日記です。

ちょっと前から、有料メルマガの発行とかについて考えていたのだけど、そこではメインコンテンツを
「生まれ月別の今月の運勢」とかにして、占いをやりたいなあという構想だった。
けれど、個人個人に即した占い結果を本当は出して行きたいし、有料メルマガを出せるキャリアとして
優秀なものがみつからなかった。(まぐまぐは大手だけど、有料で出すと50%仲介料で取られてしまって割が悪い)

それで、誰だかわからない人のことを一斉に占うよりも(そういう方式もできないことではないけれど)
特定の人の悩みにちゃんとアドバイスとして役立つようなことのほうが絶対やりたいことに近いから
受注で占い結果テキストをメール返信する有料サービスなら、始められそうな準備は整えてみた。
あとは、私が、占いすなわち「タロットリーディング」をいかに、的確にできるようになるかにかかっている。
それに1件ずつに対して、それぞれ全力で誠意を持って取り組みたいけれど、出来れば作業の時間短縮は図りたいところで、
それにはどうしても数をこなす必要はある。


私は、タロットリーディングに対して、今はまだ自分を占うことは出来ない段階だと思っている。
自分を占うことからはじめるのだって一つの方法だけれど、タロットリーディングは、抽象的な単語から
占われた本人が直感で具体的な物事に結び付けていくもの。
だから、占う係である私は、占われる人(質問者)の悩みの具体的な内容を知らずに、抽象的な言葉選びで、意味を伝えていき
質問者本人が「あのことかも!」って思ってくれることに期待するのが良いと思っている。

自分のことというのは、どんなに客観視しようとしても、「中から見ている」ことには変わりがないのだから
客観視さえも主観を通したものであり、自分のことを占ったときには、抽象と具象のバランスを大きく欠くような気がしている。
いずれはその考えも徐々に変わってくるのかもしれないから、あくまで現時点ではだけれど。


そこで、占いに興味がある蟹Proメンバーを探したりして、順番に占って行ってるんだ。勉強のためにね。
勿論興味ない人を勝手に占ったりはしないけどw

それに、タロットリーディングっていうのは、前にも長々書いたのだけど、未来を予言したり、
「あなたってこういう人でしょ!」って言い当てたりするものじゃなくて、
「こういうことが今問題として立ちふさがっているようですが、こうするっていう方法もありますよ」
っていう、視野を広げるヒントをくれるようなものだから、占われた人の役に立って欲しいというのが一番の願い。
そのために勉強しているのでもあるし。

確かに、スプレッド(カードの配置のこと)の中には「未来の状況」を意味するカード位置とかもあるわけなので、
そこを解読しようとするとどうしても、「将来こうなる恐れがあります」くらいの言い方にはならざるをえないとも思う。
でも、それは、どんなことでも、可能性っていうのはゼロじゃないのだから、「こんなパターンもある」ってのは
占いじゃなくてもいえることだしね。
で、それがネガティブな事象であった場合にも、タロットリーディングの場合には必ず、それをどう避けるのが得策かっていう
アドバイスが一緒になって示されているから、「最悪こういう事態に陥る」ってことが暗示されていても、全然悲観するところじゃない。
大切なのは、それを避けたり、そこが良いことへ転じるための転機だとすればどうやってやりすごすかなんだよね。
タロットなしに、将来のことを考えて「最悪こうなるよなあ」ってなったときって、「そのとき考えよう」くらいに落ち着くものだと思う。
でも、タロットでは「そのときはこうすると良さそうですよ」まで言ってくれるから、すごく安心にも繋がる気がしている。


それで、自分のことは占わないと言ったけど、少なくとも最近占った人たちが、私の伝えた結果を読んで
(それは、2時間かけて書いた5〜6000文字のテキストなのだけど)
「ストンと落ちてくるところがあった」とか「視野が広がった」とか「見透かされた」とかいうんだ。
それは、「言い当てられた」ととても似ていると思うし、占いって当たり外れだと思っている人からすると
「へぇ当たるんだ」になっちゃうかもしれないけど、やっぱり実際の状況としては
「思い当たる節が多かったので、アドバイスがすんなり入ってきた」
ということなのかな、と思う。
わかりやすくいうと「当たってた」になっちゃうんだろうけど、それはどうも違うと思うし、
多分占われたみんなもそれを含めてわかってくれたと思う。

