全話公開中!
INGRESS:The Animation / Netflix

最近(2016年夏以降)は全然遊んでなかったし、話題にもしてなかったけど私はINGRESSのエージェントだ!(唐突
一応、よく遊んでいた当時は、ブログにもプレイ記事を書いたので一部リンクしておく。




【ゲーム】INGRESS 2014/11/23
【INGRESS】最近のプレイ状況 2014/12/13
【ゲーム】なんかINGRESSのイベントやってる 2015/5/9


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


体力づくり、健康維持のために散歩やジョギングをしていて、はじめはiPodで音楽を聴きながらやっていたんだけど、
2014年11月に、それまでのFOMA(折りたたみ携帯)からiPhoneに機種変更したことで、
スマートフォンでのみ遊べるゲームアプリもやっと使えるようになったわけ。
(夏にフランスに行くことになったから、海外渡航には折りたたみ式よりスマートフォンの方が適している
という理由が一番大きかった)

世は、パズドラとツムツムの話題ばかりで、Ingressの話をしている人は周囲には一人もいなかった。
一方私はスマホに乗り換える前からIngressだけが気になっていた。
だから機種変更して最初に入れたゲームアプリはIngressだった。

私はスマホに、「SFガジェット感」を求めていたし、Ingressは実際すごくSF感ある。
「落ちものパズル」やガチャで強いカードを引いてデッキを組むカードゲーム系は
「別にスマホじゃなくてもいいのでは感」があったので、それらのために携帯をスマホにしたいとは思わなかったけど
Ingressを知ってからは、これがプレイ出来るなら機種変更してでもやってみたいと思っていた。
それに加えて渡仏が決まったし、FOMA自体4年使っていた機種だったので
色々なタイミングが重なってのスマホ移行だった。

それで2014年11月から、ポケモンGOが配信になる2016年夏まで、散歩のお供はIngressだった。
Ingressは「ポケモンGOの会社が配信しているゲーム」といえば、みんな「へぇ〜」と思うかもしれないが、
私からすれば、「ポケモンGOはIngressの会社がIngressの技術を応用して開発・配信しているゲーム」だ。
2016年夏は、IngressとポケモンGO、両アプリを同時起動して散歩するなども試みたが、
ゲームも散歩もすべてが中途半端になるので、とりあえずポケモンGOの方にシフトしたまでだが、
IngressもIngressで、ゲームとしてかなり面白い。

「散歩(またはジョギング)のために散歩(またはジョギング)をする」
というのだと、動機と目的が同一なのでなかなか続かなかったりするのだが、
「ゲームを兼ねて散歩に出かける」
だと、ゲームの側が「外出が攻略に直結する性質」を持つために、
「ゲームでやるべきこともあったし、散歩にも出たほうがいいし、出かけるか」
という感じで続く。
多分ポケモンGOと散歩を兼ねている人もこんな感じだと思う。


まぁそれで、Ingressってのは
「現実世界がそのまま反映されたマップ上で2陣営が陣取り合戦をするAR(拡張現実)ゲーム」
であって、ゲーム内にストーリーとかはない。
ガチャ課金とかキャラクターイラストもない。
なんつーか、実に「ハードボイルド」なゲームだw

なぜ緑と青の2陣営に分かれて陣取り合戦をしているのかとか、
陣取りの「角」に用いられる「ポータル」(現実世界のランドマーク)とはゲーム上何なのか、
またプレイヤー(Ingressでは「エージェント」)のゲーム内体力と直結する「XM」という物質はなんなのか、
みたいな設定が実際にはあるらしいことだけがフワっとわかる感じ。
時々Youtubeに公式からの動画が上がってアプリを通じてそのリンクが送られてきて、
そこにそういう設定が垣間見えるような「ドラマ」が描かれているらしいんだけど
全部英語だからとっつきにくい、という感じだった。
青と緑は設定上「相反する思想を持っている2つの勢力」ということだけはゲーム開始時の説明でわかるし、
どっちかのチームに所属しないとゲームが始まらないのはわかるんだけど、
それぞれの具体的な思想はどういうもので、なぜXMを巡って争う必要があるのか、
みたいなことが言語の壁+ゲーム内における解説のなさが原因で掴みにくい状況ではあった。
でも、「AR陣取りゲーム」っていうものそれ自体が面白いから、その面白さだけで十分楽しんでた。


