アテレコしてほしいところがあるんだよって言うんで、そのシーンだけ切り取った動画を貰って、
セリフをテキストに書き起こして音読してみた。

どうやら、私の、「噛まずに、且つ人に聞き取れる読める最高速度」で読んでも、まだあと倍の速度がなければ
ゲームの字幕速度には追いつかないようだった。
それで、録り終わった一本になっているデータから、息継ぎを全部削ってみたけど、そうしたら今度は
一発録りには聞こえなくなってしまった。
ここは中断しないで一気に読んだ、という疾走感が大事なとこだろ、と思って速度は追いつかなくてもいいから
一回で読みきったデータをそのまま使ってもらうことにし、とにかく途中噛まないで読みきることに専念した。専念キュー!

しかしたびたびNGを出したのも事実なので、5個くらいはNGデータを保存してみた。
うち2つを公開してみる。

おお、なんと!それは伝説のよく育つたねではないかと考えるのココロ。
あれは忘れもしない50年前、偶然に目にした書物に書かれていた
大きな植物に心ひかれてから私の人生は変わった。いつかその植物を自分の
ものにしてみせると夜空のお星様に誓った幼きあの日。
私はそれを求めて幾星霜、いろんなところを旅し、色々な書物を読み、
日夜研究を重ねてきたのだけれど、やはりたね本体がないとどうしようもないわけだ。
やはり、私の長い園芸生活をジュウジツさせるには君の持っているそのたねが
必要不可欠なわけだ、これが。だから、やはり私はキミの持っているそのたねを
譲って欲しいのであったりするのだ、これが、ホント。


の段落におけるNG

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ついに私の長年の夢が今、ここに実現した。
今のこの気持ちを何か例えるならば、それはあたかも当たらないと思っていた宝くじで
1等が当たったような、いや、ちがうな。そんなありふれたものではなくて、
もっと高尚な喜びである事は当然だけど、
ああ悲しいかな、私の乏しいボキャブラリーではこの感動を言い表すことはできないのではないかという
事実に今気付いた次第であったりするのは事実なのだが、
私は何を言っているのか自分でもわからなくなってきてしまって、もう、この溢れ出すパトスを
押しとどめることはなんぴとたりともできないであろうことはもはや
事実かぎりなく確信に近かったりするのだよ、これが。
この植木鉢を手に入れたときにはよもや、この大きさに見合うだけの
植物があろうとはなかなか信じきれなかったのだが今こうして
自分の目でこの植物を見るにつけ、
ああ何と自然とは素晴らしいものなのだろうかという思いを新たにするこの私は
園芸家でよかった。


の段落におけるNG

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