもハードロックのバンドでやっていたけど、デビューしたらバラードやポップスの方面での楽曲歌唱が多かったし、
こう考えていくと、やっぱり小野さんの「芯」は、ジャンルを問わない「歌そのもの」にあるのかなぁ、と考えたりします。

何が言いたいかというと、
「歌を唄うために生まれてきたような人だな」
っていうのは、後になって周りの人が云うだけで、自分で最初からそう確信している人のほうが稀有だと思うんですよね。
小野さんはどっちなんだろう。
小野さんは、周りから「歌を唄うために生まれてきたような人」だと思われるような歌手だけど、
自分でもそう信じてやってきたから今があるのか、そうは思っていなかったけれどてくてく歩いてたらそこに到達したのか…。

口には出さないだけで、きっと何らかの矜持がある人だとは思うのだけど。
でなければ、到達できない地点に立っているし…。



第2部。

第2部は、楽曲が流れる度に、収録アルバムのジャケットがスクリーンに投影されました。
色々なアルバムから、ライブで人気の曲をあれこれやる、という感じでした。
私は、再び「THERE'S NO ESCAPE」が聴けて嬉しかったです!

第2部も、MC1箇所しかなかったので、アンコールの度に袖に捌けた以外は、演奏しっぱなしであり、
決して楽ではないステージだったと思うけれど、第1部の緊迫感みたいなものからは解放されたからか、
なぜか伸び伸びとしているように感じられました。
小野さんは、第2部のほうが喉が開いて声量が益々上がっているように聞こえたレベルだしw
高音のハリがあるだけでなく、より太い高音になってて、これまた「すげぇ」と声が漏れましたw


MCでは、小野さんが
「アルバムがアルバムだけに第1部があのような構成になった」話と、
「何年も歌手活動しているのに、会場に来ると”本当にココがちゃんと埋まるのだろうか”といつも不安になるけれど、
こんなに沢山集まってくださってありがとうございます」という謝辞と、
「新豊洲駅知らなかった。新豊洲に初めて降り立った記念にライブグッズ買って」という販促トークを繰り広げた後、
客席に「恒例の深呼吸」を促しました。
「何より、自分がリラックスするためなんですけどね!!w」
そこからの「ATTITUDE TO LIFE」という感じ。

「THE PROMISED FLAG」のあとに、よくFacebook等に公開されている恒例の「ステージからの集合写真」撮影があり、
メンバーはステージを捌けたのですが、すぐさまアンコールの拍手が始まる!


アンコールは、いつものやつ「DESTINY」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2度目のアンコールは
「もう一曲やっちゃおうかー!」の掛け声と共に「SILENT REVELATION」!
ここに全てをぶつける! という感じでステージも客席もおおはしゃぎ!

あの、出だしのピアノ好きすぎ。
れべれーーーーしょおおおおおおおおおおおおおん!!
最後変調するところも好きすぎ。

Syuさんが、閉演の挨拶で、
「気持ち良い以上の何かが更に生まれたような、近年まれに見るライブ」
と評していました。
きっと、今回のツアーは一味違った達成感があったんじゃないかな…と思います。
アルバムがアルバムなだけにwww

次のアルバムが発売になる前に、私は過去作品でまた持っていないものを最低でも1枚増やしたいなと思っています。

ありがとう、GALNERYUS!!!!!