9ヶ月かけて作りました!(主に他の参加者さんが!)
ワンピース連載17周年記念動画です。

ニコニコ版


Youtube版


SHINDEHAIによる、今回の動画用のオケ


オケ音源

公開直前〜直後を見守る配信


MMDワンピについて
MMDワンピ -ニコニコ大百科

参加者一覧 -〆鯖さんのブロマガ

ツイッターにおける感想ツイートまとめ


今回の企画の"言いだしっぺ”である〆鯖さんと帽子屋さんの、ブロマガ記事
組曲『ONE PIECE』〜Another-Edition〜【50名合作】投稿されました -〆鯖さんのブロマガ
組曲『ONE PIECE』〜Another-Edition〜【50名合作】完成 -帽子屋さんのブロマガ
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制作についてお話しする前に、まず、これまでの7年間のニコパイの歴史を俯瞰してみましょう。

ちなみに、各動画に関する詳細記事はその動画投稿日あたりの、このブログの記事を探せば必ずあるので、
それを漁ってみてください!!^^

■2007年09月

組曲『ニコニコ動画』ブームの中で、「アニメのあらすじに沿った替え歌を作るブーム」というものがあり

前菜さんがこれらを制作


■2008年1月12日

沢山のリクエストを頂き、私が上記作品をルフィを意識しつつカバー(以下の動画は再うp版ですので投稿日時にズレがあります)


以後、続々と「それっぽい人たち」が、カバーを制作。


■2008年3月31日

サンジとゾロを発見したので、「ニコニコ海賊団」を発足してみた。(以下の動画は再うp版ですので投稿日時にズレがあります)



2008年9月14日

組曲『ONE PIECE』1周年を記念してみた。



2008年12月25日

ちょっとメンバー増える


2009年9月

さらにメンバー増え、現7人で固定化(主に汽車しゃんが無双であったため)



2010年03月31日

ニコパイの活動2周年記念動画作ってみた。


これはミニ合唱さん制作の「混ぜてみた」をリスペクトする形で歌い直し再現したもの、という感じです。


(年4回(3月、6月、9月、12月)に、動画・生放送等を行うというペースで活動、
そのペースを保てなくなったため、2013年10月末に無期限活動休止を宣言。今に至る。)


以下、私個人の活動として

2013年1月

かんちゃん(かんり@しりむねP)からのお誘いで、MMD杯に参加するためのMMDワンピ動画に声で参加してみた。
ここで、エースのアポロさんたちともコラボすることになった。


バックで流した歌のフルサイズMVも作ってもらえた!


↑これらの動画は、かんちゃんと鯖ちん(〆鯖さん)のコラボ作品であるが、
これ以後、私もMMDワンピ動画を見て回ったりするようになる。
(ニコニコ大百科の記事を編集してみたり、

この動画のMMDパートで、かんちゃんとPierrotさんにご協力いただいたりもした)


2013年11月

今回の組曲『ONE PIECE』合作へのお誘いを頂く。
(全く同じ時期に、SHINDEHAIと友達になる)
企画開始の時点で、動画投稿日(2014年8月4日)が決まっており、そこを目標に
2014年年明けから、本格的に動き始めた。


--------ここまで歴史----------


■制作について

当企画立案の帽子屋さんのブロマガにもあるように、帽子屋さんの「こういうことをやりたい」という気持ちに火をつけたのは
ヘタリアMMDの合作動画だったようです。



私は、ONE DAYではかんちゃんと鯖ちんとすでにご一緒させていただいていたし、
その後、個人的にいくつかコラボもしました。


組曲『ONE PIECE』〜The Final-Edition〜からは4年が経過するわけですが、その当時の音声を
再利用する旨の許可をニコパイメンバーからもらった後で、
「尺を組曲『ニコニコ動画』改にし、一部歌詞改変と追加を行うことで、Final-Edition以降(40〜74巻)を描く」
ということになりました。

組曲『ニコニコ動画』は、当時のブームの影響で、沢山のリミックスや演奏してみたがありましたので、
私はFinal-Editionの制作のときには、いくつかの「混ぜてみた」を更に混ぜ直して、
専用のオケを作るところから始めました。

コンテンツツリーにも入れてありますが、このあたりが素材になっています。


今回は尺が「改」であるため、それだけで急激に、無印組曲に比べて「演奏してみた」やリミックスの動画数が減ります。
しかし、帽子屋さんや〆鯖さん他、企画の中枢にいらっしゃる皆さんの意向としては、
「Final-Editionの”ダンスミュージック”のリズムパターンの上に、時折生音が混ざったりオーケストラ風になったりする」
という部分を引き継ぎたい、ということでした。

