ちょい前にツイッターでも数回告知ツイートしてたんですが、
囚人Pさんが作っているフルボイスのシナリオゲームにCV参加させていただいております。

「囚人」「紙飛行機」という二つのボカロオリジナル楽曲に関連する
囚人前後史シリーズという一連の企画の一部ゲーム化という感じ。
前後史シリーズについては特設サイトがありますので、詳しくはそちらをご覧ください。

そして、そのゲームの告知動画あがったよー!!


動画は「三重の人」さんが超短時間で作ってたよ!
さすがとしか…



そして、去る12日、都内に音声収録に行ってきましたー!
東京たわわが見えるあたりに行ったよ!

台本と全シナリオは事前に全て受け取って、一度宅録もしてあったので
話の流れとセリフの要点?というかどういう意図のセリフかはつかんであるのですが、
やはり、現場で演技して、それをプロデューサーに聞いてもらってディレクション受けてリテイクをするのが
一番クライアントの意向に沿った演技になるってのは事実。
今回、スタジオ収録は人生2度目でしたが(先日の痛ロードが1回目だから案外すぐ2回目がきたね)
もう1回目でスタジオ収録がどういうものなのかっていうのはわかったので、
そのあたりは安心、というか、すぐ作業に入れました。

着いたときには、前日に収録を終えていたコゲ犬さんと、その日の午前中に収録を終えた
龍波しゅういちさんのお二人がCVとしてはいらっしゃいまして。
それからこの企画の統括の囚人Pと、とっくさん。
あとスタジオのスタッフさん方にも挨拶させていただきましたー!
ここでも「痛ロード」のときみたいに「世間狭い事件」が起きましたww
なんでどこ行っても知り合いか知り合いの知り合いしかいないし。

収録全体としては楽しかったです。なんだかんだいってスタジオ収録はやっぱり楽しいですし。


私のセリフは97個で、キャラクターとしては「お母さん役」ということになりますね。
これは、今回も共演させていただいている転少女さんが、お母さん役CVを捜している囚人Pに
「赤ずきんちゃんがずきんを脱いだようです」の動画を見せたことでご推薦頂いたという。
それで囚人Pがこの人に頼んでみようってことで、私は転少女さん経由でまずはお話を頂きました。
お母さん役なんて、その赤ずきんちゃん動画以外で演じたことがなかったので今回2人目ですけども…
いいのか、私の声で…っていうのがね、どうしてもあって。
油断するとすぐ少年化するもので。
実際収録中も度々ドスの利かせ方を間違えて「イケメンですね。」って言われてリテイク、みたいなことがあったしw

収録中、別の忙しい演者さんがちょっと割り込みで数セリフ収録にきてその間私は中断・休憩しましたが
合計では2時間強録ってたんだっけ?
正直収録は時間感覚全然働かないからわからないww
とにかく、いろんな声出した…こんなにいろんな表情見せるキャラあまりいないんじゃないか?ってくらいに。
特に苦戦したのは、「ほんわかお母さんらしくふわっと喋ってください」という指示が出ると
声のトーンが上がり気味になって「そのままの演技で年齢を5歳上げてください」みたいな指示に変わるという
これを数回やらかしたwww
かと思うと豹変もするし。絶叫もするし。
だから短時間で結構NP使ったし演技も試行錯誤だったー。
少なくとも「単純明快なキャラ」ではなかったので難しかったよ!
1回のテイクでOKが出たセリフなんか数えるほどだったよ。5個あったかないか。
他の演者さんも勿論そういう感じで時間かけて囚人Pが納得いくまでテイクを繰り返すので長時間かかってた。
コゲ犬さんは私の倍の数のセリフがあったから6時間収録してたといってたww
でも私の方も、「え?今のでいいの?もうちょっと突き詰めたい」と思うと自己リテイク申告してたので
更に時間がかかったーwwうわーん、ごめんなさい。

