さて、6月22日、告知からずっと心待ちにしていた、しんかい6500(日本最先端の有人深海探査船)のカリブ海潜航生中継ニコ生の日が来ました!
この告知が来た瞬間にTS予約もして、「リアルタイムでも見よう!」と決めました。
それに加えて、12時間の配信を見ながら自分も12時間深海魚を描き続ける生放送をしよう、と思いました。
そこで、しんかい生放送が始まるくらいの時間に起きられるようにサイクル調整をして、見事成功!!
私も結果として18時間連続配信をしました。
今回も、無駄に顔出しをしました。
この告知が来た瞬間にTS予約もして、「リアルタイムでも見よう!」と決めました。
それに加えて、12時間の配信を見ながら自分も12時間深海魚を描き続ける生放送をしよう、と思いました。
そこで、しんかい生放送が始まるくらいの時間に起きられるようにサイクル調整をして、見事成功!!
私も結果として18時間連続配信をしました。
今回も、無駄に顔出しをしました。
今回の「しんかい6500」の生中継の何がすごいのかというと、母船である「よこすか」と、深海に潜る潜水艦である「しんかい6500」を
光ケーブルで繋いで、いわゆるコックピットの中と、そこから見える深海の様子を、ほぼリアルタイムに
動画で生放送してもらえるということです。
まだTSがあるので、それをちゃんと見てもらうとわかるのですが、
これまでは、母船ですら、深海からの映像を0.1fps(10秒に1フレーム)の静止画でしか受け取れなかったのです。
それは、情報のやりとりをすべて「音波」でしなければいけないからです。
コックピットと母船の管制室との声のやり取りも、音波なので、片道3.5秒のラグがありました。
けれど今回は、世界で初めて有人探査潜水艦と母船を
光ケーブルで有線接続したまま、水深4000〜5000mまで潜るという試みに挑んだのです。
音波通信ではこのような画像が10秒に1回見られるだけ。
今回、よこすかとしんかい6500を結んでいた光ケーブル。細い。
イメージ図。
海流や生物、深海の地形などの影響でいつ切れてもおかしくない。
そして、カリブ海に浮かぶ母船「よこすか」と東京のニコ生のスタジオを、衛生中継で結びました。
この衛生中継の方がラグは大きかったですね!
最初20秒くらいありました。(途中で、どうやったのかわかりませんが、そのラグがほぼなくなったのにも驚いたけどw)
とにかく、0.9ミリメートルという細さの光ケーブルを繋いだまま、4〜5000mも潜航していくのですから、
途中でケーブルが切れる可能性は大いにありますし、切れたからといって修復が出来ないので、
ひとたび切れてしまったらそれでリアルタイム中継は終了になります。
私たち視聴者は、とにかくケーブルが、可能な限り長時間切れないようにドキドキしながら見守るしかありませんでした。
しかし、海底について、探査を始めてからしばらくの間はケーブルも繋がっていて、潜行〜探査の一部は
光ケーブルを通じたかなり明瞭な映像で見ることができました!!
これにはさすがに大興奮でしたね!!
今回は、深海に突き出ている「チムニー(煙突)」というものの近くにある「熱水域」というところへ行って、
色々なサンプルを回収するというプロジェクトでした。
海底には、マグマに近くて天然ガスや熱が噴出してくる煙突があります。
それがチムニーです。
そして、その近くは、300〜400度のお湯が噴出しています。
水というのは、通常100度で沸騰しますが、これは地上の「1気圧」という環境下においてであって、
水深5000mともなると、かかってくる圧がまったく違います。
気圧が高まると、沸点が上昇するので、深海においては、水といえども100度で沸騰しません。
なので、地上では考えられないことですが、「水なのに400度」という状況が起こりうるわけです。
このように、地上で考えられない温度の水が存在するかもしれない地域を今回探索しにいったので、
そこにいるバクテリアなどの生態なども、もし可能であれば研究材料としてサンプルを採りたい
というのが目標のようでした。
結果的には、その「超臨海水」と呼ばれる沸騰するはずなのにしていない水というのには出会えなかったようです。
けれど、チムニーのひとつとして有名な「ブラックスモーカー」というものを光ケーブルをつたった
くっきりした映像で、ほぼリアルタイムに見ることができたのは本当に感動的でした。
熱水噴出孔 -wikipediaにブラックスモーカーの画像があります。
チムニー付近には、チューブワームが生息する場合があるので、その発見も期待されましたが、
今回のブラックスモーカー付近では、イソギンチャクとエビの大群が見られたものの、チューブワームはいないようでした。
何しろ、エビが大群すぎて、始めはそれがチムニーの模様だと思ったくらいです。
遠目に見ると、黒い石の周りに石灰がこびりついているように見えたのでw
この白いのが全部エビ。
エビは、サンプル採取ボックス2箱分採取したようですが、
「エビ2箱とろう!!」
と、研究者の高井さんが張り切っているところで、なんと、光ケーブル切断…!
