PC組んだ。
これは数ヶ月前の段階で弟が新しいパソコン欲しいなーとか何とか言っていたので、じゃあ予算内でパーツ注文して
うちで組み立ててから引き渡すぜ!という話になっていて、お金が貯まったらしいので先日注文したものである。
そしてパーツが届いて、玄関先に積み上げられて、いざというとき私は逃げ場を失うしかなかったので
とりあえず組み立ててしまえば箱類は捨てられるんだから組んじゃおうぜってことで、この前の土曜にがしゃがしゃやったんである。

取り立ててすごいスペックということはないが、評判のいいグラボを積んで、将来的に64bitにしたいよーという風なことを言い出した場合でも
結構そのまま乗せかえられる感じにしてみた。
でも、ソフトウェアの関係で32bitにしたので、将来的に64bitにしたいなんていう日が来るかはわからん。
わからんが保険はかけた的な。

今回は、何しろCPUのクーラーが一発で刺さったことが逆に驚異であった。
前回、今、自分で使っているPCを組んだときなんか、クーラー挿すだけで小30分ほど苦戦したのである。
君たちはクーラーを自分で抜き差ししたことがあるかね!!
CPUの交換とか、グリスの塗りなおしとかでさ!!
あのな、クーラーの周囲には4つの回転するピンがあってな。はずすときは別にどうでもいいんだよ、
書いてある矢印の方向へ90度まわしてから引っ張れば抜ける感じだ。
でも、挿すときは、4つのピンに均等に、同時に力をかけながら押さないと、4箇所のうち1〜2箇所は浮く!
そして、浮いたピンだけ後から追加で押したところでうまく刺さらないのだぞ。刺さっているピンを抜いて、やり直しだ。
これが上手く行かないときに腹の立つこと山の如し。
だがしかし、今回はなぜか一発OKだったのだ。逆に心配になったぜ・・ふふ・・・
とかニヤニヤしながら、パーツ全部組んで電源ケーブル挿して・・・
今回のマザボ(P8Z68-V PRO/GEN3)、中にLEDがいっぱいついててな、エラーが起きるとその箇所が光って教えてくれる。
また、内部にLEDつきで電源スイッチとリセットスイッチがあるから、それを押せば本体の外側の電源スイッチを押さなくても
起動やリセットも可能なのぜ!
で、それらのLEDが点灯して、エラーをお知らせするやつは光ってなかったから、初起動!!
しかし電源は入らなかった!!!
なぜだ!!

と、とりあえず切り分けが必要だ。
LEDが光ってないんだからLEDが光らないどこかの部分が悪いんだ。
最小構成で・・・あ、いや、昔使ってた予備の電源ユニット+最小構成試そう→ついたー!!!Σ(゚д゚lll)
ま、まさか、電源ユニットの初期不良なのかこのやろう玄人志向このやろう。
てな具合で、新しい方の電源ユニット+最小構成でもう一度・・・・ついたー!!!
え!?え!?さっき何が悪かったんだよ!?
てことで順番にファンとかドライブとか繋げて行ったんだが、途中でまたつかなくなった!!
もう一度見直してみると、電源ファンとマザボを繋ぐケーブル、逆向きに刺さっててさ!!
つか、逆でも刺さるんかよこれ。他のは逆だと刺さらないのだけど、これだけ逆でも割とすんなり刺さっちゃってて違和感なかった!
よく壊れなかったな、よかったよかった。そして玄人志向よ、疑ってすまん。

ということでOS入れて(ここでもパーティションを切り間違えるというミスを犯したが大ダメージではなかった。
なにしろ初めて7OS扱った。幸いあとでも切り分け直すのはラクらしい。)、色々ドライバ入れてそれが終わるとちょうど
弟とおとうぱん。がうちに着いた。
「パーティションは切り間違えてあるから後で自力で直してくれ!」
といって後は任せた。
そんでおとうぱん。がちょっと寝ている間に、弟にモンハン3Gをやらせてみたら、ハンマー一筋200Ptだった。
初めての水中戦でもしっかり戦ってた。さすが謎のゲームセンスを持つ男。
「えーでももう半年もやってないしなー」
って言われたときは
「もう半年」
の部分が「もんはんとし」に聞こえて、何ダジャレ言ってるんだこいつはと思ったが、全然洒落じゃなかったらしく
逆に何言ってるんだこいつはという目で見られたりした。
「もう半年もモンハンやってないしなー」
って言われたらダジャレに聞こえるぞ!試してみろ!!



どうでもいいが、この記事は映画のレビューを書くつもりで立てたんだが、なぜPC組み立て出した?

