多分、物心つく前にラジオとかから流れているのを聴いて
耳に染み付いていたんだと思う。
わしの実家は一日中ラジオがついているか
カセットで音楽がかかっている家だったから
とにかく産まれる前から音楽に包まれていた。
その中でもこの歌は物心つく前から知っていたと強く思える曲だ。
わしの「哀愁」という概念にも深く関わっていると思う。
ちゃんと全部の歌詞を知ったのは大学に入ってからだったが
サビだけは漠然と歌えた。
この曲が流行ったのは産まれる前なのだが、とてもよく知っている
気がしていた。現になぜかふっとくちずさんでいたりもした。
サビだけを…

歌詞は「バリバリ失恋ソング」なので、これだけ物悲しい曲に
なるのも納得だが、ちょっと似ている歌詞が含まれるまったく別の曲がある。
(というわけでまた余談だが…)
そっちは失恋ソングじゃないし、メロディーも明るい。
映画「魔女の宅急便」でキキが箒に乗って初仕事に行くとき
かかっている曲だ。
あれに歌詞がついたものが「鳥になった私」
その曲の中で「この空を飛べたら」ととてもよく似た歌詞が出てくるが
曲全体が言いたい事はまったく違うので面白い。

春、晴れた日に芝生に寝転がってぼーっとしていると……
「鳥になった私」の方が情景には似合っているのに
「この空を飛べたら」を口ずさみたくなるのは、なぜだろう…
花粉症だからかな。春なんて嫌いだ…