夜更けに映画。
「アトランティスのこころ」

んで、ネタバレつきレビュー(駄感想文)

これは
原作がスティーブン・キング(スタンドバイミーとかショーシャンクの空にとか
グリーンマイルとか、ホラーだと、ITとかシャイニングとか書いた小説家)
主演アンソニーホプキンス(レッドドラゴン・羊たちの沈黙・ハンニバルで
レクター博士やった俳優ね)っていう、期待まくりの要素なんだけど
ひさしぶりにダメだったね。
ダメ映画だね。
まったく泣かなかった映画は久しぶりだね。

いくらポカーンな展開の「ハウルの動く城」でさえも、途中泣いたりしたよ。
そんな涙もろい、この私が今回は 全 然 泣きませんでしたよ!
えぇ!

いやまぁ、原作読んでないからなんとも言えないけど、多分原作は
面白いんだと思うんだよ。
原作が面白いからこそ、映画になるんだろうね。
映画にしようと思う人が出て来たり、見ようと思う人が出て来たり
するはずなんだよね。
でも、これは失敗だろう。
映画化のし方が失敗っていうか…脚本がだめ。

もうとにかく、一回も盛り上がらない。
だらだら話が続いて、本当は感動しそうなシーンでさえも
「え?」って感じでスルーできちゃったし、キャラクターの内面も
描かれなさすぎ。
ボビー(主人公の少年)とテッド(アンソニー)の心の交流とか
ほとんどないから、いまいち感情移入できないし、
テッドの超能力についてもおもしろみがないように感じられる。
超能力者っていう要素が活かされてない。
たまにテッドが変になってるときがあるけど、あれも
なんのことだったのかわからないまま終わる。説明不足。
もうなんか、テッドとか、統合失調症の患者に見えなくもない。
あれ、FBIじゃなくて病院関係者じゃね?くらいの勢い。

そんなわけで
「おい、これいつ盛りあがんの?このあともうちょっとメリハリ出てくんの?」
と、思っているうちに終了。
思えば、映画の冒頭でサリーの葬式に行った主人公の回想がストーリーの
大半を占めているけど、サリーとか出番ナシに等しいし!w
あんれま!って感じ。


とにかく見ごたえがなかった。
あ、でも原作は読もうと思う。