それが、アニメ化されるってことになって、私は実際その内容を楽しみにしていた。
ゲームそのものは陣取りゲームだけど、アニメはその「陣取りゲーム」を物語化したものなのか、
それとも、「そもそもXMってなんなんだ?」みたいなゲームの根本的な設定に迫るものなのか。
一体どんなアニメになるんだ!? と。

実際見てみると、なんと「異能力バトル」の要素が結構あって意外だった!!

というのは、INGRESSのゲーム上、「エージェント」はスキャナー(つまりスマホ)を使うことで
周囲のXMを探知・集積したり、XMを使って敵ポータルへの攻撃をしたり、
自陣営ポータル同士のリンクさせたりできるだけで、それは結局全てスマホの中で完結しているわけなんだけど、
アニメINGRESSでは、そのXMというエネルギー素粒子のようなものを自分の体で直接取り込んだり
特殊能力として放出したり出来る設定。
それが出来るのは「センシティブ」という限られた異能力者だけなんだけど、アニメ内でもINGRESSは、
「人気ゲームアプリ」として出てくる。
それを遊んでいる、単なるゲームプレイヤーとしての「エージェント」のほとんどはセンシティブではないから、
この現実世界の我々のように、単にそれを「ゲームとして」遊んで、陣取り合戦を楽しみ、普通に暮らしている。
でも一部に、INGRESS上の「陣取り」次第で、自分の異能を発揮して敵陣営と「リアルファイト」している
センシティブエージェントがいて、彼らにとってINGRESSは「単なる”ゲーム”じゃない」――
というような設定のアニメだった!
私達のように、単にゲームとしてINGRESSを遊んでいる人は、アニメ内ではモブってことだ!!ww


まぁそれで、アニメ内でも青の陣営と緑の陣営はあるんだけど、そのどちらにも属さないセンシティブがひとりと、
ポータルを赤くする「ダークXM」という新要素が出てくる。
私がINGRESSを離れていた間に追加されたわけでなければ、「ダークXM(赤いポータル)」というのは
まだゲームにも出てきていない要素だと思う。
けれど、もともとあった陣営が青と緑なので、ここに赤が加われば光の三原色RGBになる。
XMは白い光を放つ粒子のようなものなので、赤が加わるのは自然な流れにも思う。
それに、青と緑の一騎打ちでなく、赤を加えた三つ巴、もしくは赤はレイドボスで、
青と緑で共闘して倒すべき相手というようなものとして、今後ゲームに加わるのか? などと考えながら見ていた。

このアニメ、攻殻機動隊へのリスペクトがあるらしく、
ここ最近食事時に1期から順にS.A.C、S.A.C. 2nd GIGと見てきた私としては、
確かに「色味」とか「コントラスト」とか「キャラクターデザイン」に攻殻臭は強く感じられる気がした。
連日攻殻を見ていたので、そこにINGRESSを挟んだら、スピンオフでも見ているような気分になったくらいだw

にしても、通常ゲームがアニメになるとしても、例えばダンガンロンパとかペルソナシリーズみたいに、
そもそもストーリーがゲーム内で描かれていて、そこから「プレイヤーがプレイする部分」を省いて
アニメーションで描き直すのが「ゲームのアニメ化」という感じがする。
また、その逆でアニメがゲームになるとすれば、アニメのストーリーをなぞる、もしくは「IF」シナリオを
ゲームプレイしながら読むような感じになることが多く、そこにもやはりテキストか会話かムービーがあるのが現代における
「アニメのゲーム化」と思う。
アニメがゲームになったとき、ストーリーっぽいストーリーがなくなるのは、ファミコン・ゲームボーイ・スーファミまでで
それもゲームの容量に限度があったから、「既存の作品の世界観をイメージした簡単なゲーム」が設計されたにすぎない。

