20101018サークルブログを更新して情報解禁しましたが
今回の企画は「架空の魔法少女アニメ」です。

しかもタロットに関係しています。
タロットに関係する曲が入ったCDに
タロットに関係するオマケがつきます。やったね!!

さてさて、今回私は歌だけでなく絵のお仕事もすることにしました!
←先日うpった作業場

主人公の「風見がざみ」ちゃんと、魔法少女にありがちな
「お付のマスコット」的位置づけの「小悪魔ぱいなぽぅ」をジャケットに描くことにしました。
久々にイラストカテに自分の絵を解説つきで載せるよ! よ!><

ぱいなぽぅは元々影瑠板学園モノラジオドラマに出てきたオリキャラだったのですが
こんなところで再利用!w
当時は「パイナップル」さんというネトラジDJさんが声をあててくれていました。
DJ陣一部離散により企画が頓挫しましたw
ただ、そのときのストーリー自体は完結させないとなーとずっと考えています。
そのうち腰を据えて描こうと思う。

それはそうと、今回はぱいなぽぅとがざみちゃんは別々のファイルとして作りましたので
まずは簡単なぱになぽぅから仕上げてしまうことにシマシタ。


これが鉛筆の下書き。
600dpiでスキャンです。超デカイ。
でもこのデータは掲載用に縮めたよ。
ぱいなぽぅ(下書き)




















では、PCで線画を描きますね。
ハイ、できた。
線画01
ウソです、ゴメンナサイ。

ふぉとしょのペンツールで一回均等な太さの線を引いてしまった後に
ちまちまとそのパスを微妙に動かしては線を描く、というのを幾度となく繰り返して
線に強弱をつけていきます。

実はそれが、このファイルでやり始めた手法だったりする!w

「パスの境界線を引く」では、「強さのシュミレートをする」というオプションを使えますが
これは、
「一本の線の端から端までの間の丁度中間部分を
一番太い太さ(そのとき設定している鉛筆ツールとかの太さ)にして
線の始まりと終わりはフェードイン・フェードアウトにする」
オプションなので、太くして欲しくないところが太くされたり
線の両端はやたら細く消え入るようになるわけで。
たとえばVみたいな一本の線を引いたら、本当は線の始まりと終わりを太くして
角となっている尖った部分を細くして欲しいのに全く逆のことをされてしまうわけですw


線画02
なので、アンカーポイントをいじってパスをちょっとずらしてもう一回なぞる
というのを自分の太くしたい部分で繰り返したほうが的確!
ということをやってみたら、おお、描きたい線になったぞよ。

↑の線画よりも更に太くしたいところを太くしたもの。












線画03
ぱいなぽぅは結構ずんぐりだぞーってことで
お腹(?)まわりを書き直して輪郭はもうこれでいいや。

じゃあ手。

手は
つ⊂
です。
つまりフォントです。

フォント選んで、文字レイヤーで書いて、角度とか位置を調整して完成ww

ぱいなぽぅはキャラデザの時点で、
つ⊂
が手っていうことは決まっていたので、アナログで描くときも、特に向かって左の
「つ」
を美しい明朝体で描くよう心がけています!!!!!


線画04
フォントの主張に合わせて、他の輪郭部分をもう一度なぞる…!

















線画05
そして、黒い悪魔の羽根をつけたらこれで線画は完成だっぜ!!!
羽根は右の羽根を先に書いてパスを反転コピーで角度変更、完了!

顔がないけどww


この作業中ずっと丸い人さんが線画にいたずらしてきてたので、
あとで丸い人さん本人がそのシリーズをブログに上げると思う。
笑えばいいと思うよ。








彩色01
では塗るかいの。
まぁまずは顔描いたけどね。

顔はNT2−A君と一緒だよ!
簡単だね!!やったね!!