熱水噴出孔付近であったため、熱により溶けて断裂したと考えられます。
生放送のコメントでは、「エビの呪いでケーブル切断」ってことになってたけどww
通信切断はさすがに残念ではありましたが、ブラックスモーカーや、その付近をあんなにキレイな映像で見ることができたというのは、
誰にとっても初めてのことだったので、スタジオのゲストコメンテーターの方々も興奮していました。
スタジオにお越しになっていた、元潜航長も「また潜りたくなった」と仰っていました。
生放送中にも話しましたが、あれだけのエビが生息していられるということは、そこにその命を賄えるだけの、
栄養分(食べ物になるもの)があるという意味なので、バクテリアが豊富なんでしょう。
この、エビ、背中が光ってるんですが、目がない代わりに背中に「赤外線センサー」がついてて、それが光ってる部分だそうで。
深海はどうせ日光が届かないので、目という器官を地上と同じように持っていても仕方がないんですね。
つまり、目には視細胞(桿体・錐体)があるわけだけど、これは光を受け取るパーツと、光の色を認識するパーツで、
明るいところで使う前提の部位だから、光のない場所では役に立たない…。
だから、深海魚は、目がまず地上の生物と違う構造をしているか、目を持たないわけです。
その分触覚が発達しているとか、このエビのように赤外線センサーで熱源探知して暮らしているか、という感じなのですね。
場所によって体の構造が適応するように進化していくというのは、どこでもそうですが、地上で暮らす
人間には到底適応できないような場所に、平然と群れて暮らしているこんなエビを見ると、
進化ってとてつもないなあと思います。
宇宙空間(真空+高濃度の放射線)もキツいけど、空気なくて500気圧とかも考えられないでしょwww
でもそこに生き物がいるんだから、深海は魅力的だなあ。
宇宙は、生き物を探そうとしてもなかなかね。特に知的生命体なんて見つけられそうにないよね。
だから人間くらい知能が発達した生き物っていうのはかなり奇跡的な生物のようにも思うけど。
それで、今回の放送では、やっぱりこのような「世界初」の試みが、一部だけでも成功したことがすごかったし印象的だったけれど、
研究者の「高井さん」のキャラクターもかなりすごかったですね!
高井 研(研究者 JAMSTEC深海・地殻内生物圏研究プログラムディレクター) 氏からのメッセージ
このメッセージを読んだだけでも、ちょっと強烈だなって感じとれると思うけれど、
今回の放送見ていると、高井さん自身の発言を聞いてても「キャラ濃いな」って思ったし、
それだけじゃなくて、高井さんを以前から知っているゲストの人々がこぞって高井さんをいじったり、
絡んだり、話題に取り上げたり、フィギュアにしたりしているのを見ると、カリスマ性あるなあと思わざるを得ないです。
研究者としても優秀っていうだけじゃなくて、人間としてユーモアやウィットに富んでいて、
多分話すと楽しいからじゃないかと思うのです。
具体的な例を挙げれば、元々深海に興味のなかった人も、高井さんの講演を聴いたことで
深海の魅力にどっぷりハマりだした、なんていう話まであったくらいなので、深海が魅力的なことだけじゃなくて
それを伝える力や、本人の魅力というのがあるんだろうな、と思います。
中継を見ていて、潜航開始直前には、Windowsのノートパソコンの電源が入らなくて
「なんだこのパソコン!!」
って素でキレていたし、(つまり中継されてるからってネコ被るような人ではない)
スタジオから質問しようと思って話しかけてるのに、
「今、カメラ映像そっち行ってないですよね」
とか言って寝転がった後に、
「いや、届いてます」
と言われて急遽座りなおしたり、
(普段は深海に到着するまで昼寝するらしいが今回は起きていてくれたくらいなので、わかっててやってそうだけど)
スタジオゲストでいらっしゃっていた、小説家 朱野帰子(作家、「海に降る」作者)さんが、
今回日本初の女性コパイロットとして潜航する池田 瞳さんに質問して
「バカな質問ですみません」
と言うと、すかさず
「バカですね」
と言うなど、おそらく口は悪いが憎めないタイプの人だろうだなあと思ったり。
(きっとジャムステックバイオレンスだ)
とにかく、皆が高井さんが高井さんがっていうのも、今回の放送を見ただけで理由までセットで垣間見た感じでしたよw
私は、この本を手元に置いて参考にしつつ、絵を描いていきました。
そういえば一番下の本の表紙のやつ、深海魚画像あさってたらあったなwww
皆も買うといいよー!!
