ずーっと前から見よう見ようと思っていたけど、ようやく見ることが出来た。7年越しくらいでw
当時、ウボァ〜から(彼は映画好きで”みんシネ”でもかなりレビューを熱心に書いていたので)
「おすすめの映画はショーシャンクとマッチスティックメンと・・(ry」
という感じでいくつか薦めてもらい、まとめて借りてきたりしたのだが、
あまりにもまとめすぎて、14本を7日間レンタルとかしてたので平均して1日に2本見なければいけないペースなわけで
せっかく借りたのに見ないで返してしまったこともあって、その「見ないで返した方」の1本にマッチスティックメンがあったんだよ。
だからずっと気になっていたんだよね。
その当時は前述のように週に10本とか、今よりしょっちゅうビデオを借りてきては見ていたけど、
借りたのに見ないで返してしまったいくつかの作品の中で、マッチスティックメンだけがどうしても心残りで
でも、テレビが壊れたので、テレビデオだったためテレビはおろかビデオも見られなくなり、
それまでのように借りてきて映画を観る習慣がなくなった。そして気が付けば薦められてから7年が経っていたらしい!w

観終わったら余韻がすごかったので、ようやく観たことをウボァ〜に報告してみた。

(V)・∀・(V)<マッチスティックメン面白かったよ!!
ウボァ〜<7年越しでようやくみたんだ(笑)
(V)・∀・(V)<そうだよ!ビッグベンでビデオ借りたのに見ないで返したこともあったしね〜
        今回はDVDで観た!ビデオじゃなくDVDなあたり七年経っている感じがするね!
ウボァ〜<おいおい、七年経ってる感じを出すんだったらせめてブルーレイあたりにしといてくれよ!(笑)
(V)・∀・(V)<ブルーレイ!なんて新しい技術だ!触ったこともない!
ウボァ〜<ワシも見るのは初めてじゃ……(ポムじいさん風に)

てなやり取りがあって、また新たに最近のおすすめ映画についても聞き出したので、それはまた7年以内には観ようと思う。
今度はもっと早い段階で観たいwww7年暖めるメリットは別にないのでw


それで、本題に移るけれど、マッチスティックメンっていうのは、直訳すれば「マッチ棒男(複数)」だけど、
映画の中の字幕に「イカサマ師」と出てきたな。そういうスラングというか慣用句的表現なのだろうか?
英語のそういうのには別に詳しくないけれど、事実この映画は「詐欺師たち」が主人公である。

主人公ロイを演じるのはニコラスケイジ。
私がてっきり職業は「刑事」だと思っていた、あのニコラスケイジ。

ロイは、額こそ大きくはないものの、相棒のフランクと組んで詐欺を繰り返しては生計を立てている(預貯金もある)。
金額がどうあれ、詐欺は詐欺だ。
元々彼はおそらく神経質で小心者なのだろう。
その職業が肌に合っていないのか、仕事ではミスをすることがないやり手でありながら、プライベートでは潔癖症に悩んでいる。
それは本当に病気のレベルの潔癖症で、カーペットが汚れるとそれだけで呼吸が乱れまばたきが増え、発狂しかねない勢いなのだ。
自分で思っている以上に仕事に適応できていない。おそらくストレスを常に抱えている。
掃除をしてそれを紛らわすような、そんな様子だ。
別れた妻が、家を出て行った当時妊娠していたことが今でも気にかかっていて、精神分析医に
「子供がもし生まれていたら14歳だ」
と打ち明ける。
そしてついに、その、今まで一度も見たこともなかった”我が娘”と対面を果たし意気投合。
ロイの生活と心に変化が訪れる。

というのがあらすじ。


いやぁ、なんといってもやはりこのストーリーの肝は父娘の心の交流ですから。
映画を見終わった後は、他のどんな(といってもそれほど多くの作品を私は見ていないだろうけれど)
父娘にピンスポを当てた作品とも違った独特の感動がありましたよ!!
まさかあそこで火星人が襲来するなんて誰も思わないじゃないですか。
それをジャッ○ー○ェンばりのアクションでなぎたおすロイとフランク!無事さらわれた娘を奪還!!
なんと、詐欺師は地球をも救ってしまった!! 詐欺師すげえ!! という謎の感動ですよ。
新ジャンルなSFですね。SagiFictionですかね。
とりあえず皆さんも、この詐欺師たちの活躍を見たらいいと思いますよ!!ええ!!


なんていう冗談はここまでにします。
これから観る人は、この先は読まずにただ映画を観て下さい。
その後にこの後の部分も読んでもらって、共感してもらえればよしとしよー。
ここから先は 正 し い ネ タ バ レ があるからね!



