5月9日の散歩からです。
「花子さんのお墓の噂」を一気に解決まで持っていくためクルミを選択。



陽留見を守ってくれた女の子の 昔々で始まるお話・・・
それが「カスカ」のことでもあるんだろうな、という感じでひとまずは「解決」となります。
おばあさんは「あなたたちも興味ないでしょう」と言ったけれど、クルミはそうでもないのではないかな。
確かにサンゴは「昔話ばかり聞かされた」と言ってたけどねw


昔話、って意味があって言い伝えられていると思うんだ。
すごくわかり易いものなら、震災のときに「ここより先に家を建ててはいけない」って柱が立ってて
そこの先の家は津波で流れた、というようなエピソードが聞かれたでしょう?
昔話とか、妖怪っていう文化も形が違うだけで、根底は同じように思う。
超常現象的な描き方になってるからファンタジー扱い、オカルトの一部にされたりするけど、
都市伝説も、街が昔に比べて「都市化」したから、話の描き方もそれにあわせて変わったってだけでさ。

例えばね、取っ手を引っ張るタイプのクローゼットのドアや、アコーディオンドアより、
ふすまや障子の方が不気味 みたいなのってあるでしょう?
でも、それもだんだん変わって行って、テレビにはテレビの怖い話、電話には電話の怖い話、という風に
文明が育って行っても何かしら不気味な話が出てきたりして、それらが「古いもの」へと変わっていくよね。
新しいものは、最初は古いものより怖くないように思えるし、
日本的にいうなら神様の宿るものから、宿ってないものへと徐々に移り変わっていってる最中かなと思うのだけど
その「発展途上性」が物語を生んだりもする。

皆が信じて、覚えているもの、それがひとつの「神様」だと思う。
地域や文化、時代によって描かれ方が変わるだけなんじゃないかな。
それを「幽霊」だと思う人もいれば、「妖怪」だという人もいるし、「神様」と呼ぶ人もいるだろう。
カスカちゃんは「幽か(かすか)」っていう字なのかなあ。それでいて「微か」なのだと思う。
おばあちゃんの話から察するに、人々の記憶の中で、「微か」な存在になってきてるんだろうね。
昔はそうでもなかったんだろうけど。


で、「解決した!」って初めてなったわけですが、どうです? 「解決・・・なのか!?」ってなりませんか?w
これ、「解決」という言葉に語弊があると思うんですが・・・
このゲームにおいては、"解決”は「3人それぞれの中で何らかの答えが導き出されたので、これ以上この案件の検証をしない」という意味なんです。
だから、「噂」が流れているというひとつの結果(まぁ過程でもあるけど)に対して、その原因を探っていき、
誰にでも明らかな真実であり、事実でもあるひとつの「原因」が答えとして導き出されて「解明された」という意味の「解決した!」ではないので
むしろ「解決した!」の後からがプレイヤーとしては問題になってくるんです。
ある意味そこはスタートなんですよ。
結果に対して原因はひとつではないし、原因に対しても結果はひとつではなく、そもそも「噂」が間に挟まっているせいで
余計に原因も結果もぼんやりしていますよね。
そのぼんやりを自分ならどう晴らすのか、他の人ならどう晴らすのか。
そうやって色々な視点で原因や結果を見渡して楽しむのは、「解決した!」の後にプレイヤーだけができることで、
ゲームの中ではその噂はすぐに忘れ去られていくし、主人公たちも「それぞれの感じ」をただ抱くだけで終わるんです。
それを見てただ「へー」って思うだけじゃなくて、それを踏まえてもう一度吟味する、がこのゲームの遊び方だと思います。


参考:
夕闇通りの歩き方
「夕闇通りの歩き方」夕闇通り探検隊ロケ地ガイド