1枚目。ハプロフリュネー属のアンコウ。名前はまだない、っぽい。「ハプロフリュネー属のアンコウ」としか言われてないしw
大きな本体がメス。下のヒレのようなふたつの稚魚みたいなのはオス。
最初オスはメスに寄生しているが、そのうちには取り込まれて一体化してしまう。
デメニギスの一種、クロデメニギス。
本を読み間違えて最初「ペリカンアンコウ」だと思ったのだが、鱚だった。
そのあと、改めて「ペリカンアンコウ」の写真を見たらかなり邪悪だった。
そんなに目を皿のようにしたって、暗いから見えないものを見えないだろ、と思う。
3枚目「センジュナマコ」
Pixivへ行くと割と擬人化されている深海のナマコ。
英語では「SeaPig」という。特に地上に釣り上げられた後に気圧が低すぎて膨張している様がブタっぽい。
海底にいる間はそこまでブタブタしくない(と思う)。
4枚目「ジュウモンジダコ」
この写真だと可愛いが、これだけがこいつの表情ではないので「ジュウモンジダコ」で検索すると
全然かわいくねえ写真もありやがる。
耳のようなやつは大人になってもついてるし大きくなる。用途は不明。
それから、しんかい放送が終わる頃には、すでに深海以外を描き始めていて
まず、プラナリア。切っても切っても死なない。というか切った分だけ別個体になって増える。アホ面。
そして無駄に1番時間をかけたのが6枚目「アオミノウミウシ」
もはや深海関係ない。
ハワイの浅瀬にいるウミウシの一種。マジでこんな色。画像検索推奨。
3枠目はすべてこいつに費やしたレベル。だから6時間くらいこの1枚を描いてたw
背景や枠はふぉとしょでサッと作って、「標本箱」のイメージに仕上げた。
ちなみにアオミノウミウシは体長3cmくらいしかないので、結構小さいよ。飼ってみたいね。
そんなわけで、18時間連続配信お疲れ様でした。
私もさすがに疲れて、あのあと18時間くらい寝たよ!!ww
全部リアルタイムで見てくださった方、特にお疲れ様&ありがとうございました。
しんかい6500生放送のスタッフさん&ジャムステックの皆さんもお疲れ様でした! 次回期待しています。
私の方はTSも1週間あるのでどうぞ。しんかい6500の方はTSもっと長いかも。(少なくとも今は期限未設定になってる)
光ケーブルで繋いで、いわゆるコックピットの中と、そこから見える深海の様子を、ほぼリアルタイムに
動画で生放送してもらえるということです。
まだTSがあるので、それをちゃんと見てもらうとわかるのですが、
これまでは、母船ですら、深海からの映像を0.1fps(10秒に1フレーム)の静止画でしか受け取れなかったのです。
それは、情報のやりとりをすべて「音波」でしなければいけないからです。
コックピットと母船の管制室との声のやり取りも、音波なので、片道3.5秒のラグがありました。
けれど今回は、世界で初めて有人探査潜水艦と母船を
光ケーブルで有線接続したまま、水深4000〜5000mまで潜るという試みに挑んだのです。
音波通信ではこのような画像が10秒に1回見られるだけ。
今回、よこすかとしんかい6500を結んでいた光ケーブル。細い。
イメージ図。
海流や生物、深海の地形などの影響でいつ切れてもおかしくない。
そして、カリブ海に浮かぶ母船「よこすか」と東京のニコ生のスタジオを、衛生中継で結びました。
この衛生中継の方がラグは大きかったですね!
最初20秒くらいありました。(途中で、どうやったのかわかりませんが、そのラグがほぼなくなったのにも驚いたけどw)
とにかく、0.9ミリメートルという細さの光ケーブルを繋いだまま、4〜5000mも潜航していくのですから、
途中でケーブルが切れる可能性は大いにありますし、切れたからといって修復が出来ないので、
ひとたび切れてしまったらそれでリアルタイム中継は終了になります。
私たち視聴者は、とにかくケーブルが、可能な限り長時間切れないようにドキドキしながら見守るしかありませんでした。
しかし、海底について、探査を始めてからしばらくの間はケーブルも繋がっていて、潜行〜探査の一部は
光ケーブルを通じたかなり明瞭な映像で見ることができました!!