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と、
あまりにもどんでん返しがすごい映画だったので、レビューでウソつきたくてたまらなくなりました。

途中、平和すぎて眠たくなるくらい、ロイとアンジェラ(娘)の仲睦まじさが描かれるんですが
そのあとに事態は急展開してロイもアンジェラも大ピンチですわ。

というのも
ロイがフランクの誘いを受けて、大金の動く詐欺をやり遂げるんだけども、アンジェラもそれに協力。
しかし、直後にカモにした相手に詐欺がバレてしまう。
フランクとロイは逮捕歴がないので警察に追われることはないだろうと思いきや
アンジェラには万引きで捕まった過去があることが判明し、ロイは詐欺から足を洗ってアンジェラの親権を得るため
まっとうな仕事と弁護士との相談などに乗り出そう、と決心。
コンビ解消ということで、詐欺の報酬も分け前をもらわずフランクにすべて差し出したロイだったのです。

その矢先に、最後の詐欺の相手が、フランクをボコボコにしてロイの家を探し当ててしまう。
アンジェラは父親を守るために、ロイが隠し持っていた拳銃で、相手を撃ってしまうんだ。

ロイはどうにかしてアンジェラとフランクを無事に逃がそうとする。
フランクとは長年やってきたコンビだし、彼がボコボコにされて口を割ってしまったことをロイは責めないし
とにかくアンジェラを遠くへ連れて行ってくれるようフランクに頼む。あとで行くから、と。
もうこのあたりで、平和すぎて眠たくなるくらいだったのもいい加減目が冴えてますね。
娘とうまくやっていくことが、ロイの潔癖症の症状も軽くしてくれるということを医師が証明してくれたから
ロイ自身も安定剤に頼る生活より、娘とうまくやっていこうという決心をしたところだったのに、
アンジェラが人を撃ってしまった。そしてロイはその責任をかぶろうとしている。
こんなピンチ一体どうやって切り抜けるんだよ!!!

と、誰もが思ったその瞬間!!


撃たれたはずの男は、ロイの家のリビングから消えており、ロイは突如したたかに頭を殴られ昏倒・・・。
目覚めたところは、病院のベッド・・・?そして捜査官に「君には黙秘権がある云々」と説明される。
警察はアンジェラを既に追っているらしい。ロイは朦朧とする意識の中で、信頼する医師に貸金庫の暗証番号を教え、
それをアンジェラに伝えるよう指示し眠りについた。。
「これでアンジェラは大丈夫だ・・・」

父親としての役目を14年間何一つ果たせず、娘と会ったあともどうやって接したらいいかわからず怒鳴ったりもしたが
父親だからこういうときこそ、こうしてやりたい!というのを、ロイとしては果たせた気持ちだったんじゃないだろうか。多分。

部屋が暑いので眠りから覚め、看護婦を呼ぶが誰も応答しない。
病室を出ると隣の部屋はまるで楽屋か何かだ。
さらにその奥へ・・・するとそこは、ビルの屋上だった!!

ここで完全に眠気死亡!!!
いや、その前の時点で別にそれほど眠かったわけじゃないけど、なんていうの、2段階起こされた感じよ。
アンジェラとの平和な日々(まったり)描写→アンジェラ人撃っちゃった!(第一段階)→ビルの屋上!?(第二段階)
ビルの屋上にロイが飛び出した瞬間、思わず

「自分以外は全部グル!?」

と口に出してしまったレベル。
本当の本当に全部グルなんだもんw
精神分析医も、アンジェラも!
警察役もフランクも詐欺でカモられたヒゲのおっさんもさ!ロイだけがずっとカモだった!!
娘なんて生まれてなくて、あのときお腹にいた子は流産だったと今更発覚・・・
精神分析医が、安定剤じゃなくサプリメントを、さも良く効く薬であるかのように”処方”していたのも
医師じゃなくて詐欺師だったのだから頷けるw(実際医師の免許のある詐欺師なんかもいるかもしれないけどねw)

ロイは小さい詐欺ばかりをやってきた。
こんな言い方はなんだが、やっぱり向いていなかったんだ。
詐欺師として半端者だったのだ。だから本当の詐欺師(フランク)にカモられたっていうオチ。。

何もかも失ったロイだが、潔癖症が治り後ろめたくない仕事に就き、一年後には立派にサラリーマンしていたのは不幸中の幸いというべきかw
ビルの屋上に出た後から、医師が既に夜逃げが済んでいてアンジェラが他人だったことが判明するまでのくだりでは
もはや「ぐはぁ・・・」というしかなかったよ私もw
何もかも失うってこういうことなんだなって。
フランクの最終目標はロイの貸金庫の中身だったから、医師に「アンジェラに暗証番号を教えてくれ」と伝えた時点で
フランクの勝ちが決まってしまったからなぁ。
「大きい詐欺をやろう!」って誘ってきた時点で、ロイは狙われる立場にあったんだもんなぁ。
もう「どこまで遡って何を信じればいいのー!?」ってなったけど、ロイもまさしくその心境だっただろうw

最後にはスーパーのレジの人と一緒に暮らしてるオチで終わるところまで含めて、エンターテイメント性のとても高い作品だったと思う!!!
騙されたいとは決して思わないけれど、ここまでやられちゃうと却ってすがすがしいな!っていうとこまで完全にしてやられた感でいっぱいだし
映画、つまり虚構だから救いがあるよねw これ事実だったら笑えるものも笑えないよ!w
とまあ、ショーシャンクとセットで薦められただけのことはあるな、と思ったりもした。そんな作品だった!