さて、今回は各トラックに設定するエフェクトの匙加減などについて書いてみよう。

その前に過去の、エフェクト関連記事もおさらいしてね!

【講座】ニコニコで活動する方法 第23回 「ミキシング 〜KRISTALの各ウィンドウ その3〜」
【講座】ニコニコで活動する方法 第24回 「ミキシング 〜オススメVSTプラグイン〜」
【講座】ニコニコで活動する方法 第25回 「ミキシング 〜VSTプラグインを導入〜」


では、前回のこの状態から、エフェクトをいじる作業に入る。
TLsMAXIMIZER_04












-メインボーカル
Effect Chainerを選ぶ。
KRISTAL_effect02











▲灰鵐廖▲螢弌璽屐▲妊レイ等を入れる
KRISTAL_effect03エフェクト順は、この画像の順序でなければいけないということはない。
が、強いて言えば私は大体いつもこうしているということだ。
この順序には、前回書いたように、下にあるものが上にあるエフェクトに上乗せされるという
意味があるので、必要があれば入れ替えると良い。
上下の入れ替えは、各エフェクトの左のほうにある「VST」というところを
マウスでドラッグするだけ。
これが出来るのもEffect Chainerの良さだ。
Effect Chainerがない状態でKRISTALにエフェクトを入れたら、上下の位置を変える時
いちいちエフェクトを選択し直して、設定もいじり直しになるので面倒。







各エフェクトの設定
KRISTAL_effect04上から順に、コンプ、リバーブ、ディレイになっている。
コンプは呼び出しただけでプリセットの「Vocal」が読み込まれるので
スレッショルドとレシオを適宜いじる。
音声WAVをKRISTALに読み込む前に、Sound Engine上でコンプしているので、
ここであまりキツくかけると台無しになるから、緩やかでいいと思う。
緩めるには、スレッショルドは右方向へ、レシオは左方向へ回してみよう。

リバーブは、この画像の場合「Small Church」というプリセットを呼び出した後に
DAMPINGとHI DAMPとMIXのつまみをいじってある。
DAMPINGは響き具合で、HI DAMPは左に回すと声が遠くなってぼやけるので、
12〜13時くらいの位置に持ってくる。
エフェクトのかかり具合はMIXつまみで決めるので、大体8〜9時方向にする。

ディレイは、あまりかけすぎても耳障りなので、「Short Analog」というプリセットを読み込んでから
TIMEとLEVELとMIXを変更。
プロジェクトのBPM設定がデフォルトだと120BPMなのだが、TIMEの左下あたりの
SYNCというところをONにすると、BPMにシンクロしたディレイが掛けられる。
あんまりこの技法は使わないけど…。
まず曲のBPMを正確に調べる作業が要るしねw 
BPMがわかってる曲ならSYNCでディレイかけるのはアリだね。
別にSYNCさせる必要性はそこまで高くはないけどね。
耳で聞きながら「大体こんくらいの時差」ってとこにすればいいんじゃないかな!
リバーブも、耳で聞きながらDAMPINGやWIDTHをいじるよ。

初めていじるので、なんの指標もない!と言う人は、プリセットを読み込んで再生してみたり
上の設定をそのまま再現して、まずはつまみのいじり方を覚えた方がいいかもね!
どれをどっちに回したら、音がどういう風に変わるのか。



-コーラスボーカル
PANを設定。
PANとは「定位」とも呼び、左右のどちらにどの程度音が偏っているか、というようなことを意味する。

KRISTAL_effect06図,良分の白い縦棒をドラッグで動かす。
定位がどの程度かは、下の方の赤枠で囲った部分に数値で示される。

このサンプル画像用に用意したトラックデータは、以前書いたけども、
Track1:inst
Track2:メインボーカル
Track3:コーラスボーカル1
Track4:コーラスボーカル2
となっている。





私の場合は、コーラスを下2本、上2本で計4本録って、それを左右左右って感じでメインボーカルを挟むことが多い。
挟むバランスも、例えば
下ハモ1:左90%
下ハモ2:右90%
上ハモ1:左75%
上ハモ2:右75%
というような感じにしたり。

今回のサンプルは、下ハモ2本録ったので、Track3(下ハモ1):左84% Track4(下ハモ2):右84%という風に設定されています。
それが上の図。おわかりいただけただろうか……。


Effect Chainerを選ぶ。
これは、-メインボーカルの,汎韻弦程。

コンプ、コーラス、リバーブ、ディレイ等を入れる
コーラスの場合は、大体こんな風に並べる。
KRISTAL_effect05















コンプ、コーラス、リバーブ、ディレイ等を入れる
各種設定内容はこの画像のようにすることが多い。
赤丸で読み込んだプリセットと、読み込み後にいじったパラメータを示してあるので、ためしに真似してみるといいかも。

KRISTAL_effect07

コーラスについて・・・私がプリセットでよく使うものは「9.Vocal Overdub」とか、「10.Vocal Spead」かな。
いずれも読み込んだらすぐ一番右のLEVELというつまみを0にしたほうがよい。
デフォでは結構大きくなってて、折角設定したボリュームバランスが崩される。
エフェクトのかかり具合の強弱は、右から2番目のMIXつまみで変更。

リバーブについて・・・コーラスパートのリバーブはちょっと難しい…というか、曲による!
結構反響していた方が雰囲気が出る曲と、ある程度くっきりしたい曲と、場合によりけり。
HI DAMPつまみと、MIXつまみで調整。

ディレイについて・・・コーラスを左右に1本ずつ、別テイクで入れるだけで結構厚みが演出できるけれど、
ディレイのプリセット「8.Vocal Slap-back」をつけると、よりわいわいした感じになったりもするので、
このサンプルではそう設定してある。
ディレイをかけた場合はインストと、該当のコーラストラックをソロ再生してみて、位置の調整を良くやった方がいい。と思う。


上記設定を施した状態で出力したのがこんな感じ。

Muzicons.com
前回の記事に貼った、エフェクトかける前のものと聞き比べてみるといいね!!
前回までのはボリュームの差はつけてあったものの、どのトラックにもエフェクトがかかっておらず、
誰が主役かわかりにくい状態だと思うんだ。
今回のは、メインはメインらしく、コーラスはコーラスらしくしてあるので、メインボーカルと
それを支えるコーラスという役割分担が成立した音源になっているのではないだろうか。


次回、【講座】ニコニコで活動する方法 第30回 「機材〜オーディオインターフェースとは〜」は、
12月2日 22時 公開予定!!