これにはさすがに大興奮でしたね!!
今回は、深海に突き出ている「チムニー(煙突)」というものの近くにある「熱水域」というところへ行って、
色々なサンプルを回収するというプロジェクトでした。
海底には、マグマに近くて天然ガスや熱が噴出してくる煙突があります。
それがチムニーです。
そして、その近くは、300〜400度のお湯が噴出しています。
水というのは、通常100度で沸騰しますが、これは地上の「1気圧」という環境下においてであって、
水深5000mともなると、かかってくる圧がまったく違います。
気圧が高まると、沸点が上昇するので、深海においては、水といえども100度で沸騰しません。
なので、地上では考えられないことですが、「水なのに400度」という状況が起こりうるわけです。
このように、地上で考えられない温度の水が存在するかもしれない地域を今回探索しにいったので、
そこにいるバクテリアなどの生態なども、もし可能であれば研究材料としてサンプルを採りたい
というのが目標のようでした。
結果的には、その「超臨海水」と呼ばれる沸騰するはずなのにしていない水というのには出会えなかったようです。
けれど、チムニーのひとつとして有名な「ブラックスモーカー」というものを光ケーブルをつたった
くっきりした映像で、ほぼリアルタイムに見ることができたのは本当に感動的でした。
熱水噴出孔 -wikipediaにブラックスモーカーの画像があります。
チムニー付近には、チューブワームが生息する場合があるので、その発見も期待されましたが、
今回のブラックスモーカー付近では、イソギンチャクとエビの大群が見られたものの、チューブワームはいないようでした。
何しろ、エビが大群すぎて、始めはそれがチムニーの模様だと思ったくらいです。
遠目に見ると、黒い石の周りに石灰がこびりついているように見えたのでw
この白いのが全部エビ。
エビは、サンプル採取ボックス2箱分採取したようですが、
「エビ2箱とろう!!」
と、研究者の高井さんが張り切っているところで、なんと、光ケーブル切断…!
熱水噴出孔付近であったため、熱により溶けて断裂したと考えられます。
生放送のコメントでは、「エビの呪いでケーブル切断」ってことになってたけどww
通信切断はさすがに残念ではありましたが、ブラックスモーカーや、その付近をあんなにキレイな映像で見ることができたというのは、
誰にとっても初めてのことだったので、スタジオのゲストコメンテーターの方々も興奮していました。
スタジオにお越しになっていた、元潜航長も「また潜りたくなった」と仰っていました。
生放送中にも話しましたが、あれだけのエビが生息していられるということは、そこにその命を賄えるだけの、
栄養分(食べ物になるもの)があるという意味なので、バクテリアが豊富なんでしょう。
この、エビ、背中が光ってるんですが、目がない代わりに背中に「赤外線センサー」がついてて、それが光ってる部分だそうで。
深海はどうせ日光が届かないので、目という器官を地上と同じように持っていても仕方がないんですね。
つまり、目には視細胞(桿体・錐体)があるわけだけど、これは光を受け取るパーツと、光の色を認識するパーツで、
明るいところで使う前提の部位だから、光のない場所では役に立たない…。
だから、深海魚は、目がまず地上の生物と違う構造をしているか、目を持たないわけです。
その分触覚が発達しているとか、このエビのように赤外線センサーで熱源探知して暮らしているか、という感じなのですね。
場所によって体の構造が適応するように進化していくというのは、どこでもそうですが、地上で暮らす
人間には到底適応できないような場所に、平然と群れて暮らしているこんなエビを見ると、
進化ってとてつもないなあと思います。
宇宙空間(真空+高濃度の放射線)もキツいけど、空気なくて500気圧とかも考えられないでしょwww
でもそこに生き物がいるんだから、深海は魅力的だなあ。
宇宙は、生き物を探そうとしてもなかなかね。特に知的生命体なんて見つけられそうにないよね。
だから人間くらい知能が発達した生き物っていうのはかなり奇跡的な生物のようにも思うけど。
それで、今回の放送では、やっぱりこのような「世界初」の試みが、一部だけでも成功したことがすごかったし印象的だったけれど、
研究者の「高井さん」のキャラクターもかなりすごかったですね!
