さて、不定期連載になりますこちらのシリーズ。第2回です。

だんぼっち 公式サイト
だんぼっち 公式ツイッターアカウント


だんぼっち公式モニター1号としての白羽の矢が当たったのは、なぜなのか、私もはっきりとしたことはわからないけれど、
前回書いたように、一部からは「防音設備を持ってる人」という風に思われていて、それをはっきりこのブログ上で否定したことが
全然無関係ではないのではないか、とI guess(私は推測する)。

公式サイトの開発者の項目にも名を連ねている「ぼか主」さんからこの防音室を開発中という旨の連絡を頂き、
「使わないときは畳んでおける」ということが、私には必要不可欠な条件でもあったため、モニターを引き受けてみることにした。
まぐさんやろげちの場合は、ベニヤで防音室を組んで、それを取り壊さなくてもまだスペースがあるから自作できたのであって
私は今、自分の部屋の中に、「使わないときもそこにそれだけのスペースを食う」防音室を置く場所がない。
ただ、それは主に同人CDの在庫があるせいなので、皆さんCD買って下さい。(ストレートマーケティング)


そこで、まず、商品としてほぼこういったものが出来上がりますよというβ版が出来たので見に来てほしいというお話になったので
某日、バンナム方面(大体品川の方角)へ向かった。
そう、この防音室、バンダイナムコ関連企業の株式会社VIBEさんが開発・販売しているのだ。
(JOYSOUNDのエクシングさんも関係あるのだけど後述)
ちなみにVIBEさんの商品といえば、遠隔操作して色や光り方を一括制御できるタイプのペンライトなんかを出している。

VIBEさんの名前を知らなくてもこの商品の存在を知っている人は多いと思う。
実際、アニソン系ライブ界隈では当時話題になっていたし。


β版は、ある会議室に置かれていた。
そこには、「プロトタイプ」も置かれていた。
公式サイトにもこう書いてある。
2013年4月、「ニコニコ超会議2」にてPlayStationR3向け家庭用カラオケソフト「JOYSOUND DIVE」のブースで、
会場内でその場でも歌えるように手作りのダンボール製防音室(だんぼっち零号機)を製作し、展示しました。

開発日記にもこうある。
材料は全て会社近くのスーパーで購入&物置きにあったもの。

そう、この「ただのJOYSOUNDと書いてある特大サイズのダンボール」がプロトタイプだったし、
その時点では、それを商品にするつもりで展示していたわけではないようだ。
JOYSOUND DIVEは、PS3やWiiを使ってJOYSOUNDの配信カラオケ曲を自宅で歌えるというもの。
月額課金で使用できる。
私の周りだと、私の弟やオメがんが使っているね。
で、このJOYSOUND DIVEのシステム開発は、バンダイナムコさんが担当しているというわけだ。
JOYSOUNDのエクシングさんは、カラオケ機種、音源の開発を行っているのであって
ゲーム機やそのシステムそのものとは少し遠いところで仕事をしているわけで、
その「カラオケ機種をゲーム化する」の部分をバンダイナムコさんが提携して開発を行ってきたという感じ。

それで、超会議のときにはJOYSOUND DIVEのブースに、(おそらく半ば冗談で)
「防音室」としてその特大ダンボールを展示してみたところ、思いのほか好評だったそうだ。

それでは、ということで商品として販売できるようなものを開発してみようという方向に進み始めたらしい。
超会議は4月の暮れだったわけだから、この半年間で怒涛のようにそれが進んだのだろうね!
尚、私は6月7日に「防音室持ってないよ!」という話をこのブログに掲載している。


見せて頂いたβ版は、壁面が白、縁が青というカラーリングだった。
先日M3等で配布されたフライヤーをごらんになった方は読者諸氏の中にいらっしゃるだろうか?
だんぼっちフライヤー_02
これがそのフライヤーだが、これを見ると、色や素材が
いかにもダンボールという感じがすると思う。

けれど、見せてもらったβ版は白と青で、ダンボールらしさはほとんどなかった。
このフライヤーの右下の方に、デコレーションしたバージョンが掲載されているが、
こういった感じで、あたかもそれはダンボールではないかのように見せることも可能。
痛車にステッカーを貼る感覚で好きなキャラクターを貼り付けたり、自分で絵を描いたりもできる。