ぱいなぽぅやNT2−A君は、顔がまんま体も兼ねている
「ニコちゃん大王状態」なので、
「首を傾げる」という動作を苦手とします。

なので、ぱいなぽぅやNT2−A君は、首を傾げずに顔を傾げます。
つまり、顔のパーツの角度を自在に変えられます。

完成それこそ、目より高い位置に口が来るくらい回せます!
回せ過ぎて正しい角度に対して無頓着になってしまったので、
普段からこのくらい傾いています。

ハイライト入れて頬を意味もなく赤らめて完成。
意味もなくもないか。
なんかこう、意味もなく照れているキャラなので。
…じゃあやっぱ意味ないか。そうか。








続いてがざみちゃんを描こうかの
がざみ(ラフ)
これが机の上に転がっていたラフです。

このラフ絵はゲルインクボールペンで一発描きです。
下書きとかしない!
ぺっぺっぺ!ですよ!!
ラフだし!

大体こんなポーズ、大体こんな構図!おk!
にしてもぱいなぽぅかなり…傾げてるな。
多分このぱいなぽぅは眠くてしょうがないぱいなぽぅです。











んじゃ、本描きの下書きでもするかな
がざみ(下書き)
ぱいなぽぅはどうせ後から別レイヤーを持ってきて重ねるだけなんだから
位置とっとけばいいや

この下書きをまた600dpiでスキャンして、ペンツールで線画を描こうか、
とも考えていたんですが、結局こちらはアナログでペン入れをすることにしました。

この下書きを更にちょっと鉛筆で修正しつつ線の強弱をつけて…










ペン入れできたよー!/(^0^)\
gazami01
私はアナログのペン入れはハイテック0.3〜0.4と、シグノ0.5などでやります。
0.5ミリのゲルインクボールペンならシグノではなくてもいいんですけど
インクのノリがいいのでシグノを使うことが多いです。
といいつつ、実は、今回はパイロットのG−3 0.5を使いました。
理由!
シグノ0.5に比べてインクのノリはよくない感じがするけど、繊細さがある0.5ミリだから!
なんていうんでしょう、筆圧感知されている感じです。
パイロットG−3のほうが、細い0.5〜太い0.5を操れる感じ。
シグノは均一な0.5。
これが感覚の問題なのか、ペンの構造の問題なのかまではわかりませんけれど。

箒の角度かなり何度も変えました。
パース……来て…




一応肌の色は置いておく。
gazami02
この後、服や髪の色を置いた後にどうせ調整するんだけど。

それから、スキャンした直後の話なんだけど。
塗る作業を始める前にまず「スキャンされてしまったいらないゴミ」とかを消す
「ゴミ飛ばし」作業をします。
一応スキャナー自体綺麗にしてからスキャンしているんだけど、それでも
600dpiとかなるとちょっとしたホコリとか余裕で写りこむ。
それに、ボールペンのちょっとかすってしまったインク跡とか
手についたインクが飛び火したところとか、とにかくそういうのを消しておかないといけない。
消しゴムツールで消したり、レベル調整をしてグレー(中間色)をじわじわ削っていって
2階調化したときにいらないものがなるべく残らないように。
残ってしまったらまたそれを消す。
結構神経を使う作業です。

それが済んだら2階調化して黒を色指定で範囲選択して「カットしたレイヤーを作成」
これで線画レイヤー完成。
しかも選択範囲を解除せずすぐに「境界線」を引く。1pxで。
これでだいぶ塗り残しが消えてしっかりした線になる。
それでもやはり途切れてる部分はあるので、鉛筆ツールで塗ったりはするよ!


つーわけで髪と服にざっくり色指定。
gazami03
あまりにもざっくりすぎて「大体ピンクだよ」「大体青っぽいよ」
ということしか言ってない。
いいんだよどうせ塗るの自分なんだから!!!

最近はちゃんと「カラーサンプル」レイヤーを作ることを覚えた。
えらい!!

