2009年2月下旬に、それまで使っていたダイナミックハンドマイクから、コンデンサマイクNT2-Aに買い替えました。
以後、このNT2-Aを9年愛用してきました。

しかし、去年の秋頃から、収録中にノイズが気になることが増えてきて……。
それも、環境音を吸ってしまうとかではなくて、マイクに指を触れた時に、
「ビィイイイイイ バチッ!」
というような電気の流れるような音が入るようになったんです。
コンデンサマイクって、壊れてなければ仮に指で触ったからと言ってそんな音はしないものです。
一度は、XLRケーブルの買い替えで解決に至ったのですが、ケーブル買い替えからほどなくして、
また同じノイズが乗るようになり、もう一度だけケーブルを変えてみましたが今度は変わらなかったんです。
次に、オーディオIFのUA-25とUA-4FX両方が、Win10に正式対応していないところ、
ドライバファイルを自己責任でいじってWin8用ドライバを入れてWin10で運用していたので、
思い切ってIFを買い替えました。ええ、2つとも。
これでオーディオIFとケーブルは新品なのに、マイクのノイズ問題は解決されないということになったので、
ついに……ついに、マイクを買い換える決意をしました!!!
NT2-A、沢山仕事してくれたし、湿度の最適化を図っていないある意味過酷な環境下に出しっぱなしだったくせに
9年も頑張ってくれたので、捨てはしないけどひとまず保険として押し入れにしまうことにしました。
ノイズの感じからして、経年劣化と結露や静電気による電気系統のトラブルなのかなぁ?
修理も高いだろうし、業務上数日間マイクなしになるのはまずい。

それで、商品選び。
NT2-Aが、購入当時27800円くらいしたんですが、今同じものを買おうとすると、
サスペンションやケーブルがついてくる34800円のセット商品しかないんですわ。
RODE ( ロード ) / NT2-A -サウンドハウス
まぁ、サスペンションとかケーブルも「消耗品」と考えることは出来るから、
セットで買っても「損」はしないとは思いますが。
ただ、NT2-Aが、同社のNT1-Aよりも1万円くらい高いのは、主に「指向性切り替えスイッチがついているから」だと思います。
NT2-Aは、「全指向性」でも録れるんですよ。そのため1万くらい高いんです。
そこで、「全指向性」ってそんなに使うかな? この9年で何回使った? って考えると、
ゼロじゃないんですけど、ほとんどないに等しい。
ということは、「単一指向性のみ」の、NT2-Aと同等かそれ以上の質のマイクを探すのがいいんじゃないか?
と思いまして、¥2万後半から¥3万中盤くらいの価格帯で色々見てみました。

で、今回選んだのがこれです。
AKG ( アーカーゲー ) / C214 -サウンドハウス

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メーカーから変えてみました。
初めて使います、AKG。

レビューを見比べてみると、
「趣味の宅録には最強と言っていいコストパフォーマンス」
「クセのないフラットな音質なので加工する場合でも助かる」
「歌にもアコギにも、ドラムにもいける」
と、かなり好評です。
何より決め手となったのは、主な用途が「歌などの音声収録」のレビュワーで、
NT2-Aから乗り換えて大満足という人がいたことです。
シチュエーションが似通っているので!

NT2-Aは、よくレビューで「ハイがキツい(高音がうるさめ)」と言われます。
実際、キーの高い曲を歌うとわかります。
尖ったキーンとした声に聞こえるんですよ。
それはNT2-Aの「クセ」なんだと思います。
勿論私の高音域の声が元々キーンとしてるのもあると思うので、なんとも言えないんですけどww
で、クセっていうのは、それが良いっていう人もいれば、好みじゃないという人もいるわけです。
対してAKG C214は、レビューを見た感じだと、NT2-Aに比べてかなり「クセがない」ので、
「クセがない方がいい」という人にはウケるし、そうでない人には物足りないのかもしれません。
私としては、主に「話し声(ナレーション、朗読、生放送)」や
「歌(カラオケ音源とミックスするアカペラ音声)」の収録に使うので、
クセはないならない方が良いかな、と思いました。
できるだけ「自然状態」の声を録りたいです。

届いてから、死にかけのNT2-A(なんとか気をつけてノイズが乗らないようにした)で録った
「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」
と、C214で録った
「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました」
を聴き比べてみましたが、正直
「指摘されなければ気が付かないほどの差」しかありません。
イヤホンでよーく聴いたら、確かに音の「成分」が若干違うな、くらい。
ホワイトノイズの少なさや音の輪郭のくっきり感は結構似ていて、
「これだけ音質良ければ、どっちでも十分」
という感じ。
大抵の人は気にしないくらいの違いかと思います。
スピーカーだったら、同じマイクで録ったと言われても別に誰も疑わないんじゃないですかね。

これが、NT2-Aの「クセ」と言われる高音域の比較になるとだいぶ違いが顕著になってくるのかしら?
まだそれはやってないんですけど、比較した範囲(話し声のキー)だと、
C214はトゲがないまろやかな感触の音で、好みを言うならC214の方が好きかも!という感じなので、
今回の買い替え、良い選択をしたな、と思います。

オーディオIFも、仕事のナレーション収録とアカペラ音声収録にRubix24、
配信に特化したUS-4FX2は生放送の歌枠用、と、2つを使い分けていますが、快適です。

NT2-Aを9年使って、NT2-Aの商品価格と同じだけの収入を得たか? というとそれは勿論YES。
で、喩えではあるけれども、これからC214を使って、まずはC214とオーディオIFの
商品価格と同じだけの収入を得て「元を取り」、10年使った頃に、
10倍の値段のマイクが買えるような、そんな勢いで仕事をこなしたいな、と思いました。
機材が新しくなると、やる気が湧いてきますね!
ちょうど買い替えたのが誕生日前後だったので、今年はこれを自分向け誕生日プレゼントとすることにしました。
これからも、いっぱい仕事来るといいなー!