そのあと仕事帰りの海斗さんが来て収録をしている間に、色紙にレタリングして遊んでいました。
海斗さんに至っては、さりげない一言だと思われる、とあるセリフに32テイクとか…ww
あーじゃないかな、こーじゃないかな、ってやり直しているうちにどんどんドツボに嵌って
「ちょっと別の録ってからもう一度ここに戻ってきましょう」ってなったみたいだし
かなりそこは苦戦していたなあ。
スタジオの外の廊下にいても、ほんとに何度もそのセリフが聞こえて、
聞いているこっちがゲシュタルト崩壊起こしかけたくらい。
これも囚人Pのこだわりの為せる技だと思うし、むしろディレクションは脚本を書いている
囚人Pにしか出せないからしょうがない。
囚人P本人が「ちょっとこれどう説明したらいいかわからないんですけど」と言いながらリテイク指示出すので
「それはわからないよ!w」と龍波さんやコゲ犬さんが言ってましたがw
そういうのを、こっちが「こういうことかな?」と繰り返しやってみて、「近くなった」「遠ざかった」という
試行錯誤を繰り返す感じでしたw
あまりにリテイク数が多いときもあるので、コゲ犬さんやとっくさんが
「囚人は鬼畜」
とも言ってましたね!w鬼畜Pに改名か…
私は別に、何回リテイク出ようが気にしないんですが。
ウェブでやるボイスドラマとかでも、企画者の方が、つまりクライアントが
納得するまでリテイクするのがこっちの仕事だと思うし。
そもそも、同じセリフであっても、読んだら読んだ回数分の種類の音声ができるわけで。
人間には全く同じテイクなんて逆に出しようがないんですよ。
30回言ったら30種類ですよ、それは。
だから何度でも「これだ」ってなるまでやるしかない。
歌もそうだけど。
そうして、どうしても時間的に問題が、とかなったらその中で最も「これだ」に近いものを探る妥協の作業が始まるだけで。
だから時間があるなら、突き詰めてやれるだけやればいいと思うんですよ。
幸い喉の調子も通常通りでしたので、どんなに叫んでも次のセリフではまったり声出したりもできたしw
とにかく、言われたことに応えるって意味では、やれるだけのことはやったよ!!
キャラに対する自分のイメージがどうであれ、作った人のイメージに近づけていかないといけないわけだしさ。
囚人Pが「それだ!」ってなったら、「それ」なんだよ!ww

ゲームの特設サイトもあります。
夏コミに向けて鋭意制作中です。どうぞヨロシク。



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テレビを見なくなって久しいけれど、タレントの上原美優さんが自殺したニュースがショックだった。
取り立ててよく知るタレントさんということでもないけれど、ニュースを読めば読むほど辛かった。

周囲の芸能人たちが各々「明るく元気だった」「悩んでいたなら話を聞いてあげたかった」と漏らし
当人のブログでも直前の5/10夜に悩みを吐露する記事を上げている。(記事


ニュース記事によれば

  所属事務所によると、上原さんは10、11日はオフだった。
 11日夜、Aさんは上原さんと一緒だった。上原さんから「1人になりたいから、2時間ほど席を外してほしい」
 と言われたという。Aさんは上原さんの自宅を出て約束の2時間後の12日午前2時過ぎ、外から電話した。
 その際に電話がつながらなかったことから異変に気付き現場に駆け付けたという。


  鹿児島・種子島出身。10人きょうだいの末っ子として生まれ、
 大家族貧乏アイドルとしてブレークした。現在レギュラー番組はテレビ、ラジオで4、5本の仕事を抱えていた。
 亡くなった12日も、仕事が2本入っていたという。事務所では「週に1〜3日休みがあり、
 きついスケジュールではなく、いいリズムで仕事ができていたはず」と説明するなど、仕事は順調だった。

  一方、精神的には不安定な面があった。
 20歳の時、恋人に振られ、自殺未遂した。昨年3月に母親が死去。事務所によると、
 「お母さんのために」と芸能界で頑張ってきたことから、落ち込んでいたという。
 3月11日に東日本大震災が発生。事務所では、震災が不安定な精神状態にさらに拍車をかけたものとみている。

  亡くなる直前は不安定な精神状態だった。最後に更新した10日付のブログでは
 「恋多き女だった私が、恋の仕方も、恋愛の仕方も、リアルにわかんなくなってる。てか完全に焦ってるな私」などと、
 恋愛に悩む胸中をつづっていた。事務所は「交際は知っていたが、結婚の報告はなかった。
 亡くなる直前も別れ話などはなかったと聞いています」と、恋愛関係のもつれは否定している。

  上原さんの父親によると、自殺を図る前日の午前11時半ごろ父親と電話で話し「種子島に帰りたい」
 「お母さんのところに行きたい」などと訴えたという。
 その後、同日午後10時ごろに再度話した際には「もう大丈夫。仕事に行くから」と話していたという。
 現場からは遺書のようなものが見つかったが、殴り書きの状態で解読できないという。

とのこと。

それだけでなく、こういったゴシップ?記事もあるところを見ると
心の健康状態を保つのにかなりコツが要ったと想像する…。
過去のことってひきずりたくないことのほうが当然ひきずるし、それ以外に現実が押し寄せてくるから
何かを引きずっていると、それは、現実から攻撃を受けたときに絶対にダブルパンチになるというハンディキャップと化す。

具体的に何があったのかは当事者にしかわからないけれど、具体性を持って相談できる相手がいなく、
追い込まれていったと思う。


急に話が逸れるけれど、中学の頃、つまり私の中二病時代だけど、一時期カウンセラーになりたいと思ったことがあった。
それで大学は心理学系に進もうと考えていた。
それから、すごく強くなりたいと思っていて、強くならなければやっていけないと信じていて、
今思い返すと、その強さって言うのはもっと噛み砕いて言うなら
「人に元気と勇気を与える力」
のことだと最近漸く言語化できた。

