ジャポカニ学習帳で「秋の夜長を彩る、”鳴く虫”」の特集を軽く組んでみようということで、
昆虫殺法コンビのペンタゴン(☆)と、秋の昆虫採集をすることにしました。

まず、ジャポカニ学習帳とは何か、という方にはこちらのリンクを。

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一言で言うと、フランス向けの「日本文化紹介番組」です。3月からやってます。
春に始めて、春夏の「季節の風物詩」はその都度(全部ではないものの)紹介しつつやってきたので、
秋もやっぱり、秋を感じるものを入れたい!ということで。
虫の鳴く音を聞いて
「あ、秋だな」
って思う、この感じは、秋の風流ではないですか?
まず「風流」という感覚を海外の人と共有できていないので、
「これが風流を感じる風景(音)だよ」
みたいにして、現物を提示していくしかないですよね。
日本の四季の風流というのは、やはり、
「毎年、その季節がめぐってくるたびに、繰り返し訪れる、その季節ならではの風景・音」
なわけで。
日々移ろいながら、それでいて、繰り返しでもある、という。
そしてそれをいちいち噛み締めて楽しむのが日本人の心です。

秋の行事としては、前回「月見」を軽く紹介したし、夏には「夏の音」として風鈴も取り上げたので、
日本の秋の音は「虫の鳴く音」という形でいきます。
秋の虫は、夏のセミとかに比べると、情緒ありますしね。


そんなわけで、今日は昆虫(と、つくば市)に詳しいぺんたと「万博記念公園」へ行きました。
20140928_虫取り01
1985年のつくば万博(国際科学技術博覧会)を記念した公園ですわ。
初めて来た!!! つくばに住んで15年なのに!!!ww
まぁ、この写真だと池なんか写ってまして、そこには鯉なんか泳いでいたりするらしいんですけどね
そっちには全然いきませんでしたよ!!
だって「昆虫採集」に行ったんですもの!!ww

なので、この画像の方角は完全にそっちのけで、雑木林に分け入って、コオロギを捕獲しました!!





虫取りセット!!
20140928_虫取り02
ちゃんと、「虫除けスプレー」もしたよ!!
ミント風味だった。(飲んでません)

ちなみに、この軍手は、今日は使わなかったんだけど、クロネコヤマトの軍手らしい。
レアグッズ。滑り止めのひとつひとつが「にくきゅう」になっているんだけど、
滑り止めが「にくきゅうのように配置されている」のではなく、「にくきゅうのセットがたくさん並んでる」
というセンスすごい。


それで、今日身をもって知ったこと。
スズムシってのは、全然いないものなんですね。
スズムシってそんなにレアな虫だったの?
そこらじゅうにいて鳴いてるものだというイメージがあったんだけど…。
今は、だいぶ減ってて、「スズムシが住める環境」にしか住んでいないみたいな、
「環境レベル指標」になってしまったということらしいです。
なので、公園のどこをあさっても出てくるのはコオロギばかりでした。

ほかには、ぺんたが「ササキリ」というキリギリスの仲間を捕まえてくれました。
これは、「ジジジジジ」みたいな音で鳴きます。


いつの間にか、ペンタのカゴの中に、うまおい(メス)がいて、メスだから鳴かないし
他の虫を捕食し始めるしで、ひどいヤツでした!
また、私の肩にマツムシも止まったので捕まえてきましたが、これもこれで鳴いてくれませんでした。


それにしても、うまおいがあんなに獰猛だったとは!
なんか、ぺんたが検索して見つけた情報によれば、肉食の虫は、足とかにトゲトゲがついてて、
草食の虫にはそれがないらしい。
(コオロギは雑食で、足にトゲトゲがついている)
つまり、トゲトゲがついてる虫はヒャッハー!ってことですねわかります。

家に帰ってきて、マイクの前に虫カゴを置いて、1時間ほどご飯食べがてら外出して、
その間ずっと録音しておいたんですが、基本的にササキリだけがジージー言ってましたw
コオロギ!鳴けよ!!ww
でも、録音波形の中に、ところどころすごく大きな音が一瞬鳴る部分があったので聞いてみたら
コオロギがジャンプして虫かごの天井に頭ぶつけて落下する音だったw
跳ねないで、鳴けよ!!!www


その後、虫たちはみんな雑木林にリリースしてきました。
虫の写真も一応撮りましたが、見たくない人の方が多いと思うので、ここには載せませんし、
動画でもあまり使わないと思いますw
音は、第12回のボーナスで特集しようかと思います。

第11回「食玩」は、10月1日の26時ころ公開です。
おたのしにみー!!