低いので半ば無理やり歌いました。


(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


お盆に実家に帰省した際、いつもの通り弟の運転する車に乗って、実家とアパートを行き来したんですが、
車の中では弟が好きな曲(大体アニソン)を詰め込んだCDをアレコレ流してるんですよ。
それで、流れる曲を聞いて思い出したアニメ・ゲームについて弟は、助手席のお父さんにあーだこーだ言ってるんですよ。
お父さんは、それがアイマス・ガルパン・戦隊物・勇者シリーズ、どんなゲーム作品の話であれ、
ひたすら相槌打ってるんですよ。
「話わかってて頷いてんのか…?」
と疑問なんですけど、どうやらわかってるらしいんですよ。すごいですね!w

実家からつくばのアパートに戻ってくる時にかかってたCDに「AMAZING BREAK」が入っていて、
おーなんか歌いがいのありそうな曲だな、と思い、弟に訊いてテラフォーマーズの曲、というのがわかったので
アパートに帰り着いて早速Amazonで買いました。




主にサビを全力で歌いたかっただけでいきなり録音を始めましたが、
録り始めてみると、Aメロの頭が私の声域に対してかなり低いところを使うので、
サビが唄いたいからって録り始めたものの、ヘタしたらこれAメロが声にならなくて挫折して終わるやつ…!
と思いました。
起きたばかりで、喉のギアが上がってない時を狙って無理やり録りましたが、
多分歌声として使える最低音付近だと思いますw
しかも、曲の頭のコーラスを頑張って厚くしてしまったので、「頭がピーク」みたいな出オチ感というか、
竜頭蛇尾感?が出てしまった気もしますww

でも録ってる最中は、「Aメロ低すぎるのが不安だけど、歌ってるの自体は超楽しい!」って感じでしたw
あとは、カラオケ音源がマスタリングで音圧マシマシになってて、波形がいわゆる「海苔」状態だったので、
ミックスはちょっと手こずりました。



(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)・∀・(V)


ところで、6月の頭くらいから、ある曲のカラオケ音源をACIDで打ち込んで自作していたんですよ。

曲に出会って、「唄いたいなあ」と思ったものの、CDに収録されている公式のカラオケ音源が見つからなくて、
「オケを自作してでも唄いたいか?」と自分の胸に訊いてみて、「唄いたい!」という返答だったので打ち込むことにしたんです。

巷に、それっぽい雰囲気の曲はもちろんいくつもあるんですけど、私が打ち込み再現をしたことがあるかというと
今までにやったことはないタイプの曲で、しかも、「人が楽器を奏でるから表現出来るニュアンス」っていうのがちらほら含まれていて
それを果たしてMIDIで打ち込むという手法でどこまで再現できるのか、「それっぽい雰囲気」を出せるのかが難しく、
足掛けで3ヶ月近く、ちまちま音源をいじり続けていました。

途中夏コミ関連の収録だとか、実況プレイ動画の編集もあったので、何度も後回しにしたもの
唄いたい一心で、少しまとまった時間が出来るたびにACIDを開いてウンウン唸りながら、
和音を打ち込んだり楽器を足したり仮MIXしたり……。


そんなある日のことでした。
ちゃっきーさんの誕生日でした。
お誕生日おめでとー!なんて言いながらスカイプで雑談(文字チャットで)してたんですけど、
「原曲再現と言えばちゃっきーさんだよな」
と思って、今打ち込んでいる曲があってねーということを話したんですよ。

ちゃっきーさんに、その原曲を聴いてもらっている間に、私は、
「この曲マジでオフィシャルのカラオケ音源、存在しないのかな…」
とリサーチしてみたところ、なんと、見つけてしまったのです。それをw
つまり、そもそも私のリサーチ不足で、ないと思い込んでいただけで、最初からあったようなのですw
アルバム収録曲だからカラオケ入ってないやーと思ったら、シングルにカップリング収録でリリースされていて、
そっちにはカラオケがあったというパターンでした。

しかも私は、アルバムバージョンをAmazonでmp3DL購入したんですけど、その買い方だと、シングルの音源は
on vocalトラックのみの販売になっていて、つまり「カラオケ音源が欲しかったらシングルのCD現物買ってね」状態でした。

なので、その場ですぐさま該当のシングルCDを注文しましたw



それにしても、

―この3ヶ月はなんだったのか!