占いの世界では、「ズバリ言い当てる」ことで思い当たる節を増やして、説得力を持たせようとする占い屋さんが多かったり、
そういうイメージをメディアが植え付けたりするから、却って胡散臭くなっていくのだとおもう。
タロットの場合は、どうせ具体的にはわからないから抽象的な言葉を選べば選ぶほど、逆に思い当たるようになる側面があるから
当てられた、と感じるのかもしれない。
で、具体的な事象は本人にだけわかっていればいいことで、実はこの世界っていうのは、当事者以外には常に抽象的な世界だから
抽象的に伝えた方が、具体的なことを知っている人ほどバシっと受け止める部分っていうのがあるんだろう。
だから、言葉選びにも気を遣うし、時間もかかる。
けど、それが一番、的確なアドバイスを導き出す方法のような気がしてきている。
私自身、誰がどういう人なのかを言い当てたり、その人の未来を予知して悦に入りたいでもないので、
その具体的な事象として物事を受け止めている本人だからこそ、視野が狭まるっていうときに、
知らないままでも別の道を示せるって言うのは、もしかしたら素敵なことかもしれないと思えてきている。
もちろん、事情を詳しく知れば知るほど、知ってる上での発言になるんだけど、当事者ではないことは変わらない。
すべてを知ることや追体験することは無理だから。
だから占う上での先入観を取り払うために悩みの内容は知らないでいたいし、タロットリーディングは相談室ではないから。
そのように考えて、占った人から感謝されると、具体的な悩みを知らないからアドバイスできたって言う実感は薄いのだけど
役に立てたということは素直に喜べるから、自分を占わなくてもすごくポジティブになれるっていうそんな日々。
つまり、ポジティブになるためのヒントをもらうために自分を占うよりは、周囲の人を真剣に占って
その役に立てた方が自分にとってすごく実りがあると感じている。


ただ、占えないこともあるから、もしサービスとして展開するときにはいくつかルールも設定しなければいけなくてそれも考えをまとめているところ。
たとえば、ギャンブルのこととかね。
「次回のロト6の当選番号はいくつですか」とかそういうのはできないし。

ともかく、当面の課題はなるべく早く78枚のカードの表す意味を飲み込んでしまいたいし、
スプレッドも数種類使いこなせるようになりたい。

こうして毎日のようにカードに触れて、その読解に励んでいると、その回数が増すたびに
カードへの愛着や信頼がどんどん増していく。
占いを始める前にはまずカードがいつもの順番に並んでいて、そこに「お願いします」と声をかけてから無心でシャッフルする。
そして、占いたい内容を「Aさんの、○○(運)について」と声に出してカードに聞いてからその人のことを考えつつカードのカットをする。
で、スプレッドどおりに配置して、カードの意味を読み取っていくわけだけど、終わったら、また元の順番に戻して
「お疲れ様」や「ありがとう」を言う。
占われた人が感謝をしてくれるのは、私に対してだけではなく、カードに対してもだから。
役に立つリーディングが出来たときには、それだけカードも良い仕事をしてくれたということになるので、
それだけカードへの信頼が高まるわけ。
そういうのって、単に、カードを擬人化するという思い込みや、定められた儀式でしかないのかと思うけれど、
それにはそれなりの意味がある。
儀式(イニシエーション)や作法というのは、その行為を行う人物の集中力を高めるためであるのがほとんどだから、
一定の作法があるということは、それ自体をバカにしてなおざりにしてはいけない。
結局タロットリーディングにおいては、そういう作法の一つ一つや、その結果得られていくカードとの信頼関係のようなものは
「超常現象的なものを呼び起こすため」というより、私が、質問者の悩みに対して真剣に、集中して考えるための儀式なのだ。
声に出してカードに語りかけるということも、シャッフルからカード配置までは作業を中断させずに一気にやりきらなければいけないというルールも
全て、質問者のことに集中して、リーディングを的確にするための能力を自分から最大限引き出すための準備。

だから、時間もかかるけど、結構精神力を使うってのは当然のことだと思う。
1件やっただけで急激な眠気に襲われることもあるw
この前一晩で一気に3件やったあとは、寝て起きたら体がこわばっていてしばらく動けなかったw
ろくに寝返りも打たずに昏睡したのだと思うw

そんなこんなで、仕事の合間にそういった勉強もしています。
(シーマンも欠かさずやっています)

誰でも道に迷うことがあると思うけど、早く、もっと経験を積んで、皆さんの役に立てる日が来るようにがんばってますので
今挫けそうなも、もうちょっと粘ってみて!私も一緒に考えられるように進むから。