しかしINGRESSの場合、ゲーム内部にはほとんどと言っていいくらい「お話」の部分がない。
キャラクターが会話するとか、ムービーが挟まるとか、テキストが表示されてそれを読むみたいなところがない。
でも、実際は設定とお話があって、それがようやくこのアニメによって可視化された感じがする。
使われている技術はファミコン時代とは比べ物にならないくらい革新的なのに、
物語とゲームシステムがここまで切り離されているメディアミックスは、近年なかなか目にしない。
これは喩えるなら「将棋」と「りゅうおうのおしごと!」の関係性。
ゲーム部分はゲームのみ、ストーリー部分はそのためのメディアで特化させて描いている感じ。
でも、ゲームをプレイしてあるので(ちなみに私はエージェントレベル9)、
アニメ内に出てくる、まるでチュートリアルのような用語解説の部分も、
「あーそれね、知ってる知ってる」
って感じですんなり理解できた。ゲームでの知識があるから、解説がなくても理解できたレベルってこと。
でも、ゲーム内で単純に「ゲームとしてやらされていた」グリフハックという要素は、
各エピソードごとのタイトルになっているだけでなく、
5話において「そもそもグリフとは何なのか」が明らかになることで、
「ゲーム内でグリフが表示されることの意味」も説明したことになったので、鳥肌が立ってしまった。
「グリフハック」はゲームINGRESSにおいては、「一筆書き記憶スケッチボーナスゲーム」で、
「一瞬だけ表示される3種類のグリフを記憶して、表示された順にそれぞれ一筆書きで再現すると
ボーナスがもらえる」というもの。
これは、アニメでの「グリフとは何なのか」の説明がなければ、
「ちょっとミニゲームをやって成功するとゲームが有利になるよ」
という要素でしかないのだが、アニメによって突然このグリフの存在意義に深みが増してしまった…!!
アニメとして、2話から結構引き込まれる感じではあったが、5話が決定的に面白かったのはここだった。
ゲームでグリフハックまでやったことがあれば、5話は衝撃回w
やったことないと、別に衝撃でもない回ww

そのまま最終話まで一気に見たし、カタルシスもあった。
更に最終回エンディング後に流れたあのカットとto be continued...の文字にも
「やはりそうだったか」という思いと、期待が膨らんだ。


とりとめもなく、思いついた感想をたらたら書いてしまったが、オープニングに関しては
逆説的に
「日本のアニソンって、つくづく、ワクワクする作りになっててすげぇなー」
と感心してしまった。

というのは、INGRESSのOP・EDは海外アーティストが手がけていて、別にそれが悪い曲だとは思わないが、
初見時の
「うおーーーこれはすごいアニメが始まってしまったぞ!」
とか、続くエピソードでの
「うおーーー今回もどうなるのか楽しみ!!オープニング燃える!!」
っていうのがない。
「燃え」。これだ。
私のような世代だと、中学2年の時にリアルタイムでエヴァンゲリオンに出会ってしまっているので、
「な、なんだこのカッコイイ曲と抽象的な歌詞と情報量の多すぎるOP映像は!?!?
すごいアニメに違いねえ!!!!!」
っていう衝撃を味わってしまってて、それ以前にも特撮で、その後も勿論あれこれアニソンのOP曲には
「カッコイイ」「ワクワクする」「燃える」「今週のエピソードが楽しみ」という
気持ちの高ぶりを感じさせてもらってきたので、それに比較するとINGRESSのOPは
「渋い」の一言だったなぁ。
エンディング曲かな……?という感じだったw
このアニメは「ワクワクさせる」ために作られてるものではないのかもしれんがw
アニメや特撮に「燃え」とか「ワクワク」を求めて、そして当然のように与えられてきてしまった者と、
そうでない者との感覚のズレなのかな?
個人の好みとしては、アップテンポでワクワクする曲が流れることを期待してしまってたので。
アニメ本編のアクションとかが結構激しいところもあったので、余計にかもしれない。


久々にINGRESSを起動して、日本全土が緑のフィールドで覆い尽くされたアノマリーとか、
大学の研究棟がスーパーノヴァで光り輝いていた夜とか、「玉転がし」なんかを思い出した。

たまにはINGRESSAMPO(イングレス散歩)をするのもいいかもなー。