実質最終日にあたる7日と、帰路について。



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ジャパンエキスポ 2日後

今日は、10時くらいに起きて、荷造りをした。
明日の朝空港に向けて出発しなければいけないし、Noru-daからの提案で、今日はパリ市内の、
のるまま邸に一泊して、そこから空港に行くことになったのだ。
その方が楽で早いらしい。

それに、出発の前にもう少しお土産を買いたいので、その買い物ものるままのマンションに荷物を置いた後、パリ市内ですることになったのだ。

image午後、ランチをとったが、これが今回食べられる最後のおばあちゃんの料理だと思うと寂しかった。
ぱっと見、焼きおにぎりそっくりなものと、マカロニが出てきた。
マカロニの方は、茹でてバターをまぶしただけなので、バター味だった。
焼きおにぎりっぽいやつは、薄い鶏肉の中にチーズとハムを折りたたんで揚げたものだった。
が、ブルドッグ中濃ソース的なものが欲しくなる感じだ。
これは、帰ったら、調味料をNoru-da宛に送りつけるしかないな!
確か、ちょっと前にツイッターで見た話で、
海外から来た友人をレストランに連れてったら、
「この旨いソースはなんだ!? シェフに聞いてくれ!」
っていうから聞いたら、厨房から、
「ブルドッグ中濃」
と書いたメモが届けられた、というツイートを見かけたので、ブルドッグ中濃にすれば間違いないだろう。
味噌と醤油も送るべきだな。
出来ればみりんもつけてやりたいww


16時、荷物をまとめてパリ市内に向かう。
のるぱぱ家を出発するときは、さすがに泣いてしまった。
のるぱぱは、前々日、仕事に行ってしまったので、その時に挨拶したんだけど、その時は泣くの我慢したのよ!
のるぱぱは、仕事から帰るのが2日後だから、多分もうこれが最後だと思うと言ってたんだけど、
私はなんとなく、もう一度会いそうな気がしていたしね!
そんで今日はおばあちゃんしか居なかったわけだけど、おばあちゃんは一番言葉が通じなかったのに、
すごく親切にしてくれたし、いつもニコニコしてて優しい人だったよ!
と、書いている今も飛行機の中で泣いているよww
時々、突如として飛行機の中で泣き出す人を見かけたけど、もしかしたらこの仕組みだったのかな?w
ホームステイ先の思い出でノスタルジックになって、飛行機で泣いてしまう現象を「ホームステイメソッド」とか名付けようぜ!

ともかく、私が我慢出来なくて泣き出したら、おばあちゃんがニコニコしながら、
「泣いちゃだめ! 笑って!!」
と言った(が、フランス語かスペイン語だったので私は分からずNoru-daが翻訳した)ので、
私は余計に涙が出て来て困った。

私にはよくわからないけど、おばあちゃんはまた一生懸命何かをNoru-daに話していた。
バカンスのことを話していたみたい。

今回何度か乗った二階建ての特急みたいなやつで、パリに到着。

徒歩で、のるまま家に着いたら、のるぱぱが来た!!!!
仕事の帰りに寄ってくれたみたい。
Noru-daの妹さんもマンションから出て来て挨拶した。
のるぱぱは、後で似顔絵を描きたいので、写真を撮らせてもらった。
これが本当の最後だった! けど、泣かなかった!!我慢!

そして、のるままマンションにお邪魔したら、ベランダからパリ市内が一望でき、凱旋門もエッフェル塔も見えてすごくすごかった。

のるままのお友達の主婦(同じマンションの人みたい)が、車を出してくれるので、乗り合いでスーパーに買い出しに行くことになった!
フランスの塩は質がいいと聞いたので、それを含めていくつか調味料的なお土産も買おうと来る前から計画していたのだ。

このスーパーが、マンションから近くて歩いてもいけるんだけど、荷物が多くなる時は車で行くみたい。
でも、一部、一方通行の道があるから、車で行く方が遠回りになって時間がかかってしまうというww

にしても、大きなスーパーだった!! 買い物が楽しいスーパーだった!!!