高井 研(研究者 JAMSTEC深海・地殻内生物圏研究プログラムディレクター) 氏からのメッセージ
このメッセージを読んだだけでも、ちょっと強烈だなって感じとれると思うけれど、
今回の放送見ていると、高井さん自身の発言を聞いてても「キャラ濃いな」って思ったし、
それだけじゃなくて、高井さんを以前から知っているゲストの人々がこぞって高井さんをいじったり、
絡んだり、話題に取り上げたり、フィギュアにしたりしているのを見ると、カリスマ性あるなあと思わざるを得ないです。
研究者としても優秀っていうだけじゃなくて、人間としてユーモアやウィットに富んでいて、
多分話すと楽しいからじゃないかと思うのです。
具体的な例を挙げれば、元々深海に興味のなかった人も、高井さんの講演を聴いたことで
深海の魅力にどっぷりハマりだした、なんていう話まであったくらいなので、深海が魅力的なことだけじゃなくて
それを伝える力や、本人の魅力というのがあるんだろうな、と思います。
中継を見ていて、潜航開始直前には、Windowsのノートパソコンの電源が入らなくて
「なんだこのパソコン!!」
って素でキレていたし、(つまり中継されてるからってネコ被るような人ではない)
スタジオから質問しようと思って話しかけてるのに、
「今、カメラ映像そっち行ってないですよね」
とか言って寝転がった後に、
「いや、届いてます」
と言われて急遽座りなおしたり、
(普段は深海に到着するまで昼寝するらしいが今回は起きていてくれたくらいなので、わかっててやってそうだけど)
スタジオゲストでいらっしゃっていた、小説家 朱野帰子(作家、「海に降る」作者)さんが、
今回日本初の女性コパイロットとして潜航する池田 瞳さんに質問して
「バカな質問ですみません」
と言うと、すかさず
「バカですね」
と言うなど、おそらく口は悪いが憎めないタイプの人だろうだなあと思ったり。
(きっとジャムステックバイオレンスだ)
とにかく、皆が高井さんが高井さんがっていうのも、今回の放送を見ただけで理由までセットで垣間見た感じでしたよw
私は、この本を手元に置いて参考にしつつ、絵を描いていきました。
そういえば一番下の本の表紙のやつ、深海魚画像あさってたらあったなwww
皆も買うといいよー!!
1枚目。ハプロフリュネー属のアンコウ。名前はまだない、っぽい。「ハプロフリュネー属のアンコウ」としか言われてないしw
大きな本体がメス。下のヒレのようなふたつの稚魚みたいなのはオス。
最初オスはメスに寄生しているが、そのうちには取り込まれて一体化してしまう。
デメニギスの一種、クロデメニギス。
本を読み間違えて最初「ペリカンアンコウ」だと思ったのだが、鱚だった。
そのあと、改めて「ペリカンアンコウ」の写真を見たらかなり邪悪だった。
そんなに目を皿のようにしたって、暗いから見えないものを見えないだろ、と思う。
3枚目「センジュナマコ」
Pixivへ行くと割と擬人化されている深海のナマコ。
英語では「SeaPig」という。特に地上に釣り上げられた後に気圧が低すぎて膨張している様がブタっぽい。
海底にいる間はそこまでブタブタしくない(と思う)。
4枚目「ジュウモンジダコ」
この写真だと可愛いが、これだけがこいつの表情ではないので「ジュウモンジダコ」で検索すると
全然かわいくねえ写真もありやがる。
耳のようなやつは大人になってもついてるし大きくなる。用途は不明。
それから、しんかい放送が終わる頃には、すでに深海以外を描き始めていて
まず、プラナリア。切っても切っても死なない。というか切った分だけ別個体になって増える。アホ面。
そして無駄に1番時間をかけたのが6枚目「アオミノウミウシ」
もはや深海関係ない。
ハワイの浅瀬にいるウミウシの一種。マジでこんな色。画像検索推奨。
3枠目はすべてこいつに費やしたレベル。だから6時間くらいこの1枚を描いてたw
背景や枠はふぉとしょでサッと作って、「標本箱」のイメージに仕上げた。
ちなみにアオミノウミウシは体長3cmくらいしかないので、結構小さいよ。飼ってみたいね。
そんなわけで、18時間連続配信お疲れ様でした。
私もさすがに疲れて、あのあと18時間くらい寝たよ!!ww
全部リアルタイムで見てくださった方、特にお疲れ様&ありがとうございました。
しんかい6500生放送のスタッフさん&ジャムステックの皆さんもお疲れ様でした! 次回期待しています。
私の方はTSも1週間あるのでどうぞ。しんかい6500の方はTSもっと長いかも。(少なくとも今は期限未設定になってる)
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