ネタバレ全開なので未プレイの方にはオススメできません。
お気をつけください。


第3章 なぞの行商人

ちょうどダスターがオソヘの城へ向かおうとする頃…

ある砂漠でサルを連れた行商人がタツマイリ村へ向かおうとしていた。
行商人の名前はヨクバ。猿のサルサの首にはおしおき用の首輪が。
言うことを聞かないと電撃ビリリなのだ。

彼女のサルを猿質に取られたサルサはしぶしぶヨクバと一緒に砂漠を進みます。

戦闘では常にサルサだけがダメージを受け、ヨクバは文句を言ったりしているだけ…

それでもサルサはなんとかこの状況から解放され彼女を助ける為に
ヨクバの言う通りに過酷な労働に耐えます。


ヨクバがタツマイリ村へ行く目的は、村人たちに「しあわせのハコ」を配るため。
町のクロスロードで演説を働いて、「しあわせのハコ」をみんなの家へ届けようとします。
でも、このしあわせのハコって何?
何人かの村人たちはよくわからないままそれを受け取ります。


クマトラとウエス、リュカはサルサがヨクバにこき使われていることに気付き
サルサを解放してやります。

「あのヨクバってヤツ、何が狙いなんだ?」

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2章でダスターが城に行く途中すれ違ったサル連れの男、ヨクバ。

彼の悪役っぷりはかなりのものだ。
悪役らしい悪役。「悪いやつ」「ひどいやつ」だ。

ここで「悪い」ってなんだろうと考えてみる。
おそらくヨクバの「悪さ」は、「自分の利益ばかりを追求し、そのために手段を選ばない」という
ことではないだろうか。
弱みがあるために従順に振舞うサルサに何度も電撃ショックを与えるしつこいまでに
サディスティックな姿。
彼にイラついたり、苦しむサルサの姿に心がかきむしられる想いが沸かなければ
人情の薄いプレイヤーなのではないだろうか。
そりゃ当然、ゲームの中の出来事だ。
それでもきっと糸井さんの伝えたいことはそういうことなのだ。
それだけヨクバは悪いやつとして描かれている。


にしても――
ヨクバってブタマスクとはまた違った役割をしている幹部みたいだけど、
どうやらトップというわけではないらしい…
ヨクバにもまだ上司がいるみたいなのだ。
そいつはいったい…そして、目的はなんなんだ。しあわせのハコとやらを配って
何をしたいのだろう?


続く。