でも商品が時々開封されていることがあるから、注意して選んでって言われたww
実際飲み物売り場とかは、商品がこぼれたと思われる液体が床を汚してて、
駅構内にもいた清掃車が常に店内を巡回している!ww2〜3台!w
日本の商品は大体袋詰めになってて、袋を開けたあとさらにボトル開封とかしないと
中身にはたどり着かないものだけど、フランスの商品は大抵ボトルとか瓶で置いてある上、開ける人がいるらしい……恐ろしい……

果物売り場とかも、量り売りだから果物がどさどさ積んであって、床にも落ちて踏まれてたりした。
私も気づかずぶどうを踏んづけた!!ww

のるままとNoru-daが調味料の棚に連れて行ってくれて、一番オーソドックスな塩を教えてくれたのでそれを買ったんだけど、
その近くにあった、ぱっと見ではありがちな、どっかのシェフ監修の塩のボトルには、
そのシェフの名前と写真が載ってた。
Noru-daがいきなり吹き出したのでどうしたのか聞いてみると、そのシェフのファーストネームは、アレクサンダー、そこまではいい。
ファミリーネームが、「糞」みたいな単語らしくて、
「は!? こんな名前あるの!? あだ名だとしてもシェフの名前としてどうなの!?ww」
ってなってたw
アレクサンダー=マジウンコ みたいな名前だ。

あと、ジャムとか蜂蜜も見たー!
なんでもかんでも種類が多い!!!!
日本のスーパーも、「どれ選べばいいんだよ」ってなるけど、フランスの方が多岐にわたってた……。
特に乳製品はすごいよ。
沢山消費するだけのことはあって、チーズやバターには、ある通路の両サイドが、一区画まるまる使われてた。
この曲がり角から次の曲がり角まで全部バターとチーズ!!っていう。
チーズやバターは流石に買わなかったけど、ジャムや塩は極力軽いものを選んだ。
手荷物の重量上限を超えたら困るので…。

imageあと、のるぱぱ家で度々飲んだヨープレイトの飲むヨーグルトシリーズも、棚を一個以上占領していたので、
皆に見せたくて写真を撮った!
この棚全部ヨープレイトの飲むヨーグルトだし、パッケージの色の分だけ味の種類がある!
まだ飲んでないのが10種類以上あるじゃないか!!!!
ココア、チョコレート、ココナッツ、パッションフルーツなどなど。
私が飲んだのはバニラとチョコレートだったかな。
今回はフランボワーズにした!!!ww
フランボワーズは、自分用にジャムも買ったよ!!ww
それを見てのるままが、フランボワーズタルトを買ってくれたよ!!wwww
フランボワーズだらけ!!

何か食べたいものある? と聞かれるのだけど、
「とりあえず全部食べてみたいからわからん」
としか言えないww
果物コーナーで、メロン選んどいてーと言われたので選んでみたんだけど、
スイカとメロンを出して2で割ったような外見なのね。
マスクメロンみたいな編み目がちょっとあるんだけど、つるつるな部分もあって、全体に縞模様も入ってる。
ほかにも、白ぶどうと赤ぶどうと、白桃、黄桃、ブラックチェリーを量り売りで買ったよ。

家に帰って、皆で晩御飯を準備した。

オーブンで焼くだけでパイになるパイ生地シートを手頃なサイズに切って、
チェダーチーズとヤギのチーズを1:1で混ぜたものと、生のサーモンを中に包んで口をよく閉じる。
これはオーブンで焼いたら完成。

それから、またべつの薄いシート(春巻きの生地みたいなの)の中に、ハーブとスパイスで味付けしたミンチを包んで、
三角に折りたたみながら最後はシートを中に織り込むようにして閉じる。
これはフライパンに油を入れて、揚げ物にしたので、ハンバーグ生地が入った春巻きみたいなものになったよ。


でも、のるまま家は全員ムスリムで、今はちょうどラマダーンだから、すぐには食べない。
まだ19時くらいだったからね。
22時まで待たないと。
その間に、のるままが、私の歌を聴いてみたいというので、リビングでYou're my flowerを流すことになったww
ジャパンエキスポ最終日の帰りにも、のるぱぱの車の中で皆が聴きたいって言って流すことになって
公開処刑だったけど、今日もかー!ww
自分の作品を、ほかの人と聞くのは不思議な感じがするし恥ずかしいな!
生放送で流す分には、目の前に誰かがいるわけじゃないから気にならないけど。

imageのるままが、私が料理好きだと言うと、キッチンの本棚の中からお菓子の本を出して来て、
「私はまた同じものを買えるから、これはお土産にあげるわね!」
とくれた!!
そして、
「レシピを読みたかったら、ページを写真に撮ってNoru-daに送って翻訳させればいいよ!」
と言ったww
「これはマジックケーキの本。
載ってるケーキは、果物とかチョコレートみたいな材料を除けば、全部同じ物を同じ分量で使う。
後は作り方と果物の違いだけで、たくさんのケーキを作れるレシピ本なのよ!
日本人にとってお菓子は大事な食事ではないかもしれないけど、興味があったら作ってね!」
と言ってた。

