映画『レディ・プレイヤー1』オフィシャルサイト



※普通にネタバレありの感想文的なものです。


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せっかくなので、4DXで見てきた!!(高かった!)

トレーラーにもあるように、メカゴジラVSガンダムのシーンは熱かった。
事前にトレーラーは見ないで、劇場での予告編しか知らずに観に行ったので、
まさかこんなシーンがあるとは思わなかった。
メカゴジラとガンダムがやりあうとか、どちらも日本の作品なのに、逆に日本では起こりえない感じがして
すごいな、やってくれたな! っていう感じがした。
後でパンフ見たら、原作小説ではここにガンダムは出てこないみたい。
本来ウルトラマンが出てきて3分だけ戦えるという設定なのだけど、ガンダムに搭乗出来るけど数分限定という風に
アレンジしたシーンらしいんだ。
でも、このシーンをトレーラーで見なかったおかげで、「まじか! そんなことが!」っていうサプライズになったので
ある意味一番気分が盛り上がったかもしれないww

それから、同じくらい気分が盛り上がったのは、

アイアン・ジャイアントが親指を立てながら

溶鉱炉(のようなマグマ溜まり)の中に

沈んでいくシーン!!





こういう感想文ツイートって、実際「親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーン」がなくても、
ふざけて使われることが多いけど、まさかターミネーター以外で、本当にそういうシーンがある映画の感想を
こうやって書けるなんて、っていう感動w
見てない人なら、「ネタバレ回避のためのテンプレ感想文かな」と思うかもしれないけど、
オマージュで本当にそういうシーンあるもんだから笑ったw
こんなの誰だって、「親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーン」について感想を書かずにはいられないだろ!?
完全に、してやられたぜ!!


ところで、4DXでの映画鑑賞は、スター・ウォーズ「ローグワン」以来、人生2度目なのだけど、
「レディプレイヤー1」はVRの世界が舞台になっているので、没入感とか臨場感とか、
「発展したVRの世界ってこうなんだろうな」っていうワクワク感がすごかったので、
これから見に行く人には、是非にも4DXで見て欲しいなーと思った。
スターウォーズも、「宇宙に出たらこうなのかな」っていうワクワク感あったけど、
それとまた違うし、すごく充実した「映画体験」が得られる!
そもそも単純に面白い映画だし、映像の情報量が多いシーンもあって、こんなに映画館で
「待って、今の所ちょっと一時停止かスロー再生で頼む!」
って思ったことはあまりないし、そうなると2度3度見に行くという人もいるんだろうな、と思うんだけど、
通常の映画館で2回見るなら、いっそ3000円ちょっと払って4DXで1回見て欲しい!
まだ今年もあと半分以上あるけど、2018年4DXで見るべき映画ベストを決めるとしたら、
私はこれを真っ先に推す!!


ただ、これを「骨の髄まで」楽しめる人っていうのはやはり「アメリカで生まれ育った30〜40代」なんじゃないかな、と。
VRなんだけど、作品内に「80年代ノスタルジィ」がふんだんに盛り込まれている上
(日本のものとしては、キティちゃんやけろっぴなどのサンリオキャラクター、
メカゴジラ、初代ガンダム、スト2とか)
そのなかにはアメリカ本国で育っていないと知らないようなTVCMの話題とかも出てくる。
いわゆる「懐かCM」みたいな。
そういうのは、さすがに「へーそういうものがあるんだな」としか感じられないけど、
自分の体験として知ってたら「ちょww」みたいな気持ちになるシーンだと思うから。
例えるならば、映画の中でいきなり
「やればやるほど ディスクシステム♪」
って言われるようなもんだよ。


いや、もちろん、そういうのを抜きにしてもシンプルに映画としてすごく「楽しい」から、
さすがスピルバーグは「エンターテインメント」がわかってるんだなぁ〜って関心した。
「シャイニング」は抑えておいて損はないと思うけど。
アマゾンでプライム会員特典(無料)だわ。


というか、私はこれを機に「スティーブンキング、もうちょっと読むかな」って思ったわ。
映画・ドラマになってるもので見たことあるのは、
スタンド・バイ・ミー、クリスティーン、ランゴリアーズ、ペットセメタリー、グリーンマイル、
ショーシャンクの空に、アトランティスのこころ
なんだけど、
シャイニング、ミザリー、キャリー、ザ・スタンド、ITなどは、映像作品になっているけどちゃんと見たことがない。
それに加えて、小説で全編読んだことがあるのもスタンド・バイ・ミーのみ。
それで、シャイニングやミザリーあたりの、未見作品は検索すると「映画より原作が断然面白いよ」という
書評記事が沢山出てくるので、映画で見るよりまず小説で読んでみたいなという興味が湧いてきた。
映像や音がない「小説」という媒体で、「怖い、けど面白い!」って思わせるスティーブンキングって
やっぱりすごいんだなと思うし、スティーブンキングが映画「シャイニング」を批判し続けているのは、
作品の持つ「テーマ」が根底から変わっちゃってるからなのだと思う。
それなら、まず原作のほうから触れてみたい、と思った。
それに、そういうものに多く触れておけばおいただけ、この映画のようなオマージュ要素の多い作品を
より一層楽しめるのだから、自分の中に引き出しは多い方が良いと思った。


それに、「人生」のテーマがあって
「人との関わり方がわからずゲームに”逃げ場”を見つけて引きこもっていた青年が、
自分が開発したゲームで”神”のような存在に上り詰めはするんだけど、やっぱり孤独なまま人生を終えた悔いがあって
”ゲームも良いものだけど、人とは現実で関わるんだよ…”っていう教訓をゲームの中に残す」
というような構成と締めくくり、良かった。
ゲームを通して大切なものを見つけるのもそれはそれで良い、ゲームを通して人との関わり方を学べるときもある。
でも、「それを含めて全部現実」で、ゲームは逃げ場じゃない、現実の延長にあるんだっていう感じかな。
ゲームの中だけの関わりだった「親友」とも、現実の仲間になってさ……。
ゲームも現実も否定しない良い演出だった。



レディプレイヤー1がDVDで出たら、HMDで見たいなと思ったけど、とりあえずそれは抜きにしても
早いとこもう一回見たい映画だった!
スピルバーグってやっぱりすごい!