ここでいう僧侶とは、フリーのVSTi、「ディレイ・ラマ」のことである。


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)

いつもDTMをACIDというソフトでやっています。
録音もミックスもできて、MIDIシーケンサも兼ねているDAW(音楽制作ソフト)なので、
これだけで曲を作って唄ってデータとして吐き出すことができちゃうものですが、
私はこれまで、LOOP用サンプリング音源を並べて、ネトラジ用BGMで使うような曲を作曲するためにACIDを使ってきて、
MIDIシーケンサとしてとか、ミキサーとしてとかは、あまりちゃんといじったことがありませんでした。
もちろん、ちょっとはいじったことはありますよ。
生放送でも配信したけど、「生きものは円柱形」のオケを自作するときとか、
「スカイプ音でオリジナル曲を作る」とか「おlkぽいk」の曲作るとかも全部ACIDでしたから。
でも、MIDIシーケンサに音を打ち込んで、鳴らすっていうのがわかるくらいで、
「音源を差し替える」というのがよくわかってなかったんですね。

「MIDI」という音楽ファイルは、いうなれば「楽譜」なんですよね。
何の音をどれだけの長さ鳴らす、とか、ここで休符、とか、ビブラートかける、とか
そういう「音の鳴らし方」の指示が書き込まれてるデータ。

じゃあ、「何の楽器で弾くか」は、実は再生する人が決められるっていうファイルなんですよ。
そのままただ再生した場合は、PCの初期内蔵電源で再生されますし、
自分で気に入った楽器の音で鳴らしたかったら、「MIDI音源」をフリーやら有償やらで探さないといけない。
逆を言えば、自分の気に入った音で「鳴らすことが出来る」というのは、MIDIファイルのメリットでもありますよね。
ただ、そのMIDIファイルを制作した人と鳴らす環境が違いすぎると、出るはずの音が出なかったり、
なんらかの情報がうまく読み取れないがために、全然違う音楽になってしまうという欠点が同時に起こるのも
環境依存のデメリットではあります。

この「どういう楽器で鳴らすか」の部分を全然理解していなかったので、
ちゃっきーさんとかが、作曲や「ちゃきカラ」などのカバー曲打ち込みの際に
「ストリングスの音源買ってきた」
みたいな話をしてるのを、
「そういえば、音源ってそうやって差し替えられるんだよなー ACIDだとどうやってやるんだろう いつかやってみよう」
と、いつもぼんやり思いながら聞いていたのです。


そして、先日――
それとは別に私は、Youtubeに持っていく「改」音源のこともぼんやり考えていました。
一応Youtubeチャンネルは、週1回は更新したいところなのですよ。
どうしてもムリな場合は休みますがw

で、今は主に、以前ニコニコにアップしたことがある楽曲で、且つ現存する(V)・∀・(V)音源が6年くらい経過していて、
さすがに今から新規にアップするには古すぎるというのを、撮り直してアップしたりしているわけです。
この前もそれでrelationsを作りなおしたり。
あと、「ライオン」とかもそのために「改」にしたのに、いざアップしたら「全世界ブロック」を食らったので
結局ニコニコにだけアップしたというのもありましたがw

そんなこんなで、「全世界ブロックされにくい」「昔唄ったけど、どうせなら録り直してアップしたい」「海外の人にも伝わる」
という条件で色々考えていて、「ロックマンとか」を録り直してみようかな、と思ったわけです。
あの、レトロゲーム板の「ゲームのBGMに歌詞をつけてみるスレ」の名作を勝手に唄わせてもらったシリーズですw
なぜかというと、結構海外でもロックマン(MEGAMAN)シリーズって認知度高くて、
ELECTRICAL COMMUNICATION」なんかは、私が唄った中でも結構海外からの反応が多い感じなんですよね。


それにゲームのBGMに歌詞をつけて唄う文化って、「the rawest forest(森のキノコにご用心)」なんかにも見られるように、
海外でも普通に行われてる二次創作で。
しいて言えば、例の「ロックマンとか」の歌詞の場合は、ゲームそのものと全く関係がないところが面白いんですけどねww
だから、歌詞を翻訳して動画内に表示しても海外の人は「は?」ってなるでしょうけどw
「the rawest forest」は一応、スーパーマリオRPGのことを唄ってはいるしww
でも、とりあえず「MEGAMAN」のゲーム内BGMを「唄う」っていうのは、歌詞がイミフでも
海外の人にも「通じる」部分はあると思います。


そこで、ゲームのBGMの音源そのものを使うのではなく、以前ニコニコにアップしたバージョンのように、
MIDI音源を拝借して音源差し替えや速度、キー調整などを行って自分用のオケにしようかと。
(その上で、MIDI音源を作った人の名前もクレジットに入れたい)

ここでようやく、話が最初の段落と繋がっていくんですが、「改」にするためオケから新しくしよう〜と、
MIDIファイルをACIDに読み込んだところ、
音色どころか速度も強制的に、デフォルトのBPM120で再生されて、そのMIDIファイルに本来設定されているであろうBPMでは
読み込んでくれないんですよ。
で、音色も全然違うんです。
単純に、再生するときは「TiMidity」っていうソフトを使ってるんですが、これで聴くのとACID上で聴くのとでは
もはや別物すぎてwww
いろいろあるMIDIファイルの中から、TiMidityで聴いて
「これを素地に少しアレンジ加えよう」
って思っても、ACIDに入れた瞬間、予測不能のアレンジがされている状態、みたいなww