先日の記事で、幼少〜小学生の頃に読んだり見たりした、トラウマ化している本を紹介したのだが、
今日紹介しようと思っている作品もトラウマ化している側面のある映画なんだ。
多分、あんな本の話をしていたから脳内の近くの引き出しから引っ張り出してしまった感じなんだ。
いきなり思い出してさ・・・
最初、映画好きな幼馴染の家で見たんだと思う。
その子の家に遊びに行くと映画を皆で見るということが多かった。
一番よく見たのは「サウンドオブミュージック」
そこの一家が「天使にラブソングを」も好きだったから、私もそこで見せてもらって楽しい映画があるなって思った。
彼女は地域の合唱団に入っていたりしたから、サウンド〜にしろ天使〜にしろ、ミュージカル映画が気に入るのも頷けるわ、今では。

そんな中で、この「OZ -Return to OZ-」っていう映画は別にミュージカルでもないし、ココロオドルようなキラキラファンタジーでもないんだ。
「オズの魔法使い」ってあるよね。童話、っていうか、寓話っていうかさ。
ミュージカル・ドラマ・アニメなどさまざまなメディアで作品になっているし、学校で劇を演じた、という人だって少なくないと思うよ。
あれの続編といえば続編なんだけれども、ちょっと変わった続編でね。
まず雰囲気も暗〜〜〜い感じだし、一応原作のライマン・フランク・ボームのシリーズ中の2〜3作目である
「オズの虹の国」と「オズのオズマ姫」を元にしたディズニー映画なのだが、Wikiによれば
>上記『オズの魔法使』の制作関係者の了解を取っていない非公式な続編(unofficial sequel)。
そんなこともありうるもんなのか・・・とちょっと不可思議な事情を孕んでいる。
さらに、「オズの虹の国」にはドロシー自体出てこないらしいから、かなりの改変も含んでいる恐れがある!

オズの魔法使いは、個性的なキャラクターに富んでいて、また児童文学でよく描かれるタイプの
「主人公が別世界を旅することで成長して帰ってくる」展開を踏襲している。
が、「Return to OZ」ときたら、不気味なキャラクターに富んでいて(むしろそれしかいない)、
主人公が別世界を旅してきたのかどうか最終的に疑うしかない釈然としないオチだ。
子供の頃は、不気味なキャラクターが不気味だな、ということだけを強く刻み付けられトラウマ化した側面があるわけだが
今になってよくよく見返してみれば、それだけでは済まない、むしろそれ以外の要素のほうが怖いんじゃんこれっていうところに気がついてしまった。

これは、ディズニーがそうしたのか、原作からすでにそういう展開だったのか・・・原作を読まなければわからないが
原作者のライマン・フランク・ボームときたら、オズシリーズを書く前に「マザーグースの歌」書いて知名度高めちゃってるじゃないの!!
マザーグースもよっぽど不気味よ。
こうなると、原作からすでに不気味だったのかしらと思えてくるわ・・・。
ちなみにマザーグースの歌は英語の韻文だから、日本語に直した時点でもうそのままの韻踏むわけがないから
内容をそのまま読み取ろうとして混乱した記憶がある。
もっというと、合唱組曲「マザーグースの歌」ってやつも歌ったんだが、ものすごいハキハキと明るく大はしゃぎで
人の死を歌うものやなんかがあって、マザーグースってのは独特の世界観なんだなって長いこと思ってたから
もうその刷り込みのせいで、マザーグースの散文書いちゃうような人は、明るく残酷なストーリーを韻に乗せて楽しんでそうという決め付けが。

それで原作の「オズの虹の国」と「オズのオズマ姫」は読んでいないのだから、とりあえず映画のことにだけ言及していくけれども
この映画は解釈を変えれば、上に書いた「主人公が別世界を旅して帰ってきた」ものともいえるかもしれない。
ただし別世界というのは、自分の頭の中のことだけど。
そこで問題を解決して現実世界に意識を取り戻したときに、自分の中の困難を克服してましたエンド、と見ることは可能、という意味で。
なので、本当にオズの国っていうのがどこかにあって、偶然そこへ吹き飛ばされて、
ドロシーは自分の地元へ帰るため、そしてその仲間たちは各自の夢をかなえるために旅をして、
それぞれがハッピーエンドとなりました!っていう1作目のとはもう本質が違う。