そして、更にすごいことは、触った感じや表面の質感がそもそもダンボールっぽくないということだ。
これは、強化ダンボールなので、プロトタイプのように何かを梱包するとき良く使われている
皆が知ってるダンボールとはちょっと違う感じ。
「俺の知ってるダンボールじゃない」のがだんぼっち。
かといって、1枚1枚はやはりダンボールなだけあって、めちゃくちゃ重いわけではない。
数枚のダンボールをがちゃがちゃ組み立てると部屋になった、という感じで組み立て、解体が可能。
…なはず。実際のところは配信でやるので見て確認して頂きたい。
ただ、β版を見に行ったときの感触では、「私でも一人で組んだり、解体したりできそう」と言う風に思えた。


これが「解体不能」だったらうちには置けないと思ったけれど、畳んでしまえるというのは
誰にとってもメリットであると思う。
実際に、組み立て、試用、解体というのを生放送で配信しながらやってみようと思う。
そしてそのTSをキャプチャして動画としてもアップしよう。


ところで、その会議室にβ版を見に伺った際、その部屋は、「社内随一のまったり部屋」だという話。
開発途中の何かが色々置いてあって、テーブルといくつかの椅子がある部屋なので
別にそこに何か癒しアイテムがあるということではないのです。
ただなんとなく、居心地がいいっていうのが社内で共有されている感覚らしい。

私が「これがβ版です」と見せてもらって、ぼか主さんから説明を受けていると、
別の社員さんが「ここ1時半から使うらしいっすよ!」と伝えにきた。
その後、続々とお昼ご飯のカップ麺とかを持った社員さんが来て食事を始めて、会話に加わったりする。
で、説明も受け終わり、帰ることになってビルを出ようとしたのだが、お昼ご飯を食べていた方々が
「折角来たんだから歌ってよ! ”歌い手”さんなんだよね!?」
と言うのだ。
聞いてみると、その方々は会社の役員さんだったらしくて、これから役員会議をするところだったらしいww
さすが社内一居心地のいい会議室だ。役員さん達にも大人気。

なので、ちょっと引き返して、β版だんぼっちの中で「甲賀忍法帖」を歌うという一幕があったりしたw
(何故その選曲かと言うと、私はカラオケに行くと、喉の調子をよくするためにまずこれを歌うからだ)
歌っている間は、遮音の性能確認の意味もこめて、ドアを数回開け閉めされたが、
構わず粛々と最後まで歌って、出てくると拍手されたww
何をしに来たんだっけな!?となったが、これはエピソードとして面白いので書いておいたw

そのときは、中に18インチだかの液晶モニターとステレオスピーカー、PS3のコントローラー、LEDライトがテーブル部分に置いてあり
PS3本体は防音室の外の床に置いてあった。
そして、椅子に座ると、左斜め下あたりにおいてあるサーキュレーターから風が吹き付けてきた。
ドアを閉めると途端に中の気温が上がるのを感じたので、夏場は空調が課題になりそうではある。
ダンボールとしての、湿気対策なども気になる。


そして、本日(11月2日)、モニター用だんぼっち(ピンク)と書いた140kgの荷物が届いた…。

IMG_1668でかっっ!!!!!!
宅配の人が、玄関の中に入れるところまではやってくれたけど、玄関先から居間まで運ぶのが大変だったな!w

画像ではサイズ比較用にクリネックスのてぃっしゅぼこ。を上に乗せてみたのだ。
このあと更にこの上に、マットレス+布団を置いてみたら、ダンボールのほうが横幅あるの。
つまり、ダンボールは「セミダブル」サイズなのだ!! 布団はシングル(ぼっち)なのに!!!

近いうちに、開封〜組み立て〜試用ニコ生をやるので、とりあえず今日はこの上で寝るしかないみたいだ…。
というか、もしかして、これから毎日これがベッドになるんだろうか!!w
でなければ、倒した状態で組み立てて中で寝るか、か!ww

まああとのことはまた開封してから考えよう。
少なくともこの状態に戻せばその上で眠れる。丈夫なダンボールでよかった。
(耐久試験を兼ねることにもなってしまうかも)

うちは6畳1間なので、同じ条件のアパートに住んでいる方には、この状況、かなり参考になるんではないかと思われるw