いずれも、アニメ「曇天に笑う」のテーマ曲です。




(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


この曲との出会いから書きます。

2016年4月に行ったGALNERYUSのライブで、来場者特典としてCDが配布されました。
そのCDに収録されていたのが、「毘藍ノ風」と「流転ノ陽」の2曲でした。
2曲とも、Syuさんが作曲を担当したアニメソングですが、アニメのテーマ曲としては青木隆治さんが唄っています。
「曇天に笑う」において「GALNERYUS」としては、エンディングテーマの「ATTITUDE TO LIFE」がタイアップしています。
そちらについては、「VETELGYUS」という名盤に収録されているのでアルバムを買うがよい!(リンク先は当ブログにおけるCDレビュー記事)

「GALNERYUSとアニソン」とテーマで考えると、
私がガルネリを知るキッカケとなった「ムネモシュネの娘たち」の「ALSATIA」「CAUSE DISARRAY」がありましたが、
それ以外には「ATTITUDE TO LIFE」まではなかったんじゃないかな? という感じです。
とにかく、そんなしょっちゅうアニソンとしてタイアップがあるバンドではないという。
けれど、Syuさんは、ながらく「アニメタル」でギターを弾いていたという経歴も持っていますし、
SHO(小野正利)さんだって、「歌手小野正利」としてアニソン(H×Hとかヴァンガードとか)を唄う機会、
ニトロプラスでゲーム楽曲の歌唱を担当したり、ということもあるので、
「アニメ・ゲームの世界に縁がありそうな割に、GALNERYUSとしてはアニメ・ゲームオタク間での認知度は
まだ高まっていない感じだなーもったいないかも もっとタイアップ増えないかなー」
というのが個人的感触でした。
他には「絆」という曲が、パチンコ「蒼天の拳」とタイアップしたり、かなぁ……。

で、「曇天に笑う」も(「ムネモシュネ〜」も)、私はアニメ自体を知らなかったのですが、
GALNERYUSの曲で知って、そしてこのライブで特典CDをもらったことで、OPの作曲をSyuさんがやっていた、
ということにも気付かされました。
この特典CDは非売品なので、該当のライブツアーに入場した人しか持っていないわけですが、
「毘藍ノ風」「流転ノ陽」の、GALNERYUSカバー……めちゃくちゃカッコイイんですよ!!!
「あ、あ、、さ、さすがSyuさん作曲……似合う… GALNERYUSに似合う……」
という感じでちょっと絶句。
そのあとになって、原曲の方を聴いてみようと思ってYoutubeで検索したら、こういうのがありました。



それで、次にAmazonで調べたら、シングルにカラオケ音源が入っている上、それぞれmp3でDL購入が出来る状態だったので、
4曲(歌入り2+カラオケ2)すべて買いました。
GALNERYUSのCDにはカラオケ音源は入っていないため、「GALNERYUSの曲」を歌ってみて原盤のオケ音源とミックスする、
というのはできないのですが、「毘藍ノ風」「流転ノ陽」は、「Syuさんの曲」として歌って原盤のオケ音源とミックス可能だー!とw
GALNERYUSのカラオケ音源ではないけど、あたかもガルネリ曲を歌っているかのような気持ちにはなれるー!!!
っていう気持ちの盛り上がりw
GALNERYUS自体のカバーも聴いたことで、余計にすごく唄いたくなってしまったんですよねw

それで、原曲聴いて気付いたんですけど、GALNERYUSバージョン、キーが違うんですけど……。上にwwww
青木隆治さんの原曲からして、男性には結構高いキーだと思うのですが、それをさらに上げて歌ってるんですよ、
さすが小野正利!!!!!!!!!キャー小野正利―!!!!
女性としては、どちらのキーでも気持ちよく歌えるけれど、男性であんなに気持ちいいハイトーン出すのは、
本当にすごいですねぇ〜……。




と、つくづく思いましたw
特に「流転ノ陽」の方で、サビが階段を降りてくる感じの音階になってるので、普通はずり上げながら音程をとりがちだと思うんですけど、
(それにその方が正しい音程を取りやすいし)小野正利さんの場合、効果としてのしゃくりと思しき部分でしか、
音をずり上げないんですよ。
その点に注意しながら聴くと、ほんとに徹底してて、
「なんて羨ましいクセをお持ちなんだ……」
みたいな気持ちにw
「効果としてのしゃくり」は、逆に、入れないと「棒読みならぬ棒唄い」になりがちなので、「単語の1文字目に当たる部分」とかで
それなりの「必要があって」入れるわけですよ。
そうしないと、「メリハリがつかない・もったりして聞こえる・抑揚が足りなく感じる・何を言ってるか伝わりにくい」から入れる。
それは「音程を正しくとるため」ではないという……。
音程を正しく取るために、下降音階のときにいちいち全音ずり上げていたら、それは「効果」ではないし、くどく聞こえます。
(でも、多分大抵の人は無意識にそうしてしまう)
だから、小野さんのように、「基本的に音を上から置いて、効果でしかしゃくりを使わない」のは、
それはそれでひとつの「クセ」とも言えるのに、「聞きづらいクセ」ではないため、すごく耳にすんなり入ってきて、
「素で歌が上手いんだなぁ」という感想を抱かせるわけですよ。
普通、そうしようと思って実践しても、「音を上から置く」というのは、音程がふわふわ不安定に聞こえてしまいがちです。
さもなくば、「自信満々で間違った音を出している」状態になります。
そこを、安定させていることが本当にすごいわけです。

実際、私は、一回目の録音で、音を上から置くことを意識した結果、ふわふわと安定しない感じになってしまい、
翌日早速録り直して動画を差し替えましたw
それで、つくづく、「音を上から置ける小野正利はすげぇ……」と思ったわけですw
結局今回は、多少ずり上げを多用してでも、安定して聞こえる方を取ってしまいましたが、
私も「ずり上げも当然できるが、音を上から置くことも可能である」状態を目指したい、という
新たな目標を見つけました。