dアニメでレンタルが始まったので漸く見ました!!
気軽に行ける範囲の劇場で結局上映なかったんだよねぇ。
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ/dアニメ


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あらすじ(dアニメより)

いつもの喫茶店、いつものすみっこ。その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・?
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、
古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。 絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、
絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。 絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、
自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。


ツイッターでネタバレなしの感想ツイートがちょっと公式からのRTで流れてきたのを見てたので、
なんか「泣く展開」っぽいことは知ってたんだけど、これは確かに泣いた。

私はこのひよこ(?)は、「みにくいアヒルの子」のページの住民、すなわちみにくいアヒルの子そのものだと思ってたんだよね。
で、実際そのページはある。
――のに、なんとそこからどんでん返しがあって、エンドロールも使って綺麗にまとめてくるので
「うわぁ〜うわぁ〜〜」
って、すごく泣いてしまった。
私は元々すみっコぐらし好き勢だけど、「娘に付き合って見に行った父親の方が泣いてしまった」
みたいなエピソードがあったのも納得しちゃったw

すみっコぐらしのキャラクターたちって、ただ「隅っこが好き」って設定ではなくて、
理由があって隅っこにいるのが落ち着く」んだよね。
それは「心の欠けたる部分」みたいなものの話でもある。
人間みな誰しも完璧ではないっていうことと通じるので、自分をいまいち大好きにはなれないって人ほど
すみっコたちのバックグラウンドを知ったら、感情移入しちゃうかもしれない。
キャラクターの造形だけでなく、本とかサイトとかでキャラクター設定を見てみてほしい。


ちなみに、映画の冒頭にも必要最低限の登場人物紹介があるから、そこでもその「欠けたるもの」をざっと知ることはできるので、
初見に優しいw
オススメの本は↓


そんなすみっコたちだからこそ、この劇中に出てくるひとりぼっちのひよこ(?)に、
ひとりひとりが優しく接していくので、ほっこりする。
隅っこにいるのが落ち着くんだ、でも、人に優しく接することも出来る。
隅っこにいるのは、決して他者を拒絶した結果ではないからなんだ。
そういう気持ちがわかる人は、すみっコたちを大好きになると思う。
もし、自分自身がそういうタイプなら、「それでもいいよ」と認めてもらえたような気持ちになるしね。

私は、特に「とかげ」と「とかげ(本物)」が好きなんだけど、動いてるとかげ見るだけで可愛くて嬉しかったな〜。
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とかげ(本物)の方は冒頭に一瞬出てくるだけだったけどねw

それに、中盤には笑いどころもあって、ほんと「笑いあり涙あり」の良い映画に仕上がってるなぁって思った。
心にちゃんと「残るもの」がある。
みんなもすみっコのこと、もっともっと好きになるから見てみてね。