そんで結局、「カウンセラーをやることでも、人に元気と勇気をあげることができるかもしれないけれど
その力があるならまずは身近な人に対して発揮できればいいじゃない」って思って
周囲の孤立している子とかと積極的に「一緒に楽しいことしようぜ!」っていうノリになっていった。
いじめられてる人って、いじめる側から言わせれば虐められる方に原因があるんだろうけど
そしてそれもどういうことか想像はつくけど、それでもいじめる側には混ざりたくなかったしね。


まぁそれはともかく、強さの話に戻るけど、人に元気と勇気を与え続けながら寿命まで生き抜く人っていうのは
と て つ も な く 強 い

人に弱さを見せないことが大前提だからね。
そうすると人の弱さも背負いながら、自分の弱さも背負いながらになる。

タレントさんは、基本強いよね。
多くの人前に立つのが前提で、人に元気と勇気を与えてる。
じゃ自分の弱さはどこでどうするのってなったときに、ほんとのほんとに強いごく一握りの人にしか
それを隠し通して生き抜くことはできない。
残念ながら普通人間はそんなに強くできてない…!!

ここ一年私もロクなことがなくて、過去を振り返ってダメージを受けて、現実にも嬲られ続けて(地震も含めて)
相当精神的に疲労が蓄積していたから、上原さんの自殺に関しては読むたびいちいちグサっときた。
他人事として読めないというか。


自殺についてはよく記事に書いているけど、今回もかなり考えた。

mixi日記を少し読んで回ったら「簡単に死ぬなよな」なんて、日記もあって
絶対、断じて、簡単ではないはずだ、と思った。
私も色々な自殺願望へ至る思考プロセスを知っているから、そこにどれだけの葛藤と
実際死のうとするときに必要とするエネルギーがあるかはわかるし、
だから結果として今も生きるほうを選び続けているともいえる。
(多分私より精神的に打たれ弱い人が私の人生をリプレイしたら軽く4回は自殺ポイントを通過する)

本当に自殺してしまう人は、体より先に心が殺されているから体が死ぬのは後追いに過ぎない。

心は「死んで楽になりたい」とか「死ねばこれ以上人に迷惑をかけない」とか
もはやそういう次元ではなく、「どうやって死のうかな」これしか考えていない状態になる。
もう死ぬことはいつの間にか自分の中で決められていて、手段を選ぶことだけに思考力を使う。
心が死ぬってこういうこと。


ある程度の強さを持っていて、人に元気や勇気を与えている人でも
その人自体の心がいつ何をキッカケに死ぬかはわからない
ということを、多分、皆知らないか、忘れがちだと思う。
それは常に隠れているものだから、とても気づきにくいもので
隠している方も隠すのが普通になっているものだからね。
しかも、隠さないで思い切って表に出してみたら距離を置かれたりして
余計に心の殻が硬くなる。
そうすると、殻で覆われたまま、周囲が知らないうちに心が死ぬ。
ちなみにこの殻は中から破るのは外から壊すのより困難なんだよ。


あぁ、私はできれば、そういった人と自分の殻をぶつけあって壊しあって生き合いたい。
身近な知人にも二人自殺者が出ているから、余計にそう思うし
そうしなければ私もいつか自決しそうで時々ぞっとする。
こういうニュースをみたときなんかにね。


ちなみに、報道ができるのはこういったことみたいだね。(再掲)
「自殺を予防する自殺事例報道のあり方について」のWHO勧告(2000年)

1)やるべきこと
・自殺に代わる手段(alternative)を強調する。
・ヘルプラインや地域の支援機関を紹介する。
・自殺が未遂に終わった場合の身体的ダメージ(脳障害、麻痺等)について記述する。

2)避けるべきこと
・写真や遺書を公表しない。
・使用された自殺手段の詳細を報道しない。
・自殺の理由を単純化して報道しない。
・自殺の美化やセンセーショナルな報道を避ける。
・宗教的、文化的固定観念を用いて報道しない。


テレビでコメンテーターが自殺するのは悪いことだとか、無責任だとか言うけど、
その原因を取り除くということは放棄しながら、善悪の理屈で以って誰かの自殺を止めるなんてできない。
自殺する人にとって、自殺が悪いことだなんてことはもはや関係ないからね。
「自殺するのは悪いことだよ!だからするな!」
ただこれだけじゃ自殺を考える人の心は動かないよ。
もちろん美化もダメだけど。

「今が苦しくてもいつかいいことがきっとあるから頑張れ」
これも、努力を強要するだけだしね…
いいことがある保証を誰もできないから、根拠のない励ましになる。


上原さんと、自殺について、しばらく想いを馳せる、ということが
鎮魂の祈りとなりますように――