日本人にはお菓子は大事じゃないかも、というのはどういうことかというと、
日本人にとって、お菓子は、間食の食べ物ってイメージがあると思う。
あとは、外食の時にデザートで食べるケーキ、みたいなね。
この、後者の食後のデザートは、フランスでは毎食のご飯の一部だし、朝ごはんは
私たちが間食で食べるようなマフィンとかパウンドケーキとかのお菓子なんだよ。
だから、ほんと、「ご飯の一部として」毎食食べてる。
それに比べると日本人は、毎食後にデザートを食べたり、朝からケーキ食べたりはしない、という話なの。
のるぱぱ家でも、朝ごはんはトーストとマフィンだったりして、小麦粉めっちゃ食べたなーって感じww
卵と牛乳と小麦粉で出来てるものを何種類か食べる感じ。
トーストとバター、それにケーキだからなww

それはそうと、マジックケーキの本と言われて、
マザー2かな!?
と思ったよww

image別のレシピ本を開いたら、一番最初にこれが載ってた。
これ、まさにErmiteが持ってきた「細い餃子型カントリーマァム」じゃないか!!!
「ガゼルのツノ」だったのか。
これは、本は貰わない代わりに、この見開きページを写真に撮らせてもらった。

夕立ちが上がって、エッフェル塔のすぐ横から虹が生えた!!!!
なんかすごく貴重な景色を見た気がする!!!!!

そして、晩御飯の時間が来たので、のるままが、さっき下ごしらえしたものを揚げたりして、
私たちが料理を運んで、さぁ準備が出来ました!







imageこれは、パイ生地にチーズとサーモンを包んで焼いたやつ。
















imageあと、こちらも、パイ生地みたいなものに鶏肉と、細かく刻んだ野菜が入ってるやつ。














imageクレープは、チーズとか蜂蜜を中に塗って食べる。

















imageこっちがハンバーグ春巻きみたいなやつ。
いずれも、手で直接持って食べる前提で作られているので、ナイフやフォークがなくても大丈夫。(食事の前に手は洗った方が良いがw)

大抵のものは薄味だったので、醤油とか味噌とか使ったらもっと味のあるものになるのでは!? と思った。
私は素材のままでも割と楽しめてしまうから、これはこれでいいな!ってなるけど。
なんでもチーズ味かバター味なのがもったいない気がしてくる。
やっぱりのるままにも調味料を(ry

あと、私がフォアグラ食べたことないと言ったら出してくれた!
薄切りのフランスパンとかに塗って、塩を軽く摘んでかけてから食べる。
独特だな。さすが珍味。




imageimageそのあと、のるままが記念写真を撮りたいと言って、四人で並んで写真を撮った。
で、今日買ってきたデザートのテイスティングタイムですよー、ってことで、また私は片っ端から最低一口ずつは食べた。

スーパーの、アイス売り場でビエネッタを発見した上、ビエネッタにも色々な種類があったのでびっくりしてたら、
ふたつの味が一箱で楽しめるのを買ってくれて、それを半分ずつに切ってくれたので、白ビエネッタと黒ビエネッタを食べたー!!
日本では、ビエネッタは売ってる場合とそうでない場合があるので、食べたい時に食べられるわけではないんだよねー。
いざ、ビエネッタ食べたいなーと思ったら、何軒か探して回るところからだもんなぁ。
ハーゲンダッツもあったけど、ハーゲンダッツはコンビニにあるから食べたい時に食べられる。

それと、デザートはデザートのチーズが出てきた。
結構強いやつだったけど美味しかったな。




翌日、飛行機の時間の関係で朝が早いので、シャワーを浴びてからすぐに寝ることにした。
リビングにあった大きな棚が、一瞬でベッドに変形してビックリした!