いきなり、ドロシーが、オズの国での経験を周囲に語ったら妄言と思われ精神的に追い詰められたからか不眠症を患っているところから始まる。
もう、この時点で、「どこかにオズの国っていう素敵な魔法の王国が」という夢ぐっちゃぐちゃ。
ドロシーのみならず、子供の頃に「どこかにはそんな国もあるのかもね」とちょっとは信じようとしていた視聴者たちの思い出も崩壊。
ドロシーは適応障害か何かに陥っているだろう。オズの国から帰ってから一睡もしてないって話だ。
現実世界ではあのときすごい竜巻が起こったから(竜巻で家が巻き上げられてドロシーは家ごとオズの国に到着する)、そのPTSDだと解釈してもいいな。
んで、ドロシーの育ての親であるおじさんとおばさんが、心配して新聞広告にあった怪しい医者のところへ治療に連れて行くことにするんだよ。
電気を頭にビリビリっとさせて、いやな記憶を吹き飛ばすってものらしいぜ。
でも、病院に行ってみたら、病院の佇まいも先生も看護婦も不気味だし、悪天候でゴロゴロと落雷があったかと思うと
院内で幽閉された患者たちがうめきだすんだ。
停電のおかげで電気ショック療法から逃れることができたドロシーは、謎の少女の手助けで病院を脱出する。
看護婦がめっちゃすごい形相で「おまちいいいいいいい!!」って追いかけてくるのもすごいホラー。
これから治療を受けるっていう精神病の患者に対して「にがしゃしないよー!おまちー!」だぞ・・・
少女が言うには、幽閉されている患者たちっていうのも、電気ショック療法の「被害者」なんだそうだ。治療(実験に等しい)失敗で。

ドロシーと少女は川に落ちるんだけど、翌朝ドロシーが目覚めるとそこはオズの国の「死の砂漠」だった。
目の前にはなぜかドロシーの家のめんどりの「ビリーナ」がいて、「ここはオズの国だ」と悟ったドロシーは
ビリーナを連れて一緒にカンザスの家を目指すことになるんだが・・・

この映画におけるラスボスに位置づけられているノームの王という岩石人間みたいなやつがいて
これが病院の医師と同じ俳優。
その部下であるモンビ王女は病院の看護婦と同じ女優。
この演出が作為じゃなくてなんだっていうんだよ!!
病院での恐怖体験がちょっと違った形で夢に出てきてるようなもんだろ!!

それに、病室で治療の準備を待つカットで、部屋の中にジャックランタンがある。
これはおそらくオズの国に出てくるジャック・ザ・パンプキンヘッドさ。
パラレルワールドのようにも見えるし、「ドロシーの脳内では世界はこんな風に見えてます」っていう病理現象の描写にだって見える。

更に、最後にはモンビ王女のせいで鏡の中に閉じ込められていたオズマ姫を、ドロシーが鏡の中から救出して
オズの国は本来の王位継承者の下、平和を取り戻していく、そしてドロシーは再びルビーの靴の力でカンザスへ帰るわけだ。
そのオズマ姫っていうのが病院で出会った少女なんだよ。

ドロシーが帰ってくると、それは川のほとりで・・・ドロシーは泥だらけで(ダジャレじゃねえ)目を覚ます。
おそらく川に流されたあとに打ち上げられた形だ。
おじさんと犬のトトが見つけて、捜索が終了。
例の電気ショック療法の病院の医師は、雷に打たれて死んでいて看護婦だけが檻つきの馬車で運ばれていくのが見える。
それはまるで、オズの国で見たモンビ王女の最後と一緒だ。
ノームの王もオズの国では毒(ニワトリの卵)をうっかり飲んで滅びてしまう。雷にたまたま打たれて死ぬみたいにさ。
鏡に向かってオズマ姫を呼ぶと、オズマ姫と、置いて来たビリーナが映し出される。
これもドロシーの幻覚なのか、それとも・・・
不思議にリンクしているだけなのか、ドロシーの病気なのか、判断がつかないまま終わっていく。
いずれにしたって、病院から逃げ出すとき一緒だった「こっちの世界」のオズマはどうなったのかわからない。
仮説としては
・ドロシー自身が生み出したもう一人のドロシー(理想像)を見ている
・ドロシー自身が生み出したドロシーとは無関係の人物であり空想
・本当に存在していた少女だが川に流されて死んだ(しかし病院を抜け出せたことは彼女にとって幸せだったので鏡の向こうで笑っている描写
・本当に存在していた少女だがオズの国でドロシーが鏡から救出したことで、こちらの世界からは消えた
などなど色々立てられるが、どれも怖い。
病院にあったジャックランタンと、少女の関係が、作られた側と作った側だとするとオズの国側での
関係にもしっかり一致する。(ジャックはオズマ姫をママと呼ぶ)
だからきっと病院には実際に少女がいて、その子は多分病院にあったジャックランタンを作った子。