それを抜きにしても、私はとりあえず「音源」を、ACIDに最初から入っているMIDI音源しか持っていなかったため、
「そういえばフリーでもいろいろMIDI音源ってあるよなー」
と思って調べ物を始めました。

どうやら、「VSTi」というのがそれに当たるので、それをACIDに認識させれば、音源は増やせるっぽいとわかりました。
しかも、「フリー」で検索すると、実にたくさんの「フリーVSTi」が見つかります。
有償でも、勿論それ専門の会社とかが販売しているわけですが、フリーでもこれだけたくさんあったら・・・・・
それは、もう一種の「沼」でしょうww
フリーフォントとかを集めてしまう私としては、これもうっかり集めてしまいそうな予感がしました!

とりあえず既にその沼にハマってまとめサイト的なものを作っている先人がいるので、
そういうところでオススメとされているものを入れてみることにしました。

Free VSTi Plugins フリープラグインVST トップページ
2014年棚卸 私が使ったFreeプラグイン(VSTi) 総数約30を種類別、おすすめ順に一挙ご紹介

いくつかDLしてきて解凍、VstPluginというフォルダを作ってそこに投げ込んで、ACIDが起動時にそこを読み込むように設定しました。
これで、音源の追加は完了だ…!!!
(ちなみに、VSTのエフェクトは、KRISTALで歌をミックスするときには導入して使っていました。
 音源もDAWが対応していればやり方はほぼ同じだったので、いざやってみると理解は早かったです)

しかしそれらをいじる前に、私は「ディレイラマ」のことを思い出しました。思い出してしまいました!!
きっとあれも、同じように導入できるに違いないと!!!

そして実際そうでした。
DELAY LAMA

手始めに、「全ての人の魂の詩」でも唄わせようということで、今回の生放送を配信しました!

僧侶は「あえいお」の4母音を使えますが、母音を指定する方法がわからなかったので、
とりあえず1トラック1母音という感じで、メイン「あ」、上ハモ「あ」、下ハモ「お」という風に3トラック作りました。
他にも、せっかくなので新たに入れたVSTをオケの方に使ってみて、各VSTiをそれぞれ少しずついじっていきました。

放送の中で視聴者のかたが調べてくれたりして、僧侶の母音は、MIDIコントローラーの
「ビッチベンド」
で変更できることがわかりましたwww
でも、普通「ピッチベンド」は、音程を微妙に変更するためのコントローラーなので、
私はまさかそのコントローラーが母音変更に相当するとは思ってもみませんでしたww
意外な結末!!

他にも、「ディレイ」というコントローラーは「CC#12-エフェクト1」っていうコントローラーが担当していたりして
「じゃあ「ディレイって書いといてよ!w」みたいなw
だって「リバーブ送信レベル」「リバーブ深度」とか、具体的に名前ついてるコントローラーもあるわけでww
調べていくと、大抵のコントローラーが、DAW上で見える名前とは違う役割を持っていることが判って、
初見殺しだな、と思いましたww
勿論、トリセツを読めば書いてあるんですけど、私はトリセツ見ないですぐ手探りで解決しようとしちゃうんですよね。
ゲーム感覚というか、できるだけ直感で触って「これだ!」って見つけたい、みたいな。
絶対トリセツみないわけではないんですけど、本当に本当に行き詰まったときにだけ見ています。
なぜかというと、最初からトリセツを見ても実感湧かなくて頭に入らないんですよ。
自分で苦心してやり方を発見した時と、どうしても見つからなくて調べた時のほうが、すごく頭に入るんです。
ともかく、極力やり方を「自分のモノ」にするためにそうしていますw


これで、とりあえずディレイラマの基本的な操作は把握できました。
他にもいろいろVSTは足したので、それらはまた追々、何かの音源を作りながら地道に覚えていこうと思います。
フォントなんかと違って、VSTの場合は、それぞれにパラメータがあって、それをいじることで音が変わるので、
本当に自分が探している音がプリセットになかった場合は、自分で好みに近い音を作れたりもするわけです。
フォントに関しては、編集ソフトで文字を打ち込んだあと、エフェクトとかをかけるのは編集ソフト上の機能で行うけれど、
VSTの場合は、VSTそれぞれに独自のパラメータがあって、それで音色を変えられて、
さらに加えて編集ソフト上の機能でエフェクトもかけられる、みたいな。
編集のしがいがあるとも言えるけれど、パラメータのつまみとかがかなり多いVSTもあるので、
どれをいじったら音がどういう風に変化するかを理解するのにすごく時間がかかります。
こういう手間が惜しい人は、プリセットが豊富なVSTを入れて、その中から一番求めている音に近いものを選ぶのがいいですね。
カスタマイズに楽しみを見出す人は、つまみが多く自分で音を作れるのが楽しいでしょう。
私は中間かなあ。
プリセットから好みに近いのを見つけてちょっと自分でもいじりたいから、プリセットはある程度の数ある方がいいし、
つまみもある程度あっていい。


まぁ、そんなわけで、「ロックマンとか」をいくつか録り直していきたいところですが……
喫茶とフランスが迫ってきたので、それらが最優先な時期になってきました。
帰ってきたら、また落ち着いて沢山動画を作りたいです。