朝、6時半にのるままが仕事に行くので、私を起こすついでに挨拶をしに来た。
7時過ぎにはNoru-daと空港に向かった。

image
路線バスで凱旋門前のバスターミナルに移動した。ここから空港直通の高速バスみたいなのが出てて、
確実に座れるし荷物もトランクルームに入れられるから、地下鉄とかより確かに楽だね!
1時間くらいで空港に到着。

手荷物を預けたあと、またお土産っぽいお土産を少し買った。
ポストカードとかさww

ちょうどそのお店の向かいが、搭乗口へのゲートだったので、そこでNoru-daとも挨拶してわかれたけど、
ここも泣くのは我慢出来なかった……!
けど、飛行機に乗り遅れるわけにはいかないから、名残惜しいけどすぐに解散した。
Noru-daは、
「何かあった場合に備えて、飛行機が無事飛ぶのを確認してから空港を後にする」
と言ってた。
ぬ、ぬかりねぇ………!!
あの人すごいIQ高いと思うよ……!

そういえばシンデハイと別れる際は泣かなかったよ。
だって全然実感なかったからね。
徐々に実感が湧き始めたのは、のるぱぱが、仕事に行く前に、「多分これが最後だと思う」と、部屋に来たときなんだけど、
皆と別れるときは、なんか沢山人がいる状態でワイワイ別れたから、そこではまた実感が薄れててね。
少人数で、さぁこれが最後ですよってなると途端に悲しくなるなぁ。
来年も来られるのだろうか……。


モスクワ行きの飛行機は、少し搭乗時間が押したけど、ほぼ時間通りに飛んだ。
寝不足だったので、乗ってすぐに寝てしまったが食事のときになんとなく目が覚めて機内食は食べた。
あと、今回は窓辺の席を取ったので、パリを上空から眺めながらのフライトになったけど、
結構雲が多くて、すぐに地面は見えなくなってしまった。
その代わり雲の海がすごかった。
細かい泡で作った泡風呂みたいだった。

機内食は、写真を撮り忘れたよ! 寝起きだったしぼーっとしてた!
鶏かビーフか聞かれたので鶏にした。
ターメリックライスに鶏のあんかけみたいなのが乗ってるのが出てきた。
サラダの方は、インゲンと、ツナと、プチトマトだった。


image問題はいつもモスクワに着いてからだ。

来る時も、モスクワ発パリ行きの飛行機は、ゲートが変更になってて危なかったので、
まず搭乗券のゲート番号を確認すると、7とあったのでそちらへ向かったが、
搭乗券は信用ならないので7番ゲート近くで、すぐに電光掲示板を見てみた。
すると、私の乗る便は6と表示されている。
やっぱり変わったのか…。
でも、2時間くらい暇があるので、待合室でこの記事を書きながら待っていたのだが、
30分くらい経過して、再度掲示板を見ると、今度は5番ゲートに変更になっているではないか!
短時間でころころ変わりすぎる!
どのタイミングで確定なのかわからなくて怖い!

でも、5〜8番ゲートは密接しているので、その4つの中で変更になる分には、大移動の必要とかはないからマシ…。
でも怖い!
最終的には5だったが。

今回はゲートを出た後バスに乗って、空港内を少し走ってから、階段を上って搭乗する形だった!
このタイプ初めて!!

成田行きも無事飛んだので、またこの記事を書いているけど、時々涙が出てくる。
早く家に帰って、気が済むまで泣いてからじゃないと、生放送とかで話すのも危険そうww
ひとりで感極まって泣き出しかねない!
超上級者向け配信になってしまうww
でも、結局現地からは全く配信出来なかったし、帰ってから土産話配信をするのは楽しみなんだよw
ブログの再編集をしながら話そうと思う。

飛行機、最初隣が空席だったんだけど、モニタやらイヤホンやらが壊れてたという女性が
席を移動してきて、色々話して名刺交換した。

成田に着いて、日本人の丁寧な接客応対に安心した。
海外買い物とか怖い。
買い物をしに海外に行きたいと思えないww


さて、今回のまとめ的なのを書いておこうと思う。

Noru-daにも最後の挨拶で言ったんだけど、今回は、初めて海外に出ることになったのもあって、
出発前は、楽しみな気持ちよりも不安とかおそれの方が強かった。
実際無事到着はしたので、飛行機に関する心配をクリアしたけど、到着初日はどこに泊まるのだろう?みたいなところから始まったりして、
着いてもすぐに不安は無くならなかった。
イベントそのものに関しても、まだ自分の演目に充分な自信を持てるほど練習できてないという感触で出発になってしまったし、
到着した段階では、当日までに練習する機会が得られるのかどうかさえ分からず、やはり不安で。
結果的に、のるぱぱ家で練習する時間は取れたけど!