ディスプレイの角度や隣り合った色との関係で、サンプルとしておいてある色を見たときと
実際塗ったときで印象が変わるので色決めるのもラクじゃないよね(´・ω・`)








髪に濃淡つけたよ。
gazami04
それから塗りやすいように、カンバスサイズを広げたよ
左右に余白ができたのはそのせい。











目を入れたよ!
gazami05
目の色が緑なのは、蟹音ぱん。準拠。

目は小さいけれど大事なパーツなので、目をしっかり描くために
600dpiでスキャンしていると言っても過言ではない!!
どういうサイズかというと、100%表示したときに
PCディスプレイにちょうど顔がぴったり映るくらいのサイズだ!
その状態で目を塗ります。

どうせ最終的なサイズになったら見えないのにこだわってぼかしツール使ったり
レイヤー4枚くらい重ねて乗算とか覆い焼きとかしますw

しかし、ここで問題発生。
印刷物にする前提で描いているため、最初からCMYKカラーマネジメント設定なのだが、
なんかこう、「覆い焼きカラー」レイヤーが、RGBでファイルを作ったときと違う発色をしやがる!

覆い焼きカラーというのは、光沢とかを表現するのに便利なレイヤー設定で
たとえば髪の毛の光っている部分、目の光沢なんかを表現するときに使います。
レイヤーの設定を「覆い焼きカラー(リニア)」とかにして、まずレイヤー全体を真っ黒に塗りつぶした後
光沢を入れたい部分に明るい色で通常描画とかすると、
そのレイヤーの下に来ているレイヤーにのっている色が薄められ且つピカーって感じになります。

その発色のしかたがRGBのときと明らかに違う……しまった…
ということで、普段と同じやり方でやりながらそれに気づいて試行錯誤…
なんとか目完成。

服に影いれる
gazami06
あまり得意ではない。
けど頑張る!

明るい色も乗せて明暗を表現。
あまり得意では(ry












靴の色を決めるのに無駄な時間をかける。
gazami07
結局ただの黒ブーツに。
境界をぼかしただけで生地の質感をそれなりに表現し、
且つ黒と黒で見えなくなってしまうであろう線を見えるように残す作戦。
とても姑息。

箒の柄を塗ってみると、そこだけアニメとかじゃなくて絵画風になってしまったw
静物はどうしても絵画風になる…
いいような悪いようなwww








ここへ来て、服全体の色変更
gazami08
「青さ」のチェンジ。
結構ビビッドめに変更しちゃいましたね。

いいよ、魔法少女だし!うん。魔法少女はパステルかビビッドだ。
レイヤーの「透明部分の保持」を覚えてから塗り直しはすごくラクしてる。
フォトショ使用初期は、レイヤーそのものを使えず、背景直塗りで
それこそアナログ塗り絵と同じだったがな…
一応本読んでちょっとは勉強したのよ。






ぱいなぽぅレイヤーを重ねてみたよ
gazami09
大体こんくらいのサイズ比かの














がざみちゃん単品完成!
完成
今回はイロトレスしてない。
イロトレスとは。線画の線を周囲の色に合わせて少し塗り替えること…かな。
線画の線が真っ黒のままなのに比べて少しほんわか軽やかになるよ。
アニメというよりエロゲっぽくなるよ。

でも今回はやってないよ。
セル画時代のアニメっぽさ、レトロっぽさはイロトレスしないほうが
表現できるんじゃないかって感じだったからさ!










じゃあ次は番組タイトルロゴを作るよん
ロゴ
まずは「魔法少女」部分だよ!
「女」の渦巻きだけでものすごい時間食ったよ!
旋回ツールの特色を掴みきれていなかったせいだね!
これを作りながら旋回ツールを把握したといっても過言ではないね。



たろっとろっと♪パーツを作る。
rogo
たろっ「とろ」っと の部分がとろっとした感触を思わせる
みたいなことをいさじが言っていたので、そこのフォントを別のものにしてみたよ。
「たろう」に見えなくもないね!><
「っ」がカタカナの「コ」にも見えるしね!
たろうとろコと♪
なんのことやらʅ(´◡◝)ʃ


わーい、完成したよー!ヾ(゚∀゚)ノ
完成!(?)


!?