曲をそれだけ聴きこんだということは、歌うときに完全には無駄にならないと思うけれども、(思いたいw)
実際は主に「楽器パート」を聴きこんでしまってるしなぁ…w
私は歌を唄いたいのだから、歌(コーラス含む)パートを聴きこんだり、練習したりしてたほうが有意義だったのでは!?
と思わず考えてしまったりします…。

だって、打ち込みの作業がかなり大変で、今までに使ったことのないシステムを色々導入したりしたんですよw
その曲のためだけに!w

「それっぽい雰囲気」のために、特定の楽器の音色をシーケンサーに追加する必要があると思い、
WEBで探してきてフリーの割に良い音がするVSTをACIDに入れて…
まずVSTってほんとに沢山あるので、自分の求めるものに一番近いVSTを探し当てること自体が第一の関門で、
次にそれを自在に使いこなせるようになるというのが第二の関門なんです。
第一関門を超えるだけで数日かかる可能性もあるし、第二の関門はまず「1日にしてならず」と思ったほうがいい。

私は、はじめ「第一関門」を超えるために、
「ついに私もSound Fontを導入する時が来たか!」
と思ってSound Font関連を色々調べましたが、それは「完全に過ぎ去ったかつてのブーム」であり、
WEB上の多くのSound Fontはほぼ消えていて「過去の遺産」ですらなくなっていました。
だって「遺ってない」んだものw

そこでSound Fontは諦めてVST探しですよ。
まぁそれはいいんですよね。
だってそもそもSound Fontを導入するよりもVSTを導入するほうが簡単に出来ることだし、上位互換的なところあるし。

「フリーのVSTを片っ端から導入しては、楽器ごとに比較してるサイト」とかを参考にしながら
一番イメージに近そうなものをDLしてきてインストールして鳴らしてみました。
これだけで1日が余裕で終わりましたww


具体的には、この作業によって3つほど新たなVSTを追加したので、それらの使い方を心得ないと
「打ち込み」が進みません。
3つも新しく導入したVSTを理解する(しかも英語版しかない)のは、結構な負担ですw
なるべく実際に音を打ち込んで鳴らしながらパラメータをいじって、VSTの使い方を覚えるという形で進めました。
実践的だけど、手探りすぎて、「本来初歩的なことなのに気づかないまま変な使い方で慣れてしまう」というリスクがありますw


時には
「すごくイメージに近いぞ、やった!」
という瞬間もありましたし、逆になかなか思い通りの音が出てくれなくて
「私が今こうしている間にも、歌の練習の時間は削られていく! それでいいのか!?
 いや、しかし”歌う”ということそれ自体は、”すでに出来るようになっていること”のひとつだ。
 ”挑戦”とは、今出来ないことに取り組んで、”出来なかったことを可能にすること”のはずだから、
 出来ることを後回しにして挑戦することこそが、”攻める生き方”なのでは!?
 守りに入ってはいけない!」
とか、なんかむちゃくちゃ色々考えながらひたすら打ち込んでました。

それこそ、ちゃっきーさんみたいに、私よりも打ち込みが得意で、尚且つ同じ曲を「好きだ」と思ってくれるなら
喜んで、楽しんで、カラオケ音源を作ってくれる人と合作をする選択肢も、なくはないと思ったし、
そういう分業をすることで、自分は自分のやること(この場合は歌唱)の方に、より多くのリソースを割けるはずです。
あれもこれも全部自分でやるのは、それはそれで面白いし表現の幅も広がるけど、
行き着く先は「器用貧乏」なのでは!? とかも考えて、本当に投げ出したくなりましたw

その日も打ち込み作業をして、いくつかの必須であると思われる楽器パートのトラックを作り終えて仮ミックスしてみたのですが、
向かうべきイメージにまだ全然近づいていないことにショックを受けて、
「カラオケ音源を自作してでも唄いたい」
という気持ちが折れそうなところまで来ていました。
当然、作り始めよりは完成に近づいてはいますが、「ここからどうすれば?」というのがわからなくなってきました。

ちゃっきーさんは「妥協も大事」と言ってて、私もそれには同意なんですけど、
どうすればもっと良くなるのかが「わかってる部分」は、「自分には不可能(楽器を生で演奏しないといけないから)」で、
「自分に可能な範囲」では、どうすれば良くなるのかが「わからない」という状態でした。


結果としてCD音源が存在することがわかったので、いつものように、それを使って歌録り・ミックスをしてみる予定でいますが、
全然完成には及ばないものの、作業に3ヶ月もかけてしまった自作カラオケ音源の「供養」もしないと、
何かすごくモヤモヤするので、その歌を録った暁には、その作りかけ音源もここにアップしようかなと思います…。
その3ヶ月で培った、新たな技術は、今後どこかで活かされると思わないと切なすぎるのでww

んじゃCDが届いたので、近々歌録ります。