でも最終的に、最後のネズミステージですべてをぶつけ終わったし、一番音響的にも歌いやすかったのもあって、
自分自身でも「今のテイク良かったな!」と思えるようなステージに出来たので、本当に
「終わりよければ全て良し」
という感じになった。

何より、海外のリスナーの方々と直接交流できたのは最高だった!
日本までわざわざコミケとかライブに合わせて皆が皆来られるわけじゃないしね…。
稀に中国とか台湾の人が来たことがあったけど。
だから、こちらから出向いたら断然多くの人たちと交流できて、すごく貴重な体験だった!
ステージが終わったあと、見てた人が何人も、
「かにぱん? サインしてくれる?」
と話しかけてきてくれたり。

2日目に来たロリアンヌという女の子は、去年のジャパンエキスポの時にもフェイスブックで、
「ジャパンエキスポ来ますか!? サイン欲しいんです!」
ってメッセージ送って来た子で、その前の段階でも、
「サインを郵送してもらうことはできますか!?」
「左腕に、かにぱん。ってタトゥー入れたいんですけど!」
とか色々言われてて、(サインの郵送とタトゥーについては丁重にお断りしたがww)
実際ブースに来たら、いきなり泣き出してしまったので、私含め、ブースの皆がビックリしてしまったww
私は、その子が、
「Are you Kanipan?」
「Yes」
というやり取りだけで泣き出したので、すぐにピンと来たんだけどね。
他に、会っただけで泣き出しそうな人には心当たりは無かったし。
その子と一緒に来た男性のうち、金髪のひとはサンジのコスプレだった。
サインとかしましょうか?と聞くと、自分で出力してきた紙をかばんから出してきたので、そこにサインした。
写真を撮ったり、ハグしたり、何かするたびに泣いてたw
ハグした時に、私の服についてたレースにロリアンヌのブレスレットが引っかかってしまい、
彼女はそれを、突如私にプレゼントすることに決めて、私の腕にはめて帰っていった。
似顔絵も描いたので、私の方でも顔を覚えたよ!
3日目にも来て、ライブのあと声を掛けてくれたけど、4日目は来ないらしくてまた泣き出してしまって、
男性の付き添いのひとりも泣いてて、なんというか、喜んではもらえたみたいだから、
来て良かったなぁと思った。

私のサインを欲しがった人の傾向として、小・中学生男子が多かったのは印象的だな。
日本で小・中学生相手にサインしたことあったっけ?ww
あと、大人は男女半々という感じだった!
ヤニスさんみたいに、毎日新たな感想を伝えに来てくれる人までいたので、4日間って大変だけど、
なるべく毎日ブースにいたい気持ちだった。
実際はフルタイムは不可能なハードさだったけどww


あとね、ライブの方だけど、ニコニコでの活動をキッカケにして、
「ライブ直前に数回合わせただけで本番に臨む」
っていうのを何度かやっておいてすごく役に立ったよ!
例えば、ニコニコサマーライブ2008とか、ニコロック仙台みたいな、単発ライブのための単発バンドに参加した時は、
大体練習回数が少なくて、でも楽器隊が優秀だから必要最低限のスタジオ合わせとアドリブだけでステージに持って行けちゃう感じだった。
私はボーカルとはいえ、あれらの経験がなかったら、今回のような、
本番当日のリハーサルで初めて一緒に演るような相手と合わせ一回きりで次が本番というシチュエーションに対して、
グルーブ感出せなかったと思うんだよね。
リハーサルで一回しか合わせてないとは思えないような…あたかも、もっとスタジオで時間を共有してきたかのような空気を
本番でいきなり作り出せたのは、ニコニコ系ライブでの経験が生きた結果としか思えない!!
Starryskyのギターの人が帰る時に、
「君と一緒にヘドバンしながらライブするのは最高に楽しかった! また次の機会を待ってるよ!」
って言ってて、私も超同意したしね。
私が、借りてきた猫みたいな異物感出してたら、お客さんにも違和感として伝わってしまう。
本番ではマイクの返しがすごく改善されてたのもあって、すごく落ち着いて自分の持ち味で歌えた感触がある。
そういうのを、海外の、一度もスタジオで合わせたことがないバンドとやり遂げられて、なんかすごく達成感あったり、
新たな経験値を得られた気持ちもあったり。