そこで、SHINDEHAIに企画の解説と、お誘いをかけてみました。
つまり、ミュージカルとか映画とか、特にワンピースなので田中公平さんの作る劇中BGMのような音作りで
組曲『ニコニコ動画』改をリミックスしてくれないか?ということです。
もちろんFinal-Editionも見せました。
SHINDEHAIからは
「最終的なミックスもやらせてくれ」
という条件が提示され、じゃあそれも含めて全体的によろしく!という感じで話がまとまりました。


私は、いくつか、新しく描くことになるシーンのルフィのセリフと、歌の追加収録もしました。
それに加えて、既存パートでも「このセリフ、今やったらもっとそれっぽいの録れるかも?」というところはリテイクしたりもしました。
歌のコーラスを足した部分もあります。
他の全員の音声は4年前の音源をそのまま使っていますが、皆4年前の音声がそのままでハイクオリティなので、
そのまま使っても特に問題はないのです。
私も、当時の音声をそのまま使おうか迷ったのですが、私が録り直すだけで良くなる可能性がある部分もあると思うんですよ。
なにしろ主人公の声なので…。
なので、部分的にですが録り直すことにしました。
それから、録り直しはしていないけれど、映像に合うように位置をずらしたものとかもあります。

また、録り直しをしていない部分に関しても、
オケとミックスをSHINDEHAIがやってくれたことで、全体的に新鮮さはあると思います。
なので、あれだけ何回も聞いて、もう聞きなれているはずの組曲が、新たな気持ちでリピートできますよねw
(ただ、「ニコパイの新作」だと思ってる方も多いみたいで、そこはちょっと違うかなと思います!
だって、新たに録りおろしてないですからね、私以外はw
ニコパイは現在も「活動休止中」であります。)


これらの制作は、基本的には、パート分担を決めたあと個々人で作業を進め、
自分のパートの映像が仕上がったら(ないしは、ほぼ固まってきたら)、専用の閉鎖コミュニティに
コミュニティ限定でアップする形で、連携を取りながら進めました。
また、部門ごとに窓口が決まっているため、例えばMMDに関してはMMDの統括みたいな人がいて
ツリー状の管理体制で行いました。

声真似主さんについても、私は直接は関わっておらず、窓口対応のかんちゃんが音声を集めて
私に転送してくれて、それをミックスしました。
先に、アニメの元音声にリップシンクさせたMMD動画がアップされ、それを見ながら我々が
「耳コピ」を行い、個別にセリフを収録。
最後に、アニメの元音声と同じ間でミックスすることで映像とぴったりハマるようにするわけです。


動画の締め切りが近づいてくると、毎日のように、そのコミュニティにパートごとの動画があがってきました!
その期間は本当にワクワクしました!!
毎日、「今日はこのパートの動画が来てる!」「あ、ここは再編集されたんだ!」っていうのがあって、
動画が増えてくると今度は、「○月○日付け まとめ動画」みたいに、全体を繋いだものも時々あがりました。
まとめ動画は、パート動画が提出されていない部分は当然空白になるわけなんですが、
それでも鳥肌がすごくて、「空白がすべて埋まったら一体全体どんなものになってしまうんだ!?」と、逆に恐ろしくなるほどでした。

また、ろんちーのさんが「確認用」という動画をアップしたので、覗きに行ったところ、
W7編でルフィとウソップが殴りあった後に突然ルフィがマイクを手に取り泣きながら「天城越え」を歌いだす
というMADでしたw

音声はこれ。


説明文は「確認お願いします」となっており、
「か、確認した…!! けど!! !?!?!?」
ってなりましたw
まさか、ネタ動画があがってくるとは思っていなかったので、びっくりしました。
めっちゃ笑いましたがwww
ろんちーのさんは元々ネタ系のMMD動画や、MMD杯用参加動画も沢山作ってらして、面白いもの色々あるので
マイリストを是非チェックしてほしいですw


