つんく♂はすごい

これだけ書くと今からつんく♂をベタ誉めして崇拝するような文章が始まるか
と思われそうだがそれは違う。
かといって批判するわけでもない。だってすごいんだもの。
ハロー!プロジェクト関係のアイドルとかはどちらかというと嫌いな立場だが
ちょっとつんく♂について思ったことを書きたくなったので書いてみたい。
くだらないのでそこんとこよろしく。

本題(つんく♂)に入る前にちょっとモーニング娘。について書こう。

初期の彼女らは、ASAYAN(元浅草橋ヤング洋品店なるオーディションとは
関係ない番組がオーディション番組になってこの名前に)の
女性ヴォーカリストオーディションを決勝まで勝ちぬいた集団の中から
見事優勝してシャ乱Qのはたけ(だったとおもう確か)にプロデュースしてもらう権利を
ゲットした「平家みちよ」じゃない方の面々…だった
それが今や平家みちよが「モーニング娘。じゃない方」的な存在…

平家みちよじゃないほうだった面々は何故かつんく♂(当時♂なし)に
プロデュースしてもらえることになって…「モーニングコーヒー」なる
こっぱずかしい歌でデビュー…

で、いきなりだけど本題
ASAYANからデビューしたアーティストで始めからかなり飛ばしてたアーティストは
CHEMISTRYしかいないと思う。
正直鈴木あみは最初はそれほど飛ばしてなかった。
モー娘。始めとするハロプロ関係のアーティストが
これほど市場で受け入れられるようになったのは、
つんく♂がつんく♂の「萌え」によって
プロデュースを始めたからだと思われる。

そもそもASAYANで彼女たちが決勝に残るまでの過程でつんく♂は
オーディションには関わっていなかった(と思う、多分)
つまりそのメンバーはつんく♂の萌えで選ばれたわけではない。
まぁつんく♂の萌えで人選すれば売れるに決まっているという話ではないのだが
つんく♂が楽曲を作って何枚かCDを出していく間実は人気は上がったり下がったり…
というか正直、後藤真希が加入するまでは下降傾向の一途を辿っていた。

ここらへんからつんく♂が自分の「萌え」でメンバーを増やしてみたり
楽曲の路線や振り付けなんかも増やしてみたりした(と思う、多分)
そのタイミングで売れたのだと思うラブマッシーン

だってどう見ても後藤真希が入る前後でプロデュースの方向性変わってるもん。
つんく♂が自分の萌えを信じてやっていこうと決心してそれが当たったんだろう。

彼はおニャン子世代だ。
彼の萌えはそこらへんに基づいていると思われるのだ。
モーニングコーヒーのときの衣装とかそんな感じだし。
でも、それがウケたのは多分同じ波長を受け取った人だけじゃないだろうか。
つまりあれはあれで彼の控えめな(?)「萌え」の表現だったのだと思うが、
控えめなことと、ターゲットが狭かったことが逆に「ドカーン」になれない理由だったのかもしれない。

つんく♂が自分の萌えのまま突っ走り始めて売れてきたのもあるが、
それに加えて彼が楽曲を作る力は無視できない。

おそらく、つんく♂はもともと好きな音楽のジャンルが広いんだと思う。
それに加えてそういういろんなベクトルに合わせて曲を作る表現力もあると思う。
それはシャ乱Qの下積み時代がかなり長かったことと無関係ではないとも思う。
だから幅広いプロデュースができた。
これも今あるハロプロの姿を裏付けている気がする。
だってあれらの歌を全部一人の人が作っていることは評価に値すると思わないか!?
片方で演歌も作っている人が同時に「みっにもっにてれふぉん〜だりんりんりん!」とか
やってるんすよ!?

まぁシャ乱Qとか言っても、今のミニモニスキー世代には「ダレ?なに歌ってるん?歌手なの?」
っていう世界かもしれないが。
余談だが、この世代とかぶっている世代といえばおそらく
「過去に子供に悪魔って名前つけようとしてダメ出しされた親がいたんだよ」
っていうと20/20へぇ〜を出す世代であろう。
ともかく、シャ乱Qの頃にもつんく♂が作る楽曲には幅があるなぁと思っていた。
プロデューサーってそうでないとだめなのかもしれないが、そういう感じで
ハロプロは成功していると思う。
CDがミリオンヒットしたら珍しい時代だ。
ハロプロのCDだってミリオンは出してない。
でもあれはあれで成功している気がする。

だからつんく♂はすごい、と思う

でも私はハロプロの歌は好んで聞かない。
というか趣向としてはアンチかな。
立場的には中立な感じで(よくわからんな…;)

最後に余談だがこの文章を書くために「つ」で「つんく♂」が出るように
辞書編集したが一瞬で消されることだろう