それから、私が今回感動したのは、皆が、必ず
「自分は英語が全然話せないんだけどね!」
って前置きするくせに、めっちゃ積極的に話しかけてきてくれたこと!!!!!!
確かに、私も、みんなも、度々自分の頭の中に適切な英単語が見つからなくて言葉に詰まったけど、
(そしてその度にNoru-daが助け舟を出してくれるんだけどww)
相手の言いたいことを察しながら、お互い積極的にコミュニケーションできたと思う。
私が、所在無くならないように、必ず誰かが、何か話しかけてくれてたよ!
人種や国籍や宗教がバラバラなのに、
「あー、地球人で良かった!」
ってなったもんww
それは、Voxのメンバーだけでなく、Noru-daの家族もそうだったし、ブースに来た人もみんな、
「英語が下手ですみませんが」
と前置きして、そのくせめっちゃ色々言ってくれてたww
私は、Voxmakersで最初の女性メンバー(そして唯一の日本人)なんだけど、
女性としては他に、売り子としてお手伝いに来てくれるJulieとか、絵師のGaranceとかもいて、彼女らも、
大丈夫? 何か困ったことある?
とかよく聞いてくれた。
シンデハイも、1日に何回も、
「Are you alright??」
って聞いてくれたけど、毎回シンデハイの方が疲れて死にそうな顔してたのワロタww
あれを、Tired Reflectionsと言いますww

とにかく皆優しかったよ!
今回の旅で冷たくされたのは、ロシアのパスポートチェック窓口だけだよ!wwww
フランス人は冷たい、みたいな意見も昔よく耳にしたけど、当然ながら一枚岩ではないし、
(というかそんなの偏見でしかないし)
Voxの人はみんな親切な人たちだったし仲が良さそうで、リアルに混ざれて良かった。
Voxのメンバーになってからは1年以上経つけど、ずっと、オンラインでのやりとりのみだったし、
どうしても言葉の壁があったからねー。
ホームステイも初めてだったけど、それがNoru-da家だったのは、本当に恵まれてたと思う!
相手が日本人なら、ネットを通じたやりとりのみでも、ある程度、あたかもそばにいたかのような気分になれたりすることあるけど、
言葉の壁があると、どうしてもオンラインのみでは難しい。
でも、オフラインで交流すれば、言葉が完全には通じないままでも、その先に進めるんだなーって思った。
もちろん、お互いほんの少しでも英語が話せないと難しいけど……。
シンデハイと知り合って、彼と英会話するようになって、まだ2年も経ってないから、
ペラペラは話せないけど、このくらい話せれば、結構どうにかなるんだなーってのも実感した。
Noru-daのサポートは必須だったけどねww
みんなも、海外行くときは、一家に一台、Noru-daだよ!w


というわけで、私の2週間近いフランス滞在は良い形で終わりました。
また来年もジャパンエキスポ行きたいです! ステージとか超やりたいです!

来年までにフランス語の語彙を若干だけ増やしておこうかな……。
というのは、なんの話ししているかはっきりわかりすぎるのも、それはそれで脳みそにとってノイズになるもので…。
帰りの飛行機で日本人が増え始めて、知らない人が話している会話の内容がチラッと耳に入っただけでも、
それって結構脳みそのリソース無駄に食われることに気付いた。
フランスにいる間、私にわからない言葉で話されていることは、
たとえかにぱんとかジャポネとか、自分に関係ありそうな言葉が時々聞こえても、全体がわからんから
あまり気にならなかったんだよね。
だから、次回もわかりすぎない方が気が楽かも?って思ったww
言葉の通じないところへ旅行へ行って景色や食べ物だけを愉しむっていうのは、
そういう意味でも需要があるのかもしれない…と初めて気付いた。

帰宅したら、早速仕事が待ってるので、それをこなして、
休んだら生放送とブログの再編集をします。
英語ブログの方も、今回もこととかで更新しないといけないなぁ。
これからも、呼ばれたところへ行って、自分にできることをします。
社会的役割というのは、求められて決まっていくものだしね!
そのために求められるような人材になる努力は怠ってはいけない!