また、イラストも、1つのパートにつき必ず数枚あり、それぞれの絵師さんの味も出ていて、
それでいて尚且つ、作品愛も感じられて、すごく密度のある動画になっていますね!
1つのパートは、それぞれそんなに長い時間ではないのですが、1枚絵だけだと間がもたないというのはあります。
かといって、しっかり動かそうとすれば当然それだけの労力はかかります。
アラバスタ編(アンインストール)の部分のLASさんは、かなりの枚数を描いて、手書きアニメーションにしてらして
これは逆に、「限られたパートだけを担当する」というやり方だから、出来た表現なのかもしれません。
これを、フルサイズ一人でやったら、9ヶ月では終わらないと思いますし…。
そこに限らず、全体的に、一時停止しながらゆっくり見たくなるようなシーン目白押しでした。
動画編集担当のせつぶんさんやイケメンマスターPさんが、静止画を動かして、
より「魅せる」編集をしてくださっているというのも、すごく大きいと思います。
一回では目が追いつかないから、何度も見返したくなりますしね。


なんにせよ、4年前のFinal Editionは、あくまで「歌ってみた」としてのファンアートに留まった作品でした。
映像は、本家カラー挿絵に歌詞字幕を乗せただけのものですからね。
しかし、今回れっきとした「映像作品」となり、「ファンアートの映像作品」として遂に完成した、という感じがします。
Final Editionのときにも、もちろん「映像をつけたい」という気持ちはありました。
元々、組曲『ONE PIECE』のアニメMADもあるわけですが、その映像に自分の歌を乗せれば権利者削除にあってしまう。
そこで、絵師さんに協力を仰ぐ、という手段もありますが、Final Editionのときは、とりあえず「あの形」で出してみようということになりました。
その後で、公式キャラソンの「歌ってみた」をするときに、視聴者からイラスト募集するというのも実際にやってみました。



そして、「ああ、ワンピースのファンアートをやっている人は、沢山いるんだなあ!!」と実感しました。
(この動画、かんちゃんも参加してるしね!!)

ですから、確かにそれが絵であれMMDであれ、皆で協力すれば、組曲のような長さの動画でも、
映像をつけることはできるのだろう、ということは思っていました。
しかし、どちらも制作時間がかかります。
素材の提供をお願いするというのは、素材を作るための時間も提供してくれということに他なりません。
長時間かかるとわかっていれば、そうやすやすとお願いできることではないんですよね。

でも、今回は、MMDをやっている方々のほうからお声を掛けて頂いたわけで、
「あぁ…!! この人たちが、率先してそれを作ろうというなら、私は協力しなければ!」
と思いました。
私からは簡単に「組曲に映像つけてみない?」とは言えないけど、是非つけて欲しいと思っていた方々が
進んでやろうとしていたわけですからねw

記事の上のほうにありますトゥギャッターのまとめを編集していると、
「ワンピースは詳しく知らないけれど感動した」
というような主旨の感想も散見されます。
これは本当にすごいことです。
ワンピースのことを詳しく知っていれば、ファン目線でファンアートを見ることになりますし、
作品への思い入れもあって、自然と共感できたり、のめりこんだりするでしょうけれど、
元ネタを知らない人の心を動かすというのは、並大抵ではありません。
NNPPのときも、「ニコニコのことはよくわからないけれど、演奏会としてとても楽しかった」という感想がありました。
こういうところから、「楽しそうだな」「面白そうだな」という風に興味を持ってもらって、
新しい人たちが、ファン側に加わるのは、嬉しいことです。
この動画が、「ワンピース面白いよ!!!」ということを全力で伝えようとしていて、
それを見た人が「なるほどそうなんだ」って思ってくれたということだし、
そういう人が、今度はまた別の人に「これ面白いよ」と伝える側になってくれるかもしれません。
そういう風にして、いい物を、人々が、手渡しで横に広げていく感じはとても好きです。
インターネット上では、主にSNS利用に際して、良くないことも多々起こりますが、
良いものやすごいものが、評価されて広がって、直接の感想を受け取れるというのは、
インターネットのすごいところですよね!
ですから、せっかくSNSを利用するなら、良いと思うものを拡散するために使っていきたいところです。


それから、週刊歌ってみたランキングにもランクインしたようです。

5分48秒あたり、26位。
週刊歌ってみたランキングは、集計期間としては、この8月4日がこの週の最後の1日だったにも関わらず
ランクインしたことになるわけですからすごい速度です。

また、第300回を記念して、こういうものが上がっており

18分30秒あたりからFinal Editionです。

Final Editionは、歌ってみたランキングで当時「2週連覇」を達成しました。つまり2週連続1位です。
今は、連覇も少なくないそうですが、当時はかなり稀な快挙だったのです。

それに、Final Editionのときの伸びよりも、今回のAnother Editionのほうが、伸び方の速度があるんです。
どこまで伸びるのかわかりませんが、大事に見守っていこうと思います。


余談ですが、動画完成直前、SHINDEHAIがこんなものをうpってましたww