電波オデッセイ 1~最新巻(アスキーコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]
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丸い人さんから4巻セットでもらった。
是非読んで欲しいと。
最後に、(V)・∀・(V)さんは救いを感じられるかもしれないって。


急に話は逸れるけど、生きていると、その時間が長くなるにつれ
良い事も嫌な事も思い出として当然増えていく。

そんな中で、すごくすごく、すごく嫌な事っていうのは
心のシミ 
になる。

目を逸らせばいいのか、それにしたってどう逸らせばいいのかもわからない。

シミ抜きはできるのか、それにしたってどうシミ抜きすればいいのかもわからない。

上から「良い事」で塗りつぶしてみたり、
時間と共に色褪せたりするんだけど、
そこにシミがあったことを忘れられないほどのシミを持っていると
時々すごく心が曇って、雨が降ったときに、たとえば水でインクが滲むみたいに
涙で滲むみたいに、シミじゃなかったところまで染まってきて
どうしたらいいのかわからなくなる。

だから私は、心にシミがある人を「メンヘラ」と、罵りの意味では呼べない。
なぜ蔑む事ができるのか、わからない。蔑む側にもシミがあるからこそなのかもしれないけどね。



多分そういうシミを持っている人が読んだら、4巻読みきるまでに何度も泣くと思う。この本は。
そこにシミがあるよ、と指摘されるから。

でも、自分で、それを見つめ続けたり、無理に消そうとしてもしょうがない。
しなくてもいい、そんなことは。
それに、だれにでもありうることだから、たとえ数は多くなくても
わかりあえる人を見つけられれば、そのシミのことは気にならなくなっていくから。


だから、「人生は壮大な暇つぶし」だというのが私の座右の銘だし
そしてその暇つぶしっていうのは「思い出作り」だと思う。

もう、自分では、そのシミは「綺麗な思い出たちの中の汚点」にしか見えないかもしれないけど

それ以上にカラフルな思い出作りをすることでしか、
自分も、周囲も救えないんじゃないかな。


強さは、愛だ。