なんつってもこれ、見ていて一番ぞっとしたのは、ドロシーが病気だという前提で考えると
ドロシーが見ている世界はとてもマッドだし、それを本人は現実に起こっていることと信じているのだから
周囲が諭そうが電気ショック加えようが治るもんじゃなかったっていう。
一番効果があったのは、その世界にもう一度行って決着をつけたってドロシーが思うことだった、という。
心の病気っていうのは本人にはわからないし、回りが病気だと教えて治るものでもないし(むしろ悪化)
いや、極論、そもそもこの世界自体、自分が見ているどこからどこまでが世界全体にとっての真実かなんかわからないという、その恐怖に尽きる。

多分、オズの国に出てくるホイーラーズっていう手足の先が車輪になってて馬鹿騒ぎしている連中は
病院の患者かスタッフのことであったりするだろうし、壁にかかっている鹿の剥製や、ノーム王の城にある調度品の数々も
ドロシーが病院を抜け出すときに通り過ぎた風景なのかもしれない。

こうやって「これってこうなのかもしれない、こう解釈できるのかもしれない」と思わせるうちに、
「これって現実世界にもいえることで、この映画に限ったことじゃなく私のすぐ身近にもあることかもしれない」
と思い至らせてしまう、サイコホラーの側面が、ディズニーの子供向けファンタジー映画と呼ぶにはふさわしくない要素だと思うレベルに深刻。

さきにも書いたけれども、子供の頃は見た目の不気味さにぞっとしていた。
ホイーラーズの頭にかぶっているお面の表情が不気味。
ホイーラーズが奇声を発しながら四つんばいで追い掛け回してくるのが不気味。
モンビ王女が気分によって首をつけかえる魔女なのが不気味。
しかも、寝るときは生首をすべてはずして、首ナシ状態で寝るのも不気味。
今はモンビ王女の首コレクションになっている、踊り子たちの生首が元の人格を失っているのが不気味。

けれど、当時はノームの王=医者みたいなパラレル設定に気がつかなかったんだ。
いや、多分、なんとなくは感づいていたからそこからくる不気味さもあったのだろうけれど、
今になって見直して情報をさらっていくうちに、当時思っていたよりさらに数倍恐ろしい映画だったことがわかって
「昔も怖いと思ってたけど、見直したら尚怖かったじゃん!!」
という新しい感覚に陥っている。
大抵は子供のころ怖かったものを十何年も経ってから見直せば「思ってたほど怖くなかったんだな」と思うはずなのだが…


最初に書いた幼馴染の家で見たときは、なんて怖い映画だ!と思って途中で挫折したかもしれない。
その後、再度テレビで放映したものを、実家で録画したVHSがあったのでそれを弟と何度か見ていた気がする。
商品としてのVHS等は廃盤のようだが、
2011年8月30日(火)午後1:00〜午後2:53(113分)NHK BSプレミアムチャンネルのBSシネマにて
 <字幕スーパー・レターボックスサイズ版>が放送された。

とWikiにあり、比較的最近テレビでも見られたのだということがわかった。

「原作側に無許可で映画化された」というような説明もあるくらいだから、DVD化などをしようとしても
そこがネックになりそうだが、いっそ同じ内容で映画丸ごと撮り直してみるのも面白いかもしれない。
何しろ、SFXをふんだんに使ったとはいえ、その技術は1985年のものだ。今のCG技術を用いたら
もっと表現の幅は広いことがいうまでもない。

そして、作り直しのときに生じる作り手側の再解釈で、今度はどのような物語として見せようとしてくるかも気になる部分かもしれない。
この1985年の「Return to OZ」のすごいところは、どうとでも解釈可能な部分なのだが、作り直すことで
「実はこうだったんですよ」と答えが明示されたり、全くの新解釈が与えられたりはしないだろうか。
もちろん、このときの作品のように「どうとでも見た人が勝手に解釈してくれていいですよ」でも面白いけどもw
オズの国は本当に行ったり来たりできる実在の「場所」だと思うのか、実在するとしてこの世界とは関係ないのか
それともパラレルなのか、はたまたドロシーの脳内にある「空想世界」なのか。
どの仮説も説明はできるが、証明ができない。
まぁ案外現実世界っていうのがそういうものなのかもしれないけれど。


この映画を見てみたい人は、まずVHS作品も扱っている大きなレンタルビデオショップはいかがでしょうか。
ええそうです、BigBenの2階とかですね。(ローカル)

トレーラー



2015/8/10 追記
なぜか、こんな古い映画なのにアクセスが集中しつつあったので、調べてみたところ
「30th Anniversary Edition」なるBlu-rayが発売されたようだな!! 2015/8/2に!
これを機に見られるかもね!! リージョンの問題がなければ…
今のところは、日本のAmazonで買えるのって輸入品(日本語吹き替え・字幕等なし)と、中古のVHSだけなのだが、
30周年記念の日本語版は出るのかなぁ?